URLフィルタリング
見せちゃダメなホームページを表示させないよ
URLをもとにして判断するよ
簡単に書くよ
URLフィルタリング(読:ユーアールエルフィルタリング 英:URL filtering)とは
見ようとしているホームページの住所(URL)を監視して、そのURLから見せて良いホームページかを判断し、見せてダメなホームページであれば遮断する行為や機能、仕組みのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「URL」と「フィルタリング」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
URLは「ホームページの住所」です。
ホームページの置いてある場所とかファイル名とかを示す情報です。
例えば
http://wa3.i-3-i.info/extension/index.html
というURLがあったとしましょう。
このURLは
「wa3.i-3-i.info」という名前のコンピュータの中にある「extension」という名前のディレクトリの中にある「index.html」という名前のファイル
を意味します。
フィルタリングは「通して良いデータのみ通すこと」です。
言い方を変えると「通しちゃダメなデータは通さないこと」です。
データを見て「ふむふむ、君は通って良いことになっているな。通れ!」や「むっ、おまえは通っちゃダメなやつだな。ここは通さん!」を判断します。
以上を踏まえて
URLが「見せちゃ『ダメ』だよ」リストに載って『いる』ホームページを遮断する
もしくは
URLが「見せて『良い』よ」リストに載って『いない』ホームページを遮断する
行為とか機能とか仕組みが「URLフィルタリング」です。
子どもに見せたくないエッチなホームページを遮断したり、仕事をサボってネットサーフィンしないように娯楽系のホームページを遮断したりするためのものです。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がインターネットを使って仕事をしています。
……と見せかけて遊んでいました。
エロエロ画像を見たり、ぴよぴよニュースを見たり、やりたい放題です。
それに気付いたピヨ太ママはピヨ子さんに監視させることにしました。
ぴよぴよニュースはともかく、エロエロ画像は見逃せません。
ピヨ太ママはピヨ子さんに、ピヨ太君がURLのどこかに「eroero」が付くホームページを見ようとしたらインターネットの線を引っこ抜くように指示を出しました。
ピヨ太ママの指示に従い、ピヨ子さんはピヨ太君が見るホームページのURLを監視します。
おっと、ピヨ太君がエロエロなホームページを見ようとしているようです。
URLに「eroero」が付いていました。
ピヨ子さんは、すかさずインターネットの線を引っこ抜きます。
結果、ピヨ太君のパソコンの画面にエロエロなホームページは表示されませんでした。
この話におけるピヨ子さんがやっていること、もしくは、ピヨ子さんに相当する機能や仕組みがURLフィルタリングです。
特定のURLのホームページを遮断する行為とか機能とか仕組みです。
「行為」「機能」「仕組み」のどれを指すかは文脈から判断してください。
URLフィルタリングの仕組みは、大きく2つに分けられます。
それは
1.見せてダメだよリストに載っている→遮断
2.見せて良いよリストに載っていない→遮断
です。
「見せてダメだよリスト」は「ブラックリスト」と呼ばれます。
ブラックリストは「ここに書かれている人はNGな人だよ」な一覧です。
1の「見せてダメだよリストに載っている→遮断」なやり方は「ブラックリスト方式」と呼ばれたりします。
「見せて良いよリスト」は「ホワイトリスト」と呼ばれます。
ホワイトリストは「ここに書かれている人はOKな人だよ」な一覧です。
2の「見せて良いよリストに載っていない→遮断」なやり方は「ホワイトリスト方式」と呼ばれたりします。
やり方の違いはありますが、URLフィルタリングの本質は
見せたくないホームページを見せない
です。
その判断基準としてURLを使うだけです。
なお、リストに登録するURLは、一般的にはキーワードで指定できます。
http://example.com
のように指定してURLが「http://example.com」のホームページを遮断することもできますが
eroero
のように指定してURLに「eroero」が付くホームページをすべて遮断したりもできるはずです。
技術の進歩と共に、あれやこれやの機能が付いたり、もっと細かい指定ができたり、あるいはソフトが自動的に見せちゃダメかを判断するようになったりもしていますけどね。
基本は今回説明した通りです。
一言でまとめるよ
まぁ「URLフィルタリング」って単語が出てきたら「URLを判断基準にした、見せたくないホームページを見せない行為・機能・仕組みなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「URL」は「Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケータ)」の略です。
「uniform(ユニフォーム)」の意味は「同形の」とか「一様な」とか「均一の」とかです。
「resource(リソース)」の意味は「資源」とかです。
「locator(ロケータ)」の意味は「位置を示すための装置」だそうです。
「filtering(フィルタリング)」の意味は「選別」とか「濾過」とかです。
何となくくっつけると
同形の資源位置を示すための装置を選別
となります。
■検索してみる?