WO2024157393A1 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

Abstract

メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備える情報処理装置であって、前記サブ基板は、前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部、を有し、前記メイン基板は、前記プログラムを記憶するメイン記憶部と、前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御する動作制御部と、を有する。

Description

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

　本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。

　電子装置等の装置にインストールされているソフトウェアをアップグレードすることにより、その装置がサポートする機能や提供するサービスが追加されることがある（例えば、特許文献１）。このようにして追加される機能として、例えば、課金スキームを実施する機能がある。課金スキームでは、例えば、装置における一部の処理の実行が課金状況に応じて規制され、課金されていない場合には実行できず課金がなされた場合にその処理が実行できるように制御される。或いは、課金スキームでは、特定の処理が実行された時間に相当する対価を課金形式で回収できるように実行時間が計測される。このような課金スキームは、例えば、高機能な装置を安価で販売して販売促進を図り、その後の課金に応じて資金を回収するようなビジネスモデルに適用される。

特開２００８－１１２４０４号公報

　しかしながら、高機能な装置は保守期間が長く、保守期間中に装置に実装された基板が故障して交換されることがある。基板が交換された結果、交換後の基板にインストールされているソフトウェアのバージョンが今まで実装されていたものより古かった場合、今まで装置に適用されていた課金スキームの機能が認知もサポートもされなくなってしまうことが想定される。この場合、課金の有無に関わらず、装置における特定の処理に実施されていた規制が解除されてしまい、課金スキームが成り立たなくなってしまう可能性がある。また、基板が交換されなくとも、装置にインストールされているソフトウェアがユーザ等によってダウングレードされてしまった場合にも課金スキームが成り立たなくなる可能性があった。このため、基板が交換されたりソフトウェアをダウングレードされたりして、今まで装置に適用されていた課金スキームが成り立たなくなってしまった場合に対処できるようにすることが求められていた。

　上述の課題を鑑み、本発明は、電子装置等の装置にインストールされているソフトウェアをアップグレードすることにより機能を追加した場合において、基板が交換されたりソフトウェアをダウングレードされたりして追加された機能が実行されなくなってしまった場合に対処することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

　本発明の一態様は、メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備える情報処理装置であって、前記サブ基板は、前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部、を有し、前記メイン基板は、前記プログラムを記憶するメイン記憶部と、前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御する動作制御部と、を有する情報処理装置である。

　また、本発明の一態様は、メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備え、前記サブ基板は前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部を有し、前記メイン基板は前記プログラムを記憶するメイン記憶部を有する情報処理装置であるコンピュータが行う情報処理方法であって、前記メイン基板の取得部が、前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得し、前記メイン基板の動作制御部が、前記取得部により取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御する、情報処理方法である。

　また、本発明の一態様は、メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備え、前記サブ基板は前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部を有し、前記メイン基板は前記プログラムを記憶するメイン記憶部を有する情報処理装置であるコンピュータに、前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得させ、前記取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御させる、プログラムである。

　本発明によれは、電子装置等の装置にインストールされているソフトウェアをアップグレードすることにより機能を追加した場合において、基板が交換されたりソフトウェアをダウングレードされたりして追加された機能が実行されなくなってしまった場合に対処することができる。

実施形態における情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 第１実施形態におけるサブ基板に記憶される情報の例を示す図である。 第１実施形態における追加情報の例を示す図である。 第１実施形態における動作制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。 第１実施形態における動作制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態における情報処理装置の基本構成を示す図である。 第２実施形態におけるサブ基板に記憶される情報の例を示す図である。 第２実施形態における追加情報の例を示す図である。 第２実施形態における動作制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。 第２実施形態における動作制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。

　以下、本発明の一実施形態を説明する。

　図１は、第１実施形態における情報処理装置１のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置１は、情報を処理する機能を備えるコンピュータである。例えば、情報処理装置１として、画像表示装置、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、或いは携帯電話等を適用することができる。

　情報処理装置１は、例えば、メイン基板１０と、サブ基板２０とを備える。

　メイン基板１０は、情報処理装置１の機能を実行する。メイン基板１０は、ＣＰＵ１１と、ＲＯＭ１２と、ＲＡＭ１３とを備える。これらの要素（ＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２、及びＲＡＭ１３）は、バス等を介して相互に通信可能に接続されている。つまり、メイン基板１０には、ＣＰＵ１１とＲＯＭ１２とＲＡＭ１３が、通信可能に実装されている。

