マーケティング支援装置及びこの装置のデータ処理方法
技術分野
[0001] 本発明は、顧客が営業担当者を選択登録することにより、顧客に対して、登録され た営業担当者が情報提供やアンケートをすることができるマーケティング支援装置及 びマーケティング支援方法に関する。本出願は、日本国において 2003年 12月 24日 に出願された日本特許出願番号 2003— 427460を基礎として優先権を主張するも のであり、この出願は参照することにより、本出願に援用される。
背景技術
[0002] 特開 2003— 263597号公報 (以下、特許文献という。 )には、製薬会社等に所属す る医療情報担当者である MR (Medical Representatives)と病院に関係する医師、薬 剤師、看護婦等の医療関係者との間のコミュニケーションを支援する MR支援システ ムが記載されている。この MR支援システムは、医療関係者とこの医療関係者から承 認を受けた MRとの 1対 1のコミュニケーションを支援する支援サーバ装置を有し、こ の支援サーバ装置は、医療関係者が所定の MRを登録すると、登録された MRが登 録を行った医療関係者にメッセージを作成することが可能となり、このメッセージを通 じて医療情報を医療関係者に対して提供することができるようになって!/、る。
ところで、コミュニケーションは、一方の者が他方の者に対してして話しかけ、他方 の者が一方の者に対して返事をすることによって成立する。コミュニケーションは、こ のときの話題が互いに興味を引くものであるとき、更に一方の者が他方の者に対して 返事をし、他方の者が更に一方の者に返事をし、これが繰り返されることによって、活 発に行われる。 MRが医療関係者に医療情報として、例えば新薬に関する情報を提 供するとき、医療情報の提供先となる医療関係者がその新薬に関して興味を持って いないと、情報提供された医療関係者は、受け取った医療情報を無視することが多 い。したがって、返事をもらった医療関係者に対しては、メッセージを送りやすいが、 メッセージの返事がもらえな力つた医療関係者に対して、再度、同じ又は類似のメッ セージを送ることは、メッセージの送信者である MRにとつて非常にやりにくぐ活発な
コミュニケーションはやりにくくなる。医療関係者力も MRへの返信を増やすには、より 医療関係者にとって魅力あるメッセージを医療関係者に送信する必要がある。また、 しばらくの間コミュニケーションの無力つた医療関係者とコミュニケーションを再開する 場合には、コミュニケーションの再開の契機となる話題も作りにくぐ MRは、医療関係 者に対してメッセージを送信しづら!/、状況にある。
特許文献には、システムを用いたサービス提供者の利潤の得る方法として、 MRの 利用状況に応じて課金を行うことが記載されている。この場合、 MRと医療関係者と のコミュニケーションが活発に行われないと、 MRが発信するメッセージ数も増えず、 したがって、本システムを用いたサービス提供者も利潤を得にくい。本システムを用 いたサービス提供者としては、一人の医療関係者がより多くの MRとメッセージのやり 取りを行うようにすることで、システム全体として MRが医療関係者に対して発信するメ ッセージの数を増やすことができる。また、本システムを用いたサービス提供者は、本 システムに登録している医療関係者に対してアンケートを行うことで、医療関係者の 最新の興味等を知ることができる立場にある。このアンケート結果は、医療関係者の 最新の情報であるから、個々の MRにとつても有用な情報である。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、その目的とするとこ ろは、システム全体として営業担当者が顧客に対して送信するメッセージの数を増や すことができるマーケティング支援装置及びこのマーケティング支援装置のデータ処 理方法を提供することにある。
具体的に、本発明の目的は、営業担当者が顧客にとってより魅力的なメッセージを 作成することができるように支援し、顧客から営業担当者への返信を増やすようにし、 更なる営業担当者の医療関係者への返信を増やすことができるようにするマーケティ ング支援装置及びこのマーケティング支援装置のデータ処理方法を提供することに ある。
また、本発明の他の目的は、サービス提供者が顧客の情報を収集できるようにし、 更に、収集した情報を営業担当者に提供することで、営業担当者のメッセージの作
成を支援するマーケティング支援装置及びこのマーケティング支援装置のデータ処 理方法を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、顧客に対してより多くの営業担当者を紹介するように して、営業担当者がより多くの顧客に対してメッセージを送信できるようにするマーケ ティング支援装置及びこのマーケティング支援装置のデータ処理方法を提供するこ とにある。
更に、本発明の他の目的は、以上のような目的を実現することができるコンピュータ プログラム及びこのコンピュータプログラムが記録された記録媒体を提供することにあ る。
上述した目的を達成するために提案される本発明は、ネットワークを介して顧客の 顧客端末装置及びこの顧客を担当する営業担当者の営業担当者端末装置が接続 され、上記顧客端末装置及び営業担当者端末装置と上記ネットワークを介してメッセ ージの送受信を行うマーケティング支援装置及びこの装置のデータ処理方法である 。そして、本発明は、顧客の個人データが入力された顧客テーブルを格納する顧客 データベースと、所属する複数の営業担当者を管理する会社テーブルと、この会社 に所属する営業担当者毎に設けられる営業担当者テーブルとを格納する複数の会 社データベースと、顧客端末装置力 その顧客が承認する営業担当者の識別デー タの登録を受け付け、この識別データで識別される営業担当者の営業担当者テープ ルと顧客テーブルとを関連づける選択登録テーブルを生成保持する選択登録部と、 営業担当者端末装置から顧客端末装置へ送信するメッセージ及び顧客端末装置か ら営業担当者端末装置に送信するメッセージを保持するメッセージデータベースと、 営業担当者端末装置から顧客端末装置への質問データ及び顧客端末装置から上 記営業担当者端末装置への回答データを保持する質問データベースとを備える。 すなわち、本発明では、顧客端末装置カゝら送信された顧客の個人データを受け付 け、この個人データを顧客テーブルに登録し顧客データベースに格納し、所属する 複数の営業担当者を管理するデータを受け付け会社テーブルを登録するとともに、 この会社に所属する営業担当者の個人データを受け付け営業担当者テーブルを登 録し、会社データベースに格納し、顧客端末装置からその顧客が承認する営業担当
