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阿良々木火憐

登録日:2009/09/07(月) 18:01:15
更新日:2024/12/18 Wed 23:49:46
所要時間:約 5 分で読めます




なんだ、兄ちゃんか
敵かと思った


化物語』シリーズの登場人物。


阿良々木(あららぎ) 火憐(かれん)



阿良々木暦の上の妹。栂の木第二中学三年生。

妹の阿良々木月火とは非常に仲が良く、いつも一緒に行動している。

自称正義の味方。栂の木二中のファイヤーシスターズ実戦担当。
実戦空手の道場に通っており、実戦担当というだけあって、その腕前は一流越え。バランス感覚を含める身体能力が化物じみている。
暦と本気の兄妹ゲンカをしたときも、病身にもかかわらず終始圧倒していた。
ただ、精神面は全く鍛練されておらず、暴力の行使についてまるで躊躇しない。
暦曰く、神は絶対に与えてはならない者に絶対に与えてはならない才能を与えてしまった。

中学で成長が止まってしまった暦と違い、火憐は中学から背が延びはじめたため、現在では暦よりも背が高い。このことがお互いのコンプレックスになっている。
そのような理由もあり、スカートを絶対に穿かず、「足が長く見えてしまうから」と言って、いつもジャージを着て学校に行く。

しかし、一度だけ月火の服を(無断で)借り、私服姿になったときは、とんでもない綺麗系女子になった。
髪型はおおむね、小学生の頃からポニーテールで通している。
過去に一度だけ、何をトチ狂ったのか、髪色を目もくらむようなショッキングピンクに仕上げたことがあるが、
当然の帰結として母親に顔面をぶん殴られて、その日の夜に墨汁で黒く塗りつぶされた。

兄妹仲は悪い、と本人達は言っているが、それぞれの言動を見る限りそれほど悪くはない。むしろ、お互いのことを大切に思っている様子。
偽物語』以降さらに仲が良くなったようで、暦を肩車したり、歯を磨き合ったり、倫理の壁を乗り越えかけたりしている。
アニメ版では、歯磨きプレイアヘ顔に近い恍惚顔を晒した。シャフト自重しろ。

有名私立校に通っており、学力はそれなりに高かったはずなのだが、最近落ちこぼれてきた。順調に兄と同じ道を歩んでいる。

ちなみに、瑞鳥くんという彼氏がいる。が、瑞鳥くんに捧げるはずだった初ちゅーを鬼畜兄貴に奪われた。

阿良々木火憐の名(迷)言

「男子で七人敵がいるんだ、女子にはその七倍いるっつーの」

「金は全てじゃない――ほとんどだ!」

「目には鉄拳、歯にも鉄拳」

「あたしの名を言ってみろお!」

「どうだろう、兄ちゃん。ここは公平に、あたしのポニテ同様、兄ちゃんの局部も切り落とすべきじゃないだろうか」

「いっやぁ〜。兄ちゃんに踏まれて光栄だなぁ〜」

「道具?なんだよ、トランプでもするつもりか?それは卑怯だぞ!」

「……その歯ブラシをあたしの尻に突き立てるつもりか!」

「えええええーっ!なんであたし、実の妹の服を着て実の兄からうっとり顔で押し倒されてるんだよおっ!」

「あたしの状態?ああ、確かに通常じゃない。……頭はぼやーっとしているし。身体中は火照るように熱い、服が今にも燃え上がりそうだ。
あちこちがだるくて一歩踏み出すだけで倒れそう――兄ちゃんの姿もまともに見えやしない。次に瞬きしたら、もう二度と目を開けないかもしれねーな」

