登録日:2023/12/17 (日) 19:46:05
更新日:2024/09/22 Sun 15:25:13
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ピークア・ブーとは、漫画『
キン肉マン』に登場するキャラクター。
◆プロフィール
◆概要
2012年~2018年まで、週プレNEWSにてWEB連載されたシリーズに登場。
完璧・無量大数軍の第一陣として登場した、
『完恐』の異名を持つ完璧超人。
小柄な体躯に赤ん坊の扮装をした完璧超人。
ピークア・ブー(いないいないばぁ)の名の通り、その素顔は手の平を象ったマスクに覆われている。
喋れないわけでも無いのだが、台詞の大半は「ホンギャホンギャ」という泣き声で構成されており、
表情が読めないことも相まって非常に不気味な印象を見る者に与える(ちなみに一人称は「あたい」)。
お腹の手は開いて怖い顔でいないいないばぁをしてくる。
彼の特徴は、見た目に反して卓越した学習能力の持ち主であること。
キン肉マン戦では
キン肉マンのファイトスタイル・必殺技を試合中に学習・対応して優位に立つ。
「
キン肉バスター」を一度かけられただけで破り方、のみならずその他の48の殺人技までも学習するほど。
学習して成長したあとは顔つきや口調が変わり、青年らしいものになる(一人称も「私」や「オレ」になる)。
◆劇中での活躍
試合経過と共に前述の学習能力でキン肉マンを追い詰めるが、実はその学習能力を維持するために試合が終わるたびに
ストロング・ザ・武道によってリセットされており、
武道とまともに会話することすら3年ぶりだったらしい。
(後々、完璧超人には超人閻魔から不老不死を授かった者がいる旨が語られているので、同種の能力で長年赤ん坊状態でいられるのだろう。)
本人はそれに不満を持ち、キン肉マンとの戦いを通してその支配から逃れる実力を得ることを望んでいた。
赤ん坊状態で即死しかねない技を食らったらどうするんだろうか
だがキン肉マンのド派手なファイトスタイルのみを吸収し、基礎技のカバーをおろそかにしていたため、
キン肉マンが基礎技を中心とした戦い方にシフトした後は動きを読めなくなり、最後は基礎技の集合体である48の殺人技「風林火山」でKOされた。
試合後に自害しようとするも、キン肉マンによって諭され「またキン肉マンと戦いたい」と涙を流しながら思いとどまった。
その後、完璧・無量大数軍の第二陣に対して反旗を翻すも『完肉』
ネメシスに
「マッスル・スパーク」をかけられ粛清されかかる。
しかし、キン肉マンが捨て身でクッションになったことによってなんとか生存。
駆けつけてきた
ブロッケンJr.の手配で
ジェロニモと共に病院に搬送され、無量大数軍敗者の中では最初の生存者となった。
その後もしばらく入院していたが、ネメシスとの決戦を控えたキン肉マンのために囚われていた
ネプチューンマンを解放し、2人で荒っぽい激励を行った。
そしてキン肉マンとネメシスとの戦いではネプチューンマンと共に
勝手にセコンドにつき、かつて自分が喰らった風林火山をネメシスが受けたとき脱出するタイミングを教えてローリングクレイドルの直後で脱出させることに成功。
しかし、試合のクライマックスでネメシスがフィニッシュホールドにマッスル・スパークではなくアロガント・スパークを選んだことに愕然、失敗して逆にネメシスのほうが消耗したためその理由を尋ねたときに「マッスル・スパークは正義超人の技だから、自分は完璧超人として勝たなければいけないのでアロガント・スパークを使うことにした」という返答を耳にしてその生真面目さに涙していた。
その決着後、敗北したネメシスへの掟による制裁にまつわる悶着から武道とネプチューンマンが対峙、更には
悪魔将軍が剣呑な気配で立ちはだかると、瀕死のネメシス、ネプチューンマンと共に武道と悪魔将軍の間に割って入り、完璧超人の生き残りとして失えない存在は三者変わらない心を示す。
頑なだった武道にもその信念がようやく通じ、三名揃って武道から言外に赦免された形で、オーストラリアのウルルにおける超人界頂上決戦を見守った。
始祖編終了後の様子は不明で、超人墓場にいる完璧超人達の様子が描かれている時も不自然なほど姿を見せない。
今更48の殺人技をコピーしただけの超人では試合に参加させづらいためだろうか?
