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弓使いウル(FE)

登録日:2021/08/05 (木) 00:11:27
更新日:2024/10/06 Sun 08:29:15
所要時間:約 5 分で読めます






我が名はウル……かつて聖戦士と呼ばれし者。

人の子よ、万悪に立ち向かう心あるならば、我が聖弓にて、共に敵を討ち果たさん。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

概要

『弓使いウル』とは『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』において伝説で語られている人物。
なお『ウル』だけだと血統の項目なのか人物の項目なのか分かりにくいので、本項目名は二つ名付きにしている。


長い金髪をした美人。古代竜族から聖弓イチイバルを託されし者。
かつて暗黒神ロプトウスと激しい激戦を繰り広げた十二聖戦士の一人。
戦後はユングヴィ公国を作り、翌年グランベル王国が建国されればバーハラ王家に仕え公国も統治下に入った。

そのためユングヴィ公爵家の始祖であり、リング、ブリギッドエーディン・アンドレイ、
ファバルパティレスターラナ、スコピオはウルの子孫になる。
(なお、ウルが聖戦士となったのが親世代の120年くらい前なので、そこまで遠い子孫ではない)
ウルの髪の毛はサラサラのストレートで、子孫たちを見るにどこかで癖毛の人物が混じったのだろう。

グラン歴448年にロプト帝国が建国してからというもの圧政に苦しめられてきた民衆が、611年に世界各地で自由解放軍が結成し反逆。ウルもこれに参加した。
しかし状況は芳しくなかったが、632年、ダーナ砦にいた戦士に奇跡が起きた。
光神ナーガは、フォルセティなど部下を連れてユグドラル大陸へと赴き、幼い少女の姿で解放軍の前に降臨したのだ。これを『ダーナ砦の奇跡』と言う。
ナーガら12体の竜はかつてロプトウスがしたのと同じように自身の血を飲ませ、神器を渡した。
こうして生まれた十二聖戦士はロプト相手に15年以上互角以上に戦い、648年にロプト帝国を滅ぼしたのだ。


……ということがゲームで分かる範囲で、いわゆる設定だけの人物である。
他に分かる事と言えばグランベル王国の元についたのでヘイムを慕っていた事と、ブリギッドに「ウリル」と名前を間違えられて覚えられていたことぐらいか。
容姿は他の聖戦士と同じく設定資料集『TREASURE』で掲載されていた(『十二聖戦士』で検索して出てくるイラストの真ん中左端の弓を構えている女性)

しかし時が流れて21年7月にヒーローズにウルが参戦した事で、ハッキリとした容姿と武人な性格だった事が判明。
イラストを担当した鈴木理華氏によると「資料を元にキャラクターデザインから起こしました」との事なので、上記の設定集のイラストを元に今風にアレンジしたようだ。

ちなみにウルは「これでよかったのか、フォルセティよ」と意味深な台詞を言っている。
このフォルセティは神器の事を言っているとは思えないので、おそらく竜族のフォルセティを思い浮かべながら独り言を言っているのだろう。
……とすると「死後の世界フォルセティが干渉した事がある」のか、
あるいは「彼女の時代の時からフォルセティがセティに憑依してウルに干渉したことがあった」なのだろうか……?

桑島氏は他にもティルテュを担当。同じ血筋ではなかった。


台詞

  • ロプトに追い詰められた人々を哀れみ神々は降臨し、我らに力を授けた。【ダーナ砦の奇跡】……血の契約だ。
  • これでよかったのか、フォルセティよ……あの青年……いや……私にどうこう言える筋でもない……そうだな。
  • この城にはユグドラルの者もいるとか……許されるならば、言葉を交わそうと思う。限りある人の身で背負いすぎぬようにと。
  • エクラよ。汝の持つ召喚の力、成すところ神の域……ゆえに、我らは警告せねばならない。
    強き力は人々の道を照らす光明となる。だが、その力が強ければ強いほどその背に暗黒を生み、災いも呼ぶこと……。
    我らユグドラルに生きる民はいつしかその教えを忘れ、力に驕り、道を外れ……悲劇を招くこととなった。
    汝の力が如何に継がれていくかはわからぬ。どこから得た力なのかも知らぬ……だが、もはや汝だけの物語ではないと心得よ。
    互いの目に映る景色が同じであるうちは汝の道を共に歩み、力も貸そう……時の流れに歪まぬことを、心から願うぞ。







