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クリアウィング・シンクロ・ドラゴン

登録日:2014/12/29 Mon 15:58:00
更新日:2024/11/20 Wed 07:54:50
所要時間:約 5 分で読めます





その美しくも雄々しき翼翻し!

光の速さで敵を討て!

シンクロ召喚!


現れろ、レベル7!

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》!!


《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》とは遊戯王ARC-Vに登場したSモンスター。
また第9期第4弾「クロスオーバー・ソウルズ」にて登場が発表された新規Sモンスターの一枚でもある。


●概要

●アニメ

シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):フィールドのレベル5以上のモンスターが効果を発動した場合、または、
フィールドのレベル5以上のモンスターがモンスターの効果の対象になった場合、
その効果を発動したモンスター1体を対象として発動できる。
その効果を無効にし破壊する。
その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、
このカードの効果で破壊したモンスターの攻撃力分アップする。


エクシーズ次元に続く新たな次元の榊遊矢のそっくりさんのユーゴの操るシンクロのドラゴン。
それこそが《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》である。

初出はユーゴユート戦。
榊遊矢とユートが互いの事情に語り合うなか、
突然に周囲の電子機器がエラー起こすほどのエネルギーと共に誘発召喚されるバイク
そしてそれに乗った謎のD・ホイーラー男、ユーゴ!


(バナωナ)「ここで会ったが100年目、おい、デュエルしろよ!」
(#茄ω子#)「シンクロ次元に潜む融合次元の手先、絶対に赦さない!!
(バナωナ#)「俺は融合じゃなくてユーゴだ!」


と、とりあえずユート落ち着けと言いたくなる微妙に噛み合わないやり取りを交えつつ唐突に始まる二人のデュエル。
ユート操る【幻影騎士団(ファントムナイツ)】とユーゴの操る【SR(スピードロイド)】による
一進一退の(素立ちのユートをバイクでぐるぐる走り回る実にシュールな)デュエルを魅せる二人。

そしてユートとの勝負に決着を着けるべく召喚されたのがこの《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》である。

《幻影騎士団ブレイクソード》を戦闘破壊した後、わざとX素材を残させる戦略で《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を呼び出すよう挑発するユーゴ。

ユートは誘いに乗り《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の効果で《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》を弱体化させて戦闘破壊しようとするが、
対象に取られたら絶対に殺すマンな《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の効果の餌食にされかける。

その破壊こそ(LDSでも有名エクシーズ次元お得意の戦術な)罠で無効にされるものの、
今度はユーゴ自身のモンスターによる無効と強化コンボでデュエルのフィニッシャーになった。

なお、ユートやユーゴは互いにエースの龍を召喚して以降まるで取りつかれたかのようなデュエルをしていた。
何か互いに使用者に無意識に働きかける繋がりのある影響下にあるカードなのかもしれない。

バトルロイヤル中に再登場した際には、融合次元から来たオベリスクフォースの融合モンスターを殲滅するコンボを担った。

シンクロ次元でのデュエルチェイサー227とのライディングデュエルでも登場。
《ダイスロール・バトル》の効果により墓地のモンスターを素材に相手ターン中にS召喚され、強制バトル効果によりフィニッシャーとなった。

このカード独自の能力として、他の遊矢シリーズのドラゴン達に反応して光り出し、ユーゴを他のドラゴンの所有者に近い場所に転送するような描写がある。
さらわれたリンを探すべく、ユーゴはこの力で次元を超えてきた。

白を基調とし、どことなく《スターダスト・ドラゴン》に似たカラーリングをしている。特に夜景をバックに上空を舞う姿はふつくしい。
名前や召喚口上の通り、機械的で明るい緑色に輝く翼をもち、脚部にも似たようなパーツがついている。攻撃・効果発動の際には翼に回路のような模様が浮かび上がる。

一方で明確に「足」と呼べる部分が無く、常に空中に浮遊している。
翼をもたず、ダッシュで移動する《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》とは対照的。