　ＲＯＭ１２は、読み出し専用のメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）であり、情報処理装置１の機能を実行するためのプログラムを記憶する。本実施形態におけるＲＯＭ１２は、プログラマブルなＲＯＭであり、専用の書込装置（ＲＯＭライタ）を用いて情報を書き変えることができるものである。例えば、ＲＯＭ１２は、ＮＯＲ型またはＮＡＮＤ型のフラッシュメモリである。ＲＡＭ１３は、読み書き可能なメモリ（Ｒａｎｄｏｍ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｍｅｍｏｒｙ）であり、ＣＰＵ１１が処理を実行する際に使用される作業用のデータを記憶する。ＣＰＵ１１は、ＲＯＭ１２に記憶されたプログラムを実行し、プログラムを実行する際に利用される一時的なデータをＲＡＭ１３に記憶させる。

　サブ基板２０は、ＥＥＰＲＯＭ２１を備える。ＥＥＰＲＯＭ２１は、Ｉ２Ｃ等の通信インタフェースを介して、メイン基板１０と相互に通信可能に接続されている。つまり、サブ基板２０には、ＥＥＰＲＯＭ２１が、メイン基板１０と通信可能に実装されている。

　ＥＥＰＲＯＭ２１は、書き換え可能な不揮発性のメモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ　Ｅｒａｓａｂｌｅ　Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ　Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）である。ＥＥＰＲＯＭ２１は、メイン基板１０による制御にしたがい、メイン基板１０から通知された情報を記憶する。また、ＥＥＰＲＯＭ２１は、制御にしたがい、ＥＥＰＲＯＭ２１に記憶された情報をメイン基板１０に出力する。

　ここで、サブ基板２０に記憶される情報について、図２及び図３を用いて説明する。図２及び図３は、第１実施形態におけるサブ基板２０のＥＥＰＲＯＭ２１に記憶される情報の例を示す図である。

　図２に示すように、ＥＥＰＲＯＭ２１には、情報処理装置１を保守するために必要となる情報、例えば、ＳＮ（シリアルナンバー）、使用時間、ライセンスなどに関する情報が書き込まれる。

　本実施形態では、更に、ＥＥＰＲＯＭ２１に特定領域２１Ａを確保し、特定領域２１Ａに追加機能に関する情報（後述する追加情報２０２）を書込めるようにする。

　ここでの追加機能は、メイン基板１０のＲＯＭ１２に記憶されているプログラムをアップグレードすることにより追加される機能であり、例えば、課金スキームを実施する機能である。

　課金スキームでは、情報処理装置１に備えられた機能の全部または一部を実現するための処理（以下、対象処理という）について、課金状況に応じて、実行するか否かが制御される。この場合、例えば、課金スキームでは、課金されていない場合には対象処理が実行されないように制御され、課金された場合に対象処理が実行されるように制御される。或いは、課金スキームでは、課金された金額に応じて対象処理を実行できる時間が決定される。この場合、対象処理が実行されるとその実行時間が計測され、課金の残高、つまり実行時間に相当する対価を課金された金額から減額した残高が０（ゼロ）となるまで対象処理が実行されるように制御される。

　ここで、メイン基板１０は、情報処理装置１に実装されている他の基板に比べて回路構成が複雑であり、実装されている部品の点数も多い。このため、メイン基板１０において何らかの部品や回路が故障するなどして、メイン基板１０が交換されるリスクは、他の基板よりも高いと考えられる。

　このような観点から、情報処理装置１の保守期間中に、メイン基板１０が交換される場合があり得る。メイン基板１０が交換された場合、交換後のメイン基板１０のＲＯＭ１２に記憶されているプログラムのバージョンが、今まで実装されていたものより古かった場合、今まで装置に適用されていた課金スキームの機能が認知もサポートもされなくなってしまい、課金されていないにもかかわらず、対象処理が無制限に実行可能になってしまう可能性がある。

　このような対策として、本実施形態の情報処理装置１では、追加機能に関する情報を、メイン基板１０とは物理的に異なる基板（サブ基板２０）に記憶させるように構成した。

　具体的には、サブ基板２０におけるＥＥＰＲＯＭ２１の特定領域２１Ａに、追加機能に関する情報を記憶させる。これにより、メイン基板１０が交換され、課金スキームの機能が認知もサポートもされなくなってしまった場合であっても、特定領域２１Ａに記憶されている、追加機能（ここでは課金スキームの機能）に関する情報に基づいて、対象処理が無制限に実行されないように制御することができる。

　図３には、ＥＥＰＲＯＭ２１の特定領域２１Ａに記憶される情報の例が示されている。図３の例に示すように、特定領域２１Ａとして、例えば、１バイト（８ビット）の記憶領域が確保される。

　ここでは、情報処理装置１の製造時において、将来、追加されることが想定される８つの機能（追加機能Ａｄｄ１～Ａｄｄ８とする）がある例が示されている。また、メイン基板１０のＲＯＭ１２に記憶されるプログラムでは、プログラムのバージョンに関わらず、如何なるバージョンにおいても、８つの機能（追加機能Ａｄｄ１～Ａｄｄ８）が、特定領域２１Ａにおける１バイト（８ビット）の各ビットに対応付けられるように統一された仕様が適用されることを前提とする。

