空気不要のタイヤ、ブリヂストン開発 パンク心配なし
ブリヂストンは29日、空気がいらない新型タイヤを開発したと発表した。特殊な形状の樹脂を内部に張り巡らせた構造で、重さを支えている。パンクの心配がないほか、空気圧の調整などメンテナンスの省力化にもつながる高機能品として早期の実用化を目指す。
12月3日に一般公開が始まる「東京モーターショー」に出展する。通常のタイヤはゴムに空気を入れて空気圧で重さを支えている。「非空気入りタイヤ」は樹脂やタイヤ表面のゴムも含めて100%再生可能な材料を採用し環境性能も高めた。
すでに1人乗りの電動カートなどに使う場合に十分な乗り心地や静音性を達成したという。今後は耐久性などをさらに高め、自動車への実用化を急ぐ。