者の識別データの登録を受け付け、この識別データで識別される営業担当者の営業 担当者テーブルと顧客テーブルとを関連づける選択登録テーブルを生成する。 更に、本発明は、営業担当者を支援するインタフェースとして、インタフェースとして 、選択登録テーブルの生成を契機として、営業担当者端末装置での顧客宛のメッセ ージの作成を支援し、営業担当者端末装置力 の顧客宛のメッセージを受け付けメ ッセージデータベースに格納するとともに、営業担当者端末装置での質問データの 作成を支援し、営業担当者端末装置力 の質問データを受け付け質問データべ一 スに格納する営業担当者側メッセージインタフェースを備える。
また、本発明は、顧客を支援するインタフェースとして、顧客宛のメッセージをメッセ ージデータベースより読み出すとともに質問データベースより質問データを読み出し 、ネットワーク経由で顧客端末装置に送信する顧客側メッセージインタフェースを備 える。
本発明では、複数の会社データベースの少なくとも一は、サービス提供者のもので あり、このサービス提供者の会社データベースの少なくとも一の営業担当者テーブル は、上記選択登録テーブルによって全顧客テーブルと関連づけられている。また、サ 一ビス提供者を除く残りの会社データベースの営業担当者テーブルは、その会社に 所属する営業担当者の営業担当者テーブルに選択登録テーブルによって関連づけ られた顧客テーブルと関連づけられて 、る。
営業担当者側インタフェースは、選択登録テーブルの生成を契機として、営業担当 者による顧客宛のメッセージの作成を支援し、営業担当者端末装置からの顧客宛の メッセージを受け付けメッセージデータベースに格納するとともに、営業担当者端末 装置での質問データの作成を支援し、営業担当者端末装置からの質問データを受 け付け質問データベースに格納する。営業担当者側インタフェースは、メッセージの みを受け付けたときは、メッセージのみをメッセージデータベースに格納し、質問デ ータのみを受け付けたときは、質問データのみを質問データベースに格納し、メッセ ージと質問データを同時に受け付けたときは、メッセージをメッセージデータベースに 格納し、質問データを質問データベースに格納する。
そして、顧客側メッセージインタフェースは、サービス提供者の一の営業担当者テ
一ブルに関連づけられた顧客テーブルの顧客の端末及び z又は上記サービス提供 者を除く残りの会社データベースの営業担当者テーブルに関連づけられた顧客テー ブルの顧客の顧客端末装置に対して、メッセージデータベースより読み出したメッセ ージ、質問データベースより読み出した質問データの両方又は質問データを送信す る。また、顧客端末装置力も受け付けたメッセージをメッセージデータベースに格納 するとともに質問データに対する顧客からの回答データを質問データベースに格納 する。
このような本発明は、サービス提供者の一の営業担当者テーブルに関連づけられ た顧客テーブルの顧客の顧客端末装置及び Z又はサービス提供者を除く残りの会 社データベースの営業担当者テーブルに関連づけられた顧客テーブルの顧客の顧 客端末装置に対して、質問データをネットワーク経由で送信することで、顧客端末装 置力もの返事を増やすことができ、更に、この返事に対する営業担当者端末装置か ら顧客端末装置に対する返事を増やすことができる。
本発明では、営業担当者が個人的に顧客に宛てた質問に対する回答データは、 その営業担当者の営業担当者端末装置に送信される。また、本発明は、更に、顧客 端末装置から受け付けた回答データを集計し、集計データを生成する集計部を設け るよう〖こし、例えば、サービス提供者の一の営業担当者テーブルに関連づけられた 顧客テーブルの顧客端末装置に対して送信した質問データに対する回答データを 集計し集計データを、サービス提供者を除く残りの会社データベースの営業担当者 テーブルに対応した営業担当者の営業担当者端末装置に送信するようにしてもよい 。これにより、サービス提供者を除く残りの会社データベースの営業担当者は、集計 データを、顧客とのコミュニケーションを図る際の話題に用いることができる。この集計 データは、無条件でサービス提供者を除く残りの会社データベースの営業担当者端 末装置に送信してもよいが、サービス提供者を除く残りの会社データベースの営業 担当者テーブルに関連づけられた顧客テーブルの顧客宛のメッセージを受け付けた ときに、その営業担当者端末装置に送信するようにしてもよい。
また、本発明は、更に、サービス提供者を除く残りの会社の営業担当者の利用状況 、すなわちアクセス状況を管理してサービス提供者を除く残りの会社に対する課金デ
ータを生成する課金処理部を設けるようにしてもよ 、。
更に、本発明は、サービス提供者を除く残りの会社データベースの顧客テーブルと 顧客が承認し選択登録テーブルによって関連づけられた営業担当者テーブルの営 業担当者の他に顧客が承認しておらず選択登録テーブルによって関連づけられて いない営業担当者が顧客端末装置にそれぞれ所定数表示されるようにし、未承認の 営業担当者を顧客に紹介するようにしてもよい。顧客の顧客端末装置に、承認及び 未承認の営業担当者を表示するに当たっては、顧客端末装置に、同じ会社内の顧 客が承認した営業担当者と顧客が承認していない営業担当者とが同時に表示され ないようにしてもよい。これにより、様々な会社の営業担当者を公平に医療関係者に 紹介できるようになり、新たな人的つながりを増やし、システム全体のメッセージ数を 増やすことができる。また、本発明は、顧客が承認していない営業担当者が所定数を 超えるとき、所定数を超える顧客が承認して 、な 、営業担当者の中から所定数をラ ンダムに抽出して上記顧客端末装置に表示されるようにしてもよい。また、本発明は、 顧客が承認した営業担当者が所定数を超えるとき、所定数の中に同じ会社の営業担 当者が複数含まれな 、ようにしてもょ 、。
本発明は、ハードウェアによっても実現可能である力 この他に、コンピュータ等に コンピュータプログラムをインストールすることによって実現することができる。このコン ピュータプログラムは、ネットワークを介して又は光ディスク、磁気ディスク等の記録媒 体に格納して拡布される。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において 図面を参照して説明される実施の形態の説明力 一層明らかにされるであろう。 図面の簡単な説明
