2月12日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)がFIBAアジアカップ2025予選Window3』へ向け…
2月12日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)がFIBAアジアカップ2025予選Window3』へ向けた直前合宿を公開し、トム・ホーバスヘッドコーチが練習後の取材に応じた。
今回の合宿には初招集の選手も含めて18名が参加。Bリーグのシーズン真っ只中ということもあり、選手のコンディショニングに注意しつつ、この日から5対5の形式の練習も始めたという。ホーバスHCは「すごい良かったと思います。色々と新しい動きも入れているから、まだまだエクスキューションはこれから上手になると思うけど、いい感じです」と頷いた。
日本代表は同予選4連勝で、すでにアジアカップへの出場権を獲得。20日の中国代表(同30位)戦と23日のモンゴル代表(同109位)戦に向けては、富樫勇樹や渡邊雄太(ともに千葉ジェッツ)といったベテラン選手を招集せず、対中国を意識して“フィジカル”をテーマに選手選考。チーム内で最もホーバスバスケを知る吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)をキャプテンに任命し、若手のステップアップを促す構えだ。
特に、富樫や河村勇輝が不在のポイントガード(PG)争いについては、「いまPGはすごくチャンスある。富樫を呼んでないし、河村もいない。選手たちもわかってると思う。みんなちょっと(特長が)違うじゃないですか。佐々木(隆成/三遠)は速くて跳べる、海(テーブス/アルバルク東京)は力がある、中村(拓人/広島ドラゴンフライズ)はチェンジオブペース。本当に今回は誰がステップアップするかなと、コンペティションが熱いと思います。楽しみ」と、アピール合戦に期待を寄せた。
一方で、試合が始まれば勝負に徹する姿勢だ。プレータイムをシェアしての選手起用などは考えていないことも明かし、「シェアは考えてない。試合に勝ちたいです」とホーバスHC。女子日本代表の指揮をとっていた際にも、若手中心の布陣で格上に勝利したことからチームに自信が生まれたことを振り返り、「このメンバーで中国に勝ったらみんなの自信になると思う。チャンスあります」と前を向いた。
日本代表は今回の合宿を通じて、アウェー2連戦となるアジアカップ予選に参戦するメンバーを選出。20日に中国、23日にモンゴルと対戦する。