大阪発5人組ロックバンド「Novelbright」が生歌を披露した17日放送のTBS系「CDTVライブ!ライブ!」で、思わぬ騒動が起きた。

 アニメ「弱虫ペダル LIMIT BREAK」(NHK総合)のオープニング曲「ラストシーン」を披露。しかし、ボーカルの竹中雄大(27)が音程を外す場面があり、ネット上では「こんなに下手だった?」「放送事故」などとツッコまれた。ほかにも厳しい意見が多く、バンド名がツイッターのトレンド入りする事態になった。

 竹中もパフォーマンスに納得がいかなかったようだ。同日にツイッターで「ライブ続きだからとか長距離移動が多いからとかそんな言い訳きかないくらいクソみたいな歌ですいませんでした」と謝罪。「自分が情けない。ただただ悔しいです。出直してきます。CDTVライブライブ観てくれてありがとうございました」と感謝もつづった。

 ボーカルがその歌唱をめぐって炎上し、謝罪までするケースはないように思われるが、そうでもないという。音楽関係者の話。

「竹中さんは超ハイトーンが特徴的。なかなか出せない音域で『歌がうまい』との声も多いのですが、高音を強調した難曲では本人が歌いこなせない場面もあり、そのたびに必ず『歌が下手』などと批判が殺到する。竹中さんはそんな状況を今回、打破しようと臨んだといいます。でも、結果的にうまく歌えなかった。悔しいでしょうが、素直に謝罪したのはそんな背景もあります」

 竹中はボーカルだけではなく、多くの楽曲の作詞・作曲を手掛けるフロントマンであり、やはり目立つ。

「他のメンバーがおとなしいということはあると思いますが、どうしても竹中さんの発言が多い。熱く思いを語りすぎることもあり『ナルシスト』とアンチから叩かれる状況が生まれている」(同)

 謝罪ツイート後、竹中は再び投稿。「俺はアーティストだ。いい経験も悪い経験も全部音楽に変えていく。それで沢山の人の心を動かして行くんだ。こんな夜は曲でも作ろう」と前を向いた。