オリオールズ番記者が見た、日本メディアからの注目度 大谷翔平投手のドジャースにおける影響力を、敵軍記者も実感しているようだ。オリオールズの地元メディア「ボルティモア・バナー」のアンディ・コスカ記者は25日(日本時間26日)、今季から加入した…
オリオールズ番記者が見た、日本メディアからの注目度
大谷翔平投手のドジャースにおける影響力を、敵軍記者も実感しているようだ。オリオールズの地元メディア「ボルティモア・バナー」のアンディ・コスカ記者は25日(日本時間26日)、今季から加入した菅野智之投手への日本の報道陣の密着ぶりを紹介する記事を掲載。その中で、大谷が日本におけるMLB人気へ計り知れない貢献をしていると言及した。
同記者は、菅野が行うキャンプの様子を報じる日本メディアに言及。囲み取材に菅野が対応する際は、チーム内のスター選手であるガナー・ヘンダーソン内野手やアドリー・ラッチマン捕手らに匹敵する程の報道陣が場所取りに必死だと説明している。今キャンプにおいてその注目度は際立っているとした。
NPB屈指の人気球団として認知される巨人で確固たる実績を築いた菅野。そんな日本人右腕への注目度は日々増すばかりで、それに伴いオリオールズへの日本からの関心度も高まっているとしているが、記事では日本国内におけるMLB人気の上昇についても話が及んだ。そしてその現象の最大の要因は、ドジャース・大谷翔平投手の存在だと指摘した。
記事では「オオタニの存在もあり、ドジャースは積極的に日本人ファンを歓迎する取り組みに乗り出している。ドジャースタジアムの周囲には日本語の表示がある」と説明した。ロサンゼルスから遠く離れたボルティモアの記者でさえ、ドジャースの日本人ファン獲得へ向けた試みに注目している。大谷の規格外の人気ぶりを示す一例として、昨シーズン大谷のボブルヘッドが来場者特典として配られる試合前に大行列ができ、球場に駆け付けたおびただしい人の数が話題になっていた点にも触れた。
さらには3月18、19日に東京ドームで行われるドジャース-カブスの開幕カードについて「世界中の興味を掻き立てるためにMLBが行う努力の1つ」と報じている。ドジャースからは山本由伸投手、新加入の佐々木朗希投手、そしてカブスでは今永昇太投手が登板する予定となっており、日本ファンにとってはこの上ない機会であることは間違いない。
オリオールズはキャンプ開始以降、菅野の日々の様子を日本語で伝える投稿を度々行うなど、日本ファンを意識していると思われる試みがされている。大谷ら日本人3選手がロサンゼルスに与えたインパクトは言うまでもないが、ボルティモアの地で菅野がどんな活躍を見せるかにも多くの視線が注がれている。(Full-Count編集部)