◆技
作中では「自らの」必殺技についてはほとんど使っていない。
相手の技をコピーする能力が最大の特徴。
しかし急成長を遂げるごとに基礎技を忘れるほどの欠点もある。
また、武道の話を信じるのであれば学習対象にできるのは最大で一人まで。
キン肉マンに挑んだ際に見せた唯一のオリジナルの技。腹部にある巨大な手で相手を上下逆さまに捕らえ、頭部をリングに叩き付ける。
明言はしていないが、これが“完恐”としての必殺技なのだろうか。
◆余談
- スプリングマンと戦ったら普通に負けていたんじゃないだろうか? あいつの技ってあいつの体だからできるものばかりだし -- 名無しさん (2023-12-17 20:10:47)
- 折角完璧超人の改革派に鞍替えして生き残ったんだし、地上待機組ということで時間超人戦で出番が来ないもんかね? -- 名無しさん (2023-12-17 20:22:59)
- サンちゃんとかギミック持ち相手にもキツいかもね。ステカセとかガクシュウさせた内容に有利な超人に変身して倒したりする頭脳プレイとか…無理かステカセじゃ -- 名無しさん (2023-12-17 20:38:35)
- 一番の個性が無くなってしまったからなぁ… ゆでも活かし方に困ってるんじゃないかと思う -- 名無しさん (2023-12-17 20:59:24)
- 合意の上で記憶リセットして基礎技からゆっくりガクシュウ中とかしてないかなぁ? -- 名無しさん (2023-12-18 05:09:51)
- ↑3カナディアンマンのカセット使ったらピークがステカセやカナディ本人より優秀(他の超人大全集の技と組み合わせて)なカナディアン・バックブリーカー繰り出してきそう -- 名無しさん (2023-12-18 05:20:52)
- 今のキン肉マンは普通の超人相手に下手に苦戦させられないからそういう意味ではいい対戦者だったんだけどな -- 名無しさん (2023-12-18 07:04:37)
- 武道が自身や始祖の能力をコピーさせなかったのは、ザ・マンが幾億年に渡って始祖を鍛えても自身の再生産品しかできなかったトラウマが響いたのかな -- 名無しさん (2023-12-18 10:30:21)
- 金銀兄弟に反抗され逃げられたあやつが「立派な成長を遂げるけど反抗しそうになったらリセットできる」赤ん坊を手元に置いているのは色々考えてしまうな(Ⅱ世で親の業や悲しみを描いていただけに) -- 名無しさん (2023-12-18 11:23:28)
- 今のところキン肉マンの劣化コピーでしかないから学習以外のアイデンティティ見付けないと参戦はそらキツイよな -- 名無しさん (2023-12-19 13:14:06)
- ↑今はそのアイデンティティの為に修行してると思いたいな -- 名無しさん (2024-08-10 16:31:33)
- 赤ん坊の衣装の所為で隠れがちだが、青年形態は割とスマート風なイケメンだと思う -- 名無しさん (2024-08-27 08:43:00)
- ネメシスとネプはザ・マンの側に仕えてて登場するのに不自然なほど姿を見せない。 -- 名無しさん (2024-09-03 19:20:04)
- 急成長って個性を捨てたわけだし、ラージナンバーズとしては実力不足になり、その地位を失っているかもしれないね -- 名無しさん (2024-09-03 21:08:03)
- 急成長させてはリセットを何度も繰り返して弄んでおきながら、一回負けたら死ねってそりゃふざけんなってなりますわ。 -- 名無しさん (2024-09-19 18:32:28)
- 「完璧超人は成長の余地がないほど強いから1度でも負けたら終わり」って理念からは、真っ向から反した矛盾した存在なんだよな。最初から完璧でもなんでもない。 -- 名無しさん (2024-09-22 15:20:39)
- ↑そこもストーリーとしては計算づくなのかもな。親の身勝手に振り回される子供。 -- 名無しさん (2024-09-22 15:25:13)
最終更新:2024年09月22日 15:25