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幻星神ジャスティライザー

登録日:2011/05/09(月) 16:42:28
更新日:2024/12/06 Fri 16:58:55
所要時間:約 7 分で読めます




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3つの力で地球を守れ!




『幻星神ジャスティライザー』とは、2004年10月から2005年9月にかけてテレビ東京系にて放送された、東宝制作の特撮ドラマ。全51話。




【概要】

超星神グランセイザー』から始まる東宝とコナミによる野心的なプロジェクト・「特撮ヒーロー新シリーズ」の第2弾として発表された。
情報公開にあたってシリーズ名は『超星神シリーズ』と命名され、専用のタイトルロゴも制作された。

『グランセイザー』の好評を受けて予定通り正式にシリーズ化が決定したこともあり、メディアミックスも積極的に行われ、放送期間中の2004年12月にはゲームボーイアドバンス専用ソフト『幻星神ジャスティライザー 装着!地球の戦士たち』が発売された。スポンサーのコナミから超星神シリーズのゲームが出たのはこれが唯一となっている。*1
発売時期の都合上デモンナイトやライザーシロガネといった後半のキャラクターは登場しない。
また、前年に引き続き漫画版が講談社『マガジンZ』にて連載。
作者は『烈火の炎』で知られる安西信行氏のアシスタントを務めていた野坂尚史(現・野坂恒)氏で、本作が本格的な漫画家デビューとなった。
残念ながら半年で連載は終了してしまい、単行本化が告知されていたが未発売に終わっている。


スタッフ

プロデューサーは前作から大きく一新され、幹事社たる東宝からは映像事業部所属の釜秀樹氏が『統括プロデューサー』に任命された。
加えて実製作のゼネラル・エンタテイメント(以下GE)からは前作にてTOYプロデュースとして携わっていた船田晃氏が就任し、山川典夫氏(テレビ東京)、渡辺和哉氏(読売広告社)との計4人体制で企画が進められた。

メインライター*2は前作で後半の脚本を多く手掛けた稲葉一広がGE代表の森恭一氏からの推薦で指名され、シリーズ構成として文芸の基本ラインを構築し、約1クール分にあたる13話分の脚本を執筆している。
サブライターの内、同じく前作から続投の上代務が稲葉氏と共同で設定や初期の脚本の立ち上げに参加したり、最多話数を手掛けるなど重要な役割を果たしているほか、第25・26話のゲストライターとして東映不思議コメディーシリーズなどで有名な浦沢義雄が参加している。肝心の内容は賛否両論だが。

メイン監督は前作の第40・41話の演出を手掛けた流れで石井てるよしが抜擢され、計14話の演出を担当。
2番手として同じく前作から続投した鹿島勤も最多の15話分の演出を手掛け、第48・49話では稲葉氏との連名で脚本も執筆している。

特技監督は引き続き川北紘一が担当。幻星神の合体バンクを自らセッティングするなど、特撮パートを全面的に指揮している。

本作から新たにアクション監督の役職が導入され、前作でアクションコーディネーターを務めていた松井哲也がメインで担当、その他ライザーグレン役の新上博巳氏の後輩に当たる川名求己、松井氏の後輩で香港映画を多数手掛ける谷垣健治(第29・30話のみの参加)が名を連ねている。

デザインワークスは分業制となっており、ジャスティライザー3人とシロガネの原案は荻原直樹、幻星神とシロガネの仕上げは西川伸司、デモンナイトと敵怪人はマイケル原腸(『真佐木一佐』名義)が主に担当している。

音楽は前作に引き続き高梨康治が続投。
作品のイメージである和のテイストを尺八や和太鼓、三味線などの和楽器で表現した軽快なロックサウンドが特徴で、サントラ盤も3枚発売される充実ぶりを見せた。


【ストーリー】

世は戦国時代、侵略者カイザー・ハデスが地球を襲い、地球を守るライザー星人ノルンとの間で激しい戦いが行われた。

戦いから450年後の現代。
ハデスはノルンによって封印されていたが、長い時を経て復活しようとしていた。

そしてハデスの封印を解くため、活動を再開する配下達。
その時、地球に眠る力〈ジャスティパワー〉とノルンが残した武器が3人の若者に与えられる。

ジャスティライザーとハデス軍団の地球の未来を賭けた戦いが始まる。


内容

主なストーリーラインは前作『グランセイザー』を踏襲しており、本作では約4ヶ月ごとに3つのパートに区切られている。

  • 第1部
ジャスティライザーの覚醒と仲間達との出会いが描かれる。

主な敵はカイザー・ハデス復活を目論むドクター・ゾラと人工生物サイバーナイト。

  • 第2部
ゾラを倒すもカイザー・ハデスの復活を許してしまったジャスティライザーの激闘が描かれる。

主な敵はゼネラル・バッカスとハデス親衛隊デストコマンド。

  • 第3部
新たな敵・ダルガ帝国軍が襲来。
デモンナイトが仲間に加わり、地球を守るための決戦が近付く。

主な敵は特殊部隊レジェンダーズとコマンダー・アドロクス、そして皇帝・魔神ダルガ。

前作との繋がり

前作とは世界観が地続きになっており、獅堂未加伝通院 洸松坂直人の3人がゲスト出演している*3
但しジャスティライザーや幻星神の設定にグランセイザーは無関係なため、この3人の客演は純粋なファンサービスのニュアンスであり、公式サイトでも敢えて前作の出来事に関してはぼかされた記述がなされている。

【解説】

企画立ち上げと初期設定

前作『グランセイザー』の放送から間もない2003年10月頃、早くもシリーズ2作目の企画が持ち上がり、基本設定は船田氏を通じてGEサイドで提示されている。
企画の骨子で最初に提案されたのは『和のテイストの導入』と『ヒーローの人数の削減』であった。
前者は戦国時代好きな船田氏の嗜好を反映させたもので、後者は『グランセイザー』の12人体制がキャパシティ的に無理があった事や製作コストの都合を考慮して『人数の削減』が現実的と判断されたためである。
当初は女性戦士が存在しない設定も考えられていたが、「作劇上必要」という意見が出され、この案は見送られた(この案は次回作『超星艦隊セイザーX』にて採用されることになる)。

メインライターに起用された稲葉氏が企画に参加した段階では、ストーリーラインについてはほぼ手つかずだったとのことで、その後11月28日付けで『幻星神ジャスティライザー 設定企画メモ』が作成されている。*4
その『設定メモ』の内、完成作品との相違点は以下の通り。
  • 変身者の名前は「伊達翔太」・「真田有希」・「平賀礼」
  • レギュラーに考古学者の毛利真弓が登場。
  • 変身時のキーワードは「鎧装」
  • カゲリが使用する小型動物メカ・「アニマファントム」が発売予定。

その後、2004年1月29日付けで稲葉氏の手により全51話のプロットを纏めた「改訂-2」が作成されている。
そこでは第2部以降の展開も明記されており、
  • 『神野はデモンナイトと別人でお互いに協力関係にある悪人。』
  • 『デモンナイトの正体は澪の生き別れの兄・護。』
  • 『クロガネは神野とデモンナイト、ケルベロス(完成作品のアドロクスに相当)が合体した姿。』
  • 『第三勢力として宇宙の賞金稼ぎ・リガードが登場。』
などが完成作品との相違点となっている。

