ファイル変換、捨てメアド…お助けクラウド「一芸ワザ」
賢い無料クラウド活用術(3)
60種類以上のファイル形式を自在に変換
入手したファイルが見慣れない形式で、ダブルクリックしても「このファイルを開けません」と表示される場合がある(図1)。そんなときはConvert Filesのファイル変換サービス「コンバート・ファイルズ」(http://www.convertfiles.com/)を利用しよう。ファイルをPDFなどよく使う形式に変換できる。
使い方は、まずサイトを開いて「Browse」をクリック。変換したいファイルを選び、右のドロップダウンリストから、変換したいファイル形式を選択、「Convert」を押す(図2)。
すると、ファイルがアップロード後に変換され、URLが表示される。表示されたURLを右クリックしてファイルをパソコンに保存する(図3)。
日時を指定してメールを自動で送信
ヨヤクメールが提供する「ヨヤクメール」(http://489m.net/)は、その名の通り、メールを送信する時間を"予約"できるサービスだ(図4)。例えば、深夜に相手の携帯電話へメールをすると、着信音で起こしかねないため、翌朝に送信を予約する。また、誕生日や結婚記念日など、忘れずにメールを送りたい日を予約しておける。
使い方は簡単だ。送信先(相手)と送信元(自分)のメールアドレス(メアド)、件名と本文、送信日時を指定して「メールを送信予約」を押す(図5)。すると、自分のメールアドレスに確認用のURLが届くので、これをクリック(図6)。開くウェブページに、メッセージが表示されたら予約が完了する。
15分だけ使える「捨てメアド」を即時発行
会員制サイトへ登録時、不用意にメールアドレス(メアド)を入力してしまうと、以降、大量の広告メールが送られてくることがある(図7)。そこで使いたいのが、15qm.comの"捨てメアド"サービス「クイックメール」(http://15qm.com/)だ(ほかにも、いろいろな用途で使用可能)。面倒な登録をせずにすぐ使えて、15分たったら受信メールごと完全に消えてしまう。
使い方は、まずサイトで「… のメルアドを発行する」をクリックする(図8)。メールアドレスが発行されるので、コピーして使う(図9)。受信したメールは受信箱に表示される。利用できる残り時間は、画面に表示されるので、引き続き使う場合は「15分延長する」ボタンを押すと、15分単位で延長できる。
貼り付けるだけで翻訳、発音も確認できる
海外のウェブサイト、外国語の資料、受け取った英語のメールなどを日本語で読みたい――。そんなときはグーグルの「グーグル翻訳」(http://translate.google.com/)がお薦めだ(図10)。
71カ国語に対応しており、テキストを貼り付けるだけで自動で言語を判別し、瞬時に日本語訳を表示する(図11)。外国語の発音を知りたいときは、ワンクリックすれば音声で聞ける。日本語以外に翻訳したい場合は、画面左上から言語を指定すればよい。
Webページの翻訳は、URLを左の入力欄に貼り付ければOKだ。URLが画面右側に現れるので、これをクリックするとページを丸ごと日本語訳にした状態で表示される(図12)。
[日経PC21特別編集『無料クラウド 賢く使う!』を基に再構成]
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