出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2021年7月に光の神階英雄として参戦。イラストは小説版聖戦の系譜の挿絵もしていた鈴木理華氏。
青属性の弓・歩行ユニット。ダグ以来2人目の飛空城での特別枠追加がされる枠である。
その性質上マイナーな人物が出がちな神階英雄だが、ゲーム内で姿や台詞が一応描かれるオルティナが最も攻めた例もあり、ゲーム内では名前しか出てこず、ヒーローズ内でもシグルドが言及する程度でしかなかった十二聖戦士のウルの登場は驚きとなった。
ウルがOKなら十二聖戦士全員に参戦の可能性があると言っても過言ではないだろう。これで神階英雄のネタが数年持つよ。やったねフェーちゃん!
なおブリギッドが既に参戦しているが、2021年7月時点では超英雄のみ参戦でイチイバルは持っていないので、ヒーローズの世界にイチイバルを持ってきたのはウルが初めてとなる。
後に2023年9月でファバルが持ってくるようになる。
「弓使い」というシンプルな通り名も原作由来。


武器スキルは『聖弓イチイバル』
飛行特効
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
自分から攻撃した時、または、戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ+6、かつ戦闘中、自身の攻撃、速さの弱化と、奥義発動カウント変動量-を無効


Aスキルは『死線4』
攻撃、速さ+7
守備、魔防-5
Bスキルは戦闘中、自分の追撃不可を無効
自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う『ユングヴィの祖』
Cスキルはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら奥義発動カウント-1する『始まりの鼓動3』

追撃不可、ダメージ軽減、カウント変動量マイナスという多くの防御、妨害効果を無効化し、死線4を含めた63という高い攻撃による単純火力で殺すユニット。
2つのカウント減スキルによって狙撃のカウントが1となり、Bスキルの攻め立て効果により反撃させずに出せる追撃で確実に炸裂する。
一方、最終的には真っ向勝負となる性能なので、素で硬すぎる壁を破りきれなかったり、速さ+13程度の上積みは今どき珍しくもないので同等の高速ユニットから追撃を取れずに苦しんだりするケースもある。

2024年8月のアップデートで上方修正。
Bスキルは『ユングヴィの祖・神』
戦闘中、敵の速さ、守備-5、敵の絶対追撃を無効、かつ自分の追撃不可を無効、かつ追撃の速さ条件を-10した状態で追撃の速さ条件を満たしている時(絶対追撃、追撃不可は含まない)
戦闘中、【神速追撃:ダメージ100%】を発動
自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃
攻め立てはそのままだが見切り追撃に昇華し、速さと守備の戦闘デバフが行えることも可能になった。
速さの差をさらに広めて条件を満たすと三回攻撃が出来る性能へと進化。
Cスキルは『攻撃速さの信義4』
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいれば、自分の攻撃、速さ+6、かつ「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与(1ターン)
周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ+3
三回攻撃出来るようになったことでカウントを減らす必要性がなくなり、バフと機動力を獲得した。

同日に『聖弓イチイバル』の錬成が可能になった。
錬成すると飛行特効
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
自分から攻撃した時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ+6、かつ戦闘中、自身の攻撃、速さの弱化と奥義発動カウント変動量-を無効、かつ戦闘中、戦闘相手以外の敵軍のスキルを無効化
効果は据え置きだがなんと暗闘効果を引き下げてきた。これで他敵ユニットの持つスキルの介入を封じる。
特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ+5
さらに、攻撃、速さが戦闘開始時の自分の速さの15%だけ増加、敵の速さ、守備の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)
敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効(無効にする数値は端数切捨て)(範囲奥義を除く)
より攻撃と速さの上乗せに敵は速さと守備のバフも許さず、攻撃は常に軽減半分無効化とガン攻め特化の武器へ。

追記・修正は暗黒神に挑んでからお願いします。

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最終更新:2024年10月06日 08:29