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DWN.012 クイックマン

登録日:2024/09/01 Sun 00:09:00
更新日:2024/12/20 Fri 10:22:11
所要時間:約 8 分で読めます




オレのスピードについてこれるか!


DWN.012 クイックマン(QUICK MAN)とは、ロックマン2に登場するロボットである。ワイリーナンバーズの一体。

偉大な考案者はミゾグチ ヒロフミ(HIROFUMI MIZOGUCHI)
ステージBGMの作曲者は立石孝

速男。シリーズの8ボスで唯一「Q」から名前が始まる。ちなみに8ボス以外だとクイントという黒歴史ボスもQから名前が始まる。
エレキマンをベースに作られているらしい。


-Q- 見た目

赤を基調としたボディに黄色のライン、おでこと胸元にはブーメランのようなV字の装飾が付いたスタイリッシュなロボット。
左腕にはクイックブーメランを飛ばすバスターがドラグバイザーみたいに付いている。
背面に充電する場所(?)がある。

そしてイケメン。公式でも美形設定が付いている。
そしてイケメンロボ=強いの法則を作った偉大な先人でもある。スターマンとか例外もいるがまあ気にするな。
???「イケメンで強いのね!嫌いじゃないわ!


-Q- 性格

長所:寝、起き
短所:落ち着きが無い
好き:カーレース
嫌い:亀

健康的な生活を送っていそうだが、落ち着きがないようだ。カーレースが趣味らしい。
遅いヤツが嫌い。ガッツマンとは相性が悪そうだ。
瞬足が自慢だが、ターボマンに負けたことがある。
ゲーム内だと明らかにクイックマンのほうが速いが、屋外だとターボマンのほうが速いのだろうか。それとも電気を浴びていた状態だったのか


-Q- 強さ

まあ簡単に言えば、

速い、そして強い。


ネタで最強と言われているエアーマンとは違い、ウッドマンと並ぶロックマン2の最強候補。

素早い動きに不規則なジャンプとタックル、そしてたまに飛ばすクイックブーメランが持ち味。
クイックブーメランは飛ばした後もう一度ロックマンの方向に向かう不可解厄介な性質を持っている。

そして何より地形がいやらしい。凸凹した地形のおかげでうまいこと動けないのだ。
逆にクイックマンのタックルを止めることもできるので上手いこと利用したいところ。
再戦時は地形が平坦なので、また別の戦い方を求められる。

攻撃力に関しては接触・ブーメラン共に4ダメージとボスとしては並の水準。
スピード全振りで防御面は疎かなのかロックバスターが2ダメージ通るので、実のところ多少はゴリ押しも通用する。
ただしエアーマンのように棒立ちのまま的になってくれるわけではないので、漫然と連射しているだけではまともに当たらず、逆に押し負けてしまう。
ある程度は回避も意識するか、動きを見て確実に攻撃を当てに行く必要があるだろう。
クイックブーメランに当たれ?それは次回作の話*1です。

当然ノーダメージ撃破の難易度は本作のボスの中でも最高クラス。
パターンを入念に把握しておく必要があるのはもちろん、ジャンプの回数や高さ、クイックブーメランを発射するタイミングなど全体的にランダム性が高いため、かなり運も絡んでくる。

弱点はタイムストッパー。
曰くタイムストッパー遮断装置に欠陥がある*2ようで、使用すると動きが止まるだけでなくじわじわとライフが減っていく。マグロかな?
ただしこれで与えられるダメージは最大14(ライフゲージの半分)なので、タイムストッパーだけでクイックマンを倒しきることはできない。
万一タイムストッパーを使い切ってから負けてしまうと再戦時に丸腰で挑むことになるので、先に他の武器で半分削ってからトドメに使うのがいいだろう。

