ソフトウェア開発キット(SDK)
ソフトを作る上で必要な物の詰め合わせだよ
中身は、プログラムの部品とか、開発するための環境とか、サンプルコードとか、技術的な説明資料とかが多いけど、物によって違うよ
「SDK」と表現された場合は「Software Development Kit」の略だよ
簡単に書くよ
ソフトウェア開発キット(SDK)(読:ソフトウェアカイハツキット 英:software development kit)とは
プログラムの部品とか、開発するための環境とか、サンプルコードとか、技術的な説明資料とか、その技術なり部品なりを使ってソフトウェアを作るために必要なあれこれを詰め合わせた物のこと
です。
詳しく書くよ
サクっと一言で説明すると
ソフトウェアを開発するためのあれこれが詰め込まれたキット(一式)
が「ソフトウェア開発キット」です。
「ソフトウェア開発キット」という表現を聞く機会は、あまり多くないと思いますけどね。
お仕事現場では「SDK」と表現されることが多いです。
「SDK」と表現された場合は「Software Development Kit(ソフトウェア・デベロップメント・キット)」の略です。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「Software Development Kit」を何となく日本語にすると「ソフト開発用の道具一式」となります。[詳細]
例えば、そうですね。
ピヨ太君が画期的なプログラミング言語「ピヨ言語」を開発したとしましょう。
このピヨ言語を使って、いろいろな人にいろいろなソフトウェアを作ってもらいたいです。
そこでピヨ太君は、ソフトウェア開発者のみなさんのために至れり尽くせりな環境を用意することにしました。
少しでも楽にピヨ言語を使ったソフトを作ってもらいたかったのです。
まずピヨ太君は、ピヨ言語で作ったプログラムを動かすために必要な環境を用意しました。
いわゆるひとつの「実行環境」ってやつです。
次にピヨ太君は、ピヨ言語で作ったプログラムのおかしいところを簡単に見つけられるプログラムを用意しました。
専門用語で言うと「デバッグツール(デバッガ)」ってやつです。
あとは、そうですね。
何もないところからプログラムを作るのは大変なので「例えば、こんなことができますよ」なサンプルプログラムも用意しました。
えーい、ここまで来たら出血大サービスです。
ピヨ太君が心を込めて書いた「ピヨ言語使い方ガイド」も付けちゃいましょう。
「これを読めば、あなたもピヨ言語マスター!」な資料です。
いよっ!太っ腹っ!
そしてピヨ太君は、これらの物を1つにまとめて配りました。
名付けて「これがあれば、簡単!確実!あっという間!ピヨ言語のプログラム開発便利道具一式詰め合わせセット」です。
……ネーミングセンスが最悪ですね。
もっとスッキリした言い方はできないのでしょうか。
気を取り直して、このピヨ太君の作った「これがあれば、簡単!確実!あっという間!ピヨ言語のプログラム開発便利道具一式詰め合わせセット」がピヨ言語のSDKです。
ピヨ言語でソフトウェアを開発する上で便利な物の詰め合わせセットですね。
SDKは、多くの場合、その技術なり部品なりの開発元が提供してくれています。
そして、物によって中身が違います。
ピヨ言語のSDKよりも、もっといろいろ入っている場合もあれば、もっと少ない場合もあるでしょう。
共通点は
その技術を使ってソフトウェアを開発する上であると便利な物
が入っていることです。
実際に何が入っているかは、ケース・バイ・ケースです。
一言でまとめるよ
まぁ「ソフトウェア開発キット(SDK)」って単語が出てきたら「ソフトウェアを作るときにあると便利なあれこれを詰め合わせたものなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「soft(ソフト)」の意味は「柔らかい」とか「軟らかい」とかです。
「ware」という接尾辞が付くと「製品」とか「商品」とか「~のソフト」的な意味になります。
「開発」は日本語ですね。
「kit(キット)」の意味は「(道具)一式」とか「一組」とかです。
何となくくっつけると
「柔らかい製品」開発の道具一式
となります。
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