ポリエステル100％の洗濯物といえば、繊細で家で洗濯をするにはコツがいるから面倒だと思っていませんか？洗濯機を使うと傷みやすいから避けている人も多いはず。
しかし実はポイントを押さえれば自宅でも簡単に洗濯ができてしまうんです。毎回クリーニングに出すのはちょっとと思っている人でも大丈夫！今回はポリエステル100％衣類の洗濯の方法についてご紹介します。洗濯機で洗えない場合も手洗いが出来ます。家で洗濯できる衣類の幅を広げていきたいですね。
スポンサードリンク
洗濯をする前に！事前準備
ポリエステル100％の衣類は繊細なので、まずは洗濯機を使えるのか確認をします。そのまま何もせず他の衣類と一緒にいきなり洗ってしまうと傷んでしまうことがあるので要注意！順番に見ていきましょう。
洗濯の絵表示の確認
まずは洗濯の絵表示を確認します。これはどの衣類にも必ず付いているのでチェックしましょう。四角い洗濯機のマークや、桶に水が入ったようなマークならば基本的に洗濯機で洗うことが出来ます。反対に桶に水が入って大きくバツ印の物は洗濯機では洗えません。その場合は自宅での洗濯を断念するか、細かい装飾や薄い生地ではない場合でしたら手洗いをすることができます。
色落ちチェック
ポリエステル100％生地は色落ちがしやすいので、洗濯する前に色落ちするか確認を行います。まず洗濯洗剤を衣類の目立たない部分に原液のまま付けます。そのまま数分置いておき、白い布で原液を付けた部分をたたきます。このときに少しでも衣類の色が白い布へ付いたら単独で洗いましょう。
また洗濯の絵表示で水洗い不可になっている衣類で色落ちしたものに関しては自宅で洗濯することが出来ません。手洗いでも洗濯は出来ないので、クリーニング店に出しましょう。
洗濯機？手洗い？
水洗い不可の洗濯絵表示が付いている場合、素材などによっては手洗いすることが出来ます。しかし洗濯機では洗えませんので注意して下さい。薄くて繊細な生地や、細かい装飾や特殊加工のあるものは手洗いもすることができないのでクリーニング店へ相談して下さい。
洗濯機での洗濯方法
まずは襟元やシミなど汚れの気になる部分に洗濯用のスポット洗剤や洗濯洗剤を付けて5分程置きます。続いて洗濯物を裏返しにして洗濯用ネットへ入れます。洗濯機はドライ表示コースを選びます。そうすることで余分な力が加わらず、デリケートな生地でもしっかりと仕上げることが出来ます。脱水まで終わったら、軽くしわを伸ばして干します。肩紐がある場合は伸びてしまうので、腰のあたりから二つに折ってハンガーか物干し竿に掛けて下さい。また色の濃いデザインは強い日差しによって褪せてしまうので陰干しにしましょう。
手洗いでの洗濯方法
きれいな桶などに30℃以下のぬるま湯と洗濯用洗剤、もしくは中性洗剤を入れます。この時に液体洗剤の方が溶け残りがないので使いやすいですよ。
次に軽く畳んだ衣類をそっとその中へ入れて15分程置きます。時間が経ったらその中で衣類を泳がせるように動かします。このときに強く押したりすると生地が傷んだり、しわの原因になるので注意しましょう。軽く絞ったら洗濯用ネットへ入れて洗濯機の脱水で15～30秒ほど脱水を行います。桶などにきれいな水を入れ替えて洗濯物を入れます。軽く泳がせながら水を2回入れ替えましょう。
最後のすすぎで柔軟剤を入れると、汗の臭いの防止や静電気の抑制につながります。1分ほど入れたら軽く絞って先ほどと同じように脱水を行います。この時に洗濯用ネットは前回の洗剤が付いているので軽く水で洗い流しておきましょう。最後に洗濯機での洗濯と同じように干します。
洗濯機の脱水を使うのが怖い場合は、きれいなバスタオルで洗濯物の水分を取るだけでも十分です。バスタオルで洗濯物を挟んで手で軽く押しながら水分を取りましょう。また袖や襟元の汚れが気になる時には、そこだけ軽く擦って汚れを取りましょう。装飾が付いている物や濃い色のものは特に擦らないよう優しく扱います。
まとめ
家では洗濯しにくいと思われがちなポリエステル100％の衣類も、洗濯の絵表示や色落ちに気を付ければしっかりと洗うことが出来ます。結婚式などで使うパーティドレスや日常的に着る衣類もこうした注意点をしっかり守って行えば、クリーニングに出さなくても家で手軽に行えます。また袖口や襟元などに洗剤を付けて数分置くだけで、仕上がりや汚れの落ち具合も随分と違ってきます。洗濯の際にこうした一工夫で、衣類を大事に着ていきたいですね。
またこのポリエステル100％の生地はとても静電気が発生しやすいので、柔軟剤を使うことで静電気防止につながります。洗濯をするのに迷うような装飾やデザインの場合には無理をせずにクリーニング店へ相談してみましょう。もしかしたら自宅で洗濯をする際のアドバイスなどをもらえるかもしれません。ぜひご自宅でも試してみて下さい。
スポンサーリンク