男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJTカップは28日に東京よみうりCCで開幕し、賞金王が決定する。

ランキングの上位6人までに可能性が残る混戦で、5年シードなどを得られる賞金王のビッグタイトルの行方に注目が集まる。

争いをリードするのは約1億1244万円で賞金トップの平田憲聖だ。26日に24歳の誕生日を迎えたショットメーカーは「1年間で一番うまかった選手のタイトル。ここまで来た以上、目指していきたい」と意気込む。

最終戦の賞金額は優勝が4000万円、2位で1500万円。賞金ランク2位の金谷拓実は平田と290万円弱の差につけている。今大会は昨年2位と相性が良く「自分で状況を変えることができる。今までやってきたことを信じて最後までやり切れば」と決意を込めた。

賞金3~6位の今平周吾、岩田寛、木下稜介、石川遼は優勝するしか逆転できる可能性はない。前週に今季2勝目を挙げ、賞金12位から4位まで浮上した岩田は初戴冠のチャンスといえるが「何も変わらない」と平常心を強調した。