[図 1]図 1は、本発明を適用した支援システムの構成図である。
[図 2]図 2は、本システムに参加する各製薬会社の顧客と本システムを運営する運営 者の顧客との関係を説明する図である。
[図 3]図 3は、上記図 1の支援システムを構成する支援サーバ装置の機能構成図であ る。
[図 4]図 4は、図 3の MR支援サーバ装置のデータベースに含まれる MRテーブル、
選択登録テーブル、医療関係者テーブル及びマスタテーブルのデータ構成とこれら の間の相関関係を説明する図である。
[図 5]図 5は、図 3の支援サーバ装置のメッセージデータベースに含まれるメッセージ ヘッダレコード、メッセージボディレコード、キャッチ画像レコード、 ¾J達コーノレログレコ ードのデータ構成とこれらの間の相関関係を説明する図である。
[図 6]図 6は、図 1の支援サーバ装置に医療関係者が医療関係者端末装置を用いて 登録するときの手順を説明するフローチャートである。
[図 7]図 7は、図 3の MR支援システムにおける医療関係者端末装置に表示される W WWブラウザウィンドウを説明する図である。
[図 8]図 8は、医療関係者端末装置に表示される WWWブラウザウィンドウのスポンサ フレームの登録 MRボタン力クリックされることによって医療関係者端末装置のモニタ に表示される登録 MRページを説明する図である。
[図 9]図 9は、登録 MRページの一覧表示部の MRの氏名がクリックされたときにその MRとの連絡一覧が表示される連絡一覧ページを説明する図である。
[図 10]図 10は、受信連絡内容ページを説明する図であり、特に本システムを利用す るサービス提供者からのメッセージの内容を見るときを示す。
[図 11]図 11は、受信連絡内容ページを説明する図であり、特に MRからのメッセージ の内容を見るときを示す。
[図 12]図 12は、 MRへの新規連絡ページを説明する図である。
[図 13]図 13は、連絡内容作成ページを説明する図である。
[図 14]図 14は、図 7に示したスポンサフレームに表示されたボックスの表示順序を変 更するための MRの設定ページを説明する図である。
[図 15]図 15は、 MR端末装置のモニタに表示されるトップページを説明する図である
[図 16]図 16は、各顧客の連絡履歴を表示するページを説明する図である。
[図 17]図 17は、送信済みメッセージの詳細を確認するページを説明する図である。
[図 18]図 18は、受信連絡内容ページを説明する図である。
[図 19]図 19は、 MRが医療関係者に対して送信した質問又はサービス提供者が作
成したアンケートに対する回答ページを説明する図である。
[図 20]図 20は、顧客プロファイル編集ページを説明する図である。
[図 21]図 21は、新規メッセージページを説明する図である。
[図 22]図 22は、顧客検索ページを説明する図である。
[図 23]図 23は、顧客データアップロードページを説明する図である。
[図 24]図 24は、送信先登録ページを説明する図である。
[図 25]図 25は、メッセージ作成ページを説明する図である。
[図 26]図 26は、メッセージの送信完了ページを説明する図である。
[図 27]図 27は、 MRの登録設定をするための登録設定ページを説明する図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、本発明が適用された支援システムについて、図面を参照して説明する。 図 1に示すように、支援システムは、インターネット等のネットワーク 3を介して医療関 係者向けの端末装置にコンテンツを提供するとともに、医薬品等の製造会社の医療 情報担当者である MRとこの MRが担当する医療関係者とが 1対 1でメッセージのやり 取りを行うことができるようにするものである。具体的に、本発明を適用した支援システ ムは、図 1に示すように、各種情報を保存するデータベース 2が構築された本システ ムを用いたサービス提供者が管理する支援サーバ装置 1と、医師、薬剤師、看護婦、 放射線技師等の医療関係者が管理する医療関係者端末装置 4と、本システムに参 カロしている製薬会社等に所属する MR個人が管理する複数台の MR端末装置 5と、 MRが所属する製薬会社等が管理する会社端末装置 6と、本システムを用いたサー ビス提供者が支援サーバ装置 1にアクセスするためのサービス提供者端末装置 7とを 備える。支援サーバ装置 1、医療関係者端末装置 4、 MR端末装置 5、会社端末装置 6、サービス提供者端末装置 7は、互いに、 ISDN (Integrated Services Digital Network)回線、 CATV (Cable Television)回線、光ケーブル回線、 xDSL (x Digital Subscriber Line)回線、ディジタル衛星放送用の衛星回線等を用いたネットワーク 3を 介して接続されおり、 TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、 FTP (File Transfer Protocol)等の伝送プロトコルに従ってデータのやり取りを行うこと ができる。
支援サーバ装置 1は、通常のコンピュータとほぼ同様な構成を有しており、ハードデ イスクにデータベース 2が格納されているとともに、オペレーティングシステム、端末装 置 4一 7と通信を行うためのアプリケーションプログラム等の種々のプログラムがインス トールされている。この支援サーバ装置 1は、図 2に示すように、本システムに参加す る全員の医療関係者をデータベース 2に登録し、本システムに参加している各会社 に所属する MRがデータベース 2に登録されている医療関係者力 承認を受けると、 担当 MRと承認をした医療関係者とを関連づけ、承認した医療関係者を、 MR及び MRが所属する会社の顧客と位置づける。