それ以外にはクラッシュボムとアトミックファイヤーも有効。クラッシュボムは1発4ダメージ、アトミックファイヤーはフルチャージなら1発10ダメージ通る。
ただしどちらも燃費が悪く、外した際に再発射するのにも時間がかかるので、すばしっこく動き回るクイックマンとはやや相性が悪い。
また、タイムストッパー同様フルチャージアトミックファイヤーのみでクイックマンを倒すのは燃費の問題で不可能。
どちらにせよ使うなら地形に引っかかって動けなくなっているところを狙うとよいだろう。
クラッシュボムに関しては設置後にうまく誘導して爆風に巻き込めば多段ヒットさせることもできる。

効かない武器を当てるとカッコイイポーズで静止する。どの状況であろうと完全に静止し、行動パターンをリセットする。
何気にあのメタルブレードも無効化する。
なので効かない武器を当てて静止→素早くロックバスターに変更して攻撃→また効かない武器を当てて静止→……の繰り返しをするというチキン戦法も出来なくはない。慣れが必要だが

それでもどうしても勝てないならE缶を使うしかないだろう。
幸いクイックマンステージでは比較的簡単に取れる場所にE缶が置いてあるので、万一コンティニューする羽目になっても安心。

そして本人のみならず道中の難易度の高さも有名。
赤い密室のような背景に、どこか焦燥感を煽るようなカッコイイbgmが人気。
上から下に降りていくスタイルで、シリーズ全てを合わせても意外とこのタイプのステージは無かったりする。コケコッカーとか。

そしてかのビームシャッターがプァーンプァーンと飛んでくる。
まさに死に覚えの開祖と言わんばかりの配置で数多のロックマンを葬った。
クイックマンの名の通りにさっさと進まなければうまい棒にぶち抜かれる。
タイムストッパーを使えば楽に突破できるが、この鬼畜を超えた先にいるのがスナイパーアーマーとクイックマンである。

この「即死のビームが飛んでくる」シチュエーションは後作品にも引き継がれていった。
システムや操作性の違いから、流石にクイックマンほど鬼畜ではないが…


-Q- クイックブーメラン

クイックマンを倒すと貰える武器。ロックマンが赤いボディ……ではなく、愛の戦士カラー可愛らしい薄ピンク色に。*3
小さく弧を描いて飛ぶブーメランを発射して攻撃する。
燃費は1発0.125(1/8)メモリで、合計224発放てる。ワールド3および10パンクの武器、スクリュークラッシャーと並ぶシリーズ最低燃費武器。
Bボタンを押しっぱなしにすることでオート連射が可能だが、手動でボタン連打した方が早く連射できる。
残念ながらクイックマン本人が使うもののような追尾性能はなし。

燃費が良いので気軽に使えるが、射程が短いこととダメージ効率のいいザコがあまり多くない*4のが欠点。
同様にかなり低燃費で連射のきくメタルブレードが高性能すぎることもあり、やや影の薄い武器になってしまっていることは否めない。
とはいえスナイパーアーマーとスナイパージョーの両方を素早く処理できたり、スプリンガーに有効な武器の中では当てやすい軌道をしていたりと、やや局所的ながら有効な場面はある。

メタルマンの弱点で、ボス部屋に入る前からボタン押しっぱなしで一定の距離を保てば、何もさせずに倒すことができる。
連射性の高さから無敵時間のほぼ無いワイリーステージのボス達にも有効。ガッツタンクに関しては弱点でもあるためあっさり瞬殺できる。しかし、ワイリーマシン2号の第一形態には効かない。


-Q- その後のクイックマン

ロックマン3

ドクロボットのデータとしてスパークマンステージ2周目の後半に登場。
詳細についてはドクロボットの項目に譲るが、同じく2最強格だったウッドマン共々ただでさえ強かったのにガッツリ強化が入ってしまったせいでとんでもないことになっている。
先に述べた通り「クイックマンに当たるな、クイックブーメランに当たれ」というアレは実はこっちの話。

ロックマン8

OPムービーで、ロックマンと戦闘するシーンが描かれている。

ロックマンワールド

ワイリーステージ内部で登場。攻撃力が低下しゴリ押しでも倒しやすくなった。
弱点はタイムストッパーとアトミックファイヤー。
加えて、性質上ファイヤーストームの火の玉でもダメージを与えられる*5ので、
慣れないうちはファイヤーストーム→タイムストッパーで倒すのが楽。