　図３の例に示すように、例えば、特定領域２１Ａにおける１バイト（８ビット）の各ビットには、各ビットに対応づけられた追加機能が追加されたか否かを二値で示す情報が記憶される。

　具体的には、情報処理装置１の製造時において、特定領域２１Ａにおける各ビットには、初期値（デフォルト）として追加機能が追加されていないことを示す値である「０（ゼロ）」が設定される。その後、プログラムがバージョンアップされ、バージョンアップされたプログラムにおいて追加機能が追加された場合に、特定領域２１Ａにおいてその追加された追加機能に対応するビットに、追加機能が追加済みであることを示す「１」が書き込まれる。

　より具体的には、特定領域２１Ａにおける（ｂｉｔ０）には初期値（デフォルト）として追加機能Ａｄｄ１が未追加であることを示す「０（ゼロ）」が設定される。その後にバージョンアップされたプログラムにおいて追加機能Ａｄｄ１が追加された場合に、特定領域２１Ａにおける（ｂｉｔ０）に追加機能Ａｄｄ１が追加済みであることを示す「１」が設定される。

　また、特定領域２１Ａにおける（ｂｉｔ１）には初期値（デフォルト）として追加機能Ａｄｄ２が未追加であることを示す「０（ゼロ）」が設定される。その後にバージョンアップされたプログラムにおいて追加機能Ａｄｄ２が追加された場合に、特定領域２１Ａにおける（ｂｉｔ１）には追加機能Ａｄｄ２が追加されたことを示す「１」が設定される。他のビット（ｂｉｔ２～ｂｉｔ７）についても同様である。

　ここで、情報処理装置１が行う処理の流れについて、図４及び図５を用いて説明する。図４及び図５は、第１実施形態の情報処理装置１が行う処理の流れを示すフローチャートである。

　図４には、ソフトウェアがアップデートされた後の起動時、例えばソフトウェアをアップデートされた直後に情報処理装置１が再起動された場合において、情報処理装置１が行う処理の流れが示されている。

　情報処理装置１は、サブ基板２０の特定領域２１Ａをリードする（ステップＳ１０）。情報処理装置１は、起動時においてサブ基板２０におけるＥＥＰＲＯＭ２１を参照し、ＥＥＰＲＯＭ２１の特定領域２１Ａに記憶された８ビットの情報（追加情報２０２）を取得する。また、情報処理装置１は、内部変数である変数ｘに初期値として０（ゼロ）を設定する（ステップＳ１１）。

　情報処理装置１は、特定領域２１Ａにおいて変数ｘに対応するビット（ｂｉｔｘ）に対応づけられた追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する（ステップＳ１２）。情報処理装置１は、ＲＯＭ１２に記憶されているプログラムのバージョンを取得し、取得したバージョンに基づいて、追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する。情報処理装置１は、例えば、取得したバージョンが、追加機能を含むプログラムのバージョンである場合、追加機能を情報処理装置１がサポートしていると判定する。一方、情報処理装置１は、取得したバージョンが、追加機能を含むプログラムのバージョンでない場合、追加機能を情報処理装置１がサポートしていないと判定する。

　追加機能をサポートしている場合、情報処理装置１は、特定領域２１Ａのｂｉｔｘに初期値「０」が設定されているか否かを判定する（ステップＳ１３）。ｂｉｔｘに初期値が設定されている場合、情報処理装置１は、ｂｉｔｘに追加機能が追加済みであることを示す「１」を書込んで記憶させる（ステップＳ１４）。

　情報処理装置１は、変数ｘに設定されている値を判定し（ステップＳ１５）、変数ｘに７未満の値が設定されている、つまり、（ｘ＜７）である場合には変数ｘをインクリメントして、変数ｘを１増加させ（ステップＳ１６）、ステップＳ１２に示す処理を実行する。

　一方、ステップＳ１２において特定領域２１Ａのｂｉｔｘに対応づけられた追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、及び、ステップＳ１３において特定領域２１Ａのｂｉｔｘに追加機能が追加済みであることを示す「１」が設定されている場合、情報処理装置１はステップＳ１５に示す処理を実行する。

　また、ステップＳ１５において変数ｘに７以上の値が設定されている場合には処理を終了させる。

　図５には、ソフトウェアの起動時において、情報処理装置１が行う処理の流れが示されている。図５においてステップＳ２０及びＳ２１に示す処理は、図４のステップＳ１０及びＳ１１に示す処理と同様であるため、その説明を省略する。

　情報処理装置１は、特定領域２１Ａにおけるｂｉｔｘに「１」が設定されており、且つ、その追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する（ステップＳ２２）。情報処理装置１が、追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する方法は、ステップＳ１２に示す処理において判定した方法と同様である。

