方 以智(ほう いち、拼音: Fāng Yǐzhì、1611年11月30日(万暦39年10月26日) - 1671年11月9日(康熙10年10月7日))は、中国明末清初の思想家・自然学者・儒学者・禅僧。 清への仕官を拒み流浪の僧となった。イエズス会士の影響を受けつつ物理学・博物学・天文学・地理学・医学・音韻学を広く論じた。「質測・通幾」や三教合一の思想を説いた。江戸時代の儒学者・本草学者・蘭学者に著作が読まれた。近現代の中国哲学研究で再評価された。著書に『』『』『東西均』『薬地炮荘』など。 字は密之(みつし)。出家後の法名は大智または弘智、字は無可、通称は薬地和尚。号は曼公・鹿起・龍眠愚者・浮山愚者など。