図 2では、製薬会社 Aに関連づけられた顧客を円 Aで示し、製薬会社 Bに関連づけ られた顧客を円 Bで示し、製薬会社 Cに関連づけられた顧客を円 Cで示している。支 援サーバ装置 1は、各製薬会社の会社端末装置 6や MR端末装置 5が承認を受けた 医療関係者のみとメッセージのやり取りを行うことができるようにする。すなわち、製薬 会社の会社端末装置 6や MR端末装置 5からは、自分の顧客となった医療関係者を 見ることができるようになる。また、支援サーバ装置 1は、本システムを運営する管理 者のサービス提供者端末装置 7から本システムに登録している医療関係者全員、す なわち図 2中円 A、円 B、円 Cを含む円 D (太線)を顧客として見ることができるようにし 、顧客 Dとメッセージのやり取りを行うことができるようにする。なお、円 D中で円 A、円 B、円 Cに含まれない顧客は、何れの製薬会社とも関連づけられていない医療関係 者であり、本システムを運営する管理者のサービス提供者端末装置 7とのみメッセ一 ジのやり取りを行うことができる医療関係者である。なお、支援サーバ装置 1は、製薬 会社に対して、他の製薬会社当と区別するための識別データである IDを付与し、更 に会社 IDに関連づけられた MRIDを MRに対して付与する。
そして、この支援サーバ装置 1は、医療関係者が利用する医療関係者端末装置 4 からのアクセスに応じて、コンテンツとして、医療情報、学会情報等の情報を医療関 係者端末装置 4に提供するとともに、医療関係者の医療関係者端末装置 4と MR端 末装置 5、会社端末装置 6、サービス提供者端末装置 7との間の相互のメッセージ交 換を管理する。なお、このメッセージのサービスは、医療関係者と MRに対しては通 常用いられている電子メールと同等の機能を持つサービスとして提供されるが、その
仕組みは、後述するように電子メールの仕組みとは異なって ヽる。
図 1に示すように、この支援サーバ装置 1にネットワーク 3を介して接続される医療関 係者端末装置 4は、医療関係者が操作する端末装置であり、例えばパーソナルコン ピュータにより構成され、ブラウザ等種々のアプリケーションプログラムがインストール されている。そして、医療関係者端末装置 4は、 WWW (World Wide Web)ブラウザを 実行することにより支援サーバ装置 1と通信を行うことができる。具体的に、医療関係 者端末装置 4は、ブラウザを実行することによって、支援サーバ装置 1又は医薬品等 の製造会社のサーバ装置が開設する医薬品、医療機器 (以下、単に医薬品等ともい う。)や研究開発等に関するウェブページを閲覧することができる。また、医療関係者 端末装置 4は、 MR端末装置 5や会社端末装置 6、更にはサービス提供者端末装置 7との間でメッセージのやり取りを支援サーバ装置 1のウェブページ上で行うことがで きる。
支援サーバ装置 1にネットワーク 3を介して接続される MR端末装置 5は、 MRが操 作する例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置により構成され、ブラウザ等 種々のアプリケーションプログラムがインストールされている。 MR端末装置 5は、 WW Wブラウザを実行することにより、顧客である医療関係者力 承認を受けると、この承 認を契機として、医療関係者が管理する医療関係者端末装置 4とメッセージのやり取 りを行うことができる。また、 MR端末装置 5は、支援サーバ装置 1が管理するウェブべ ージ上にお 1ヽて、 MRが送信したメッセージに対する医療関係者の反応を確認する ことができる。
支援サーバ装置 1にネットワーク 3を介して接続される会社端末装置 6は、 MRが所 属する製薬会社等の営業を統括管理する部署等に所属する担当者、例えば本社に 所属する MRが操作する端末装置であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装 置により構成され、ブラウザ等種々のアプリケーションプログラムがインストールされて いる。この会社端末装置 6は、自社に関連づけられた顧客の医療関係者との間で行 うメッセージのやり取りを、担当 MRの名義を使って又は会社の名義や本社 MRの名 義を使って支援サーバ装置 1のウェブページ上で行うことができる。メッセージを医療 関係者に送信するとき、会社端末装置 6は、メッセージの送信先の医療関係者を所
定条件で選択することができる。なお、 MR端末装置 5や会社端末装置 6では、自社 に関連づけられていない医療関係者とはその医療関係者力 承認を受けるまでは顧 客でないことからメッセージのやり取りを行うことができない。
支援サーバ装置 1にネットワーク 3を介して接続されるサービス提供者端末装置 7は 、本システムを用いたサービス提供者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処 理装置である。サービス提供者端末装置 7は、支援サーバ装置 1に対して上述の会 社端末装置 6と同等な権原を有する装置であり、 WWWブラウザを実行することにより 支援サーバ装置 1と通信を行うことができる。具体的に、サービス提供者端末装置 7 は、本システムに参加する会社の例えば宣伝代行のメッセージを、本システムに参カロ している医療関係者全て、すなわち図 2中顧客 Dに対して配信することができる。す なわち、本システムを用いたサービス提供者は、本システムに参加する医療関係者 全員を顧客とし、その中からメッセージの宛先を選択することができる。支援サーバ装 置 1は、各端末装置から入力されるユーザ ID、パスワード等の端末識別データによつ て、アクセスする端末装置が MR端末装置 5、会社端末装置 6、サービス提供者端末 装置 7の何れかであるかの識別を行う。
なお、医療関係者、 MR、会社端末装置 6の担当者及びサービス提供者端末装置 7の管理者は、それぞれユーザ IDとパスワードを入力して支援サーバ装置 1へ口グイ ンすることにより、支援サーバ装置 1からのサービスを受けることができる。支援サー バ装置 1は、医療関係者に対して、医療関係者向けのポータルサイトとして機能して 、後述のように MRとのメッセージ交換の機能を合わせて提供する一方、 MRに対し て、後述のように医療関係者とのメッセージ交換の機能と、メッセージを作成するため のユーザインタフェースを提供する。
支援サーバ装置 1を運営する運営者、すなわちサービス提供者は、当該支援シス テムの利用契約を結んだ MRが所属する製造会社から利用料を、定額制、従量制又 はこれらの組み合わせで徴収することにより利益を得る。例えば、運営者は、基本料 金に加えて、 MRが発信したメッセージの数や医療関係者が開封した回数に応じた 課金を行う。支援サーバ装置 1は、 MRのアクセス状況、例えば MRの利用状況を管 理し、これに応じて課金データを生成する。支援サーバ装置 1は、専用線で決済セン
