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2007-09-13

主演、監督脚本、その他 全部自分

たとえばさ、くそつまんねー映画とか見てさ、

「あー、あそこ、こーすればおもしれーのに」とか「なんで、このキャスティングなんだよ!」とかいろいろ思うわけですよ。

だけど、いくら「思った」ところで、その映画は一切変わらないわけですよ。

誰かにそれを訴えたところで、訴えられた人は何もしない。もちろん映画は変わらない。

で、どーすりゃいいか?って話になると、それはもう、「自分でおもしれー映画作って、それを見る」しかないわけ。

おーけー?

この映画ってのが、実は「自分の人生」だったりするのよ。

幸いなことに、その映画監督であり、主演であり、脚本であり、プロデューサーであり、

アシスタントであり、観客であるのも「自分」なわけ。

もし、今の自分が嫌いだったら、

ハイ、そこで頭の中にスクリーンを描いて、そこに「自分のことが嫌いな主人公」を写してみる。

観客である自分は、この「自分のことが嫌いな主人公」がどうすれば、このストーリーおもしろいと感じるか。

ハイ、そこで頭の中に撮影現場を描いて、監督(脚本家)になってみよう。

観客におもしろいと思わせるには、その主人公に何をさせる?

そのために必要な道具ある?誰と絡ませる?

ハイ、そこで大道具、小道具さんになってみよう。

監督から言われたその道具、どうやって手にいれる?作る?買ってくる?

ハイ、そこでキャスティングマネージャになってみよう。

監督から言われたその役者、どこから連れてくる?どこにいる?

誰に言えば、その役者に出演依頼できる?どう頼めば出演してくれる?

ハイ、そこでプロデューサーになってみよう。

大道具さんから、こんなのが必要なんで予算下さい、って言われた。

どこからお金工面する?その時、誰にどんな風に頼む?

自分のポケットマネー?そのポケットマネーはどこから?降ってはこないから、アルバイト

などなど、それぞれの役職を自分でやれば、おもしれー映画が手にはいるだろ?

死ぬまで、ずーっと続くストーリーだ。大概の苦労、イベントは、ラストシーンへの伏線だ。

その伏線を回収できなかったら、つまんねーだろうね。どーすれば、観客は納得するかね?

監督の腕の見せどころだよぃ。

あー、もちろん、うじうじした主人公がそのまま死んでくのも、脚本としてはアリだけど、

それを観客である自分が「おもしれー」と思えるかだよねぇ。

と、子供に教えることにした。

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