shrine
「shrine」の意味
「shrine」とは、神聖な場所や聖域を指す言葉であり、特に宗教的な意味合いが強い。一般的には、神や神聖なものを祀るための建物や構造物を指す。日本では神社が典型的な例であるが、他の宗教や文化においても、聖地や聖堂などが「shrine」として扱われることがある。「shrine」の発音・読み方
「shrine」の発音は、IPA表記では /ʃraɪn/ となる。カタカナでのIPA読みは「シュライン」であり、日本人が発音するカタカナ英語では「シュライン」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「shrine」の定義を英語で解説
A shrine is a sacred place or a holy site, often dedicated to a specific deity, ancestor, hero, martyr, saint, or similar figure of awe and respect, where people come to perform various rituals and ceremonies. Shrines can be found in various settings, such as churches, temples, cemeteries, or in the home, and can be a simple altar or an elaborate architectural structure.「shrine」の類語
「shrine」に類似する言葉として、「sanctuary」や「holy place」がある。これらの言葉も神聖な場所や聖域を指すが、「shrine」が特定の神や神聖なものを祀る建物や構造物を指すのに対し、「sanctuary」や「holy place」はより広範な意味での聖地や聖域を指すことが多い。「shrine」に関連する用語・表現
「shrine」に関連する用語や表現として、「pilgrimage」や「relic」がある。「pilgrimage」は、宗教的な目的で聖地や聖堂を訪れる旅行を意味し、「shrine」がその目的地となることが多い。「relic」は、聖人や宗教的な人物の遺物や遺骨を指し、しばしば「shrine」に納められて崇拝される。「shrine」の例文
1. The shrine is dedicated to the goddess of fertility.(その神社は豊穣の女神に捧げられている。) 2. Many people visit the shrine to pray for good health and prosperity.(多くの人々が健康と繁栄を祈願するためにその神社を訪れる。) 3. The shrine is an important cultural and historical site.(その神社は重要な文化的・歴史的な場所である。) 4. The shrine is surrounded by a sacred grove of trees.(その神社は神聖な木立に囲まれている。) 5. The shrine houses a relic of the saint.(その神社には聖人の遺物が納められている。) 6. The shrine attracts thousands of pilgrims every year.(その神社は毎年何千人もの巡礼者を引き寄せる。) 7. The shrine is a symbol of the local community's faith.(その神社は地元の信仰の象徴である。) 8. The shrine has a long history and many legends associated with it.(その神社には長い歴史と多くの伝説が関連している。) 9. The shrine is a popular destination for tourists seeking spiritual experiences.(その神社はスピリチュアルな体験を求める観光客に人気のある目的地である。) 10. The shrine is known for its beautiful architecture and serene atmosphere.(その神社は美しい建築と静かな雰囲気で知られている。)聖堂
東アジア文化圏における聖堂
聖堂(せいどう)とは、聖人、君子を祭った祭礼の場、祠、廟である。中国では、聖人と称えうる政治家、軍人、為政者なども廟に祭られる。孔子廟、関帝廟など。国内では、横浜や神戸、長崎の中華街にも見られる。また、日本文化の中での重要な聖堂としては、湯島聖堂がある。
キリスト教の聖堂
転じて、聖堂(せいどう)はキリスト教での礼拝施設の名称で、ミサ・聖体礼儀や種々の典礼儀式が行われる建物のこと。特定の信徒共同体(教会)の拠点として用いられる点で、個人宅や施設に付属し信仰共同体とつながりのない礼拝堂とは区別される。カトリック、正教会、聖公会などの教派でこの名称を用い、プロテスタント教派では相当する施設を教会堂等と呼ぶことが多い。
カトリックでは、地方の教会(教区)の中心で教区を治める司教が司式するための着座椅子(司教座)が置かれる聖堂を司教座聖堂という。同様に正教会・聖公会では主教が司式するための着座椅子が置かれる聖堂を主教座聖堂という。カトリック・聖公会では、司教座聖堂・主教座聖堂は大聖堂とも呼ばれる。
ある建築を聖堂として使うためには、多く特別の儀式を要する。これを献堂式、聖堂成聖式などという。
日本のカトリック信徒は、会話の中で半ば指示代名詞的に特定される(現在話題の)聖堂のことを「御御堂(おみどう)」と呼ぶことも多いが、これはあくまでも話し言葉に限られる通称のようなもので近年は本来の「聖堂」と呼ぶこともある。他教派ではカトリックの聖堂を指してはこの用法に準拠するが、自派の施設には適用しない。
信徒共同体を本来意味する「教会」の語も、俗には、聖堂を指すものとしてしばしば用いられる。
しばしば聖堂は聖書中の事件・聖人などを記憶(記念)し、捧げられる。たとえば「サン・ピエトロ大聖堂」は使徒ペトロを記憶する。「復活大聖堂」はキリストの復活を記憶する。聖人崇敬を行う教派にあっては、聖堂が捧げられた聖人はその堂の守護聖人となる。そしてその聖人(出来事を記憶する場合はその出来事のための記憶日)の記憶のための祭が、その堂の堂祭となる。
東方教会においては、聖堂は必ず東を向いて建てられる。この制限は最初西方でも尊ばれていたが、その後あまり省みられなくなった。
大規模な聖堂には、複数の礼拝施設を内部ないし外部付属設備としてもつものがある。これを「小聖堂」や「(小)礼拝堂」といい、聖堂本体を使うほど規模の大きくない礼拝などに用いられる。
多くの聖堂には、礼拝用空間に隣接または近接して事務所や信徒の集会施設、司祭の居住施設が設けられる。納骨堂が設けられることもある。日本には多くないが、墓地が付属することもある。
関連項目
外部リンク
- かたち-正教会の手引き 日本正教会(聖堂の項)(ウェブアーカイブ) - 日本正教会における聖堂の説明
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