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自動販売機

登録日:2018/04/09 Mon 23:30:00
更新日:2024/11/12 Tue 13:11:32
所要時間:約 6 分で読めます






◆◇◆いらっしゃいませ!お金を入れて好きな商品を選んでね!◆◇◆






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自動販売機の定義

自動販売機とは、金銭クレジットカード類、またはその他さまざまな対価となるものを装置に読み取らせることにより、
買い手の人物が商品を受け取る際に操作する機械の事を言う。
機械の設定次第では正規硬貨ではなく専用メダルやトークンで販売できる様に設定可能。*1

極端な話、メカメカしい機械制御である必要はなく、例えば100円硬貨を入れた重みで扉のロックが外れて開閉可能になり
そこから商品を手動で取り出す方式でも自動販売機である。
一方で農産物の販売で見られる機械も人も介さない、料金をBOXに入れて商品を持ち帰る商売方法は「無人販売所」等と呼ばれ明確に区別される。










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自動販売機の歴史

自動販売機の歴史は古代エジプト時代…つまり、紀元前にまでさかのぼる。
寺院で聖水を販売していた装置があったということが機械の仕組みまで含めて記された書物が残されている。
コインを投入すると、一定時間水道の栓が開き聖水を汲めたというものであった。

現存する最古の装置は1615年のイギリス製たばこ自販機。
日本では関ヶ原の戦いも終わり、ようやく江戸時代が始まったばかりのころである。
もっとも、当時の自販機は「煙草を収めている箱のロックが外れて蓋が開く(箱を再度閉めるのも手動)」という程度の機構だったため
商品の取り出しは当然手動。しかも金額に応じた数量だけを取り出せるようになっているわけでもなかったため
今風に言えば煙草一箱分だけお金を入れて、1カートン持ち去るということも不可能ではなかった。

日本では、豊臣秀吉京都の土産に「銭を持たせると動くからくり人形」を持ち帰ったという伝承があるので
技術的にはこの頃には作れたという説もあるが定かではない。
特許情報に確かな記録の残る日本最古の自販機は明治時代の天狗煙草という自販機らしい。

さて、時代は下って現代の日本の話をしよう。
日本では都会の街中はもちろん、電源がどこにあるのか不思議な田舎の農村でも自動販売機が一台もないところは稀と言っていいほど普及しているが、
他の国では治安等の問題から、治安がいい、あるいは警備の目が行き届く場所などの限られた場所に置かれているケースがほとんどで、
自動販売機をありふれたもの、身近なものとして認識しているのは実は日本くらいである。
そのため、日本に旅行に来た海外からの旅行者が、人気の有無に関わらず、割とどこにでも置いてある自動販売機を見て、
「なんでこんな(人気のない、あるいは警備している人間がいない)ところに自動販売機が置かれてるんだ?盗まれないのか?」と、
カルチャーショックを受けるのは最早お約束の光景である*2
あらゆる場所に設置されており、大量の飲料がストックされていることから、災害時などに所定の操作を行うことで無料で飲料を取り出せる仕組みのものも存在する。

話がそれました。

日本の自販機の種類、それは他の国の追随を許さぬほどバラエティに富んでいる。










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自販機の種類(メジャー編)


  • 飲料の自動販売機(ビン・カン・ペットボトル)
最もオーソドックスなもの。
各メーカー毎の自販機から、様々なメーカーの売れ筋を集めたもの、マイナーなメーカーの激安ドリンク寄せ集めや、缶入りお汁粉なんてものもある。
中には抽選システム付で「当たりが出たらもう一本」商品をただで得られる物も。
自販機によっては、温めた缶コーヒーと冷たいジュースを1台で同時販売してたりもする。
なお、日本最古の飲料自販機は明治末期ごろのものと思われる日本酒販売機であった。
下の汎用自販機とは別に、ドリンク用自販機でもサイズの近い他の商品も販売できるように改良して
ドリンクと一緒にソイジョイやカロリーメイトなどの軽食を売ったり
赤ん坊用紙オムツやおしりふきも併売する自販機が登場するようになった。

