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『奈良旅行記 ~長谷寺、室生寺~』AI94さんの日記

AI94のレストランガイド

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AI94 (女性・東京都) 認証済

日記詳細

目的地にちょうど良い時間に着きたいので朝食後そのまま近鉄奈良駅へ向かい、近鉄を乗り継いで長谷寺へ向かいます。

長谷寺駅で出会った女性と山道を抜けて20分程で長谷寺に到着(後で参道から行く方法もあったことが判明)。
階段を上ったところに高々とそびえる仁王門があり、そこから長谷型の灯籠を吊るされた登廊が続き見応え十分。

本堂横にある大黒堂前で折しも読経の最中に遭遇。
ご本尊十一面観世音菩薩立像の特別拝観時、入口で結縁の五色線を手首に、塗香を手のひらに塗って中へ。
線香の煙がけぶる中、足を触って念じると願いが叶えられるとのことで足元から十一面観世音菩薩立像を拝みます(これほど接近した拝観という経験は今までほとんどなかったように思うのでありがたみが増します)。
午前中の空気が澄んだ中、本堂舞台からの眺めは格別でした(本堂は山中腹の断崖絶壁に懸造りされたもの)。

五重塔等見て回った後、電車の時間調整のため茶所前で休憩。

開山堂前から菊の植木鉢を並べた花階段があり、そこを通って元来た道を戻り、帰りは参道を歩いて長谷寺駅に戻りました。
途中土産物屋、食事処が少しありましたが、電車の時間に合わせていたのでひたすら直進。
(参道の終わりから住宅地のくねった道を上っていくかたちになるので、急いでいるとかなりしんどいです。。。余裕を持って歩いてきて良かった。)

長谷寺から近鉄で室生口大野へ向かい、駅のロータリーに奈良交通バスの室生口大野のバス停があるのでそこから室生寺へ(バスは電車の時間に合わせて1時間に1本のみ)。
山中の曲がりくねった道を走り15分弱で室生寺に到着。

向かう途中、太鼓橋横の紅葉がとても綺麗でした。
三宝杉を右に見ながら進んでいくと、参道左側に寳物殿があり、ふくよかで端正な面立ちで鮮やかな色彩が未だに残る十一面観音菩薩立像の他、釈迦如来坐像地蔵菩薩立像、細部まで美しい曼荼羅が陳列されていて圧倒されました。

仁王門をくぐり、鎧坂を上っていくと高床式の金堂本堂(灌頂堂)五重塔、さらに階段を上っていくと左側に見える懸造りの常燈堂は見事。
五重塔から約15分程で奥の院に到達。
室生寺に来たからには奥の院まで行きたかったので非常に達成感がありました!

明治5年まで女性が行くことを禁じていた高野山に対し、室生寺は女性の参詣が自由だったので「女人高野」と呼ばれていたそうです。

16時台の最終バスに乗り、一途近鉄奈良へ。

長谷寺と室生寺へ行きたいと思い事前に下調べしたところ、電車、バスの乗り継ぎが非常に悪く一日でうまく回れるかやや心配でしたが、見たかったところはそれなりにじっくり見れてスケジュール通りに霊験あらたかな2つの社寺を回れとても有意義な一日となりました(ネットの路線情報がとても役立ちました)!
山奥なので多少着込んで向かいましたが、奈良に着いて以来ずっと20度を超える好天が続いていて気持ち良く観光できたのが何よりでした。

早いもので奈良での最後の夜が更けていく・・・。
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