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「せいろうそば(1,000円)」@かんだやぶそばの写真♪は~れたそらぁ~、ってか?
 本日も晴天なり!
 というわけで、前夜、茨城県は水戸市で呑んで喰って唄ってと人生を謳歌した私吟遊酒人、大人しく「お江戸」へと向かいます。
 んで、上野で降りで、標題の店へと向かいま。

 ここ「神田やぶそば」の起こりは、幕末の頃より本郷団子坂にあった「蔦屋」(竹藪が多く、「やぶそば」の通称を得ていた。)の連雀町店を、明治13年(1880年)に堀田七兵衛が譲り受けて、「藪蕎麦」の屋号で営業を開始。
 その後、団子坂本店の廃業により藪蕎麦本店としての看板をうけつぎ、今日に至っているのです。
 なかなか由緒正しいそば屋ということですね。

 11時30分開店の35分前に訪店。
 受付機で登録。
 9番目ということは、1ロットめで入れるな(^^♪

 気分は江戸っ子さ!
 蕎麦前で喉を潤し、江戸蕎麦を手繰ってみましょうかねぇ(^^♪

 麺は、「そば粉十、小麦粉一の割合で国内産(長野、青森、北海道、茨城ほか)の最上級粉を用いている」そうです。
 どうやら手打ちではなさそうですね。
 やや縮れを帯びた中細な麺で、蕎麦の皮で緑がかっています。
 外一(そといち)とは思えないほど軽めの食感で、表面は滑らかで蕎麦の風味が鼻腔を擽り口中を楽しませてくれます。

 汁は、「昆布、鰹節だしの辛口のこくのあるもの。半分ほどつけて啜るとおいしい」そうです。
 ズバリ江戸蕎麦「やぶ」の汁ですね。
 あの落語などでも語られる「麺先をチョコっとつけて啜る」感じの塩っぱい濃厚な汁です。
 かといて、塩辛いだけではなく、昆布の甘味とトロみ、鰹出汁の旨みがしっかりとカエシを支えています。

 具は、白ネギと山葵です。
 山葵は生でした。

 うん、緑がかった色合いにウトーリです(^^♪
 私吟遊酒人が、新蕎麦ツーリズムなどでお目にかかる蕎麦とは全く別物です。
 ここまでウェーブがかった蕎麦だとは思いませんでした。
 つゆに麺をちょっとだけつけて食べる江戸風の食べ方でいただいたり、私の好みの「塩蕎麦」でいただいたり…。

 正直申します。
 蕎麦の味だけだったら、今年行った新蕎麦ツーリズム2024で紹介した関東信越各県を代表する蕎麦ほどの美味しさではありませんでした。
 これが偽ざる感想です。
 でもね、この「かんだやぶ」という空間で食べるとしたら、やはりこの蕎麦でなければダメなんですね。
 空間、蕎麦前、蕎麦…、これらが一体となって美味しさを表現しているのがこの店なのです。
 逆に「新蕎麦ツーリズム2024」で紹介した店の方が、遥かに敷居が高くて緊張しました。
 そのくらい、この「かんだやぶ」は、庶民的なユルさがあって落ち着くのです。
 アハハ、雰囲気は庶民的だけど、価格設定はお殿様級だったけど…(^-^;
 長居無用!
 蕎麦が来るまでに飲み終わり、さっさと啜って、綺麗に店を出るってのが、江戸蕎麦の流儀でしょう。

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