撮影開始と展開の変更

その後も『設定メモ』の内容や全体のプロットは見直され、キャラクターの整理*5やネーミング変更など小刻みに変化しており、その作業はパイロット脚本のプロット作成や商標登録と並行して3月いっぱいまで及んだ。

そして4月9日に第1話の第1稿が完成したのを皮切りに、5月にPV撮影に入り、6月上旬に本編がクランクインした。

クランクイン後も設定の変更は続いており、第1話の撮影段階ではデモンナイトの設定は「改訂-2」から変わっておらず、ハデス軍も最後まで登場する予定だった。
やがて7月下旬にはいずれも完成作品と同じ形に組みなおされ、放送開始直前となる9月中旬には当初合体戦士だったライザーシロガネもグレンの強化形態に修正されている。

以上のように度重なる変更に見舞われた本作だが、これについて釜氏は『4人のプロデューサーがそれぞれの会社を背負って議論した結果、船頭が多くなって稲葉さんに迷惑をかけてしまった。』と当時の反省点を述べている。

一方で撮影の方は滞りなく順調に進み、2005年3月末に本編班・特撮班共にクランクアップを迎え、約10ヶ月に及ぶ撮影期間は半年分の放送期間を残して終了した。

作風・評価

先述の通り、ヒーローの人数を削ることが大前提となっていたため、メインヒーローたるジャスティライザーは3人1組(男性2名と女性1名)に一挙に絞られた。
加えて戦いに参加するメインキャラも澪と麗香、そして神野 / デモンナイトの計6人と、前作の半分程度で、男女比はちょうど半々となっている。

ストーリーは至ってシンプルで、神秘の力〈ジャスティパワー〉で戦う戦士・ジャスティライザーが地球侵略を狙う悪の組織に立ち向かうというのが大まかな内容。
基本的に1話完結型で、ラストシーンで次回に繋げる連続ものの側面も持ち合わせている。
石井監督は製作発表会にて本作のテーマを「友情と正義」と答えており、後年のインタビューにおいても『子供たちが観て面白いと思うヒーローを念頭に、メンバーを3人に絞った分「カッコいいヒーローが悪い奴らをやっつける」というシンプルなストーリーやアクションの面白さを追求した。』と証言している。

前作では超古代戦争の謎を紐解く複雑なストーリーを展開していたため、日常シーンと呼べるものは少なかったが、本作ではレギュラーキャラの日常生活や人物描写に焦点をあてており、高校生である翔太とユカを筆頭にほのかな恋愛模様も魅力の一つとなっている。

一方でなまじストーリー構成がシンプルなせいか本筋や縦軸は非常にユルい仕上がりとなっており、放送当時は『中盤が中弛みに感じる』といったマイナスな意見も見られていた。
川北氏も放送初期のインタビューにて『今回は人間が少ないから、同じような話になってマンネリに陥りやすいんじゃないか。』*6とコメントしており、スタッフの間でも懸念していた部分があったことが窺える。

とはいえ、魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマや、多種多彩な怪人・怪獣との戦い、最強の戦士・ライザーシロガネの活躍など、本作ならではの魅力は持っており、一見の価値のある作品となっている。

稲葉氏も先述した設定の変更による混乱を踏まえた上で、『忸怩たる部分もいくらかあるけど、多分これは東映では出来ない作品だったと思うんです。』と述懐している。

良くも悪くも等身大の王道なヒーロー番組に仕上がっているのは間違いなく、丁寧な人物描写やアクション・特撮面から本作がシリーズ3作で一番好きだと評価するファンも少なくない。

特技・アクション

前作ではアクションシーンは本編班の監督に主導権があったが、本作では新たにアクション監督制が導入され、香港映画でキャリアのある松井氏の香港仕込みの殺陣が本格的に取り入れられるようになった。
この体制で特に増えたワイヤーアクションであり、撮影現場ではワイヤーを吊るすためのクレーンが毎日のように来ていたという。
第4話におけるカゲリが水面を蹴って岸に戻るシーンなど、ダイナミックなアクションシーンが増えたのも特徴。
中にはカメラマン自らハーネスを着込んで空中からの撮影に励んだシーンも見られる。(※当時はドローン撮影がなかった時代。)

特撮面では前作以上に東宝特撮映画のオマージュが多く、幻星神や巨獣の一部に東宝怪獣のモチーフが使われている。
また、怪獣が増えたこともあり、市街地などのセットの破壊シーンもより迫力あるものに仕上がっている。
最終決戦は無数の怪獣軍団の戦いという非常に見応えのあるシーンが魅力的だが、石井監督によればこの時の特撮班は予算もスケジュールもオーバーしていたとのことで、川北氏の特撮愛が窺い知れるエピソードである。


【登場人物】

ジャスティライザー

450年前、侵略者カイザー・ハデスを封印したライザー星人ノルンがハデスの復活に備えて用意した装備を纏った戦士。
地球に眠る力〈ジャスティパワー〉によって選ばれた人間が変身する。
強い「」「」「」の心を持った人間が選ばれる。

変身者に選ばれたのは何れも学生(高校生2人と大学生1人)で、それ故に精神的に未熟な面も多く見られた。
ジャスティライザーに明確なリーダーは存在しないが、作戦の立案は真也が、攻撃の先導は翔太が仕切ることが多かった。

助監督の近藤孔明氏が雑誌『宇宙船』にて連載していた撮影日誌によれば、変身者3人の先祖は天堂家に仕えていた家臣たちで、ジャスティライザーに選ばれたのも彼らの血を引いていた為であるとされている。
劇中では特にその辺りの説明はなかったが、「マガジンZ」の漫画版ではこの設定について拾われている。

伊達翔太 / ライザーグレン / ライザーシロガネ
演:伊阪達也
スーツアクター:新上博巳

ジャスティライザー・グレン、見参!

ジャスティライザー・シロガネ!

本作の主人公。1987年8月17日生まれで東京都出身。
都立聖台高校2年生の17歳で獅子座O型。

4人家族だったが、両親が別居してからは父・源太郎と2人暮らし。
劇中では一切触れられないが、作中未登場の母・美由紀と妹・亜紀は共にスイス在住という裏設定が存在する。*7

熱い気性と優しい心を持つが細かい事は考えない熱血漢バカタイプ。
負けず嫌いで、意地っ張りだが涙もろい一面も見せる。
ユカに好意を持っており、彼女にもしもの事があると暴走しがちなのが玉に瑕。
第42話ではユカにプレゼントをあげる為、かつて弓道天馬(元セイザータリアス)が勤めていたバイク便「ジェット・エクスプレス」でアルバイトする一幕もあった。

趣味はバイクを乗り回す事。
剣道が得意で、大会で優勝した経験があるほどの腕前だが高校では部活には入っていない。
反面勉強が苦手で、テストが近づくとユカにしごかれる事が多かった。
プロレスにも興味があるようで、バイト中に出会った伝説の格闘家・松坂直人(元セイザータウロン)にサインをせがんだ事もある。