タと接続されており、月極等所定期間単位で課金データを生成し、この課金データを 決済センタに送信することによって決済処理を行う。なお、運営者は、この他に、ホー ムページに設けたバナー広告による広告料収入を得ることもできる。また、支援シス テムは、利用する医療関係者に対して、情報提供料を課金するようにしてもよい。 次に、医療関係者が支援システムを利用するまでの手続について説明する。支援 サーバ装置 1は、医療関係者向けのコンテンツを提供するポータルサイトを開設して いる。医療関係者は、自分のユーザ IDとパスワードを入力して支援サーバ装置 1に口 グィンすると、ブラウザの画面にその医療関係者向けにカスタマイズされた医療情報 が表示される。更に、医療関係者は、支援サーバ装置 1の運営者と契約している製 造会社の MRから MRの IDを入手し、支援サーバ装置 1にそのサービスコードを登録 することにより、登録された製造会社やその会社に所属する MRから限定的に配布さ れる医療情報を閲覧することも可能となる。ブラウザの画面には、ポータルサイトとし ての情報の他に、 MRからのメッセージが案内される後述のスポンサフレーム 36が表 示され、このスポンサフレーム 36を起点に MRとの 1対 1のコミュニケーションが可能と なる。
一方、医療関係者に対する営業活動に支援システムを利用したい製薬会社等や MRは、自社の IDや自分の MRIDを医療関係者に通知して、支援システムの利用を 促すことになる。医療関係者がその MRを承認するために MRIDを支援サーバ装置 1に登録すると、医療関係者が当該 MRからメッセージを受信することと、当該 MRに メッセージを送信することとが可能となる。
図 3は、支援サーバ装置 1の機能構成図である。この機能構成は、ハードウェア的 には、コンピュータの CPU (Central Processing Unit)、 ROM (Read Only Memory)、 RAM (Random Access Memory)、ハードディスク等で実現することができ、ハードデ イスクにインストールされた支援機能のあるアプリケーションプログラム等によって実現 される。したがって、これらの機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェアの組み合わ せによって様々な形で実現することができる。
支援サーバ装置 1は、 MR端末装置 5、会社端末装置 6及びサービス提供者端末 装置 7側のメッセージの作成を支援する MR側メッセージインタフェース 300と、医療
関係者側のメッセージの作成を支援する医療関係者側メッセージインタフェース 302 と、医療関係者、 MR等の識別情報の登録を受け付ける選択登録部 304と、 MR端 末装置 5、会社端末装置 6及びサービス提供者端末装置 7に対して医療関係者に対 して取るべき行動を示唆するアクション決定部 306と、登録された医療関係者に対す る MRの接触状況の統計を取り管理するとともに医療関係者に対して行ったアンケー トを集計する集計部 308と、 MRや MRの所属する製薬会社等に対する課金データ を生成する課金処理部 309と、 MRの個人データが入力され、 MRと医療関係者とを 関連づけるデータが格納される MRデータベース 310と、医療関係者の個人データ が入力された医療関係者データベース 316と、 MRと医療関係者との間のメッセージ を管理するメッセージデータベース 330と、医療関係者に対して行う質問やアンケー トを管理するとともに質問やアンケートに対する回答を管理する質問データベース 33 1とを備える。 MRデータベース 310、医療関係者データベース 316、メッセージデー タベース 330及び質問データベース 331は、図 1でデータベース 2として示したもの であり、ハードディスク等に格納されている。
MRデータベース 310は、 MRの個人情報が格納される MRテーブル 312と医療関 係者と MRとを関連づける選択登録テーブル 314と、製薬会社とこの製薬会社に所 属する MRとを関連づける会社テーブル 315とを有し、また、医療関係者データべ一 ス 316は、医療関係者の個人データが格納される医療関係者テーブル 318有して 、 る。
選択登録部 304は、医療関係者の医療関係者端末装置 4から MRの識別コードで ある MRIDの入力を受け付ける。選択登録部 304は、医療関係者のユーザ IDで識 別される医療関係者テーブル 318を医療関係者データベース 316から抽出するとと もに、 MRIDで識別される MRテーブル 312を MRデータベース 310から抽出し、医 療関係者テーブル 318と MRテーブル 312とを関連づけた選択登録テーブル 314を 生成する。この選択登録テーブル 314が生成されると、 MRIDで識別される MRがュ 一ザ IDで識別される医療関係者に登録されたこととなり、登録された MRは、その医 療関係者を顧客として担当することができるようになる。 MR側メッセージインタフエ一 ス 300は、選択登録テーブル 314の生成を契機として、 MRから医療関係者へメッセ
ージが送信できるようにする。選択登録テーブル 314は、登録のあった医療関係者 に関する覚え書きを書き込むことのできる顧客名簿ファイルとしても機能し、 MRは、 この顧客名簿ファイルを用いて登録された医療関係者宛のメッセージを作成する。
MR側メッセージインタフェース 300は、 MRが医療関係者宛に送信するメッセージ の作成、削除、保存等及び医療関係者力も受け取るメッセージの閲覧、削除、保存 等が行えるように MRを支援するユーザインタフェースである。 MRが作成したメッセ ージのヘッダ部は、メッセージヘッダデータベース 320に格納され、メッセージの送 信日時、宛先の医療関係者がそのメッセージを開封した日時等のステータスが管理 される。メッセージのボディ部は、メッセージボディデータベース 322に格納される。 MRは、キャッチ画像データベース 324から自分の顔写真やイラスト画像等を選んで メッセージを案内する画像の一部に用いることができる。また、メッセージの案内画像 には、 MRの簡単な自己紹介文やメッセージのタイトル、キャッチフレーズ等を含める ことができる。また、 MRは、自分が所属する会社が営業用に作成した定型文や定型 リンク先アドレス等が格納された定型ライブラリデータベース 326から適当なデータを 取得して、メッセージの作成に役立てることができる。到達コールログデータベース 3 28は、以上のようにして作成されたメッセージが宛先の医療関係者に読まれたとき、 その既読情報をログとして格納する。このログは、例えば医療関係者の利用度を見る ための指標となるポイントの加算に利用することができる。例えば、支援システムの運 営者は、このポイントに応じてユーザである医療関係者に有償サービス等の特典を 与えることができる。更に、 MR側メッセージインタフェース 300は、 MRが作成した医 療関係者への質問データや本システムを用いるサービス提供者が作成した本システ ムに登録された全ての又は所定条件で抽出された医療関係者に対するアンケートを 質問データベース 331に格納する。また、 MR側メッセージインタフェース 300は、質 問データベース 331に格納された MRが作成した質問や本システムを用いるサービ ス提供者が作成したアンケートに対する回答データを読み出し MR端末装置 5や会 社端末装置 6に提供する。
