「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

・ハードディスク
・HDD
・内蔵HDD

について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ！」な人は適当に読み飛ばしてください。

ハードディスクは「パソコンさんの中身が入っている箱」です。
よく分からない人は収納BOXみたいなものだと思ってください。
ファイルなどのデータを保管しておくパソコンさんの部品です。



HDDは「ハードディスクドライブ」の省略表現です。
「ハードディスクと同じだと思って良いですよ」なやつです。



厳密に考えれば

ハードディスク：箱の中身（本体）
ハードディスクドライブ：箱の中身をいじるやつ

という違いがあります。

ハードディスクは円盤状の部品です。
箱の中で、ぐるぐる回転しているやつです。



ハードディスクドライブは、この円盤状の部品に対して読み書きするやつです。



ただし、最近のハードディスクは本体といじるやつが合体して1つの部品になっています。
ハードディスクであり、ハードディスクドライブでもあるのです。
よって、用語としては使い分けされていないのが実情です。

内蔵HDDは「そいつの一部として中に組み込まれているハードディスク」です。



以上を踏まえて

「内蔵HDD」を意図したであろう間違い

が「内臓HDD」です。



単純な変換ミスでしょうかね。

「内蔵」は「中に入っていること」的な意味です。
「内臓」は「心臓とか肺とかの臓器」です。

中に入っているHDDなので「内蔵HDD」が正解です。