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やはり第5次中東戦争の開始か?イスラエル・イラン軍事的対立の行方と世界経済への影響=高島康司

イランのイスラエル攻撃が始まった。これから第5次中東戦争は始まるのだろうか?その可能性は高まっている。あらゆる情報を総合して、今後どうなるのか予想する。(『 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 』高島康司)

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※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2024年10月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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第5次中東戦争は始まったのか?

第5次中東戦争がこれから始まる可能性について解説する。

10月1日の夜、イスラエルがレバノンに地上侵攻を開始したという報道がメディアに殺到した。

イスラエルは、この作戦は「限定的」なものだと主張したが、一部では懐疑的だとする見方もあった。しかし、今のところは、軍がイスラエルに戻っているため、国境を越えての侵攻は比較的小規模なものにとどまっているようだ。

レバノンの治安当局者はロイターに対し、イスラエル軍の襲撃は国内にわずかな距離しか侵入していないと語った。ヒズボラの戦闘員との直接的な衝突はまだ限定的で、当局者は、イスラエルがベイルートに対して繰り返し空爆を行っているにもかかわらず、首都を標的とした大規模な作戦は「検討されていない」と述べた。

そのような中、イランは1日、イスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。これは、レバノンの親イラン派武装組織、「ヒズボラ」の最高指導者のナスララ師、ならびにその幹部たちの殺害、さらに7月31日に行われた「ハマス」の最高幹部、ハニーヤの殺害、そしてレバノンに対する軍事行動への報復攻撃である。

イスラエル側は180発を超えるミサイル攻撃を受け、防空システムで迎撃したと発表した。しかし、数発の極超音速ミサイルがイスラエルの防空システムを突破し、イスラエル中部と南部の軍事施設に着弾した。一定程度の被害が出ている模様だ。また、攻撃の対象となったテルアビブでは、迎撃ミサイルの破片で18人がケガをした。

報道よりも多いイスラエルの被害

イランの公式声明では、発射されたミサイルやドローンの80%が目標に着弾したとしているが、これは国内向けの声明であろう。一方、目撃情報と現地のジャーナリストの調査では、発射されたミサイルの12%がイスラエルの標的に命中したという情報もある。イスラエルの主要な3つの空軍基地に直撃し、相当程度の被害が出ている。また、大都市テルアビブの中心街が被弾した情報もある。

日本では報道されていない動画を掲載する。かなりの数のミサイルが実際に着弾しているのが分かる。イスラエル中部の空軍基地を直撃したと思われる動画だ。

このような攻撃に対し、イスラエルも報復を宣言している。ネタニヤフ首相は安全保障に関する会議の冒頭で「イランは今夜大きな過ちを犯した。その代償を払うことになる」と言明。「イランの政権は、イスラエルが自国を守ろうとする決意と敵に報復するという決意を理解していない」と述べた。

第5次中東戦争になるのか?

このような状況なので、これから第5次中東戦争とも呼べる大きな戦争が始まる可能性も否定できなくなっている。イスラエルのネタニアフ首相は、イランのミサイル攻撃に先立ち、9月30日、イラン国民に向けてビデオメッセージを出した。

Next: もう戦争は始まっている?ネタニアフ首相の発言が示唆すること

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