ジャスティライザーの使命に戸惑いながらも源太郎のアドバイスもあって迷いを断ち切り、ハデス軍団との戦いに赴いた。
第42話にてユカを救うためにジャスティパワーを放出した結果、インローダーを失ってしまうが、直人との交流を経て生身で敵に立ち向かっていったところ、その勇気を地球の意思に認められてジャスティクリスタルを介して再びグレンへの変身能力を取り戻す事に成功した。

『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!!星の戦士たち』ではユカや真也の協力もあって大学に合格し、気ままな大学生活を送っている。

ライザーグレンは「」のジャスティパワーをもつ接近戦タイプの炎の戦士。
拳や脚に炎の力を集中させるパンチやキックを繰り出し、グレンソードを駆使した剣技を得意とする。

第25話からは澪のもつジャスティクリスタルとジャスティライザー3人の力をグレンに向けて集めることで、蒼き星の勇者・ライザーシロガネに強化変身出来るようになった。
ジャスティライザー3人の特徴を併せ持つ最強の万能戦士だが、3人と澪が同じ場所にいた上で、4人の心が1つにならなければ変身出来ない、変身者である翔太とジャスティスパークを支えている澪の体力を著しく消耗させるため、長時間の戦闘には耐えられないという弱点を抱えている。

演じた伊阪氏は現在も舞台を中心に活躍中。
本作の撮影期間中においても舞台版『BLEACH』の公演(黒崎一護役)と重なったため、最終話の一部シーンは吹き替えが立てられていた事が後年のインタビューにて明かされている。*8

◇必殺技
  • レイジングフレイム
鞘に戻したグレンソードにエネルギーを込めた後に引き抜き、ソードから斬撃を打ち出す。
使用頻度も高く、撃破率も作中で1番高い。

  • フラッシュ・ブレイザー
デストコマンド・ギルモンドにレイジングフレイムを破られたため編み出した新必殺技。
徹のアドバイスを受けて、時代劇のビデオで研究した上でバッティングセンターにて居合切りの要領で猛特訓した末に習得した。
鞘に戻したグレンソードを逆手で引き抜き、敵を吹き飛ばした後に斬撃を打ち出す。
使用回数は6回と決して少なくないが、決め技となったのは初使用の第18話のみであり、それ以降は牽制で使われるのがほとんどだった。
2回目以降の印象が薄い*9せいか、ファンの間でもしばしば『1回しか使っていない』と勘違いされる事が多い。

  • ジャスティクラッシュ
エネルギーを込めたジャスティブレードで敵を切り裂く、ライザーシロガネ最大の必殺技。

真田ユカ / ライザーカゲリ
演:神崎詩織
スーツアクトレス:齋藤恵美子

ジャスティライザー・カゲリ、参上!

本作のヒロインで翔太の同級生。
1988年2月3日生まれで神奈川県出身。
都立聖台高校2年生で水瓶座A型。

新聞記者の父(作中未登場)と専業主婦の母・こずえ(演:豊川栄順)、小学生の弟・隆史(演:橋本遼)との4人家族。

ラクロス部キャプテンで男子からは憧れの存在として注目されているが、本人にはその自覚はほとんどなかった。
生真面目で負けず嫌いな一方、自らが得たジャスティライザーの力に恐怖するナイーブな一面を持っている。

覚醒当初、ジャスティライザーの使命の重大さは分かってはいたが普通の女子高生でいたいという気持ちから踏ん切りが付かなかった。
だが、翔太の『目の前で誰かが襲われていたら助けたい』という信念を聞いたことで戦う決意を固める。

そんな翔太に対しては『あなたの彼女でも何でもないんだから。』と当初は突っぱねていたが、序盤の段階で名前で呼び合うようになるなど、素直になれないながらもお互いに惹かれあっていった。

ステラプレートを敵から守ろうとして一人追い詰められたり、ゼネラル・バッカスに襲われてタイマンを強いられて完敗したりと作中を通じてピンチに陥る事が多く、ついに第42話ではアドロクスの策略により仲間と分断されたうえで、ゾラとアドロクスの執拗な猛攻を受けて意識不明の重体*10に陥ってしまう。
幸い翔太からジャスティパワーを分け与えられたことで一命を取り留め、それ以来命の重みを感じるようになった。

『劇場版セイザーX』では大学生になり、相変わらずラクロス部で活躍している様子。

ライザーカゲリは風の力で戦う「」のジャスティパワーを持つ女性戦士。
奇襲攻撃や隠密行動といった忍者としての特性を強く持っており、カゲリストライカーを巧みに操るスピードタイプ。
跳躍力や瞬発力も高く、しなやかかつアクロバティックな動きで敵を翻弄する。

◇必殺技
  • ファントムクラッシュ
弓状に変形したカゲリストライカーからエネルギー弾を撃ち出す。
単体で決め技になったことはないが、その代わりバーサス・カノンとの同時発射でゼッカードを倒したり、レイジングフレイムにひるんだ再生ドクターゾラにトドメを刺したりしている。

平賀真也 / ライザーガント
演:井坂俊哉
スーツアクター:福田亘

ジャスティライザー・ガント、推参!

1984年11月28日生まれで北海道出身。
京南大学理工学部2年生で射手座B型、ロボット工学を研究している。

家庭環境は3人の中で1番複雑で、15年前に研究者である両親は真也を置いて行方をくらましてしまい、それ以来両親の知人の下で育った。
その影響で人とのコミュニケーションが苦手で思いやりが上手く表現出来ない点から来る冷静なしゃべり方からよく誤解される。

覚醒直後は使命に疑惑的で翔太達と接触せず単独で活動していた。
ライゼロスに非常に興味を持っており、自室にて自作のロボットにライゼロスのデータを組み込もうとするほど。
大学では成績優秀で、彼の書いた論文は理工学部の教授からも高く評価されている。
フットサルが得意な文武両道型でもある。

両親の真意を知ってもなお彼らを許す事が出来なかったが、デスタランから自分を庇った父親の姿を目にしたことで両親から愛されていたことを知り、2人を『父さん、母さん』と呼べる程度にはわだかまりは解消された。

一見クールに見えるが実は心優しい青年であり、両親と和解してからは少しずつ態度が軟化していった。

澪に対しては『正確な情報も知らないまま、勝手に戦う道具にされたくない。』という理由から、協力的ではあるが一定の距離を置いていた。
しかしレオガイアスに人質に取られた際にジャスティパワーに頼ろうとする彼女を𠮟責したことや、両親の件で境遇が同じであることを知ったのをきっかけに互いに想いあうようになった。
それ以来澪といい雰囲気になる事が多く、彼女がハデスに捕まった際は激しく動揺し、必死に救い出そうと奮起した。

ユカの友人である麻美と理緒からは中盤以降『シン様』と呼ばれ慕われるようになるが、本人は澪一筋なので2人を苦手としている。

神野の事は澪を危険に晒されたこともあって終止警戒していたが、仲間になってからは積極的に打ち解けようとしていた。

『劇場版セイザーX』では大学を卒業してロボット工学の研究員として働いている。
…が、それ以上に観客の話題をかっさらったのは髪型で、長かった髪をバッサリ切って丸刈りになっていたのである。
これは演じた井坂氏が本編のクランクアップ後に出演した別のドラマ*11での役柄に併せて髪を切ったため。