クイックブーメランに関しては2のものより威力と連射性が若干落ちているうえ、火力面で使い勝手のいいローリングカッターと弾道が丸被りしてしまっているのが非常に痛い。
他の2組の特殊武器もそうだが入手のタイミングが遅く、ボスラッシュとワイリーステージ後半でしか使えないのもネック。
ぶっちゃけ、弱点としているバブルマンに使用する程度の不遇武器になってしまった。

ロックマン2・ザ・パワーファイターズ

ボスの一体として登場。
他シリーズに比べると動作が遅めだが、体力半減でちょっと速くなる。
クイックブーメランは破壊可能になった。
加えて、体力半減後は高威力のタックルを繰り出してくる様になった。
このため、弱体化はされているが、苦手なら前半の方に持ってくるのがベスト。
弱点武器はエアシューター。

特殊武器のクイックブーメランを弱点としているボスはファラオマンとメカドラゴン。
だが、相変わらずの射程の短さで、
前者はともかく、後者に関してはバスターで攻めた方が大分楽。
もっとも、これは中ボス全般にも言える事なのだが。

BGMは多くのボスが原作ステージのアレンジで構成されているのだが、
彼に限っては ロックマン2のボス戦 がテーマ曲として使用されている。
そして、この点からPS版ロックマン2のナビモードでは、
選択したステージによっては ゲーム開始~ボス撃破までの間の全楽曲をアーケード版のアレンジにする という事が可能だったりする。

ロックマン バトル&チェイス

ターボマンに負けた悔しさから大会に参加。
自分自身で走る…のではなくマシン「ソニックフォーミュラ」に乗って勝負を挑む。
CVは檜山修之(フォルテおよびライトットで三役)。
一人称が「私」で丁寧語で話すというナルシストな面が強調されており、ありがひとしは『ロックマン10年史大事典』掲載の「マニアックス・番外編」で「ちょっとキザっぽいのがヤだけど」とコメントした。

ロックマンメガワールド

『1』『2』『3』のリメイクたる本作にも登場。
ステージは、他ステージよりかは原作に近い構成。
もちろんビームシャッターも完備。しかし若干優しくなっている。
だがボスのクイックマンの方は防御力がアップし、バスターで1ダメージしか通らなくなった。ちなみにタメなしアトミックファイヤーやエアーシューターは2ダメージのままとなっている。
また、行動パターンも適当…じゃなくて不規則性が増してより強くなった。
あとカッコイイポーズでの静止はなくなり効かない武器は普通に弾くだけになった。
なお、肝心のスピードはガタ落ちしている。これじゃただのブーメランマンである。
あとステージBGMが謎アレンジによりゆったりしており南国の曲みたいになってしまっている。
ちなみにクイックブーメランの方は、ワイリーマシン2号の第二形態にも効かなくなった代わりにスプリンガーを1発で倒せるようになっている。

本作には先述の通り『3』のリメイクも入っているのでドクロボット版も登場している。
こちらではなんとクイックブーメランのダメージが2から4に上がって強化されている。
行動パターン自体は本作の『2』編と変わらず不規則性が強い。

スーパーアドベンチャーロックマン

正々堂々とした戦いを好む
ロックマンとはライバルのような関係で、不意打ちからロックマンを庇ったりしている。
その一方でワイリーのことも心配している。
CVは森久保祥太郎(ヒートマンと二役)。

ロックマンエグゼ

大幅アレンジの加わることの多い本作では珍しく、本家をよりスリムにした体形と比較的原型を保っている。
序盤のボスなのに強い。
詳しくはクイックマン(ロックマンエグゼ)を参照。

有賀ヒトシ版ロックマン

セカンドナンバーズの一人として登場。
その活躍ぶりは、この記事より13年先に立ったクイックマン(有賀ヒトシ)を見てください。

ちなみに大活躍している理由は、作者が幼少期にクイックマンに多大な印象を与えられたから……というのは半分ネタである。

なお、シリアスな本編とは別に有賀氏が手掛けた4コマ漫画などでも当然のように優遇されており、他シリーズ含めた全ボスのリーダー格として扱われており、貴重なツッコミ役として出番も多い。
原作には登場していないロックマンズサッカー編でも登場していたりしたが、後にツッコミ役をエンカーに譲る形でフェードアウトした。

