米政権交代でもクアッド結束　「インド太平洋の安定に重要」―豪首相

　【シドニー時事】オーストラリアのアルバニージー首相は２０日、日米豪印４カ国の協力枠組み「クアッド」について、「共通の価値観に基づく国家間の関係だと確信を持っている」と述べ、１１月の米大統領選の結果、トランプ前大統領が政権を奪還する場合でも、結束は維持されるとの考えを示した。米フィラデルフィアに到着後、記者団に語った。

首相、米豪印と連携確認へ　最後の外遊、２１日から訪米

　アルバニージー氏は「クアッドはインド太平洋の平和と安定を実現するための重要な枠組みだ。平和と安定は自然に起きるものではなく、われわれが努力して達成しなければならないものだ」と強調した。同氏は２１日にバイデン大統領の地元ウィルミントンで開かれるクアッド首脳会議に出席する。