  • 飲料の自動販売機(紙コップ式)
コーヒーやジュースを紙コップに注いでくれるタイプ。
高速道路SA道の駅といったドライブインパチンコ屋などでよく見かける。
最近だと内蔵されたコーヒーミルで豆を挽いて一からコーヒーを淹れてくれるものも存在する。
飲み物を注ぐ工程が調理に当たるため、設置の際には食品衛生法に基づき喫茶店営業許可が必要だった。基本屋内でしか見かけないのもこのため。
「機械が自動で行うとはいえ食品を調理するから喫茶店扱い」だったが、
令和3年の食品衛生法改正により「 調理機能を有する自動販売機 」という実態に即した分類が新設された。
さらに機械内部を自動で洗浄消毒する機能の有無などで細かく分類されている。
日本で最初にホット飲料が売り出されたのは、この紙コップ式だった。
ただ、飲んだ後の紙コップのゴミ箱を併設しなけばならなかったりするのが難点か。

  • 飲料の自動販売機(コンベア式)
紙パック牛乳や紙パックジュース等を扱うタイプ。購入するとコンベアで商品が押し出されて落ちてくる。
瓶牛乳なども売られている場合があり、その場合衝撃を与えない様にリフト式機構が商品を受け取りに行くものもある。

  • 飲料の自動販売機(リターナブル瓶引き抜き型)
こちらは今や非常にレア。
コーラ等がずらりと納められており、金額を入れると1本引き抜けるタイプ。

余談だが、似た様な機構は、一部ホテルの冷蔵庫内に組み込まれている事が有る*3

  • ホットスナックの自動販売機
こちらも街中よりは高速のSAが発見しやすい。
紙コップ式飲料自販機と同様の理由で、こちらは飲食店営業許可が必要だった。
かつてはメジャーなものとしてニチレイの焼きおにぎりやたこ焼き、ポテトなどをレンジアップして販売してくれるものがあったが、2021年に引退している。

  • たばこ自販機
紙巻き煙草を1箱単位で扱う自販機。
昔はよくあったが、最近は減少傾向にある。
屋外に設置されているものはタスポと呼ばれる認証カードがないと使用できなくなっている。
深夜~早朝時間帯は販売停止しているものも多い。
また、箱のサイズが近いことを生かしてチョコボールやキャラメルの販売機に用途転換して生き残っている所もある。

  • 酒類自販機
絶滅危惧種。ホテルなどではまだまだ現役だが、屋外設置型はほぼ撤去されてしまっている。
たばこ自販機同様、屋外型は特定時間帯は販売休止となる設定が多い。
タバコと酒の自販機は昨今の社会情勢からお役所が新規設置の許可を渋っており、おそらく減りはすれど増えることはないと思われる。
未成年が買えてしまう懸念があるため、年齢を識別する機構を搭載すれば新規許可が出る可能性があり、後述の日本酒自販機もそうだが
有人の店舗で専用コインを販売して(この時点で購入者が成人であることを確認できる)そのコインで地酒などを販売する機械などが存在する。

切符やチケットなどを購入できる自販機。詳細は個別項目参照。

  • お菓子類その他汎用自販機
スナック菓子やチョコレートその他さまざまなものを対応させて販売可能な自販機。
中にはちょっとしたおもちゃやアクセサリー、日用品なども入れている所もある。
どういう機械かよくわからない人は、ストリートビューで秋葉原某所を探してほしい。

薬局などの前にある事がある。通称明るい家族計画。
正直、ドラッグストアで買った方が安いし大容量。もしくはコンビニでも手軽に買えるのだが、
対面で買うのは恥ずかしい!顔を知られたくない!とか
お店が閉まる深夜に恋人と雰囲気が盛り上がってきた…という人には大変重宝がられる。
使う相手がいないって?知らんがな

  • カップラーメン自販機
お湯まで入れてくれる為、買ってお湯に困ることはありません。
給湯方式は、蓋を開けてセットするタイプと蓋を開けずにセットするタイプがある。
蓋を開けないタイプは尖った鉄製ストローがカップ麺のフタをブスリと突き刺してお湯を入れてくれる。

  • ハイチュウ自販機
森永のソフトキャンディ、ハイチュウの自販機である。
なんと、じゃんけんマシンが内蔵されており見事勝利を収めると通常よりたくさんもらえる。
無論負けても1個は普通に出てくる。
似たようなシステムでビスコやチュッパチャプス自販機もある。
この手のルーレットやジャンケンで勝つと一個余計にもらえるお菓子自販機は
実はプレイヤーの操作は一切反映されず設定された確率で当たりが決まっている
要はジュースを買うと稀に当たってもう一本出てくる物と全く同じ。
下記のアーケードカードゲーム自販機も参照だが、購入者の操作で景品が出る余地を作ると
ゲーセンのプライズゲーム同然となり風営法などに縛られる。
客側には操作する余地はない、あくまで稀に商品を多く得られる可能性がある自販機なのだ。

