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刻とは? わかりやすく解説

きざ【刻/段】

読み方:きざ

きざみつけた筋。きざみめ

「引かかるよう、—が入れてあるのじゃから」〈鏡花高野聖


こく【刻】

読み方:こく

[音]コク(呉)(漢) [訓]きざむ

学習漢字6年

刃物切れ目入れる。きざむ。「刻印印刻陰刻彫刻篆刻(てんこく)」

版木に彫る。書物刊行する。「板刻復刻覆刻翻刻

身をきざむようである。きびしい。「刻苦刻薄/深刻」

水時計のきざみ目。「漏刻

時間。「刻限刻刻一刻時刻先刻即刻遅刻定刻夕刻

昔の時間の単位。「下刻上刻

名のり]とき


こく【刻】

読み方:こく

きざむこと。彫りつけること。

(「剋」とも書く)旧暦時間および時刻単位漏刻漏壺(ろうこ)内の箭(や)に刻んである目盛りから。

一昼夜48等分した一。一時(いっとき)の4分の1

一昼夜100等分した一。1日一二時(とき)とし、日の長短によって差はあるが、平均して一時は8刻3分の1にあたる。春分秋分昼夜50刻、冬至は昼40刻で夜60刻、夏至はその逆となる。

一昼夜12等分した一。午前零時を子(ね)の刻とし、以下順次丑(うし)の刻、寅(とら)の刻のように十二支配する。時(とき)ともいう。1刻をさらに四つ分け丑三つなどといい、また、1刻を上・中・下に3分し、寅の上刻、寅の下刻などの言い方をする。不定時法場合は、昼(夜明けから日暮れまで)と夜(日暮れから夜明けまで)をそれぞれ6等分する季節によって昼夜の長さ異なるため、昼と夜一刻長さ異なる。

[補説] 書名別項。→刻


こく【刻】


読み方:コクkoku

時間の単位基準


作者李良枝

収載図書ナビ・タリョン
出版社講談社
刊行年月1989.3
シリーズ名講談社文庫

収載図書李良枝全集
出版社講談社
刊行年月1993.5

収載図書在日文学全集 第8巻 李良枝
出版社勉誠出版
刊行年月2006.6


作者林守

収載図書おやじの背中短編小説集
出版社徳孤書房
刊行年月2007.12


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/20 16:32 UTC 版)

(こく)は、漢字文化圏で使用される時間時刻の単位である。様々な長さの「刻」があり、同じ時代の同じ地域でも、複数の「刻」が並用されていた。1日を何刻に分けるかが同じでも、定時法と不定時法の違いもある。

「刻」という名称は、漏刻(水時計)の刻み目に由来する。

中国

1日=100刻

中国では前漢の時代に1日100刻制が確立した。1日は86400なので、1刻は864秒(14分24秒)である。紀元前6年の一時期と8年 - 23年)は120刻制、507年 - 544年に96刻制、梁からにかけての544年 - 563年は108刻制を採用したが、それ以外の時期は、末期の1628年まで100刻制を採用していた[1]

時刻の単位には、ほかに1日を12等分して夜半(23:00-01:00)を「子」として順に十二支を順に振る十二時辰があった。1時辰は2時間に相当し、100刻制では1時辰は8 13刻に相当する。

1日=96刻

末期の1628年に西洋の時法が導入され、12で割り切れる96刻制(1刻はちょうど15分)に改められた[1]でも引き続き採用され、中華人民共和国となった現代でも、15分を表す単位として用いられている。

96刻制では1時辰は8刻にあたる。1時辰を初刻と正刻の2つの小時に分け、それぞれを4等分して「初初刻・初二刻・初三刻・初四刻・正初刻・正二刻・正三刻・正四刻」と呼んでいた。現代では15分を「一刻」、45分を「三刻」と呼ぶ(30分は「半」)。

日本

1日=100刻

日本では、100分割の刻は天文や暦学の分野で使用され、不定時法が採用されてからも等分のままであった。また、暦にも、100等分の刻で表した昼間の長さが記入されたものがあった。それによれば、春分・秋分には昼の長さが50刻、冬至には40刻、夏至には60刻となる。

1日=48刻

日本には、1を48等分する刻があった。すなわち、この1刻は30に相当する。48等分の刻は、時辰を4分割する一種の補助単位として使用され、「子の一刻」「寅の四刻」などと呼んだ。

日本では、12時辰は室町時代ごろから不定時法となり、季節によってその長さが異なるようになった。

1日=36刻

日本では、1つの時辰を上中下に3分する「刻」もあり、「子の上刻」「寅の下刻」などと呼んだ。

どの「刻」も、明治時代に西洋の時法が導入された後は使われなくなっている。

出典

  1. ^ a b 日本中世の日月食データの吟味と地球自転”. 2013年11月5日閲覧。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 23:10 UTC 版)

ニュータイプ」の記事における「刻」の解説

福井著した小説物語内では、宇宙世紀人間死者になり、〝全体〟一部になると、時を見ることができるとされる詳細にいえば、魂が肉体離れ、より高い次元、つまりは時が見え世界へ移行するのだと言う。これは福井が、アニメ『機動戦士ガンダム』においてララァ・スンアムロ・レイ殺害され今際の際、「時が見える」と言い残した場面根拠とした解釈である。このため小説不死鳥狩り』において死者となり〝全体〟一部となったリタ・ベルナルは、「刻」を見ることが可能であると描写されている。『不死鳥狩り』では、ヨナ・バシュタが「いつか命をもったまま、人間は刻を見られる日が来るかもしれないが、それは千年もしくは一万年後なのか?」と聞いたが、リタ・ベルナルから明確な返答返ってこなかった。 人間産まれて、生きて、肉の時間終えれば〝全体〟へと還ってくるという循環運動繰り返している。人間の心はこの循環運動に意味を見出そうとするが、〝全体〟はそれを見越してこの永久反復繰り返しているのかもしれない全ての人間高次存在へと進化し、「刻」を見られるその日が来るまで千年、何万年、何億年の時間かかろうと、それは〝全体〟にとっては並列見渡せる刻の積層でしかなく、その間積み重ねられ人間無念犠牲も星の瞬きほどの意味もないだろうヨナ・バシュタ推察している。 小説不死鳥狩り』では、サイコシャード準備出来ていない人類に「刻」を見せてしまう危険性から、ネオ・ジオング破壊するために〝全体〟フェネクス送り込んでいる。

※この「刻」の解説は、「ニュータイプ」の解説の一部です。
「刻」を含む「ニュータイプ」の記事については、「ニュータイプ」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 23:55 UTC 版)

発音(?)

熟語


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