　ｂｉｔｘに「１」が設定されており、且つ、その追加機能を情報処理装置１がサポートしている場合、情報処理装置１は、変数ｘに設定されている値を判定し（ステップＳ２３）、変数ｘに７未満の値が設定されている、つまり、（ｘ＜７）である場合には変数ｘをインクリメントして、変数ｘを１増加させ（ステップＳ２４）、ステップＳ２２に示す処理を実行する。

　一方、ｂｉｔｘに「１」が設定されているが、その追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、情報処理装置１は、自身（情報処理装置１）の動作を制約し（ステップＳ２５）、処理を終了させる。例えば、情報処理装置１は、情報処理装置１をパワーオンできないようにするなどして、情報処理装置１を起動させないように制御する。このようにして、情報処理装置１に追加された追加機能が、メイン基板１０の交換等により勝手に「未追加」とされてしまい、課金スキームなどが機能しなくなってしまう事態の発生を抑制する。

　ここで、ｂｉｔｘに「１」が設定されているが、その追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、情報処理装置１は、ｂｉｔｘに「０」を書込む処理を実行しない。すなわち、動作制御部１０３は、ｂｉｔｘに「１」を書込んだ後において、ＲＯＭ１２に書込まれたプログラムが追加機能をサポートしているか否かに関わらず、ｂｉｔｘを初期設定値である「０」に戻す処理を実行しない。これにより、基板が交換される等して追加機能がサポートされなくなった場合に、ＲＯＭ１２に書込まれているプログラムと、特定領域２１Ａに書込まれている追加情報とに不整合が生じるようにする。したがって、情報処理装置１は、基板が交換される等して追加機能がサポートされなくなった場合に、今まで実行できていた追加機能がサポートされなくなったことを検知することが可能となる。

　なお、情報処理装置１は、ステップＳ２２において、ｂｉｔｘに「０」が設定され、且つ、ｂｉｔｘに対応する追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、ステップＳ２３に進む。また、情報処理装置１は、ステップＳ２２において、ｂｉｔｘに「０」が設定され、且つ、その追加機能を情報処理装置１がサポートしている場合、ステップＳ１４と同様に、ｂｉｔｘに「１」を書込んで記憶させ、ステップＳ２３に進む。

　これにより、情報処理装置１は、特定領域２１Ａに追加機能が追加済みであることが示されているにもかかわらず、メイン基板１０が交換されるなどして、その追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合など不整合が生じた場合に情報処理装置１を起動させないように制御することが可能となる。したがって、今まで情報処理装置１に適用されていた課金スキーム等の追加機能が、メイン基板１０の交換によりサポートもされなくなってしまった場合であっても、課金対象である対象処理が無制限に実行可能になってしまう事態が発生することを抑制することができる。

　図６は、本発明による情報処理装置１の基本構成を示す図である。情報処理装置１は、メイン基板１０と、サブ基板２０とを備える。

　サブ基板２０は、サブ記憶部２０１を備える。サブ記憶部２０１はＥＥＰＲＯＭ２１に対応する。サブ記憶部２０１は追加情報２０２を記憶する。追加情報２０２は、メイン基板１０において実行されるプログラムのアップデートに応じて追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す情報である。すなわち、サブ基板２０は、メイン基板１０において実行されるプログラムのアップデートに応じて追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報２０２を記憶するサブ記憶部２０１を有する。

　メイン基板１０は、メイン記憶部１０１と、取得部１０２と、動作制御部１０３を備える。メイン記憶部１０１は、ＲＯＭ１２に対応する。メイン記憶部１０１はメイン基板１０において実行されるプログラムを記憶する。

　取得部１０２及び動作制御部１０３は、ＣＰＵ１１が、メイン記憶部１０１に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。取得部１０２は、情報処理装置１の起動時において、サブ基板２０に記憶された追加情報２０２を取得する。動作制御部１０３は、取得部１０２により取得された追加情報２０２に、追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、メイン記憶部１０１に記憶されているプログラムのバージョンに基づいてその追加機能がサポートされていないと判定した場合、情報処理装置１を起動させないように制御する。

　以上説明したように、第１実施形態による情報処理装置１は、メイン基板１０と、メイン基板１０と通信可能なサブ基板２０とを備える装置である。サブ基板２０は、メイン基板１０において実行されるプログラムのアップデートに応じて追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報２０２を記憶するサブ記憶部２０１を有する。取得部１０２は、情報処理装置１の起動時において、サブ基板２０に記憶された追加情報２０２を取得する。動作制御部１０３は、取得部１０２により取得された追加情報２０２に、追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、メイン記憶部１０１に記憶されているプログラムのバージョンに基づいてその追加機能がサポートされていないと判定した場合、情報処理装置１の動作が制約されるように制御する。

