日本代表MF守田英正(29)が所属するスポルティング(ポルトガル)は、ホームでアーセナル(イングランド)に1-5と大敗した。今大会5試合目にして初黒星となった。なお負傷離脱中のDF冨安健洋(26)はベンチから外れており、日本人対決はならなかった。
守田は3-4-2-1の右ボランチで先発出場。アーセナルの右MFウーデゴール、右FWサカに引きずられ、下がってプレーする時間が多かった。チームも序盤から劣勢に立たされ、失点を重ねた。前半7分、右サイドバックのティンバーからの折り返しを左FWマルティネリに押し込まれて先取点を奪われた。
続けざまに前半22分、MFトーマスからDF背後を取ったサカがゴール前へワンタッチで、飛び出してきたGKイスラエルの股抜きパス。FWハバーツに流し込まれた。0-2。
さらに前半アデショナルタイムの46分、CKからMFライスが鋭く入れたボールをファーサイドへ走り込んだDFガブリエウに頭で押し込まれ、前半のうちに3点のビハインドとなった。
スポルティングは後半に入ると反撃した。2分、横パスを受けた守田がダイレクトでペナルティーエリア外から低い弾道のシュートを放つ。GKラヤにセーブされたがCKを獲得。同2分、このCKをDFゴンサロ・イナシオが左足ワンタッチで押し込み1点を返した。
しかし後半18分、ゴール前にボールを持ち込んだウーデゴールをDFディオマンデが倒してしまい、PKを献上。同20分にサカにキックを決められ、1-4とリードを広げられた。
後半28分にMFユルマンドがコントロールシュートでゴール右を狙ったが、ここもアーセナルGKラヤがファインセーブ。同30分にFWトリンコンが左足で狙ったボールが相手に当たりディフレクションとなったが、これもゴール枠をわずかに外れた。
守田は後半33分に交代し、ベンチに下がった。
その後も炎上は止まらない。後半37分、MFメリーノのミドルシュートをGKイスラエルがセーブしたが、こぼれ球を途中出場のFWトロサールに頭で押し込まれた。5失点目を喫した。
スポルティングは後半41分、カウンターからFWヨケレシュが勢い良くドリブルで持ち込みシュートしたが、左ポストに阻まれた。4点差を詰めることができず、このまま試合終了のホイッスルを聞いた。
スポルティングはアモリム監督がマンチェスター・ユナイテッドへ電撃移籍し、ジョアン・ペレイラ監督による新体制となって最初のCLで思いがけない4失点。通算成績は3勝1分け1敗となった。アーセナルも3勝1分け1敗で並んだ。