  • ガチャガチャ/カプセルトイ
ガチャ(ソーシャルゲーム)」の名の由来ともなった自動販売機。ガシャポン等とも。
一般的な自販機のイメージとは違うかもしれないが、これも立派な自販機である。

お金を入れてレバーをガチャガチャ回すと、玩具入りのカプセルが出てくる。
玩具の種類はランダムで、何が出るかは運次第。
昭和40年代は1回10円だったのが、平成・令和ともなると1回100円は当たり前、数百円のものもちらほらと…。
その分カプセルも大型化し、中身も豪華で出来も良くなっておりラインナップも豊富に。
でも回す時のドキドキワクワク感は昔も今も変わらないものである。

この機械をまんま小さくした感じで、ボール状のガムの自販機も存在する。

人通りの少ない所に、突如物置小屋のようなものが現れ、そこの中で人目をはばかって販売されているブツ。
なんであんなに音大きいんでしょうね?
中身はカオス…いや、エロスの極みであり
エロ本、エロDVD、オナホなどの大人のおもちゃ、下着などなど……。
本やDVDはだいぶ前に発売されたようなのが入っていることが多い(返品の品を売っている説もある)。

主に駅のトイレ前にある自販機。この自販機が入口に設置されているトイレは紙が備え付けられてない。
なおここで売られてるティッシュは当然ながら水洗便所に流せる水溶性が高い物。一般の水に溶けないポケットティッシュで代用しない様に。
心無い利用者が備え付けの紙を持って行ってしまったり、いたずらでトイレに詰まらせたりするからという理由らしい。
余裕をもって買える時ならいいが、今にも漏れそうなときにコイツとは出会いたくない…。
最近はドラッグストアや100円ショップなどで、ここで売られてる物と同じ水溶性の高いティッシュも売られている。

  • アイスクリーム自販機
過去にはロッテや森永といったメーカーも販売していたが、現状メインで見かける機種はグリコの17アイス。
ロッテ・森永・雪印の現役稼働機は非常にレアである。
地方の温泉施設や旅館等では極稀にハーゲンダッツやレディーボーデンのアイスクリーム自販機が稼働していることがある。
愛知県刈谷市の伊勢湾岸自動車道沿いにある刈谷ハイウェイオアシスには2018年現在日本で唯一のBaskinRobbins 31アイスクリームの自販機が設置されている。


  • 新聞販売機
駅や病院(ごく稀に新聞販売店前)などでたまに見かける。一応雑誌類も販売可能。
競馬場や場外馬券売場で競馬新聞を扱うなど、特定の分野に特化した形で置いてあることも。
昔はもっと普及していたのだが、コンビニで新聞を扱うようになると
電気と機械の維持費がかさむだけの存在になり急激に数を減らしていった。
新聞販売店曰く「自販機の減価償却分の利益あげるより人件費の方が安い」。
機械が自動で売ってくれる装置が人の手で売る手法に淘汰された という皮肉な事例である。
同じ理由で切手自販機も存在したが廃止された。

  • 花の自販機
病院などで時々見かける。お見舞い用などの花かご・花束などを売っている。
買いたい商品のボタンを選んで、自分で扉を開けて取り出すタイプである。
ほぼ同じ機構でニワトリの卵なんかも売っていることがある。

  • 1000円自販機
一回1000円という高額な代金を要求し、出てくるまでガチで何が当たるかわからない闇鍋自販機。
1000円ガチャとも呼ばれる。
ゲーム機などの高額な景品も当たるとされるが確率は相当に低く、大抵は1000円にギリギリ届くかどうかの雑貨やプライズ品が入っている。
新宿周辺や秋葉原などで多数目撃されているが、田舎のほうにもポツンとあったりするので、見つけたら無駄遣いを覚悟で回してもいいだろう。

  • アメニティ用品自販機
銭湯や宿泊施設の浴場入口、変わったところでは私鉄の公衆トイレなどに置かれる。
タオル、石鹸、歯磨きセット、使い捨てカミソリなどが販売されている。
電子制御式のものもあるが、コイン投入後ハンドルを回すと出てくるガチャガチャ形式のものも。

