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  • 手づくりのお菓子があると、ほっとします。毎日食べたくなるような定番のお菓子を、なかしましほさんに教えていただきました。今回は「バナナケーキ」のつくり方を紹介します。『天然生活web』に掲載された記事のなかから、クリスマスや年末年始におすすめのレシピをピックアップしました。
    (『天然生活』2019年10月号掲載、『天然生活web』初出2021年9月7日)

    なかしまさんは、「お菓子づくりは、がんばらなくていいんです。きれいにつくることに、こだわらないでください」といいます。売りもののように整っていなくても、心を込めているからこそ、「いつものお菓子」には、食べた人を幸せにする力があるのです。

    バナナケーキ

    画像: バナナケーキ

    バナナケーキはどっしりタイプや軽やかタイプと、いろんなつくり方ができますが、こちらはふんわりやわらか。口溶けがよく、軽い食べ心地のバナナケーキです。

    材料(パウンド型1台分)

    2個
    きび砂糖60g
    バナナ(熟したもの)2本(約200g)
    ※150gと50gに分ける
    バター(食塩不使用)50g
    牛乳20mL
    A
    ・薄力粉120g
    ・ベーキングパウダー小さじ1

    下準備

    • バナナ150gはフォークの背などで粗くつぶす(少しかたまりを残したほうが食感を楽しめます)。残りは飾り用にスライスする。
    • 型にオーブン用シートを敷く。
    • オーブンは170℃に予熱する。
    • バターと牛乳は、合わせて湯せんにかけておく。

    つくり方


    卵は卵黄と卵白に分け、卵白は大きめのボウルに入れる。卵白をハンドミキサーで泡立て、ふんわりかさが増えてきたら、きび砂糖を1/2量加えて泡立て、なじんだら残りの砂糖も加え、キメが細かくもったりするまで泡立てる。

    画像: ハンドミキサーの先から、ゆるやかに積み重なるくらいがめやす

    ハンドミキサーの先から、ゆるやかに積み重なるくらいがめやす


    に卵黄、バナナの順に加え、その都度ハンドミキサーでさっと混ぜる。


    Aを半量ふるい入れ、へらで底からすくい上げるように混ぜ、粉がなじんだら残りもふるい入れ、粉けがなくなるまでさっと混ぜる。


    湯せんにかけたバターと牛乳を加え、なじむまでさっと混ぜる(ここで混ぜすぎると泡が消えるので手早く)。


    型に流し入れ、スライスしたバナナを上に飾り、170℃に予熱したオーブンで40分焼く。やわらかいので型のまま網の上に取り出し、粗熱がとれたら型から外し、シートはつけたまま冷ます。




    <料理/なかしましほ 撮影/大沼ショージ スタイリング/阿部まゆこ>

    なかしま・しほ
    新潟県生まれ。音楽、出版の仕事を経て料理の道へ。2006年「foodmood(フードムード)」の名でお菓子工房をスタートする。素朴で、やさしい味のお菓子が人気。著書に『たのしいあんこの本』(主婦と生活社)など。発起人の一人となった「保護犬と暮らすということ」(扶桑社)が、10月8日に発売予定。



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