攻撃名は『旋風のヘルダイブ・スラッシャー』。上空に舞い上がり、暴風を身にまとって急降下し体当たりを食らわせる。
効果名は『ダイクロイック・ミラー』。翼から粒子を飛ばしモンスターを破壊する。

ちなみにダイクロイックミラーとは、特定の波長の光のみを反射しそれ以外の光を透過させる鏡のことで、カメラや顕微鏡に用いられている。


●OCG

シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカード以外のフィールドのレベル5以上の
モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):1ターンに1度、フィールドのレベル5以上のモンスター1体のみを対象とする
モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):このカードの効果でモンスターを破壊した場合、
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
このカードの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。


第9期4番目のパックである「クロスオーバー・ソウルズ」で登場。
当時としては久し振りに通常パックに収録されたレベル7縛り無しのドラゴン族シンクロモンスター。

色々書いてあってややこしいが、要するにレベル5以上に関係する2つのカウンター効果を持ち、その効果で破壊したモンスターの打点を吸収できるということ。

先ずは第一の効果により「レベル5以上のシンクロ・儀式・融合・その他高レベルモンスター」を潰す事ができる。
この時点でかなりのプレッシャーをかけることができ、S召喚や融合召喚メインなデッキにはかなり刺さる。
も下手すると機能が停止しかねない。
ついでに《冥府の使者ゴーズ》を握っていてもカイエントークンの生成はフィールド上で行う強制効果のため出て来た瞬間爆殺される。

ならばレベルを持たないXモンスターの効果で突破してやるとか、
例えばレベル4以下のシンクロの《霞鳥クラウソラス》とかで突破してやるとかも難しい。

何故なら第二の効果で「レベル5以上のモンスター1体」を対象に取る効果は無効にされるからだ。
当然レベル7のこいつ自身もガード範囲に入るため擬似的に対象耐性を持っているとも言える。

たとえ第一の効果の対象でないXモンスターでもほとんどのモンスター効果が無効にされる上に破壊される。
これをモンスター効果で除去するには《恐牙狼 ダイヤウルフ》の様な「同時に2枚以上」を対象にとるカードを使う、
または《励輝士 ヴェルズビュート》で対象に取らず吹き飛ばす必要がある。
他にも前作主人公の持つ殺意の波動に満ちた絶対殺すマン達も対象を取らない弱体化だったりする為真っ向から殴り倒せる。

ついでに第3の効果から火力増強も有るのでめんどくさい事本当にこの上無し、そんなカードである。
ただし相手がこのカードがあるのに1,2の効果を使わせてくれることはまずないので、
この第3の効果を生かすのであればアニメでのユーゴのように自分でやったほうが早い。

特に相性がいいのは《炎王神獣ガルドニクス》。
(1)の効果を実質放棄する代わりに《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の攻撃力が5200まで上昇し、
《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》をどかしてしまうと次のターン《ブラック・ホール》が襲って来ると言う非常に厄介な布陣を作ることが出来る。

非常にコントロール向けの効果だが、あえて言うとしたら「小細工(モンスター効果)なんか捨ててかかってこい!」ということである。
でも魔法・罠は勘弁な!


一方、このカードの登場により《ジェムナイト・パール》さんが再評価されたりした。
《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の「効果なんて棄ててかかって来い」と言う効果に真っ向から戦闘で破壊できるパールさんは安定した対策になる。
汎用ランク4の4×2で《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》を倒せる可能性が有るのが《ジェムナイト・パール》さんと《励輝士 ヴェルズビュート》と《恐牙狼 ダイヤウルフ》など。
他には《ガガガガンマン》や《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》ぐらいなのだが、安定感ではパールさんの圧勝だったりする。

今まで除去効果面では《No.101 S・H・Ark Knight》や《鳥銃士カステル》、攻撃性能では《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》などによって評価の下がっていた他のランク4Xモンスターを、ある意味復権させたモンスターであるともいえるかも。

