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風鳴弦十郎

登録日:2012/03/22(木) 22:41:08
更新日:2024/10/17 Thu 09:39:18
所要時間:約 3 分で読めます





メシ食って映画観て寝るッ!
男の鍛錬は、そいつで十分よッ!


●目次

■概要

戦姫絶唱シンフォギア』シリーズの登場人物。



物語の中心となる特異災害対策機動部二課の司令官。風鳴翼の叔父でもある。

通称:司令、師匠、おっさん、リオレウス

元々は公安警察官だったが、10年前の司令だった翼の祖父(=彼の父?)がイチイバル紛失の責任を取り辞任したため後任として抜擢された。

■人物

やたらと豪快な性格で、理論や理屈より自身の勘を優先させた指揮が得意。
一方で意外に細かい所にも気が回るようで、人助けのためなら躊躇せず危険に飛び込むを「歪」と評したり、いち早く内通者の存在に気付き対抗策を練ったりといった面も見られる。


また“大人”であることに独自の哲学を持ち、かつて雪音クリスの保護を命じられたメンバーの最後の生き残りの責任として彼女のことを気に掛けていた。
最初は拒絶されていたものの、度重なる接触の末に無事彼女の攻りゃk…説得に成功する。

「いい大人は夢を見ない、と言ったな。そうじゃない。大人だからこそ、夢を見るんだ」
「大人になったら背も伸びるし力も強くなる。財布の中の小遣いだってちったぁ増える」
「子どもの頃はただ見るだけだった夢も、大人になったら叶えるチャンスが大きくなる。夢を見る意味が大きくなる」
「(クリスの親は)お前に見せたかったんだろう。夢は叶えられるという、揺るがない現実をな」



クリスをはじめ、
まだいろんな意味で未熟な装者たちを、戦闘面・生活面・精神面から様々なサポート特訓をしてくれる漢。
後述する戦闘力以外はこんな上司を目指したいものである。




■戦闘力

で、ここからが本題。


特異災害対策機動部二課を率いて、人類守護のため日夜戦い続けている 屈強な 司令官。 (公式サイトより引用)


屈強な司令官なのである。 正体不明の武術(公式)の使い手であり、戦闘力の高さは作中最強クラス。超常兵器がある世界観で最強クラスである。
具体的には、

 ・素手でアームドギアの攻撃を受け止める
 ・震脚でアスファルトが粉々に
 ・人一人抱えてビルの屋上までジャンプ
 ・爆弾の衝撃は発勁でかき消す
 ・拳圧だけでネフシュタンの鎧にヒビをいれる
 ・腹に穴が空いても包帯巻くだけでおk(しかもその状態でシェルターの扉をふっ飛ばして外に出た)

等々。
司令がその力を振るう度に「もう全部司令が戦えよ」と視聴者からツッコミが入るのは最早テンプレ。

しかしあくまでギアを纏わない普通の人間なため、人間が触れると炭化し通常兵器をすり抜けるノイズ相手には基本的に無力である。
それでも戦うならば相手の攻撃タイミングに合わせて直接触れずにカウンターを叩き込むことをノーミスで続けるという神業が必要。
まぁそれも短時間とはいえ実行しちゃった訳ですが…もうやだこの人外…

1期終盤では響達三人掛かりでも苦戦する完全聖遺物装備のラスボスさえも圧倒しているため、ノイズ相手でなければ間違い無く作中最強である。
やっぱもうおっさんが戦えばいいと思うよ。
公式で「ノイズに触れられないだけで、それ以外の生きとし生けるものの中では一番強い」とされている。


そして続編の戦姫絶唱シンフォギアGにおいては二課の司令官という立場上終盤まで仮本部から出撃する事は無かったものの


もはや趣味と呼べる域を大きく越え、刑法どころか憲法に抵触しかねないレベルに達している。 (G公式サイトより引用)


と書かれるほどであり

 ・逃走したウェル博士の追跡の際にフロンティアの一部を素手で破壊
 ・ウェル博士確保後に疾走するジープの上で素手で飛んできた岩塊を粉砕する

等々決めるところでは確りその力を発揮していた。

第3期戦姫絶唱シンフォギアGXにおいても


規格外の戦闘能力を備えると同時に、 響たち、シンフォギア装者の精神的支柱としても存在感を発揮している。(GX公式サイトより引用)


と評され、相手がノイズでないなら、自分が出張ると息巻いていたが、指揮系統に支障が出るとのことで却下。
その後、がノイズを改良したアルカ・ノイズを使用してくることが判明し、今回も裏方に回ることを余儀なくされた。
その後、相手がノイズでもアルカ・ノイズでもない自動人形やその妹なら司令の活躍の機会もあるのではないか、と
視聴者からも期待が持たれていたが、全員装者がカタを付けてしまったため、残念なことに司令がその規格外の戦闘力を見せることは叶わなかった。

そして第4期戦姫絶唱シンフォギアAXZでは


若年者の多いS.O.N.G.にあって寄る辺となるべく振舞うが、それでも現場で暴れたいのが本音である。 (AXZ公式サイトより引用)


装者たちを精神的に支える役目は変わらずだが、中の人も言っていた通り、暴れ足りないようである。
しかし、今期では敵がこれでもかというレベルでアルカ・ノイズを駆使して来た上に、父親である風鳴訃堂がとうとう登場。
立場上の問題や、苦手意識でもあるのか、ロクに会話が成り立たず叱責され続けるという、今までになく弱々しい姿を見せた。