ライザーガントは雷の力で戦う「」のジャスティパワーを持つ戦士。
ガントスラッガーを駆使した射撃戦が得意なパワー型。
射撃精度が非常に高く、ビルなどの高所から敵を狙い撃ちすることが多かった。


◇必殺技
  • バーサス・カノン
ガントバスターから強力な雷エネルギー弾を撃ち出す。

  • スラスト・シュート
ガントライフルから強力なエネルギー弾を撃ち出す。

ジャスティライザーの協力者

天堂 澪
演:江口ヒロミ

450年前にノルンを助けた姫の末裔。20歳
家に代々伝わるジャスティパワーを操作するジャスティクリスタルを受け継いでいる。
だが、彼女の代にはジャスティクリスタルを守るという使命はほとんど忘れられていた。
幼い頃に両親は事故で死亡し、天堂家の守役であった本宮家に引き取られ、それ以来麗香とは姉妹同然に育った。

星神島に住んでいたがジャスティパワーが解放されて以降、自らの使命を全うすべくジャスティライザーと接触するために上京した。
車を一括払いで購入出来る金持ちだが、それを鼻にかける事は無い心優しい女性。
和也少年からはギリシャ神話の女神『アストレア(アストライアー)』に例えられ、とても嬉しそうにしていた。

序盤はノルンの伝言係のような役割に思い悩んでいたが、シロガネを呼び出すジャスティスパークを発現させて以降は命を投げ出す覚悟で積極的に戦線に赴く。

真也とは彼の両親の件もあって境遇を重ねる内に好意を寄せるようになり、彼と一緒に戦いたいと強く思うようになった。

一方で殺人級の料理の腕前の持ち主であり、塩辛などを混ぜたアジアンテイストのクッキーやイチゴ入りのおにぎりなどが入った弁当を作ったり、焼き肉にヨーグルトやブルーベリージャムをかけようとするなど、味覚センスも壊滅的。

演じた江口氏は役柄とは裏腹に体育会系であり、第22話での全力疾走シーンや後年に出演した『牙狼-GARO- MAKAISENKI』などでその運動神経の片鱗を見ることが出来る。

本宮麗香
演:小澤栄里

代々、ジャスティパワーの秘密を守るために天堂家に仕えてきた一族の出身で澪のボディガード。25歳。
幼少期から一緒に育って来たこともあり、澪は彼女を姉のように慕っている。
麗香自身も澪を守る事が自分の存在意義だと感じている為、彼女を危険な目に会わせまいときつく当たってしまうこともしばしば見られた。

好物はシュークリームで、決戦の時にもおにぎりと一緒に持ち込もうとしたほど。
一方で澪の作ったクッキー(アジアンテイスト)を食べて絶賛するなど、味覚オンチ疑惑アリ。*12

生身の人間ながら身体能力は高く、ザコール程度なら余裕で倒せる。
第37話では、レジェンダー・ガーゴイドの杖を奪い軽々と使いこなして見せている。
また、趣味の手品が高じてピッキングの技術も身につけており、これを利用して国防省の牢屋から脱出した事も。

一方で彼女自身は特殊な能力などを持たないため終盤、国防省の白河から護衛対象外と見做されたことで、星神島に帰ろうとするほどにまで存在意義を見失いかける。
しかし神野の秘める〈ライザーパワー〉が自身と反応した事により、彼からスターリングを手渡されデモンナイトを〈ライザーパワー〉の化身に覚醒させようと祈るが…

神野司郎/ デモンナイト
演:波岡一喜
スーツアクター:白濱孝次

第2部序盤の第18話から登場した謎の男。
1部から登場していなかったのは掲示板に立て籠っていたからではない。
ジャスティライザーにハデスに関する断片的な情報を与えていたが、その裏の顔はハデス軍最強のデストコマンド・暗黒騎士デモンナイト だった。

ジャスティライザーの敵であったが正々堂々とした戦いを好み、他のデストコマンドの作戦を邪魔をする事もあった。
命令違反も多くゼネラル・バッカスやカイザーハデスに見限られてからは流浪の身となる。

澪の持つジャスティクリスタルと自身の持つブレスレットが反応する不可解な現象に困惑していたが、その正体はライザー星の伝説の騎士・リゲル
450年前の戦いでハデス軍に立ち向かうも、ハデスに敗れ記憶を奪われてしまい、自身の奥底に秘めた〈ライザーパワー〉を奪おうとするハデスの下僕として操られていたのだった。
ジャスティクリスタルとブレスレットが反応したのも、ブレスレットに埋め込まれた石が〈ライザーパワー〉が宿るライザーストーンであるためだった。
第35話にてミラからスターリングを受け取ったことで自分の記憶を取り戻した。
それからしばらくはライザー星を裏切ってしまった罪悪感から単独行動をとっていたが、『伝説の騎士』の証であるスターリングをノルンも嵌めていたことで、ノルンの弟であることを知ったジャスティライザーと和解、『4人目の勇者』として共に戦うことを決意する。

仲間になってからは1週間飲まず食わずでダルガ基地を探し回ったため、あまりの空腹から川のザリガニを食べようとする偏食ぶりを見せたり、漢字が読めないので*13『高電圧』と書かれた国防省の檻をこじ開けようとして感電したり、源太郎の差し入れの大福を美味しそうに食べるなど、敵対時には見られなかった天然ぶりを見せるようになった。


デモンナイトはライザースーツに似た特殊強化スーツを纏ったライザー星の戦士。
「クラストオン!」の掛け声でライザーストーンが反応し、デモンナイトへと変身する。
武装は青龍刀状の剣ナイトシュパード
必殺技はナイトシュパードを光弾状にして打ち出すナイトクリーパー

本作のライバルキャラであり物語のキーパーソンだが、前作のインパクター・ロギアに比べるとネタキャラじみた扱いを視聴者から受ける事が多かった。
その原因としてリゲルと正体が分かった後も出続ける『デ モ ン ナ イ ト』のテロップや4人で戦っている時にジャスティライザー3人の事を歌った挿入歌「3つのチカラ」が流れるため、ハブられているように感じ取られた事が良く挙げられる。

演じた波岡氏は後に『ライオン丸G』で主人公の獅子丸、『仮面ライダー電王』でカメレオンイマジンの契約者を演じた後、『仮面ライダー鎧武』では仮面ライダーに変身するアイテムを配る謎の人物・シドを演じた。

伊達 源太郎
演:中村有志

翔太の父親で『伊達電器店』を営む42歳。
妻と別居して以降、翔太を男手一つで育ててきた。
何故か自分を『源さん』と呼ばせたがったり、ダジャレを言ったりするのが悪い癖。
昔やっていた剣道はかなりの腕前らしいが、劇中では特にそれを披露する機会はなかった。

含蓄のある言葉で翔太を支える良き父であり、彼の何気ないアドバイスが事件解決のきっかけになる事もしばしば。
ステラプレートを持ち出したのをきっかけにジャスティライザーのことを知ってからは、縁の下の力持ちとして翔太たちを支え続けた、日常パートの象徴といえる人物。