  • セルフ式ガソリンスタンドの給油機
機械の形から自販機とは思えないだろうが、自販機の定義に合致するこれも立派な自販機である。
ただしガソリンは危険物取扱者資格を持つ者の監督がなければ販売できないのだが、
セルフ式スタンドも危険物取扱者が遠隔で監視をして、客の要求に対して承認する操作を必ず行っている。
つまり販売のプロセスはほぼ機械化しているが、実際は有人で販売しているので、
その点では自動販売機ではあるが他の自販機とはちょっと違う。*4
そして意外と多機能なものが多い。
 ・スロットなどで割引を行う
 ・ポイントカードなどにポイント付与可能
 ・プリペイドカードをチャージ可能
 ・クレジットカード・電子マネーが使用可能
 ・2000円札を除く最新現行硬貨・紙幣が全種使用可能な機種がほとんど。2000円札を使える機械も決して少ないわけではない。

アイカツプリパラやデータカードダスシリーズなどの、ゲーセンや各種おもちゃ屋等に置かれた「お金を入れてゲームを遊びつつそのカードが出てくる機械」の事。
これはあくまでお金を入れてカードを買うとオマケでゲームを一回遊べる自動販売機でありカード自販機が主、ゲームは従なのだ。*5
ゲームの結果によって景品の有無やその質が変化するとプライズゲームとなり風営法に縛られるが、こちらはあくまでカードの販売機なのでゲームの内容と販売するカードは因果関係はない、ということになっている。(あったら問題になる)
そのため中身のカードが品切れなどで販売できない状態になるとゲームも遊べなくなる。
設置する側のお店の立場からすれば高額な機械を買う必要がなく、置かせるだけで設置代金をメーカーから徴収でき、ゲーム(遊技機)扱いではなく自動販売機のカテゴリーであるため、稼働可能時間帯の縛りもなく設置条件も制約は無きに等しいため、法的に有利である。(そのかわりカードの売上は自販機のメーカー側の利益となる)
そのためスーパーや書店やおもちゃ屋などの顧客が集まる様々な場所に設置されているほか、現在は激減しているが24時間営業のゲームセンター等では重宝される機器でもある。

  • プリントシール機
こちらも自販機の範疇になる。「料金を支払い、写真を購入する」という目的、とされている。
いわゆるプリクラの一種だが、「プリクラ」という単語は1995年に販売された「プリント倶楽部(アトラス)」が商標登録しているので、一般名としてはプリントシール機と呼ぶ。

  • 自動証明写真機・スピード写真機
証明写真を自動で撮影できる機器。運転免許証用やパスポート用等、様々なサイズに対応。
発明者は、かの円谷英二である。
かつてはポラロイド写真の現像・乾燥等でそれなりに時間がかかったが、現在はデジタル撮影とプリンターの発達により待ち時間がかなり短縮されている(スピード写真)。
一度に1セット(数枚)の写真が手軽に格安で得られる反面、写真館での撮影と違って焼き増しが出来ない点に注意。
身だしなみや、撮影時の椅子の高さ調整等についてもセルフサービス。



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自販機の種類(珍品編)

上記の自販機類を転用して意外なものを販売しているものである。

  • ルアー自販機
長野県某所に設置。見本として並んだルアーの数は圧巻の一言。

  • だし汁自販機
広島を中心とした西日本および名古屋に存在。
広島の醤油屋さんが作ったあごだし汁や醤油、酢などを販売している。

兵庫の精肉店の前に設置。自家製のたれを販売している。

2008年に宮崎、翌年鹿児島にも設置されるようになった。
200円~とお手軽な価格でおいしいクレープが食べられる。
保存用に瓶に入っているため自販機横に瓶回収の箱が備え付けられている。
ちなみに隣県の両県だが販売はそれぞれ別会社、近年では山口岡山など徐々に勢力を広げている。

  • カットリンゴ自販機
「は?」と思われるかも知れないが東京大阪を中心に結構な数が設置されている。お値段190円から240円。
自販機自体はお菓子やパンを売っている機械の流用と思われる。
お手軽にフルーツをとれることと実際おいしいので売れ行きは好調らしい。

上記のカット林檎自販機の類似品で、同じく自販機自体は流用品。
動物園に設置されており、中にはバナナリンゴ、生魚などが入っており、人間が購入して動物に投げ与える。
ペンギンに魚をあげたつもりが、園内に住み着いた野生のサギに横からかっさらわれる事も…
鯉がいる池のそばなんかにも置かれている。

