男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は日本時間2日(現地1日)、シングルス決勝が行われ、第8シードのT・マハツ(チェコ)が世界ランク48位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペ…
男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は日本時間2日(現地1日)、シングルス決勝が行われ、第8シードのT・マハツ(チェコ)が世界ランク48位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6 (8-6), 6-2のストレートで下し初優勝を飾るとともに、ツアー大会では自身初となるタイトルを獲得した。また、「ATP500」シリーズが開始された2009年以降、チェコ勢では史上3人目の優勝者となった。
>>アビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC組合せ<<
24歳で世界ランク25位のマハツは、1回戦で同54位のJ・メンシク(チェコ)、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同76位のD・アルトマイヤー(ドイツ)、準々決勝で同83位のL・ティエン(アメリカ)、準決勝で同42位のB・ナカシマ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
一方、25歳のダビドビッチ フォキナは先月行われたデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)でダニエル太郎や第1シードのT・フリッツ(アメリカ)(アメリカ)らを破り決勝へ進出。決勝では第7シードのM・キツマノビッチ(セルビア)に逆転で敗れ準優勝を飾った。
今大会は準決勝で第9シードのD・シャポバロフ(カナダ)を下し、2大会連続の決勝進出を果たした。
両者ともに初のツアー大会優勝が懸かった決勝の第1セット、互いにブレークポイントを与えずキープが続きタイブレークに突入。マハツは1度セットポイントを握られるもこれをセーブし、自身は1度目のセットポイントをものにして先行する。
続く第2セット、マハツはサービス時のポイント獲得率が50パーセントに落ち込んだダビドビッチ フォキナから2度のブレークを奪う。自身は安定したサービスゲームでキープを重ねてマッチポイントを迎えると、最後はダビドビッチ フォキナのバックハンドがネットにかかり、マハツがツアー大会初優勝を成し遂げた。
またこの優勝によりマハツは「ATP500」シリーズが開始された2009年以降、チェコ勢ではR・シュティエパネック(チェコ)、T・ベルディヒ(チェコ)に次ぐ史上3人目の優勝者となった。
男子プロテニス協会のATPには勝利したマハツのコメントが掲載されている。
「今はただ安堵している。厳しい一週間だったから。特に今の状態で、決勝で負けるのは嫌なんだ。アレハンドロ(ダビドビッチ フォキナ)は本当に素晴らしいプレーをしていたし、本当に厳しい試合だったけど、今日勝てたことが本当に嬉しいよ」
またこの試合、マハツは11本のサービスエースを決め、ファーストサービス時のポイント獲得率は驚異の95パーセントを記録。1度のブレークも許さず優位に試合を進めたマハツは、サービスが勝利の鍵だったと話した。
「サーブが本当に良かったと思う。サーブがなければ、今日は2セットでは終わらなかっただろう」
一方、敗れたダビドビッチ フォキナは2大会連続の準優勝となった。
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