特定秘密保護法が成立 279
秘密 部門より
/.Jでも度々話題となっていた「特定秘密保護法」だが、6日夜参議院本会議で自民・公明両党の賛成多数で可決・成立した(NHKニュースの記事、 MSN産経ニュースの記事、 朝日新聞デジタルの記事、 YOMIURI ONLINEの記事)。
「特定秘密の保護に関する法律」通称「特定秘密保護法」は、国の安全や外交にからむ機密情報の漏洩を防ぐために制定が進められていた法律。防衛や外交など安全保障に関する特に秘匿すべき情報を、各省の大臣が「特定秘密」に指定することができ、公務員がこれを外部に漏らした場合、重罰を科すとしている。漏洩した公務員らには最高で10年の懲役刑が、漏洩をそそのかした者にも5年以下の懲役刑が科される。特定秘密の指定期間は最長5年だが、大臣など行政機関の長の判断で何度でも更新可能。ただし通算で30年を超える場合は内閣の承認を得なければならないとしており、一部の例外を除いて60年後までにすべて公開するとしている。法案は今月中に公布され、公布後1年以内に施行される。
本法案に対しては賛否が激しく分かれているため、議論の際は実際の条文を自分の目で確認することを推奨したい(提出時法案、 修正案)。