  • 寿司自販機
オーシャン東九フェリー船内に設置。
冷凍された握り寿司が買えて、すぐそばにあるレンジで解凍して食す。

遊園地やゲームセンター、デパート、個人商店などに稀に設置してある。
電子レンジを内蔵しており、予め紙袋やカップなどにパッケージングしておいた原料豆(ポップコーン)を加熱して膨らませて販売する。
販売するものがスナック菓子ということで子供向けに版権キャラクターがデザインされた筐体も多く、
また簡単なゲームが遊べる機能が内蔵されたものもある。

  • 加工メダル自販機
予め内部にストックされている金属板を、ペニープレッサーと呼ばれる機械でその場で押し潰して加工し、記念メダルやアクセサリーとして販売する機械。
ディズニーランドのスーベニアメダルが有名な他、地方の観光地にもよく設置されている。
元はアメリカで発明された自販機であり、そこでは金属板の代わりに代金として投入された1セント硬貨を押し潰してメダルにしている。
日本では硬貨を加工すると、貨幣の損傷や通貨偽造などの罪に抵触する為、このような仕組みになっている。また数は少ないものの、本家のように外国の硬貨を投入して直接加工するタイプの自販機もある。*6

  • 記念メダル自販機
こちらも観光地の土産物屋などに設置されている。
直径3cmほどの金属製のメダルを販売しており、メダルをはめ込めるキーチェーンも一緒に販売されていることが多い。またメダルに日付や名前などを刻印できる装置も併設されている。

  • 印鑑自販機
ドン・キホーテなどのディスカウントストア周辺での目撃例がある印鑑の自販機。
筐体に設置されたディスプレイを操作して印鑑のベースと購入者の名前を入力すると、なんとその場で印鑑を加工して作成してくれる。
持ち帰りに嬉しい印鑑ケースセットも販売している。

  • 日本酒自販機
JR両国駅から直結した複合商業施設「江戸NOREN」内に設けられた酒屋「東京商店」内に置かれた日本酒の自販機。
併設された角打ちコーナーに置かれたぐい呑に注がれ、その場で試飲できる。

イタリアのピザへの情熱が、遂に自販機大国日本をも超える逸品を生み出してしまった。
そいつの名前はその名もズバリの「Let's Pizza」。
焼き立てピザが600円(日本円換算)で買える。
その拘りようたるや、生地から自販機内で作るという代物。
日本にも進出してくれ日本にも進出済みで、現在は広島県にのみ配備中。

富山県運転教育センターの前にあるプレハブ小屋。
中には駐輪所のように前輪をロックしておける装置が3台分あり、精算機…もとい販売機でロックを解除する。
防犯登録も完備で販売機に用紙の投函口がある。

アメリカの大手中古車ディーラーが、テキサス州とテネシー州で建設設置した自販機。おもちゃとかではなく、実物の車が買える。
外観は全面ガラス張りの5階建てのパーキングビルで、中の機械に専用コインを投入すれば車が出てくる。もちろん整備済みでガソリンも入っているのでちゃんとお持ち帰りできる。
社長曰く「揺すっても商品は出てこない」とのこと。そりゃそうだ。
なお、車をお持ち帰りするためにはあらかじめネット注文を済ませて「お持ち帰り」を選んだ上で自販機の場所まで行ってコインを受け取る必要がある。
シンガポールにも日本円でウン千万もするスーパーカー専用の自販機があり、こちらは15階建てで通りに面した部分のみガラス張りになっている。多分一番高い商品を扱ってる自販機だと思います。
こっちは「とんねるずのみなさんのおかげでした」でトレンディエンジェルの斎藤さんがランボルギーニを出して試乗したことがある。もちろん買う金は持ってなかった。

  • 金銀プラチナ販売機
今の時代、金や銀・プラチナも自販機で買える時代である。
東京都の中央区の某ビルには貴金属販売店が設置する金銀プラチナを販売する自販機が設置されている。
もっとも、店舗が開いている時間帯しか利用はできず、取り扱っている商品のほとんどはその性質上毎日価格が変動するのだが
安いものなら5000円程度から購入可能。



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自販機の種類(絶滅危惧種編)

ここからはいつなくなるかわからない自販機を紹介しよう。
なお、これらの自販機は機械自体は生産終了しているが、今日も日本のどこかで絶賛稼働中のたくましい奴らである。