医療関係者側メッセージインタフェース 302は、ユーザである医療関係者が MRか ら受け取るメッセージの閲覧、削除、保存等及び医療関係者が MR宛に送信するメッ
セージの作成、削除、保存等が行えるようにする医療関係者を支援するユーザインタ フェースである。医療関係者側メッセージインタフェース 302は、医療関係者が登録 して承認した MRからのメッセージをメッセージデータベース 330から読み出して、医 療関係者の医療関係者端末装置 4に提供する。後述のように、 MRからメッセージが あるとき、最初に MRからのメッセージを案内する画像がキャッチ画像データベース 3 24から読み出されて表示される。表示された案内画像を医療関係者がクリックすると 、画像にリンクされたメッセージ力 ツセージボディデータベース 322から読み出され て表示される。また、医療関係者側メッセージインタフェース 302は、質問データべ一 ス 331に格納された MRが作成した医療関係者への質問データや本システムを用い るサービス提供者が作成した本システムに登録された全ての又は所定条件で抽出さ れた医療関係者に対するアンケートデータを読み出して医療関係者端末装置 4に提 供する。また、医療関係者側メッセージインタフェース 302は、 MRが作成した質問や 本システムを用いるサービス提供者が作成したアンケートに対する回答データを質問 データベース 331に格納する。
以下、 MRから医療関係者宛に送られたメッセージのことを「コール」ともいい、医療 関係者がそのメッセージを開封、すなわち読むことを「到達」という。例えば、「到達コ ール」といったときには、医療関係者により開封され読まれた MRからのメッセージを 意味する。
医療関係者によりメッセージが読まれた場合に、医療関係者側メッセージインタフエ ース 302は、そのメッセージのヘッダに記録されたステータスを更新し、既読状態に する。また、医療関係者側メッセージインタフェース 302は、医療関係者がメッセージ を読むと、到達コールログデータベース 328に、何時、どのメッセージを読んだかを 示す到達コールログを記録し、医療関係者に、有償又は無償のサービス等の特典と 交換可能なポイントを加算する。
メッセージデータベース 330は、 MRとユーザである医療関係者が共通にアクセス するデータベースであり、 MRと医療関係者との間でのやり取りされるメッセージは、こ の単一のメッセージデータベース 330において管理される。この点で、支援システム で行われるメッセージのやり取りは、通常の電子メールのようにメールのデータが送
信元のサーノから送信先のサーバに配送される仕組みとは異なる。
質問データベース 331は、 MRが作成した医療関係者への質問データや本システ ムを用いるサービス提供者が作成した本システムに登録された全ての又は所定条件 で抽出された医療関係者に対するアンケートデータを格納する。更に、質問データ ベース 331は、医療関係者が MRやサービス提供者に対する質問データやアンケー トデータに対する回答データを格納する。
アクション決定部 306は、 MRが医療関係者に送ったメッセージのステータスを分析 して、その医療関係者に対して行うべきアクションを決定して MRに提示する。
集計部 308は、 MRが医療関係者に送ったメッセージの数、メッセージが医療関係 者に読まれた割合等医療関係者への接触状況等の MRの利用状況を集計し、課金 処理や統計分析に用いる集計データを生成する。場合によっては、集計部 308は、 生成した集計データに基づいて MRの成績を分析して評価結果を MR端末装置 5、 会社端末装置 6、サービス提供者端末装置 7等に提供する。また、集計部 308は、本 システムを用いるサービス提供者が作成したアンケートに対する回答データ^^計し 集計データを生成し、この集計データを、質問データベース 331に格納する。この集 計データは、 MR側メッセージインタフェース 302を介して MR端末装置 5、会社端末 装置 6に提供される。
課金処理部 309は、定額制、従量制又はこれらの組み合わせで MRが所属する製 造会社に対する課金データを生成する。例えば、課金処理部 309は、基本料金に加 えて、 MRが発信したメッセージの数又は医療関係者が開封した回数に応じた課金 データを生成する。したがって、本システムを利用するサービス提供者は、 MRが医 療関係者に対して送信するメッセージが多いほど MRが所属する製造会社に対する 課金データが高くなる仕組みになっている。
図 4は、 MRテーブル 312、選択登録テーブル 314、医療関係者テーブル 318の データ構成とそれらの間の相関関係を説明する図である。 MRテーブル 312は、 MR IDによって一意に識別され、 MRの所属する卸会社の会社コード、氏名、 MRが支援 サーバ装置 1にアクセスするためのパスワード、 MRの電話番号、携帯電話番号、電 子メールアドレス、住所、勤務中か否かを示す勤務フラグ、 MRの所在する営業所等
の営業開始時間、営業終了時間等のデータを格納している。営業開始時間と営業 終了時間は、 MRの営業時間を医療関係者に知らせるために用いられる他、営業時 間外に医療関係者が MRにメッセージを送ろうとしたときに「営業時間外なので即答 できません。」といった警告メッセージを医療関係者の医療関係者端末装置 4に出力 するために用いられる。勤務フラグは、 MRが現在勤務中である力 休暇を取ってい るか、外出中であるか等を医療関係者に知らせたり、休暇中であるときに警告メッセ ージを医療関係者端末装置 4に出力するために用いられる。
MRテーブル 312に格納された情報の一部は、医療関係者がその MRを登録した ときに、 MRのプロファイルとして医療関係者の MR名簿に格納されて医療関係者に 提供される。電子メールアドレスは、公開に設定されていれば、医療関係者に提供さ れることになるが、公開に設定されていないときには、医療関係者に提供されない。こ のような MRテーブル 312の全ての情報がその MRを登録した医療関係者に開示さ れるとは限らない。また、外出することの多い MRは、携帯電話のメールアドレスを M Rテーブル 312に登録しておき、支援サーバ装置 1が医療関係者からのメッセージを 携帯電話のメールアドレスに転送するようにしてもよい。
医療関係者テーブル 318は、ユーザ IDによって一意に識別され、医師が支援サー バ装置 1にアクセスするためのパスワード、医師免許コード、職種コード、氏名、性別 、勤務先名称、勤務先住所、誕生日、電子メールアドレス、ポイント、診療科目コード 、専門コード等が格納される。医療関係者テーブル 318に格納された医師の個人情 報は、氏名と勤務先名称等の一部を除き、 MRに開示されることは無い。
選択登録テーブル 314は、医師が MRを登録して承認した場合に、医療関係者の 医療関係者テーブル 318と MRの MRテーブル 312とを関連づけるものであり、 MR テーブル 312の MRIDと医療関係者テーブル 318のユーザ IDによって一意に識別 される。選択登録テーブル 314は、 MRからのメッセージの案内画像を後述のスポン サフレーム 36の何れの位置に示すかを決める選択区分、医師氏名、勤務先、顧客 の重要度を示すターゲットランク、職種、専門領域、役職、卒業大学、卒業年、趣味 等医師についての覚え書きを MRが入力できるエントリを有する。但し、選択区分だ けは医師側が決めて設定し、 MR側では設定できない。これらの医師の情報は、 MR
が入力するため、必ずしも医療関係者テーブル 318に格納された医師の個人情報と は一致しない。この選択登録テーブル 314は、 MRの顧客名簿ファイルとしても利用 される。
製薬会社に所属するそれぞれの MRに対しては、この選択登録テーブル 314が医 療関係者力も承認を受けただけ設けられることになり、また、製薬会社の会社端末装 置 6を担当する担当者である MRに対しては、この選択登録テーブル 314が当該会 社に属する MRが担当する全医療関係者分設けられることになる。また、本システム を運用する管理者に対しては、この選択登録テーブル 314がユーザ登録をしている 医療関係者全員分設けられることになる。
会社テーブル 315は、 MRテーブル 312から参照され、 MRが所属する製薬会社の 会社名、その会社のロゴタイプ等のデフォルト画像を指すコード、その会社のホーム ページ等のデフォルトの URL (Uniform Resource Locator)が格納される。また、会社 テーブル 315には、その会社に所属する MRが登録されている。すなわち、会社テー ブル 315は、 MRテーブル 312にリンクしていることで、 MRがどの営業所に所属して いるか、各 MRの実績等を会社端末装置 6から見ることができるようにしている。また、 会社テーブル 315は、 自分の会社に所属する MRを管理することで、自分の会社の 全ての MRの顧客、すなわち医療関係者を管理することができるようになつている。会 社端末装置 6は、自分の会社に所属する MRを営業所等の所定条件で選択し、また 、各 MRの顧客を専門領域等の所定条件で選択し、会社名義で又は送信先の医療 関係者を担当する MRの名義で、選択した条件に合致した医療関係者にメッセージ を送信することができる。
アクションデータテーブル 311は、 MRテーブル 312の会社コードと選択登録テー ブル 314のターゲットランクとによって識別されるものであり、顧客に対するアクション の判定基準とアクションの内容を格納する。また、このアクションデータテーブル 311 には、アクションの判定基準に用いられる閾値と、アクションの内容を記述した 4種類 のメッセージが格納されて 、る。
図 5は、メッセージヘッダレコード 321、メッセージボディレコード 323、キャッチ画像 レコード 325、到達コールログレコード 329のデータ構成とそれらの間の参照関係を
説明する図である。メッセージヘッダデータベース 320に格納されるメッセージヘッダ レコード 321は、メッセージヘッダ IDによって一意に識別され、メッセージ ID、メッセ ージ区分、送信元ユーザ ID、宛先ユーザ ID、受信 Z送信日時、送信側のメッセージ 取消日時、保管日時、送信状態フラグ、削除日時、受信側のメッセージ開封日時、 保管日時、削除日時及び受信状態フラグが格納されている。
ここで、メッセージ IDは、このメッセージのボディのレコードを指し示すポインタであ る。メッセージ区分は、そのメッセージが通常の顧客である医療関係者宛のメッセ一 ジであるか、支援サーバ装置 1が MRに通知する目的で送信されたシステムメッセ一 ジであるかを示すものである。システムメッセージとして、後述のように MR登録通知、 MR削除通知、メッセージ開封通知等がある。送信元ユーザ IDと宛先ユーザ IDは、 MRのユーザ ID又は医師のユーザ IDとなる。但し、システムメッセージの場合、送信 元ユーザ IDが管理者 IDとなる。
メッセージボディデータベース 322に格納されるメッセージボディレコード 323は、メ ッセージ IDによって一意に識別され、コール内容コード、メッセージのタイトル、メッセ ージ本文、有効期限、画像コード、直接リンク URL、会社コード、添付リンク、添付フ アイル等が格納されている。ここで、コール内容コードは、営業、広告、依頼等ユーザ である医療関係者へのメッセージの種別を示すものである。画像コードは、キャッチ 画像のコードであり、キャッチ画像のレコードを指す。直接リンク URLは、 MRが自分 で指定するリンク先 URLであり、添付リンクは、 MRの会社側で用意した定型リンクで ある。なお、この定型リンクには、 URL以外に画像ファイルやテキストデータが更に付 属していてもよい。添付ファイルは、メッセージに添付する文書ファイル等である。 キャッチ画像データベース 324に格納されるキャッチ画像レコード 325は、画像コ ードによって一意に識別され、会社コード、 MRID、画像名、画像ファイル、 MRの自 己紹介文、キャッチフレーズ、リンク先 URLが格納されている。