演じた中村氏は本作と同じくテレビ東京系で放送されている『元祖!大食い王決定戦』の司会・進行役としてもお馴染み。
稲葉氏は後年、源太郎のキャラクターについて『配役の勝利』と述べている。

武田広之
演:小谷嘉一

ステラプレートを代々守ってきた一族の末裔である青年。
幼い頃に両親を事故で無くして以来、中尾山の祠で1人で暮らしてきた。
あかつき号には乗っていない

生前の両親からステラプレートを守るための予知能力を与えられ、敵の存在などを感知することができる。
亡き母親の面影を持つユカに懐いているが、真也によれば恋愛感情はないらしい。
ステラプレートを翔太たちに託した後は星神島の本宮家に居候する事になり、東京を後にした。

国防省

前作に引き続き登場する国家防衛機関。
本格登場は第44話からだが、それ以前にも巨獣を迎え撃つべく主力部隊が出撃している。(第10・41話など)

白河信介
演:かなやす慶行

第44話から登場。国防省対異星人特殊作戦課特務局長。
既婚者であり、一人娘がいる父親でもある。

アドロクスに憑依され、翔太達を拘束するが、同期の九条の機転により正気を取り戻した。
その後は彼らのサポートに回るが、アドロクスに利用されたのが相当堪えたらしく、お詫びとして翔太達に黒服の男の護衛を付けて守ろうとするが、翔太とユカからは『監視されてるみたい』と不評だった上、真也と澪をほぼ毎日国防省に出向かせ尋問同然の質問攻めをしたため九条からも非難されていた。
更には特殊な力を持たない麗香を護衛対象外と見做したことで、彼女が星神島に帰ろうとするなど、完全に裏目に出てしまう。

本人は至って真面目かつ正義感に溢れた人物なのだが、結局劇中で特にフォローもなされないまま第47話を最後にフェードアウトした。

九条公康
演:冨田昌則

同じく第44話から登場。国防省対異星人特殊作戦課司令官。
無精髭が特徴の男性で、軍人でありながら銃を携帯したがらない型破りな人物。

当初は白河(アドロクス)の命令に乗り気でなかったこともあり、ダウナー気味な態度をとっていたが、彼の不審な行動に疑問を抱きカマをかけるなど、実際のところは有能な指揮官であり、部下からの信頼も厚い。
ジャスティライザーの事を知ってからは彼らと共に戦う事を決意し、作戦会議にも積極的に参加していた。

ブルガリオ軍団の襲来に際し、迎撃ミサイル衛星と陸上部隊を編成してこれを迎え撃つが、どちらも破られてしまった。
これが最後の出番となり、最終話には未登場。

周辺人物

松平健一
演:正名僕蔵

伊達電器店勤務のおっさん。
給料が少ない事を嘆いては源太郎に軽くあしらわれるのがお約束。
ジャスティライザーの事は知らないため、翔太たちが大事な話をしている時も置いてけぼりな場面が多々あった。

見た感じそこそこな年齢だが終盤にて里見真央(演:菅真紀)という若い恋人を作る。
彼女とは『ダーリン』『ハニー』と呼び合うほどラブラブな関係で、同棲を機に念願の給料アップを果たした。が、最終回のエンドロールで大ポカをやらかしてしまう。

市川徹
演:内田明

翔太の親友で、彼とは小学3年生からの付き合い。
翔太が自分に隠し事をしていることに気づくも、それ以上詮索はせずに翔太の特訓に協力した。
そのため本筋に絡む事は無いが割と出番が多い。
第40話では神話好きの甥っ子・星野和也(演:片岡涼)を翔太たちに預けて自分はデートに行ってしまうが、相手からは振られてしまった様子だった。

瀬川麻美
演:久保麻衣子
松原理緒
演:鳥井綾乃

ユカの友人で、共にラクロス部所属。
彼女らも本筋に絡む事はないが、徹以上に出番が多かった。
中盤からは真也を『シン様』と呼び追っかけるようになるが、理緒の方は終盤で彼氏が出来たため自然消滅した…と思われたが、最終話にて2人して再び真也を追っかけ回していた。

二宮省蔵
演:田口主将

翔太の家の近所で暮らす、通称『オリオン座博士』の蝶ネクタイがトレードマークの老人。
神社の跡からステラプレートを発見する。

12年前に孫の健太(演:市原尚弥)がUFOに攫われたと信じていたが、実は健太は元々病弱で自分が連れ出したばかりに死なせてしまい、その事実を受け入れられないあまり『UFOに孫が攫われた』という別の記憶に置き換えて現実逃避していたのが真相であった。
だが、翔太との交流やライノスレイブに襲われた彼を救おうとステラプレートを差出し、結果プレートは破壊されるも、孫の死とその現実に向き合う事を翔太に約束した。

平賀博士
演:伊藤洋三郎

真也の父で、自律思考型ロボットを研究していた科学者。
15年前、夫婦で進めていたロボットの研究が軍事超大国の当局者に兵器開発のために悪用されそうになったため、政府の計らいで国外に脱出したが、幼い真也は自分達の都合で振り回されないよう、信頼できる知人に預けたのだった。

真也を捨てた事は負い目に感じており、彼と再会した時も敢えて冷たく突き放したが、デスタランの攻撃から咄嗟に息子を庇った事*15で遂に和解した。

平賀咲子
演:熊谷美香

平賀博士の妻で真也の母。
夫と同じく科学者で、助手も務めている。

政府の高官(演:大滝明利)から巨大ロボット(幻星神)の解析を依頼され、15年ぶりに日本に帰国する。
澪たちに自分達の事情を説明し、真也を託して再び夫婦で海外に戻っていった。

ライザー星人

ノルン
演:川合千春

450年前にカイザー・ハデスを封印したライザー星の科学者。

封印の後にジャスティライザーの武装を残し、日本各地にハデス封印の要ステラ・プレートを配置した。
劇中では度々イメージとして現れ、翔太達を導く。

シロガネの登場を予知してリュウトを用意するなど、能力が反則気味。

長らく声のみの登場だったが、第38話にてシェイドスターから投影されたフォログラフィとして姿を現し、翔太たちにライザー星の悲劇を伝えた。
実は神野(リゲル)の実姉であり、ミラの持っていたスターリングと同型の指輪をフォログラフィが嵌めていたことから発覚した。

名前の由来は北欧神話における運命の三女神・ノルン(複数形『ノルニル』)からで、劇中でも言及がなされている。

ミラ
演:中野智世

ライザー星人の数少ない生き残りで、ダルガ帝国軍に抵抗するために組織されたレジスタンスの一員。
レジスタンスのリーダーである兄(演:村田真乙)からスターリングを託され、伝説の騎士を探し出すために地球に降り立った。
ヴァルガンに兄を含むレジスタンスの仲間達を殺された事を告げられ、自身もアドロクスの手にかかって命を落としてしまう。
だが、死の間際に神野にスターリングを渡して彼の記憶を取り戻させることに成功した。
遺体は神野によって山奥に葬られ、形見となったスターリングは紆余曲折を経て麗香に託された。

マイア姫
演:伊藤紅音

ライザー星の姫で、神野(リゲル)のかつての恋人だった。
ドレイクに暗殺され、神野の心に深い傷を残した。
…が、本人が出てくるのは第48話の回想シーンのみであり、それまで言及もなかったことから唐突感は否めず、ファンの間でも賛否両論となっている。


【敵組織】

ハデス軍団

第2部までの敵組織、カイザー・ハデス率いる宇宙人集団。

カイザーハデス
声:谷口節

ハデス軍団の首魁。
450年前に地球を襲撃した宇宙人。
当初はノルンによってステラプレートの力で魔神像に封印されていたが、全てのステラプレートが破壊された事で復活を遂げる。
復活後はジャスティライザーと激闘を繰り広げる。


ドクターゾラ
声:五十嵐麗

女性科学者。ハデス軍団の中でいち早く地球に飛来し、カイザー・ハデス復活を画策。
サイバーナイトやサイバービーストを次々に送り込む。

翔太達が知らないのをいい事に次々とステラ・プレートを破壊した。
最終的にカイザーハデスを復活させ、彼を宇宙に逃すための囮役を引き受け、ハデス艦から照射されたエネルギーで巨大ドクターゾラに変貌してニンライザーとスピード対決を繰り広げるが、最期はタイフーンスライサーで切り刻まれて爆死した。

ゼネラル・バッカス
声:斧アツシ

第2部から登場した幹部。ハデス親衛隊デストコマンドを指揮した。
デモンナイトとは折り合いが悪く、最終的にはジャスティライザー諸共始末しようとした。
ジャスティライザー3人を圧倒する実力派だったが、ライザーシロガネには手も足も出ず、最後はジャスティクラッシュを受けて爆死した。


デストコマンド
  • 暗殺を得意とするギルモンド
  • 毒針を正確に撃ち込むデスタラン
  • 身軽さが武器のバスキ
  • 息の合ったコンビネーションのツインズナイト兄弟
  • デモンナイトの師匠でもあるダンハウザー
以上の6人からなる怪人達でそれぞれが歴戦の猛者。


ダルガ帝国軍

ジャスティパワーに目を付け、来訪した新たな敵。
ハデス軍団以上の規模を誇る。

魔神ダルガ
声:松本大

ダルガ帝国・皇帝。
カイザー・ハデスの実の兄であり、体色が違うだけで同じタイプの宇宙人。
その力は弟を遥かに上回っている。
地球の持つ強大なパワーを我が物にしようとする。

コマンダー・アドロクス
声:遠近孝一

特殊部隊レジェンダーズ司令官。
公家言葉とオネエ口調で喋る。
ダルガが地球に到着する為の準備とデータ収集を任務とする。
武器のアドロークファンは巨大化させて突風を繰り出したり、サーフボードよろしく上に載って空中を自在に飛行できる。
作戦を悉くジャスティライザーに邪魔され、焦った末にドクター・ゾラとゼネラル・バッカスを復活させるも、2人ともジャスティライザーの復讐に勝手に動き出したために失敗に終わる。
続いて国防省の白河に憑依してジャスティクリスタルを奪う最終作戦を行使し、一度はクリスタルを押収するが九条の一芝居に引っかかって白河を解放され、クリスタルも奪還された挙句ダルガからも撤退を拒否され、最期はライザーシロガネのジャスティクラッシュで葬り去られた。

レジェンダー・ドレイク
声:泉龍太

終盤に登場したアドロクス亡き後の特殊部隊指揮官。
地面や空間から金色の剣・ブレードレーグを取り出して戦う。
その腕前はグレンやデモンナイトを上回る。
デモンナイトにとってはかつての恋人・マイア姫を殺された宿敵。
最期はグレンとデモンナイトの同時攻撃で倒された。

レジェンダーズ
  • ライザー星人を返り討ちにしたヴァルガン
  • 強力な魔術の使い手・ガーゴイド
  • 素早い動きで敵を翻弄するギャメリオン
  • 頑丈な装甲による防御力が自慢のアルミュール
以上の4人からなる、デストコマンドに引けを取らない強豪。

共通の敵

戦闘兵士ザコール
ハデス軍・ダルガ帝国軍共通の戦闘員
意思は持たず、幹部や怪人の命令に忠実に動く。
能力は人間の約10倍。だが、終盤では澪や麗香に軽くいなされていた。
空間を切り裂いて基本的に5体が出現して敵に襲いかかる。
棍棒状のザコンボーが武器で電撃のほか炎を放つ。
各部毎に体色が変更されている。

宇宙巨獣
本作の怪獣の総称、ハデス軍とダルガ帝国軍で使役される生物兵器。
総数は前作の3倍近くの20体に跳ね上がり、それぞれが個性を併せ持つ。
東宝怪獣やウルトラ怪獣をモチーフにしたものも存在しており例に挙げると、
等々、シリーズ1の種類を誇る本作の見どころの1つと言っても過言ではない。

【ジャスティライザーの装備】

  • ライザースーツ
インローダーを起動させる事で出現する、ジャスティライザーの主力装備たる特殊戦闘服。
デザインモチーフとして鎧武者・くノ一・山伏といった「和」の要素が取り入れられている。
装着完了後はライザーマントを羽織っているが、これを脱ぎ捨てることで戦闘態勢に入る。
ライザーマントは中盤以降省略されることも多かったが、グレンの再覚醒時や最終決戦などではしっかり使われてはいる。

  • インローダー
名前の如く印籠型の変身用アイテム。
「装着!」の掛け声と共に上部スイッチを押す事で瞬時にアンダースーツに着替え、左胸のホルダー・チャージライザーにインローダーを装填する事で各部アーマーを装着し変身は完了する。
通信にも使用可能。

  • グレンソード
ライザーグレンの武器である日本刀型の特殊剣。
普段は腰の背面に装備されているが、装備時と使用時の大きさが明らかに違っている。
鞘を付けたまま打撃武器として使用したり、両手に鞘と刀をそれぞれ持って、二刀流のような戦い方をする事も。
第48話ではガントも使用した。

  • カゲリストライカー
ライザーカゲリの武器である特殊暗器。
左手に装着し、くないのようなカゲリダガーを射出可能。

  • ガントスラッガー
ライザーガントの武器であるコの字型の特殊銃。
一発で分厚い鉄筋入りコンクリートを溶かしすエネルギー光弾を発射可能。
錫杖型拡張パーツを付けたライフル形態ガントライフルに変形でき、厚さ50cmの鉄に穴を開けられる威力を誇る。
第48話ではグレンも使用した。

  • ジャスティアームズ
ライザーシロガネの武器である万能アイテム。
状況によって剣型のジャスティブレード、槍型のジャスティランサー、銃型のジャスティブラスターの3形態に変形する。


【主なメカニック】

幻星神
ノルンの作り出したロボット。
個別項目を参照。

ノルン艦
ノルンがハデス軍との戦いで使用していた宇宙船。
宇宙空間を高速で移動することが出来る。
ハデス艦の攻撃で地球に不時着するが、この宇宙船を基にノルンはライゼロスや星神獣を開発している。

対巨獣メーサータンク
第50話にて何の前触れもなく登場した東宝特撮お馴染みのメーサー兵器
国防省の陸上部隊で前線を取り、ブルガリオ軍団に立ち向かうも多勢に無勢で全滅してしまった。
超星神シリーズでは唯一にして東宝の映像作品では令和現在最新のメーサー兵器となっている。

【アイテム・用語集】

  • ジャスティクリスタル
かつてノルンが澪の先祖である姫に託した水晶。
強大なジャスティパワーを発動し、バリヤーを発生させて敵の攻撃から守ることもある。(第16話・最終話)
第2部中盤からはライザーシロガネを召喚する重要なアイテムとして扱われる。

  • 星神島(ほしがみじま)
澪と麗香の故郷である島で、瀬戸内海に位置する。
戦国時代に天堂家が移り住んで以降、天堂家がこの島の領主であり、ジャスティクリスタルを隠した土偶が祀られていた。
『劇場版セイザーX』ではこの島が戦いの舞台となった。
撮影日誌によれば、企画当初は姫神島という名前だったが、遺伝子操作された怪鳥の住む島と被ることから変更されたとのこと。

  • 天堂家の古文書
天堂家の先祖がノルンから聞いた幻星獣や星神獣の秘密が書かれた巻物。
ライゼロスや星神獣の絵が描かれているほか、名前は漢字で当て字がされている。

  • 伊達電器店
源太郎が経営する電器店で、翔太の実家。
源太郎の人柄もあって町の人からの評判は高いらしい。
店内の応接ブースが翔太たちジャスティライザーのたまり場として使われるようになる。

  • ステラプレート
ノルンがオリオン座を利用した結界・『ステラアレイ』を発生させるために用いた8枚の金属プレート。
広之はノルニルの板とも呼んでいた。
7枚がオリオン座の位置に沿って配置され、残る一枚は『ステラアレイ』の要として封印されたハデスの真上に配置されている。
ジャスティライザーがこのプレートの意味に気付くのに約1クールかかった上、その後も為すすべなく全て破壊された事でハデスは復活してしまう。
稲葉氏曰く、ステラプレートの設定は鹿島監督の発案とのこと。

  • スターリング
伝説の騎士の証である指輪。
かつては生前のノルンが嵌めていたもので、ジャスティパワーと対をなす宇宙最強の力・ライザーパワーを秘めている。
当初はミラが所有していたが、彼女の死後は麗香を新たな持ち主に選ぶ。
麗香の祈りを受けるとリングに宿ったミラの魂が反応し、デモンナイトをライザーパワーの化身に覚醒させるはずだった。
…が、魔神ダルガにライザーパワーを奪われた事で失敗に終わり、スターリングも消滅してしまう。

【主題歌・楽曲】

オープニングテーマ

「幻星神ジャスティライザー」
作詞・作曲 小島健二
編曲 清水武仁
中島満雄
演奏時間 3分46秒
発売日 2005年1月26日
レーベル 日本クラウン

ロックテイストを効かせた、王道な熱血ヒーローソングに仕上がっており、番組タイトルを只管連呼するラストサビのコーラスが強烈に耳に残る。
歌っている中島氏はロックバンド「PLANET EARTH」の元メンバーで、本作が唯一の特撮参加となった。
第29話からは歌詞が2番に変更され、デモンナイトやライザーシロガネ、ジャスティカイザーといった後半の主要キャラが追加された。
最終回ではエンドロールでも使用された。

エンディングテーマ

ED映像はいずれも各話のダイジェスト形式(静止画)で、曲間にジャスティライザー3人の名乗りバンクが挿入される。
3曲ともタイアップ主体のj-popだが、いずれも良曲揃いである。

「Sky」
作詞 rom△ntic high
作曲・編曲 monk
コーラスアレンジ Yas Kitajima
SweetS
演奏時間 4分27秒
発売日 2004年11月3日
レーベル avex trax

第1話から第13話まで使用。

「列島パーティ騎士(ナイト)
作詞・作曲・編曲・歌 HAV
演奏時間 3分11秒
発売日 2005年2月16日
レーベル ポニーキャニオン

第14話から第25話まで使用。

「コトバにできない想い」
作詞 MIZUE (E☆M)
作曲 安藤友洋
編曲 TAKAOMI KONDO
Water
演奏時間 4分24秒
発売日 2005年4月27日
レーベル ドリーミュージック

第26話から第50話まで使用。
好評だったのか、この曲のみ半年に渡って使用された。

挿入歌

「3つのチカラ」
作詞・作曲・歌 小島健二
編曲 清水武仁
演奏時間 3分53秒
発売日 2005年4月27日
レーベル 日本クラウン

第38話から第50話まで使用された、本シリーズでは唯一の劇中使用を前提とした挿入歌。
上述のようにデモンナイトを含む4人で戦っている時に選曲される事が多かったため、ネタにされることもあったが、この曲はあくまでジャスティライザー3人とジャスティパワーについての歌なのでデモンナイトが含まれていないのは当然と言えば当然である。

【エピソード】

話数 サブタイトル 登場怪人・怪獣 脚本 監督 備考
第1話 出現!幻星獣ライゼロス サイバーナイト・ザウラス
宇宙巨獣デフロッグ
稲葉一広 石井てるよし ライザーグレン見参
第2話 ライザーグレン、見参!
第3話 第二の戦士カゲリ参上! サイバーナイト・モルギレス 上代務 鹿島勤 ライザーカゲリ参上
第4話 敵か味方か!?第三の男! ライザーガント推参
第5話 三人の勇者 ドクターゾラ 石井てるよし
第6話 見参!幻星神ケンライザー サイバーナイト・ギルドロス
サイバービースト・ギルドロス
幻星神ケンライザー登場
第7話 危機!ハデス復活計画 サイバーナイト・アーマーガンナー
サイバービースト・アーマーガンナー
稲葉一広 鹿島勤
第8話 出撃!幻星神ジュウライザー 幻星神ジュウライザー登場
第9話 オリオン座の秘密 サイバーナイト・ライノスレイブ
宇宙巨獣トロイドン(第10話のみ)
河田秀二 米田興弘
第10話 貫け!信じあう心
第11話 ユカ、絶体絶命! サイバーナイト・ゼッカード
宇宙巨獣バグリアン
池田敏春
第12話 襲撃!二大怪獣! サイバーナイト・ガーディアス
宇宙巨獣バグリアン
宇宙巨獣デッドラー
第13話 源太郎危機一髪! サイバーナイト・ラジメウス
宇宙巨獣ギルモネ
天沢彰 石井てるよし
第14話 秘策!敵を欺け! サイバーナイト・ラジメウス
サイバーナイト・ガンデロン
第15話 驚異!ジャスティパワー ドクターゾラ 上代務 鹿島勤
第16話 吠えろ!幻星神ニンライザー カイザーハデス
ドクターゾラ
巨大ドクターゾラ
幻星神ニンライザー登場
第17話 デストコマンド襲来! デストコマンド・ギルモンド 稲葉一広 石井てるよし 第2部開幕
第18話 燃えろ、必殺剣! フラッシュ・ブレイザー習得
第19話 脱出!生きる力 デストコマンド・デスタラン
デストボーグ・レオガイアス
上代務 鹿島勤
第20話 追憶、守るべきもの ゼネラル・バッカス
デストコマンド・デスタラン
第21話 暗黒騎士デモンナイト! 暗黒騎士デモンナイト
宇宙巨獣キングゼロ(第22話のみ)
河田秀二 米田興弘
第22話 激闘!立ち上がれ真也
第23話 みんなの心、ユカの心 デストコマンド・バスキ 天沢彰 大津是
第24話 ライゼロス破壊計画! 暗黒騎士デモンナイト
デストボーグ・ブルガリオ
第25話 まぼろしの勇者 デストコマンド・ツインズナイト 浦沢義雄 鹿島勤 ライザーシロガネ登場編
浦沢コメディ炸裂
第26話 蒼き星の勇者、再び… ゼネラル・バッカス
第27話 勇者ライザーシロガネ! デストコマンド・ダンハウザー 真島浩一 池田敏春
第28話 三大巨獣対幻星神 宇宙巨獣デボラス
亡霊巨獣デッドラー
亡霊巨獣ギルモネ
第29話 決戦!星神島 宇宙巨獣スカラベレス 河田秀二 石井てるよし
第30話 バッカスVSデモンナイト ゼネラル・バッカス
暗黒騎士デモンナイト
伝通院 洸客演
第31話 戦慄!地球壊滅計画 宇宙巨獣グラスター 稲葉一広 鹿島勤
第32話 激突!勇者VS戦士 暗黒騎士デモンナイト
カイザーハデス
第33話 究極幻星神、光臨! カイザーハデス
巨大ハデス
幻星神ジャスティカイザー登場
第34話 新たなる戦いの序曲 コマンダー・アドロクス
レジェンダー・ヴァルガン
上代務 村石宏實 第3部開幕
第35話 覚醒!伝説の騎士 獅堂未加客演
第36話 魔神ダルガ登場! レジェンダー・ガーゴイド
暗黒巨獣バハドーグ(第36話のみ)
天沢彰 米田興弘
第37話 捕らわれたデモンナイト
第38話 悲劇のライザー星 レジェンダー・ギャメリオン
デストボーグ・レオガイアスII(第38話のみ)
真島浩一 石井てるよし
第39話 新たな勇者
第40話 逃避行!少年と澪 レジェンダー・アルミュール
合成魔獣ザリガン(第41話のみ)
河田秀二 鈴木健二
第41話 倒せ!魔獣ザリガン
第42話 対決!三大幹部 コマンダー・アドロクス
復活ドクターゾラ
復活ゼネラル・バッカス
上代務 米田興弘 松坂直人客演
第43話 最高のヒーロー
第44話 ジャスティライザー攻撃命令! 宇宙巨獣エグゼリオン 真島浩一 近藤孔明
第45話 アドロクス最終作戦 コマンダー・アドロクス 本多幹祐
第46話 未知なる力 魔神ダルガ
レジェンダー・ドレイク
上代務 池田敏春
第47話 最強の魔神登場! 魔神ダルガ
暗黒魔神クロガネ
レジェンダー・ドレイク
メカ巨獣メガリオン
暗黒魔神クロガネ爆誕
第48話 潜入!ダルガ基地 暗黒魔神クロガネ
レジェンダー・ドレイク
稲葉一広
鹿島勤
鹿島勤
第49話 蘇れ!幻星神 暗黒魔神クロガネ
メカ巨獣メガリオン
第50話 地球総攻撃開始! 暗黒魔神クロガネ
デストボーグ・ブルガリオ軍団
稲葉一広 石井てるよし
第51話 明日に架ける夢 暗黒魔神クロガネ
巨大クロガネ
巨大シロガネ誕生
※参考文献・朝日ソノラマ『宇宙船YEAR BOOK 2006』

【余談】

  • 放送期間中の2005年2月3日に大國魂神社で行われた節分祭にて、ジャスティライザー3人と変身前のキャスト3名がゲストとして参加し、ゴジラと共に豆まきを披露した。

  • 放送初期に公開された映画『ゴジラ FINAL WARS』とは撮影所が同じだったこともあり、同作の特撮班にミニチュアを貸し出したり、逆に同作で使われたミニチュア*16を流用することが多かったという。

  • 第13話の巨獣ギルモネが破壊するビルの合成素材のグリーンバック撮影は東宝大プールの横で行われており、この撮影を最後に大プールは取り壊されたため、このスペースを撮影に使用したのは川北組が最後ということになる。

  • 前作と同様ミニコーナーはキャラクター紹介だったが、第40話以降*17は『劇場版セイザーX』の特報に宛がわれるようになった。

  • スタッフがエキストラとしてカメオ出演する内トラも前作に引き続き行われ、第1話の巨獣デフロッグに襲われるビル内の人々役で川北氏ら特撮班が、第34話では神野とすれ違う役で石井監督と村石監督が、最終話にはジャスティライザーのスーツアクター陣と本編班操演担当の上田健一氏が出演している。


追記・修正は3つのチカラを1つにしてからお願いします。


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  • 明日に架ける夢
  • 2004年
  • 自重しないテロップ

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最終更新:2024年12月06日 16:58

*1 これ以外にもPS2版ゲームが2005年春に発売予定と告知されていたが、公式のアナウンスもないまま開発中止に終わっている。

*2 本作のみ『シリーズ構成』という役職は最終話を除いてクレジットされていない。

*3 脚本段階では魚住愛と弓道天馬の登場も検討されていたが、キャストのスケジュールの都合から実現しなかった

*4 これ以前にもシロガネやデモンナイトが追加される前の企画書も存在していたことが稲葉氏らの証言で明らかになっているが、書籍『超星神シリーズコンプリーション』の発売時点で当該資料は発掘に至らなかった。

*5 先述した毛利真弓やリガードのオミットが該当。

*6 角川書店『特撮ニュータイプ』2005年1月号より、インタビューコメント抜粋。

*7 これが明記されている資料は『宇宙船』vol.115などの雑誌くらいしかなく、東宝公式サイトでも触れられていないため、ファンの間でもこの設定を知らない人は多い。

*8 舞台版『BLEACH』のオーディションに提出するためのPR映像を『ジャスティライザー』の現場で撮影した事もあったとのこと。

*9 とは言っても、デスタランを撃退し、アルミュールの頑丈な装甲を切り落とすなど、それなりの戦果を見せてはいる。

*10 ナレーターの弁より、劇中でも1度も死んだとは言われていない。最も、視聴者によって解釈のズレがあったのは事実で、講談社『ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK』では『命を落とした』と明記されている。

*11 インタビューでは戦争もののドラマと答えている為、恐らく同年9月に放送された『零のかなたへ〜THE WINDS OF GOD〜』だと思われる。

*12 但し一口しか食べていない上にユカから美味しいのかと聞かれた際にはぐらかしたことから澪を傷つけないための演技の可能性も考えられる。また、彼女が焼き肉にヨーグルトやブルーベリージャムをかけようとした時は流石に止めていた。

*13 44話の監督も担当した助監督の近藤氏による公式設定である。

*14 この日は第4話の放送日であった。

*15 幸い幼い頃の真也からもらった小さなロボットがデスニードルの盾になった事で大事には至らなかった。

*16 最終回の巨大クロガネ戦で置かれている廃墟のミニチュアがそれである。

*17 41・42・47話を除く。