  • 麺類自販機
麺類(カップ麺ではなく生めん)を提供している自動販売機。
うどんそばラーメンに各種トッピングされたメニューがある。
螺旋状のレールの上に麺と具材が入ったカップを並べておき、注文すると一つづつ送り出される。
ドバっとお湯が投入され、数度の湯切りの後スープが注がれ、筐体正面にあるフリッパーの付いた取り出し口からズイッと押し出されてくる。
ぶっちゃけ構造としては冷蔵庫と給湯器の複合でしかなく、熱湯を注げば食べられる状態の半煮えの麺と具とダシを容器に入れて
買われたら湯を注いで出すだけなので味については食材の仕入れ側に左右される。
つまりは本来の全盛期だった昭和中期よりは現代の方が大量生産式麺類のレベルが上がっているため
昔の味を覚えてる人でも思い出補正がない限り今食べるものの方が美味しく感じるし
現在の若者が食べても受け入れられると思われる。
麺などは地元製麺所やそば屋などが調達しているため、品質にばらつきがある。
比較的見かけやすいのは富士電機製麺類自販機。
川鉄計量器製のものは日本でたった一店しか現役稼働状態が報告されていない激レア物で、京都府舞鶴市にあるドライブインダルマにあるものだけ。

今は亡きグーテンバーガー。
しかし、現役機械は販売するハンバーガーの名を変えていまだ商売をやめていなかった!

  • ホットサンド自販機
これも中身のメーカーはすでになく、今現在売られているホットサンドは自販機の管理者が
調理してセットしたりしている。

  • ボンカレー自販機
なんとボンカレーの自販機がある!しかもカレーはホット状態!もちろんほかほかご飯付き。正規の自販機用商品は販売終了しているのでたまにボンカレー以外のレトルトカレーが入ってることがある
施設の管理者の方が、毎日ご飯を詰めたパックとカレーをセットにし保温式自販機にセットしているのであった。
徳島県阿波市にあるコインスナック御所24の物が世界最後の現役稼働品。

川鉄計量器製。
ボンカレー自販機と異なりこちらはレトルトカレーがご飯にかかった状態で出てくるものだった。
島根にあるコインレストランコウランの物が数少ない生き残りだったが、残念ながら故障により2022年に撤去されてしまった。こちらはレトルトパウチとライスの入ったカップが別々に出てくる方式に改造が施されている。
激レアレトロ自販機が一同に会することでその筋では有名な相模原市の中古タイヤ市場には、なんとちゃんとご飯にかかって出てくる在りし日の姿の現役稼働品が現存。同店舗のオーナーがレトロ自販機蒐集にかける凄まじい執念で自力での修理を成し遂げたのである。

  • 津上弁当自販機
中で調理するのではなく保温庫内に出来合いの弁当を仕込んでおく形式。
大抵は管理している店で手作りされたものが販売されている。

  • おもちゃの自販機
ガチャにあらず!赤い巨体の憎いやつ!そう、知る人ぞ知るコスモスのことである。
え?あんなのまだ生きてるのと思うのも無理はない。中のおもちゃを供給してたメーカー本社はすでに倒産しているからだ。
だが、支社は生き残ってジオン軍残党の如くたくましく活動していた!
2016年の段階で美品のコスモス自販機が群馬で(しかも3機も稼働中で)確認されている。

  • 乾電池自動販売機
小型大容量の充電式バッテリーが普及したことにより需要が激減しほぼ死に絶えた。
パナソニック製やナショナル製の乾電池自販機が稼働しているなどの目撃情報も稀にだがあり、地方都市などを中心にわずかながら生き残りがあるものと見られる。

  • 噴水式ジュース自販機
自販機の上部にある透明なタンクの中でオレンジジュースが噴水状に吹き出しており、注ぎ口にカップをセットして10円を入れるとオレンジジュースが買える。
ホシザキ電機などの会社がその昔製造販売していたが衛生面や流通の都合で缶飲料自販機に取って代わられ現在はほぼ死滅、島根県大田市大田町所在のさんべ食品工業製の「トップ・オレンジ」が現役で稼働する最後の一台となっている。

  • テレホンカード自販機
一昔前はよく見かけたのに近年めっきりその数を減らした、公衆電話用テレホンカード販売機。
筐体横にオウムのイラストが描かれた販売機を見たことがある人も多いだろう。
携帯電話が普及したのも理由の一つだが、通常の自販機よりも高額の物品を取り扱う関係上壊して中のカードを盗み、金券ショップで金に変える犯罪が横行したのも数を減らした要因らしい。
現在は病院のラウンジや空港などで見られる。