また、中の人が各所で「暴れることがなくなって寂しい」、「戦えるなら戦いたい」と言った旨の発言を繰り返していたため、
視聴者からは今回も司令が戦う姿は見られないのかと落胆する声も見られた。



やっぱりOTONAはOTONAだった。

なお強さの秘訣については
「メシ食って映画観て寝るッ!男の鍛錬は、そいつで十分よッ!」
だ、そうです。ちょっとTATSUYA行ってくる。

また素人の響をごく短期間で一人前の戦士に育て上げるなど、指導者としても優れていることがうかがえる。
その際にもブ◯ース・リー的な映画を教材にしたり、加えてなんかコスプレしたりさせたりしてた。
形から入るタイプなんだろう、多分。
この関係で、響からは「師匠」と呼ばれて慕われており、似通った性格から師弟仲は非常に良い。『G』では中の人二人で『英雄故事』を歌ったりしている。


ちなみに、シンフォギア纏って戦えばいいと言われ続けた結果、監督が司令にネフシュタンの鎧を纏わせたイラストを描いた事も。


■余談

  • ◆『OTONA』
「弱きを助け悪しきを挫き、筋を貫く理想の大人でありながら、決定的に超人じみている大人」を指す言葉。

語源はもちろん、次世代の若人たちを正しく導く『大人』である事を自負し、
時には体を張って部下たちを助け、時には適切な言葉をもってクリスらを導いてきた、我らが頼れる大人・風鳴弦十郎。

…しかし、上でも触れた通り「素手で岩盤をひっくり返す」「巨大なコンクリートを片手で支え傘代わりにする」「聖遺物の攻撃にも耐えうるシェルターの防壁を素手でぶち抜く」等々、
大人の責務と言いながら繰り出すその行動があまりに超人的であった ため、
ファンの間ではそこはかとなく「ひょっとしたら我々の知る『大人』とシンフォギア世界の住人が認識する『大人』は全くの別物なのではないのか?」という疑念が流れ始め、
いつしか「我々のよく知る普通の大人」との区別(とネタ)の意味を込め 『OTONA』 という呼称が使われるようになる。

さらに、
 ・良く考えたら、特異災害対策機動部二課の面々も地味に超人揃い
 ・思い返してみれば、脚本担当の金子彰史氏が製作したワイルドアームズシリーズにも似たような大人が4人ほど居る
など、人間離れした大人が弦十郎1人だけではない事が分かったため、彼らを総合した呼称として、広く『OTONA』という言葉が使われるようになった。


余談だが、同じように
「我々が良く知る言葉ではあるのだが、我々の認識とはどこかが決定的に違うシンフォギア世界の言葉」
「別に我々の認識と大差があるわけではないが、シンフォギア独特の口調で良く使用される言葉」
を、同じように大文字のローマ字表記で記す事もある。

例としてはSAKIMORIOGAWAOHANASHIなどがあるが、
あまり羅列すると風鳴弦十郎というキャラクターの紹介という主旨から外れてしまうため、個々の詳細やその他の言葉はそれぞれのページを参照されたい。

  • 並行世界の弦十郎
スマホゲーム『XD Unlimited』のオリジナルシナリオでは奏者たちが聖遺物「ギャラルホルン」の力で並行世界に赴くことになる。
並行世界では奏者たちの状況・立ち位置が大きく異なり、逆に緒川のようなスタッフがほとんど変化なしなのに対し、
弦十郎は「特機二課の司令であることと基本的な性格は変わらないが、能力や嗜好が大きく異なる」という独自の変化が生じている。

『片翼の奏者』で響・翼・マリアが訪れた「天羽奏が生き延び、風鳴翼が死亡している世界」では
ミステリー映画好きで、護身術程度は修めているものの、あくまでも普通の人間であった。
響から「師匠」と呼ばれたことを切っ掛けに基幹世界の自分の武勇伝(「素手で奏者より強い」「翼の必殺技を拳で止める」等)を聞かされた際は
「……それは本当に人間なのか?」と困惑していた。まったくです。
ただ、「いざという時に大事なのは気合」(意訳)という響の意見には同意しているあたり根っこは変わらない。

『翳り裂く閃光』の舞台となった「ライブでの事件の後、小日向未来の一家が引っ越したため響が孤立してしまった世界」では
SF映画好きで、エンジニアも兼任している発明家になっていた。

またある時の並行世界の話「先覚の協力者」では現代の風鳴弦十郎は最強ではあるが、ノイズやアルカノイズなどの敵に対しては、劣勢であるためそれが弱点ではあるが、並行世界の風鳴弦十郎は弱点であるノイズやアルカノイズに対してもRN式回天特機装束を纏う事でもはや最強になってしまった。だがしかし、RN式回天特機装束はずっと纏うことは出来ず、風鳴弦十郎は平気でも、解除されしまうのが唯一の弱点ではあるが、それでも最強であることには変わりはない。

このことから、弦十郎は好みのタイプの映画によって特化する能力が変化する人間であることが
示唆されており、延いてはそれがある種の特異点・バグ・ギャグのようなものである可能性もある。
(ちなみにミステリー好きである『片翼の奏者』の世界の弦十郎は、了子のカルマノイズが出現する条件は?という問いに筋道を立てた推理をし、見事正解していた。)
2つのパラレル弦十郎と対面したマリアはこの可能性に気づいたが、流石に荒唐無稽と思ったのか言及は避けている。
イーブイかあんたは。



追記・修正は弟子入りしてからお願いします。

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最終更新:2024年10月17日 09:39