[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

焙炉とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 工業 > 加工 > > 焙炉の意味・解説 

ほい‐ろ【×焙炉】

読み方:ほいろ

《「ほい(焙)」は唐音

製茶用の乾燥炉。もとは木の厚手和紙張ったもので、蒸した炭火乾燥させながら揉(も)んだ。《 春》「家毎に—の匂ふ狭山かな/虚子

製パン工程で生地発酵させるときに用い保温装置


焙炉

読み方:ホイロ(hoiro)

をつくる時の乾燥


焙炉

読み方:ホイロ(hoiro)

物を乾かすなどに用いる具。


焙炉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 03:07 UTC 版)

焙炉(ほいろ)とは、対象物を下から弱く加熱して乾燥させつつ人が対象物に手作業を加えられるように工夫された一種の作業台である。碾茶手揉み茶の製造、養蚕におけるの乾燥などに用いられる。

構造

古くは熱源に予め火をおこしてを被せたが用いられ、その上に直接などで造られた格子や籠(かご)などを置き、更に焙炉紙と呼ばれる厚手の和紙を置いて使用していた。現在では畳一畳ほどの広さの金属製の箱を電熱プロパンガスの炎などで直接加熱するか、その箱の中に加温した湯を循環させる方法などが一般的であり、表面の温度は40℃から50℃程度に保たれるようになっている。

歴史

その起源は明らかではないが、焙炉の呼び名は南北朝時代1376年に成立した『新札往来』に見えるのが最古とされている。ただこの当時の焙炉の仕組みや、何に使われたかは不明である。

戦国時代に来日したポルトガル人宣教師ジョアン・ロドリゲスの『日本教会史』によると、焙炉は「宇治における碾茶の製造の際、蓋の無い深い木製の箱の中に炭をおこし、その上に竹の格子、更に厚手の紙を敷き、蒸した茶葉を広げて焦がさないよう絶えず紙を動かしながらゆっくりと炙るもの」とされている。

養蚕への利用は元禄年間まで下り、日本最古の養蚕の手引書と言われ元禄15年(1702年)に津軽藩茶道役であった野本道玄が著した『蚕飼養法記』に記述が見られるのが最古である。

煎茶手揉み茶)に焙炉が何時頃から使われるようになったかは必ずしも明らかではないが、煎茶碾茶と異なり茶葉を捏ねたり、押し潰したりする工程があるために頑丈な焙炉が必要であり、日本にから煎茶が伝えられた江戸時代初期以降、に代えての格子を使うなどして改良が施され用いられたと考えられる。




焙炉と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「焙炉」の関連用語

1
100% |||||


3
デジタル大辞泉
78% |||||


5
儀助煮 デジタル大辞泉
52% |||||

6
デジタル大辞泉
52% |||||

7
緑茶 デジタル大辞泉
52% |||||




焙炉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



焙炉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの焙炉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS