UUID
IDだよ
いつでも誰でも作れるよ
作ったIDは世界中で重複しないよ
厳密には「重複する可能性が無視できるくらい小さい」だよ
「Universally Unique Identifier」の略だよ
簡単に書くよ
UUID(読:ユーユーアイディー)とは
いつでも誰でも作れるけど、作ったIDは世界中で重複しないことになっているID
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「ユニーク」と「ID」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ユニークは「重複しないよ~」を意味する用語です。
IDは「他の人と区別するための番号」です。
背番号みたいなものと言えば分かりやすいでしょうか。
便宜上「番号」と表現しましたが、文字列の場合もあります。
以上を踏まえて
いつでも誰でも作れるけど、作ったIDは世界中で重複しないID
が「UUID」です。
「Universally Unique Identifier(ユニバーサリー・ユニーク・アイデンティファイア)」の略で「UUID」ね。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「Universally Unique Identifier」を何となく日本語にすると「普遍的に重複しないよID」となります。[詳細]
UUIDは、いつでも誰でも好きなときに生成することができます。
「よーし、ボク、UUIDを作っちゃうぞ~」と思ったら、サクっと作れるのです。
そして、作り出したUUIDは、世界中を見渡しても同じIDが存在しません。
世界で1つだけのオンリーワンなIDになります。
そんなことは可能なのでしょうかね?
可能です。
実際のUUID生成の仕組みとは違いますが、全世界で重複しないIDの作り方の一例を書いておきますね。
あなたは今、地球上のどこかに存在します。
存在しますよね?
そして、あなたの存在している場所は緯度と経度で表現できます。
また、世の中には時間というものがあります。
時間は刻一刻と変わっていき、同じ時間が再度訪れることはありません。
それを踏まえて、あなたが「よし!IDを作ろう」と思ったとしましょう。
そのときの正確な時間とあなたがいる場所の正確な緯度・経度をくっつけてIDを作れば、それは全世界で1つだけの重複しないIDになります。
何故なら、人間というのは身体があるため、同じ瞬間、同じ場所に立つことはできないからです。
最低限、時間か場所のどちらかは、必ず違うものになります。
このように、思い立ったが吉日で好きなときに生成できるけど生成したIDは重複しないようになっているIDがUUIDです。
UUIDの具体的な仕組みや書式については、ここでは触れません。
専門的に解説しているところで情報を補完してください。
以上で説明を終わりま……あっ、そうそう。
1つ言い忘れていました。
話を単純化するために「重複しない」という言い方をしていますが、実際には重複する可能性があります。
可能性はゼロではありません。
ただし、それは、素振りをしていたら隕石が降ってきてバットの真芯に当たるくらいの確率です。
素振りをしていたら隕石が降ってきてバットの真芯に当たる確率がどれくらいなのか知らんけど。
「そんなこと現実に起こり得るかね?」な可能性の低さなので無視しているのです。
正確には「重複しないID」ではありません。
「重複する可能性はあるけど無視できるくらい小さい可能性だから重複しないことにして使っているID」です。
気が向いたら、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「UUID」って単語が出てきたら「世界中で重複しないIDなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「UUID」は「Universally Unique Identifier(ユニバーサリー・ユニーク・アイデンティファイア)」の略です。
「universally(ユニバーサリー)」の意味は「普遍的に」とかです。
「unique(ユニーク)」の意味は「唯一の」とか「一意的な」とかです。
「identifier(アイデンティファイア)」の意味は「識別子」とかです。
何となくくっつけると
普遍的に一意的な識別子
となります。