ケンジントンロック
セキュリティワイヤーのことだよ
パソコンと机とかをつなぐワイヤーだよ
機器の盗難対策だよ
簡単に書くよ
ケンジントンロック(英:kensington lock)とは
「セキュリティワイヤー」のこと。
用語の中身としては
パソコンさんが逃げ出さないようにつけておく逃亡防止用の首輪
です。
……もう少し真面目に書くと
パソコンが盗まれないようにする目的でつける、パソコンと机とかをつなぐワイヤー
です。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「セキュリティワイヤー」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
セキュリティワイヤーを指す呼び名のひとつが「ケンジントンロック」です。
「セキュリティワイヤー」と「ケンジントンロック」の関係性は「ステープラー」と「ホッチキス」の関係性と似たようなものです。
ウソかホントか知りませんが「ケンジントン」という会社さんが、はじめてセキュリティワイヤーを売ったのだそうです。
その当時は「ケンジントンロック」という呼び名が一般的だったのでしょう。
ですが、他の会社さんも似たような商品を作ります。
ケンジントン社ではない会社が作ったのを「ケンジントンロック」と表現するのは、いろいろ問題がありそうですよね。
そこで一般名詞的な立場として「セキュリティワイヤー」という用語が登場しました。
……多分。
調べたわけではないので推測ですが、おそらく、そのような経緯だと思います。
ということで、セキュリティワイヤーとケンジントンロックは、物としては同じです。
好きな方で呼んであげてください。
以上が「セキュリティワイヤー」の意味を知っている人向けの説明です。
「セキュリティワイヤーって何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。
それでは、いってみましょう。
突然ですが、ピヨ太君がパソコンさんを使っています。
まだ使っています。
まだまだ使っています。
パソコンさんはピヨ太君に使われるのが嫌になったようです。
ピヨ太君が席を離れた隙に逃げ出しました。
ですが、残念。
ピヨ太君は、こっそりパソコンさんに首輪をつけていたのです。
パソコンさんと机がワイヤーでつながれていました。
これでは逃げられませんね。
この話に出てきた
パソコンと机をつないでいるワイヤー
が「ケンジントンロック」です。
パソコンさんが逃げ出すのを防ぐためにつけておく首輪です。
……というのが、半分ウソで半分ホントの説明です。
現実問題、パソコンさんは自力で動けません。
よって、パソコンさんが勝手に逃亡することは、ありえないのです。
ただし、誰かがパソコンさんを勝手に持っていくことは考えられます。
イタズラっ子のアクマ君が、ピヨ太君のパソコンを勝手にパクっていくかもしれません。
ケンジントンロックは、そのような事態(機器の盗難)を防止するためのアイテムです。
ちなみに、ケンジントンロックは情報漏えい対策にはなりません。
ハードディスクだけ引っこ抜いて盗めるからです。
お高いやつだったら、ハードディスク部分も固定してくれたりするみたいですけどね。
基本的には「機器本体」の盗難対策です。
あと、製品によっては、余計な機器を接続できないように穴をふさいだり、パソコンのケースを開けられないようにしたり、盗難防止以外の機能も付いているようです。
そこら辺のもろもろは他のところで調べてください。
一言でまとめるよ
まぁ「ケンジントンロック」って単語が出てきたら「パソコンと机とかをつなぐワイヤーなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「Kensington(ケンジントン)」は会社名です。
「lock(ロック)」の意味は「錠前」とか「錠をかける」とか「閉じ込める」とか「固定する」とか「動けなくする」とかです。
何となくくっつけると
ケンジントン社の錠前
となります。