　これにより、第１実施形態の情報処理装置１では、メイン基板１０とは物理的に異なる基板であるサブ基板２０に、追加情報２０２を記憶させることができる。メイン基板１０が交換されたことによって追加機能がサポートされなくなった場合に、追加情報２０２に記憶されている情報と、メイン基板１０のプログラムがサポートしている機能とに不整合が生じるようにして、追加機能がサポートされなくなったことを検知することが可能となる。また、アップデートにより追加機能が追加されたにも関わらず、その後の基板交換により追加機能がサポートされなくなった場合に、情報処理装置１の動作が制約されるように制御することができ、例えば、情報処理装置１が起動されないように制御することができる。したがって、電子装置等の装置にインストールされているソフトウェアをアップグレードすることにより機能を追加した場合において、基板が交換されたりソフトウェアをダウングレードされたりする等して追加機能（例えば、課金スキームに係る機能）が実行されない状態で情報処理装置１が起動してしまうような事態の発生を抑制することができる。

　また、第１実施形態による情報処理装置１では、追加情報２０２には、初期設定値として、追加機能が追加されていない旨の情報が設定される。動作制御部１０３は、取得部１０２により取得された追加情報２０２に、追加機能が追加されていない旨が示され、且つ、メイン記憶部１０１にその追加機能をサポートするプログラムが書き込まれていた場合、追加情報２０２をその追加機能が追加済みである旨の情報に書き換える更新処理を実行する。これにより、プログラムがアップデートされて追加機能が追加された場合において、その追加機能が追加されたことを追加情報２０２に反映させることが可能となる。

　また、第１実施形態による情報処理装置１では、プログラムがアップデートされた後に情報処理装置１が再起動された場合において、更新処理を実行する。これにより、プログラムのアップデートに伴い追加機能が追加された場合に、その追加を迅速に追加情報２０２に反映させることが可能となる。

　また、第１実施形態による情報処理装置１では、動作制御部１０３は、追加情報２０２に追加機能が追加済みである旨の情報を記憶させる場合、追加機能が追加済みであるか未追加であるかを二値で示す情報を記憶させる。例えば、動作制御部１０３は、追加情報２０２に追加機能が追加済みである旨の情報を記憶させる場合、特定領域２１Ａにおける各ビットに対応づけられた追加機能が追加済みである場合にはそのビットに、追加済みであることを示す「１」を記憶させる。一方、追加機能が追加されていない、つまり未追加である場合には、そのビットに未追加であることを示す「０（ゼロ）」を記憶させる。これにより、第１実施形態の情報処理装置１では、追加機能が追加済みであるか、未追加であるかを二値で示すことができ、特定領域２１Ａとして確保するメモリ容量を増大させることなく、追加情報２０２として適切な情報を記憶させることが可能となる。

　ここで第２実施形態について説明する。本実施形態では、特定領域２１Ｂとして、３２バイト（４バイト×８）の記憶領域が確保される。特定領域２１Ｂには、追加機能が追加された際に、追加機能Ａｄｄ１～Ａｄｄ８のそれぞれに対応する領域に、その追加された機能をサポートするプログラムのバージョンが書き込まれる。これにより、メイン基板１０が交換されるなどして交換前と不整合が生じた場合であっても、特定領域２１Ｂに書込まれたプログラムのバージョンを提示するなどして、追加機能の復元を促すことが可能となる。

　図７及び図８は、第２実施形態におけるサブ基板２０のＥＥＰＲＯＭ２１に記憶される情報の例を示す図である。

　図７の例に示すように、特定領域２１Ｂとして、３２バイト（４バイト×８）の記憶領域が確保される。特定領域２１Ｂは、４バイトごとに８つの領域に区切られ、それぞれの追加機能に関する情報、具体的には追加機能をサポートするプログラムのバージョンが書き込まれる領域として確保される。

　図８の例に示すように、例えば、特定領域２１Ｂにおける３２バイトの領域には、４バイトの領域ごとに、４バイトの領域のそれぞれに対応づけられた追加機能をサポートするプログラムのバージョンが記憶される。

　具体的には、情報処理装置１の製造時において、特定領域２１Ｂにおける各４バイト領域には、初期値（デフォルト）として追加機能が追加されていないことを示す値である「０ｘＦＦＦＦＦＦＦＦ」が設定される。その後、プログラムがバージョンアップされ、バージョンアップされたプログラムにおいて追加機能が追加された場合に、特定領域２１Ｂにおいてその追加された追加機能に対応する４バイト領域に、追加機能が追加済みであることを示す値として初期値（デフォルト）とは異なる値、具体的には、バージョンアップされたプログラム（追加機能をサポートするプログラム）のバージョンが書き込まれる。

　より具体的には、特定領域２１Ｂにおける最初の４バイト（１ｓｔ４バイト）には初期値（デフォルト）として追加機能Ａｄｄ１が未追加であることを示す「０ｘＦＦＦＦＦＦＦＦ」が設定される。その後にバージョンアップされたプログラムにおいて追加機能Ａｄｄ１が追加された場合に、特定領域２１Ｂにおける（１ｓｔ４バイト）にバージョンアップされたプログラム（追加機能をサポートするプログラム）のバージョンを示す情報、例えば、バージョンをＡＳＣＩＩコードで示す「０ｘ３１、０ｘ２Ｅ、０ｘ３２、０ｘ３３」が書き込まれる。つまり、バージョンが、「１．２３」であることを示す情報が設定される。

　また、特定領域２１Ｂにおける二番目の４バイト（２ｎｄ４バイト）には初期値（デフォルト）として追加機能Ａｄｄ２が未追加であることを示す「０ｘＦＦＦＦＦＦＦＦ」が設定される。その後にバージョンアップされたプログラムにおいて追加機能Ａｄｄ２が追加された場合に、特定領域２１Ｂにおける（２ｎｄ４バイト）にバージョンアップされたプログラム（追加機能をサポートするプログラム）のバージョンを示す情報、例えば、バージョンをＡＳＣＩＩコードで示す「０ｘ３２、０ｘ２Ｅ、０ｘ３０、０ｘ３０」が書き込まれる。つまり、バージョンが、「２．００」であることを示す情報が設定される。他の４バイト領域（３ｒｄ４バイト、４ｔｈ４バイト、５ｔｈ４バイト、６ｔｈ４バイト、７ｔｈ４バイト、及び、８ｔｈ４バイト）についても同様である。

　ここで、情報処理装置１が行う処理の流れについて、図９及び図１０を用いて説明する。図９及び図１０は、第２実施形態の情報処理装置１が行う処理の流れを示すフローチャートである。

　図９には、ソフトウェアがアップデートされた後の起動時、例えばソフトウェアをアップデートされた直後に情報処理装置１が再起動された場合において、情報処理装置１が行う処理の流れが示されている。

　情報処理装置１は、サブ基板２０の特定領域２１Ｂをリードする（ステップＳ３０）。情報処理装置１は、起動時においてサブ基板２０におけるＥＥＰＲＯＭ２１を参照し、ＥＥＰＲＯＭ２１の特定領域２１Ｂに記憶された３２バイトの情報（追加情報２０２）を取得する。また、情報処理装置１は、内部変数である変数ｘに初期値として０（ゼロ）を設定する（ステップＳ３１）。

　情報処理装置１は、特定領域２１Ｂにおいて、ｘ番目にある４バイト（例えばｘ＝０の場合には１ｓｔ４バイト、ｘ＝１の場合には２ｎｄ４バイトなど）に対応づけられた追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する（ステップＳ３２）。情報処理装置１が追加機能をサポートしているか否かを判定する方法は、ステップＳ１２と同様であるためその説明を省略する。

　追加機能をサポートしている場合、情報処理装置１は、ｘ番目の４バイトに、追加機能が追加済みであることを示す値、つまり初期値（０ｘＦＦＦＦＦＦＦＦ）とは異なる値が設定されているか否かを判定する（ステップＳ３３）。ｘ番目の４バイトに初期値が設定されている場合、情報処理装置１は、ｘ番目の４バイトに、今回バージョンアップされたプログラムのバージョンを書込んで記憶させる（ステップＳ３４）。

　情報処理装置１は、変数ｘに設定されている値を判定し（ステップＳ３５）、変数ｘに７未満の値が設定されている、つまり、（ｘ＜７）である場合には変数ｘをインクリメントして、変数ｘを１増加させ（ステップＳ３６）、ステップＳ３２に示す処理を実行する。

　一方、ステップＳ３２においてｘ番目の４バイトに対応づけられた追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、及び、ステップＳ３３においてｘ番目の４バイトに初期値とは異なる値が設定されている場合、情報処理装置１はステップＳ３５に示す処理を実行する。

　また、ステップＳ３５において変数ｘに７以上の値が設定されている場合には処理を終了させる。

　図１０には、ソフトウェアの起動時において、情報処理装置１が行う処理の流れが示されている。図１０においてステップＳ４０及びＳ４１に示す処理は、図９のステップＳ３０及びＳ３１に示す処理と同様であるため、その説明を省略する。

　情報処理装置１は、特定領域２１Ｂにおけるｘ番目の４バイトに初期値（０ｘＦＦＦＦＦＦＦＦ）とは異なる値（プログラムのバージョン）が設定されており、且つ、その追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する（ステップＳ４２）。情報処理装置１が、追加機能を情報処理装置１がサポートしているか否かを判定する方法は、ステップＳ１２に示す処理において判定した方法と同様である。