「つまり、ベストコンディションだ」

「地獄の番犬――デカマスターだ」

「ナンセンスです」

「死ねる、笑いながら死んでやる」

「初ちゅーが!瑞鳥くんに捧げるはずだったあたしの初ちゅーが!」

「じゃぁやる!兄ちゃんにあたしの処女やるから!」

「びえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええんっ」

「別れて! 別れて! すぐに別れて!」
「今から電話して別れて! 兄ちゃんが電話できないって言うのなら、あたしが電話するから!
あたしがその彼女に電話して、兄ちゃんは妹が大好きだからあなたとは付き合えないって言うから!」

「性行為だったらあたしにすればいいじゃん!」


以下、ネタバレ










“蜂に囲われた少女”




中学生の間で流行した『おまじない』を止めるため、その流出元として突き止めた貝木泥舟と対決するが、泥舟が放った蜂の怪異に刺されてしまう。

・怪異【囲い火蜂】

その名の通り「蜂(オオスズメバチ)」の怪異。
室町時代に起きた流行り病に端を発する怪異であり、原因不明の感染症のようなもの。
かかると「触れないハチに刺され全身が火で包まれたよう」な感覚に襲われ、ろくに身動きができなくなるほどの高熱を発し、最終的には死に至る。
そのため当時は何百人もの犠牲者を出し、最終的にさる高名な陰陽師によって鎮められたとされる。

……というのが、忍野忍(正確には忍が求めても居ないのに話してた忍野メメ)の説明だが、重要なのはこの先にある。

「囲い火蜂」に関するこの説明は、江戸時代に著された書物「東方乱図鑑」の十五段に記載されているのだが、肝心の「原因不明の感染症が室町時代に発生した」という事を示す歴史的根拠は無い
即ち、偽史。
偽りの歴史である。

根拠不明の噂話か、はたまた完全なる創作かは定かではないが、ともかく江戸時代にそのような文書が作成され、それを見た後世の人々が真実と思い込んだ、というのが実状。

そして、発生原因たる逸話そのものが「事実でない」である以上、そこから怪異が生じる事もまたあり得ない。
つまり、「囲い火蜂」なる怪異は存在しない
怪異の偽物、もしくは偽物の怪異とでも称すべき代物である。

実際のところ、貝木が火憐にやったことは瞬間催眠。
それによってフラシーボ効果を引き起こし、あたかも謎の高熱に苛まれているようにした、というのが話のオチ。

実際、暦が「囲い火蜂」の熱を半分肩代わりしたせいもあってか、火憐は三日程度で見事に完治した。

……もっとも、「暦が肩代わり出来た」という時点で、貝木が「囲い火蜂」と称して行った事がそんじょそこらの催眠術師のやった事と一線を画す「なにか」であるのは事実であろう。
そもそも上記の話自体、詐欺師にして生粋の噓つきである貝木の発言である以上、総じて甚だ疑問がつく。

嘘を吐く男が口にし、人を欺く男が操る「偽物の怪異」囲い火蜂。
それが本当に怪異なのか、はたまたそうでないのか。
真相は、真実を決して口にする事の無い男の胸中にのみ、である。



上記の通り、暦が「囲い火蜂」を半分引き取った(はた目には実の妹のファーストキスを奪っただけなのだが)事によって、火憐は無事回復。
貝木についても暦とひたぎによって決着したことで、その後は相変わらずの「正義の味方」の日々に戻った。

やがて中学を卒業し、高校生になると兄に性的な意味で狙われ始めた。

なお、「続・終物語」で顕現した裏キャラクターが単に「低身長」だっただけだったことから、(無自覚ながら)吸血鬼の兄と不死鳥の妹に挟まれているという過酷な環境にもかかわらずそのことになんのストレスも感じていない強靭な精神の持ち主であることが改めて明らかになった(怪異に取りつかれた経験がありながら関連した修正が加わっていなかったのは元々不死鳥であって変わりようのない月火を除くと火憐のみ)。
ただ、月火が普通の人間ではないことには勘付いている様子。

卒業後は警察官に就職している。


追記・修正は、歯磨きプレイを三連勝してからお願いします。

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最終更新:2024年12月18日 23:49