自転車トラック種目の世界選手権第2日は17日、コペンハーゲン郊外で行われ、男子ケイリンで山崎賢人(31=日本競輪選手会)が優勝した。この種目で日本勢の制覇は1987年の本田晴美以来。「まだ優勝した実感がない。サポートしてくださる皆さんの思いに応えるというか、形としてしっかり残せたのは本当にうれしい」とかみしめた。

中野慎詞は7位、太田海也(ともに日本競輪選手会)は準々決勝で敗退した。

非五輪種目の男子スクラッチは窪木一茂(ブリヂストン)が制した。男子4000メートル団体追い抜きの日本(今村、児島、窪木、松田)は3位決定戦で敗れて4位だった。

女子スプリントでは佐藤水菜(日本競輪選手会)が18日の準決勝に進出。女子エリミネーションの内野艶和(日本競輪選手会)は11位だった。(共同)

◆山崎賢人(やまさき・けんと)21年世界選手権で男子ケイリン5位。アジア選手権は22年にスプリント、24年にケイリンを制した。長崎日大高、日大出。175センチ、77キロ。31歳。長崎県出身。