チェックアウト後荷物を預け、前回も早朝に徒歩で向かったことを思い出しながらまず春日大社へ。
樹木の中を歩いて行くと清々しい空気に満ちています。
当日は生憎行事があって特別参拝はやっておらず（こんなこともあるのね。。。前回タイミングよく特別参拝できて良かったです）。
やはり奈良に来て大仏様のお顔は拝まないと、ということで東大寺へ。
週末ということもあってか参道から日本人ばかりでなく各国からの外国人観光客が大勢つめかけていました。
大仏様を拝観した後、大仏殿内にかっての東大寺の縮小模型があり、境内はかなり広く東西に塔があったことを知りました（以前もおそらく見ていたとは思いますが、それほど注視していなかったです）。
多聞天のすぐそばに穴くぐりができる柱があり、順番待ちの列がそれほど長くなかったので今回初めて体験してみました。
ツアーで来たと思われる外国人観光客がきゃぁきゃぁ面白がってやっていました。
二月堂へ向かうと修学旅行生の団体と遭遇しましたが、大仏殿より多少混雑が少ないように感じます。
屋根から下がる吊灯篭は風情があり、二月堂の上から見た景色は心が洗われるようでした。
三月堂（法華堂）のご本尊、不空羂索観音立像は前回修復中だったので今回是非とも拝観したいと思っていました。
高校の修学旅行で三月堂を初めて訪れたとき、凛と立つその姿と装飾の見事さに圧倒されそれ以来最も印象に残る仏像の一つでもありました。
金剛力士像、四天王立像等多数の仏像を周囲に従え佇む姿は当時と変わらず、ただただ感動の一言！
（実を言えば、もう少し大きな印象を持っていましたが、きっと自分の中で妄想を膨らませていたのでしょう。 苦笑）
三月堂そのものが現存する数少ない奈良時代建築の一つであり、仏像も奈良時代の国宝ばかりなのでこちらは必見です！
三月堂の向かい側にある四月堂に立ち寄り、喧騒から逃れてゆっくり参拝できました。
奈良国立博物館前にある正倉院展お土産物ブースで少しお土産を買い足し、ホテルに向かう途中奈良時代の装束をまとった人々の行列にちょうど出くわしました（何を記念してなのかは不明でしたが）。
ホテルで荷物をピックアップし京都へ。
たった数日でも慣れ親しんだ奈良を離れるのはとても名残惜しく感じました。
来れる機会があったら是非又来たいと思いつつ・・・。
比較的空きがあるという京都駅八条口のコインロッカーに荷物を預け（週末午後に一つ空いていたところが見つかったのは本当にラッキー！）、前回の京都旅行以来お気に入りとなっている山田松香木店で買い物し、京都駅に戻ってJR伊勢丹でお土産と夕食のお弁当を購入後、コインロッカーから荷物をピックアップ。
（八条口のコインロッカーはJR伊勢丹１階からだと直接行けず、スタッフに訊いて向かったので助かりました！
荷物を預けたとき場所がわからなくならないようスマホで写真を撮っていたにもかかわらず、いざその場所へ戻ろうと思ったら焦っていたのか見つけるまでに時間がかかってしまい焦りました。。。大汗；；）
無事新幹線に乗り東京へ。
身体は疲れているのに頭が冴えているというか・・・変な感じでした。
今回奈良で観たもの、体得したことは多く、非常に満足度の高い旅でした。
１５年以上思い続けていた正倉院展に行き念願が叶ったこと、修学旅行以来、そして今回初めて訪れた社寺、名所がすべて素晴らしかったこと、季節外れの好天に恵まれスケジュール通りに回れたこと・・・・、挙げていったら切りがないくらい。
以前から思っていましたが、奈良は単なる古の都ではなく、本当に奥が深い場所だということ。
本当に実り多い旅でした！
又いつか再訪できることを祈りつつ、そして又別の新しい地への良い旅ができますように～。