　ｘ番目の４バイトに初期値とは異なる値（プログラムのバージョン）が設定されており、且つ、その追加機能を情報処理装置１がサポートしている場合、情報処理装置１は、変数ｘに設定されている値を判定し（ステップＳ４５）、変数ｘに７未満の値が設定されている、つまり、（ｘ＜７）である場合には変数ｘをインクリメントして、変数ｘの設定値を１増加させ（ステップＳ４６）、ステップＳ４２に示す処理を実行する。

　一方、ｘ番目の４バイトに初期値とは異なる値（プログラムのバージョン）が設定されているが、その追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、情報処理装置１は、情報処理装置１の動作を制約する（ステップＳ４３）。例えば、情報処理装置１は、自身（情報処理装置１）をパワーオンできないようにするなどして情報処理装置１を起動させないように制御する。情報処理装置１は、x番目の４バイトに記憶されている、プログラムのバージョンを示す情報（バージョン情報）を取得する（ステップＳ４４）。情報処理装置１は、ステップＳ４５に進む。

　ここで、ｘ番目の４バイトに初期値とは異なる値（プログラムのバージョン）が設定されているが、その追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、情報処理装置１は、ｘ番目の４バイトに初期値を書込む処理を実行しない。すなわち、動作制御部１０３は、ｘ番目の４バイトに「プログラムのバージョン」を書込んだ後において、ＲＯＭ１２に書込まれたプログラムが追加機能をサポートしているか否かに関わらず、ｘ番目の４バイトを初期設定値である「０ｘＦＦＦＦＦＦＦＦ」に戻す処理を実行しない。これにより、基板が交換される等して追加機能がサポートされなくなった場合に、ＲＯＭ１２に書込まれているプログラムと、特定領域２１Ｂに書込まれている追加情報とに不整合が生じるようにする。したがって、情報処理装置１は、基板が交換される等して追加機能がサポートされなくなった場合に、今まで実行できていた追加機能がサポートされなくなったことを検知することが可能となる。

　なお、情報処理装置１は、ステップＳ４２において、ｘ番目の４バイトに初期値が設定され、且つ、ｘ番目の４バイトに対応する追加機能を情報処理装置１がサポートしていない場合、ステップＳ４５に進む。また、情報処理装置１は、ステップＳ４２において、ｘ番目の４バイトに初期値が設定され、且つ、その追加機能を情報処理装置１がサポートしている場合、ステップＳ３４と同様に、ｘ番目の４バイトに、ＲＯＭ１２に記憶されているプログラムのバージョンを書込み、ステップＳ４５に進む。

　一方、ステップＳ４５において、変数ｘに７以上の値が設定されている場合、情報処理装置１は、ステップＳ４４で取得したバージョン情報が存在するものであるか、つまりリリース済みのバージョンであるか否かを判定する（ステップＳ４７）。ステップＳ４４で取得したバージョン情報が存在するものである場合、情報処理装置１は、ステップＳ４４で取得したバージョンのうち、最新のバージョンを表示させ（ステップＳ４８）、処理を終了させる。例えば、情報処理装置１は、表示装置（不図示）に最新のバージョンを示す情報を出力することにより、表示装置に最新のバージョンを表示させる。この時、情報処理装置１は、ソフトウェアがダウングレードされているため起動できない旨を示すコメントを、最新のバージョンを示す情報と共に表示させるようにしてもよい。

　一方、ステップＳ４７において、ステップＳ４４で取得したバージョン情報が存在するものでない場合、情報処理装置１は処理を終了させる。

　以上説明したように、第２実施形態による情報処理装置１では、動作制御部１０３は、追加情報２０２に、追加機能が追加済みである旨の情報を記憶させる場合、その追加機能をサポートするプログラムのバージョンを記憶させる。これにより、第２実施形態に係る情報処理装置１では、追加機能がサポートされたプログラムのバージョンを保持することができ、基板が交換される等して追加された機能（例えば、課金スキームに係る機能）が実行できないような場合に、どのようなバージョンのプログラムであれば追加機能がサポートされているのかを把握することが可能となる。

　また、第２実施形態による情報処理装置１では、動作制御部１０３は、取得部１０２により取得された追加情報２０２において、追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、ＲＯＭ１２のプログラムのバージョンにおいて追加機能がサポートされていない場合、追加情報２０２に示されている情報（追加機能をサポートしているプログラムのバージョン）を表示させる。これにより、第２実施形態による情報処理装置１では、追加機能がサポートされるバージョンを表示することができる。したがって、基板が交換される等して追加された機能（例えば、課金スキームに係る機能）が実行できないような場合に、ユーザに追加機能がサポートされるバージョンを提示して追加機能の復元を促すことが可能となる。