  • テレビカード自販機
病院や古い民宿などで設置されていることがある。
部屋に備え付けの有料テレビを視聴するのに必要なプリペイドカードを販売する。
最近はホテルなどではテレビの利用料は無料であることが多くなり、見かけることは少なくなった。




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       販売中

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自販機の種類(絶滅編)

長い歴史の間には、その幕を閉じた自販機たちも多々ある。
その歴史を振り返りたい。



なるほど、ラーメンやうどんが売れるのであれば理屈上は味噌汁も販売可能である。
しかしこちらは生き残れず。
茨城県神栖市にかつて存在したドライブイン丸昇 神栖店の閉店を最後に完全に絶滅した。


  • シャープ食品自動販売機
シャープにも独自形式の食品自販機がかつて存在した。
カップラーメンやホットスナックなどのほか川鉄や富士電機などのような麺類販売機もあったが、最後の現役稼働機があった埼玉県深谷市オートパーラー「City Boy」が閉店したことで完全に絶滅した。


星崎電機が製造販売していた。
カップ飲料販売機に近いスタイルで庫内にカップが出され、そこに削った氷を投入した後シロップがかけられ完成。手動で取り出す。
群馬県太田市のオレンジハット太田藪塚店にかつて置かれていたが、撤去され絶滅。

  • エスキモーブランドアイスクリーム自販機
森永が2010年頃まで展開していたアイスクリームブランド「エスキモー」の自販機。
ただでさえ古く現役稼働品の少ない激レア自販機だったが、ブランド展開の終了とともに完全に絶滅。

  • カップライス自販機
今から30年以上も昔に販売されていた日清のカップライスの専用自販機。
要は非常食としてドラッグストアなんかで売ってる袋入りのアレみたいなものでカレーメシなどのご先祖様に当たる。
とはいえ当時の技術水準では現代のようにはいかず、数分湯戻ししたあと湯切りしてさらに数分蒸らして出来上がりというクッソ面倒な手順が必要な上にマズい、おまけにクソ高いと評判は良くなかった。
現代のカップライスの成功を見れば分かる通り発案した安藤百福には先見の明があったのだが、時代を先取りしすぎた商品だったといえる。
カップライス自体の販売終了に伴い絶滅した。

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オートパーラー

オートパーラーとは、自動販売機だけを集めて飲食その他すべての販売業務を賄ってしまう方法で24時間営業する商店である。
基本的に常駐の店員はいない(時間によっては管理責任者などが点検や商品補充に訪れる)。
かつてコンビニが一般的になる前は日本全国に見られた施設で、長距離ドライバー達に愛された存在である。
現在はコンビニは言うに及ばず、ファミレスや健康ランドなども24時間営業が増えたためオートパーラーは激減。
また、麺類やハンバーガーなどを提供できる自販機も生産中止、サポートもすでに終了という「壊れたらそれまで」な状況下では
営業を続けるのは困難となってしまった。
それでも、廃業となったところから稼働・非稼働含めてそれらの自販機を部品取りなどに確保し、ニコイチサンコイチの共食い整備で
今日まで稼働させ続けてきた方々には頭の下がる思いである。







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最終更新:2024年11月12日 13:11

*1 ヨコハマおもしろ水族館内のオロナミンC専用自販機(受付でもらえる専用メダルで引換)、ガストでのお子様メニューについてくるコインでのガシャポンなど

*2 尤も、こういった日本の状況を逆手に取って自動販売機荒らしをする不届き者は少なからずおり、近年では人気のないところの自動販売機には防犯カメラが設置されていることが多い。

*3 その場払いではなく、後からフロントでまとめて清算する方式の為、自販機の定義からは外れるかも

*4 本家wikipediaの自動販売機のページでもセルフスタンドを含めるかどうかで軽く議論があった。

*5 後述のプリントシール機も同じく、事実上の「建前」である。

*6 余談だが海外では、自販機ではないものの日本の硬貨を加工してアクセサリーやペンダントとして売られていることもある。ただし購入したこれらの商品を日本に持ち帰ると違法になるため要注意。過去にはマジックの種用に海外で加工した500円玉を持って帰ってきたマジシャンが関税法違反として逮捕された事例もある。