米スポーツサイトのブリーチャーレポートは15日(日本時間16日)、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)の「移籍先トップ10ランキング」を掲載し、1位ドジャース、2位パドレスは予想通りだった。しかし、ダークホースも浮上している。

 10位のレイズは若手選手の育成に定評がある。国際ボーナスプールは最高額の755万5500ドル(約11億6200万円)。「投手陣の実績に魅力を感じる可能性もある。レイズは防御率でア・リーグトップ3の常連だ」とした。ただ、本拠地球場がハリケーンによって屋根が破壊されたため、25年シーズンは当面の間、近郊にあるヤンキースのキャンプ施設を仮の本拠地とすることが決まっており、「魅力に欠ける」と付け加えた。

 9位はホワイトソックスから左腕のクロシェットを獲得したレッドソックス。「まだ先発投手を探している。ブレスロー編成本部長が築き上げた投手陣の基盤に満足するかもしれない」と指摘した。

 8位はドンブロウスキー編成本部長が「大変興味を持っている」と公言したフィリーズだ。「最近の実績を売りにして売り込むかもしれない」とした。7位はレンジャーズで「日本で佐々木のスカウティングを行ってきた」と実績を強調。

 6位はジャイアンツ。本拠地オラクル・パークは投手有利だ。しかし、マイナーの育成システムは「MLBワースト1位」であることから「売り込みは難しいかもしれない」と懸念した。

 5位ヤンキース、4位カブスと続き、3位はメッツ。「これから上昇していくチーム」で、「メッツが東海岸のドジャースになるという現実的なシナリオもある」と説明。だが「それでも、もし佐々木が密かに西海岸を好むのであれば」とまとめた。

 佐々木が何を重視するかで移籍先は決まるだろう。交渉期限の来年1月23日東部時間午後5時(同24日午前7時)まで目が離せない。