ロックマンちゃん

北米版ロボットが暴れている事を好機と見たワイリーによって、打倒MEGA MANのために送り込まれる。
北米版エレキマンと共にMEGA MANを追い詰めるが、駆け付けたロックマンとMEGA MANの共闘により倒された。

スーパーアドベンチャー編では、上記とは別にラ・ムーンにより生み出された新たなクイックマンが登場した。

ロックマンさん

治安部隊に所属。
待機が多い警護の仕事が続いているため、なまっていなかとロックマンから心配されているが、自慢のスピードは健在。
任務には忠実であり、宇宙ステーション占拠の際は、万が一の事を考えてロックマンとエンカーの乗る宇宙船に潜入し、彼らと共に宇宙へ向かった。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

その圧倒的なインパクトからスマブラシリーズでの活躍も期待されていた…がロックマンの技には選ばれなかった。

その代わりbgmのアレンジはある。ヒートマンとの合同リミックス。


基本的にどの作品でも他のナンバーズより一線を画した強さを誇る。
外部出演の多いエアーマンとは別ベクトルで優遇されているといってもいいだろう。


-Q- 余談

ロックマン&フォルテ』では、歴代キャラのデータが入ったCDアイテムが登場するが、そのうちのクイックマンのCDはダイナモマンステージで手に入る。
これはボス部屋の前の穴の上から高速で落ちてくるため、スライディングやダッシュで素早く取らなければ穴に落ちて取り逃してしまう*6という、クイックマンらしく入手に素早い動きを要求されるものである。

実在する会社に株式会社クイックマンというものがある。
2016年に設立されたオフィスのIT化を総合的にサポートしてくれる会社。

ロックマン2では、ステージセレクトアイコンから一人だけ装飾がはみ出ているのが有名。
ステージセレクト画面から優遇されていた。
ちなみに9のスプラッシュウーマンや11のツンドラマンも同様に頭の装飾がはみ出ている。
9以降の作品は全体的にロックマン2へのリスペクト要素が多く見られるため、これもその1つなのかもしれない。

応募ハガキの原案では「ブーメランマン」だったらしい。ラーメンマンみたいだ
これをスタイリッシュな名前にしたカプコン流石っすわ。
ちなみに原画のイラストは不明。

後のロックマン11には、ワイリーが学生時代に開発していたスピードギアというロボットを超加速させる技術が登場する。
もしかするとクイックマンにも同様の技術が使われているのかもしれない。
でも多分後付けだしそこまで考えてないと思う


追記修正は一秒でも速くお願いします。









                   
                   
                  
                  
                 
                       
                        
                         
                         
                        
                     
                    
                    
                   
                  
                 
                 
                    
                      
                       
                       
                       
                       
                        
                         
                         


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最終更新:2024年12月20日 10:22

*1 3のドクロボットクイックマンは接触8ダメージ・ブーメラン2ダメージのため、ブーメランにわざと当たって無敵時間で体当たりをスルーするという戦法が通じる。2では先に述べたとおり接触もブーメランもダメージ量が同じなので無意味

*2 厳密には、クイックマンに搭載された加速装置との併用に問題があり、止まった時の中で無限に加速することによってダメージを受けるらしい

*3 赤いボディはアトミックファイヤーとアイテム〇号がいるので仕方ないか。

*4 スナイパーアーマー及びスナイパージョー、ケロッグ、ロビット等。加えて効かない武器の多いビッグフィッシュやスプリンガーにも有効だが、前者はこちらにダメージを与えてこないので倒してもあまり意味がない

*5 実際には1ダメージ/発なので弱点武器な訳ではない。ファイヤーストームの性能上、火炎弾よりも回転弾を当てた方が連続ヒットして2ダメージ与えられる(1ダメージ×2ヒット)。

*6 取り逃した場合は、再度ここに来ればまた落ちてくる