　また、実施形態の情報処理装置１では、追加機能は、課金スキームに係る機能（課金に応じて、情報処理装置１が実行可能な処理を実行するか否かを制御する機能）である。これにより、実施形態の情報処理装置１では、基板が交換される等して、今まで課金に応じて実行が許可されていた処理が、無制限に実行可能となってしまう事態の発生を抑制することができる。

　また、実施形態の情報処理装置１では、動作制御部１０３は、更新処理を実行した後において、ＲＯＭ１２に書込まれたプログラムが追加機能をサポートしているか否かに関わらず、追加情報２０２を初期設定値に戻す処理を実行しない。これにより、実施形態の情報処理装置１では、基板が交換される等して追加機能がサポートされなくなった場合に、ＲＯＭ１２に書込まれているプログラムと、特定領域２１Ａ（２１Ｂ）に書込まれている追加情報とに不整合が生じるようにすることができる。したがって、動作制御部１０３は、今まで実行されてきた追加機能が、基板交換などの後発的な事由により実行できなくなっていることを検知することが可能となる。

　また、図１における情報処理装置１の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより位置検出を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。

　また、「コンピュータシステム」は、ＷＷＷシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境（あるいは表示環境）も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ－ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記のプログラムを所定のサーバに記憶させておき、他の装置からの要求に応じて、当該プログラムを、通信回線を介して配信（ダウンロード等）させるようにしてもよい。

　以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

　１　情報処理装置
　１０　メイン基板
　１０１　メイン記憶部
　１０２　取得部
　１０３　動作制御部
　２０　サブ基板
　２０１　サブ記憶部
　２０２　追加情報

Claims (10)

1. 　メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備える情報処理装置であって、
   　前記サブ基板は、
   　前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部、
   　を有し、
   　前記メイン基板は、
   　前記プログラムを記憶するメイン記憶部と、
   　前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得する取得部と、
   　前記取得部により取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御する動作制御部と、
   　を有する、
   　情報処理装置。
2. 　前記追加情報には、初期設定値として、前記追加機能が追加されていない旨の情報が設定され、
   　前記動作制御部は、前記取得部により取得された前記追加情報に前記追加機能が追加されていない旨が示され、且つ、前記メイン記憶部に前記追加機能をサポートする前記プログラムが書き込まれていた場合に、前記追加情報を前記追加機能が追加済みである旨の情報に書き換える更新処理を実行する、
   　請求項１に記載の情報処理装置。
3. 　前記動作制御部は、前記プログラムがアップデートされた後に前記情報処理装置が再起動された場合において、前記更新処理を実行する、
   　請求項２に記載の情報処理装置。
4. 　前記動作制御部は、前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨の情報を記憶させる場合、前記追加機能が追加済みであるか未追加であるかを二値で示す情報を記憶させる、
   　請求項２に記載の情報処理装置。
5. 　前記動作制御部は、前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨の情報を記憶させる場合、前記追加機能をサポートする前記プログラムのバージョンを記憶させる、
   　請求項２に記載の情報処理装置。
6. 　前記動作制御部は、前記取得部により取得された前記追加情報において前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンにおいて前記追加機能がサポートされていない場合、前記追加情報に示されている前記プログラムのバージョンを表示させる、
   　請求項５に記載の情報処理装置。
7. 　前記動作制御部は、前記更新処理を実行した後において、前記プログラムが前記追加機能をサポートしているか否かに関わらず、前記追加情報を前記初期設定値に戻す処理を実行しない、
   　請求項２から請求項６のいずれか一項に記載の情報処理装置。
8. 　前記追加機能は、課金に応じて、前記情報処理装置が実行可能な処理を実行するか否かを制御する機能である、
   　請求項１に記載の情報処理装置。
9. 　メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備え、前記サブ基板は前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部を有し、前記メイン基板は前記プログラムを記憶するメイン記憶部を有する情報処理装置であるコンピュータが行う情報処理方法であって、
   　前記メイン基板の取得部が、前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得し、
   　前記メイン基板の動作制御部が、前記取得部により取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御する、
   　情報処理方法。
10. 　メイン基板と、前記メイン基板と通信可能なサブ基板とを備え、前記サブ基板は前記メイン基板において実行されるプログラムのアップデートに応じた追加機能が追加済みであるか未追加であるかを示す追加情報を記憶するサブ記憶部を有し、前記メイン基板は前記プログラムを記憶するメイン記憶部を有する情報処理装置であるコンピュータに、
    　前記情報処理装置の起動時において、前記サブ基板に記憶された前記追加情報を取得させ、
    　前記取得された前記追加情報に前記追加機能が追加済みである旨が示され、且つ、前記プログラムのバージョンに基づいて前記追加機能がサポートされていないと判定した場合、前記情報処理装置の動作が制約されるように制御させる、
    　プログラム。
    　

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