また初のレベル7縛りなしの風属性ドラゴン族Sモンスターなので、《ガスタの神裔 ピリカ》で《デブリ・ドラゴン》を釣って出せる初めてのモンスターでもあったりする。
(今までは非チューナー側に指定のある《ドラグニティナイト-トライデント》しかいなかった)

風属性ということでアニメ同様【スピードロイド】での主軸にはもってこい。《SRベイゴマックス》で連れてきた《SRタケトンボーグ》で《SR赤目のダイス》を呼び出せば楽にレベル7シンクロが可能。

そんな脱線も交えつつ《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の解説だが、
神の名を捨て去った《アルティマヤ・ツィオルキン》ことタクシーとの相性も少し触れておく。

タクシーこと赤き竜の効果はおおざっぱに説明すると
「カード伏せると高レベルシンクロ『ドラゴン』が飛んでくる」と「シンクロが居ると雲隠れする」の二つである。

物凄い軽い条件でシンクロドラゴンを呼び出せ、しかも自身は対象にならないとめっちゃくちゃ強そうなのだが、
逆に言えばシンクロが居ないと無防備なのであるこのタクシー
よって効果や戦闘でシンクロを全部除去されるとハイおしまい。

呼び出せる範囲にはなにがなんでも破壊されない《魔王龍 ベエルゼ》もいるのだが、
No.101 S・H・Ark Knight》などはメインフェイズ中に破壊以外の除去ができる。よって堅い筈なのに吹けば飛ぶ。
そしてタクシーが撃沈されてサヨウナラとなるのがオチなのである。

しかし自身も疑似対象耐性を持つ《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》ならそいつらから身を守る事が出来、
次のターンまでタクシーを守り抜く事がやりやすいのである。

タクシーを1ターン維持する事に成功すれば、隣にベエルゼや閃こう竜を並べ、
ただでさえ堅いこいつらを《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の効果で守ると言う非常にウザすぎる盤面を作り上げる事も出来るため注目株と言えるコンボだろう。

……こう書くとタクシーと言うかバイク乗りの発進基地と基地の守衛みたいな関係である。
あ、ビュートはやめてください死んでしまいます
余談ではあるが、Twitterの投票企画でスターヴヴェノムと同列一位となりアイコン化を果たした。

基本攻撃力で負けている青眼の強化、魔法罠による除去、レベルを持たないモンスターの増加に伴い、制圧力は相対的に低下。
当時は有利だったも最上級帝や烈旋の安定サーチが確立したことで、デッキ単位では不利をとるように。
効果モンスターメタのSモンスターという枠では上位種が優先されることが増えた。

能動的にパワーアップするコンボを組んだり、竜星で耐性をより強固にできたりと、こちらだけの強みもまだ残っている。

その後、第11期ではデュエリストパックにてスピードロイドが強化され、新たな派生カードが登場。さらに第12期でも《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚できる新規スピードロイドが登場。確実に追い風が吹いているといえる。

●派生カード
《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の上位種に当たる水晶の翼を持つドラゴン。
SモンスターとチューナーでS召喚されるレベル8モンスター。

カウンター効果は1種のみだが、その範囲は効果モンスター全般におよんでおり、こちらの方が信頼性に優れる傾向にある。

漫画版のユーゴが所有する切り札のシンクロ・ペンデュラムモンスター
本家《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》と異なり非チューナーには風属性を指定する。

こちらはEXデッキから特殊召喚された相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動、攻撃力を0にし、効果を無効にする。フリーチェーンで発動できるため、相手ターン中にも機能する置物としても使える。

さらにモンスターゾーンで破壊されると自身をPゾーンに置き、スピードロイドのチューナーを使ってS召喚のように出し直すことができる。

ズァークの操る眷竜の一体。本家の効果モンスター殺し能力をより凶悪にしたような力を持つ。

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとのシンクロによって誕生した白きドラゴン。

  • クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン
11期になって新規に登場したシンクロ・ドラゴンの更なる境地。










追記・修正はスタンディングデュエル中の相手をバイクでぐるぐる回りながらデュエルしておねがいします。

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最終更新:2024年11月20日 07:54