▲アンモニア発電システムのイメージ（出所：商船三井）
サービス・商品商船三井は23日、米アモジー（AMOGY）が開発するアンモニア発電システムの船舶利用、アンモニアのサプライチェーン構築に向けた覚書を傘下のMOLプラスを含む3社間で締結したと発表した。覚書の締結に合わせ、MOLプラスはアモジーへの出資を決めた。
商船三井がアモジーとの関係を強化するのは、アモジーがもつアンモニア発電システム技術の社会実装実現を支援するとともに、自社グループ運航船でアンモニア発電システムを利用したり、アンモニア発電システム搭載船にアンモニア燃料を供給したりといった「アンモニアバリューチェーン」の構築に向け、協業を検討する考えを反映したもの。
MOLプラスはアモジーが船舶やトラックの脱炭素化やGHG（温室効果ガス）の排出量削減に寄与することを期待し、今回の資金調達に参画することにした。
アモジーはすでにドローン（5キロワット）、トラクター（100キロワット）、トラック（300キロワット）でアンモニア発電システムの技術を実証済みで、向こう数年のうちにその技術を海上輸送や産業用発電で商用化していく計画だという。
▲アンモニア発電システムを実証した製品
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