到達コールログデータベース 328に格納される到達コールログレコード 329は、口 グレコード番号で一意に識別され、医師等の医療関係者によって開封されたメッセ一 ジのヘッダ ID、そのメッセージが開封された日時を示す到達コール日時、そのメッセ ージの送信元ユーザ IDと宛先ユーザ IDが格納される。この到達コールログレコード 3
29を用いて、メッセージの開封回数によって医師等医療関係者に加算される加算さ れるポイントが決定される。
以上が支援システムの構成全般であり、以下その処理を具体的に説明する。先ず 、図 6を用いて支援サーバ装置 1に医療関係者が医療関係者端末装置 4を用いて登 録するときの手順を説明する。この処理は、支援サーバ装置 1が医療関係者端末装 置 4からのアクセスを検知したときに開始される。
支援サーバ装置 1は、ユーザ ID及びパスワードの入力を促すログイン画面を、ネッ トワーク 3を介して医療関係者端末装置 4に送信する (ステップ Sl)。医療関係者端 末装置 4のモニタに表示されるログイン画面には、ユーザ ID及びパスワードの入力欄 、入力したユーザ ID等の送信を指示する送信ボタン並びに未登録ユーザであること を通知する通知ボタン等が設けられている。医療関係者端末装置 4を操作する医療 関係者は、自分が登録済みのユーザであるとき、キーボード、マウス、テンキー等の 操作部を用いて、ユーザ ID及びパスワードを、モニタに表示されているログイン画面 の入力欄に入力して送信ボタンをクリックする。自分が未登録ユーザであるとき、ユー ザは、操作部を用いて、ログイン画面中の通知ボタンをクリックする。医療関係者端末 装置 4は、送信ボタン又は通知ボタンの何れかがクリックされることにより、入力された ユーザ ID及びパスワード又は未登録ユーザ通知をネットワーク 3を介して支援サー バ装置 1に送信する。
受信待機状態にある支援サーバ装置 1は、医療関係者端末装置 4からのユーザ ID 及びパスワード又は未登録ユーザ通知を受信すると、受信内容に基づいて、ユーザ が登録済みのユーザであるか否かを判定する (ステップ S 2)。具体的に、支援サーバ 装置 1は、ユーザ ID及びパスワードを受信したとき、データベース 2に記録されている ユーザプロファイルと照合して申請のあったユーザが正規のユーザであるか否かを 判定する。支援サーバ装置 1は、ユーザ ID及びパスワードが正規のものではないと 判定したとき (ステップ S2の NG)、ステップ S1に戻り、アクセスのあった医療関係者 端末装置 4に対して再度ログイン画面の送信を行う。
支援サーバ装置 1は、未登録ユーザ通知を医療関係者端末装置 4より受信したとき (ステップ S2の N)、医療関係者端末装置 4を介してアクセスした医療関係者が未登
録ユーザであると判定し、ステップ S3に進む。そして、支援サーバ装置 1は、アクセス しているユーザに対してユーザ登録を促すためユーザ登録画面をネットワーク 3を介 して医療関係者端末装置 4に送信する (ステップ S3)。
医療関係者端末装置 4のモニタに表示されるユーザ登録画面には、ユーザが任意 の文字や数字を設定できるユーザ ID及びパスワードを入力する入力欄の他に、 MR から取得したサービスコード、氏名、性別、誕生日、職種、専門科、勤務地等の入力 欄及び入力したユーザ ID等の送信を指示する送信ボタンが設けられて 、る。ここで、 職種の欄は、勤務医、開業医、看護婦、薬剤師、臨床検査技師等の職種を入力する ためのものであり、専門科の欄は、内科、外科等の専門を入力するものである。医療 関係者端末装置 4に表示されたユーザ登録画面の所定入力欄に対し、ユーザが操 作部を用いてユーザ ID、パスワード、サービスコード等を入力し送信ボタンがクリック されると、医療関係者端末装置 4は、ネットワーク 3を介して入力されたユーザ ID、パ スワード、サービスコード等の個人データを支援サーバ装置 1に送信する。
支援サーバ装置 1は、医療関係者端末装置 4からのユーザ ID等をユーザプロファ ィルとして医療関係者データベース 316の医療関係者テーブル 318に格納、すなわ ち登録する。これにより、医療関係者端末装置 4のユーザは、本システムにおいて登 録済みのユーザとなる。また、支援サーバ装置 1は、登録済みのユーザが操作してい る医療関係者端末装置 4に対して、医療関係者端末装置 4のユーザが登録ユーザ であることを示す認証情報を発行する。発行された認証情報は、医療関係者端末装 置 4に送信され、医療関係者端末装置 4のハードディスク等に記憶される。このような 認証情報の一例としては、クッキー(Cookie)を用いることができる。更に、支援サー バ装置 1は、発行した認証情報を、ユーザのユーザプロファイルに対応付けて医療 関係者テーブル 318に記録する。
ユーザ登録の後、ユーザは、メッセージのやり取りをする MRの MRIDを、支援サー バ装置 1が管理する当該ユーザ専用の指定フォームに登録する (ステップ S4)。この 指定フォームには、 MRIDを複数登録することができる。ユーザは、この指定フォー ムに MRIDを登録した MRが発信したメッセージだけを受信することができる。すなわ ち、 MRは、自分の MRIDを医療関係者であるユーザが指定フォームに登録しなけ
れば、上述した選択登録テーブル 314が生成されないことから、ユーザに対してメッ セージを送ることができない。したがって、ユーザは、指定フォーム所望の MRIDを登 録しないことにより、意図しない MRからのメッセージが送信されてくることを防止する ことができる。
このような医療関係者は、所望の MRIDを登録し、この IDが示す MRを承認するこ とで、 MRとの間の 1対 1のコミュニケーションのチャネルを確立することができる。また 、 MRから見た場合、医療関係者に MRIDを登録してもらうことにより、顧客、すなわ ち医療関係者の許可を得て行うマーケティング (所謂パーミッションマーケティング) を行うことができる。なお、本システムに登録を行ったユーザは、医療関係者端末装 置 4より、ユーザ登録内容の追加、変更、削除やユーザ登録の解除や MRIDの追加 、削除を随時行うことができる。
ステップ S2において、支援サーバ装置 1は、医療関係者端末装置 4から送信され たユーザ ID及びパスワードを受信し、データベース 2に記録されて!、るユーザプロフ アイルと照合して、アクセスのあったユーザが正規ユーザであると判断したとき (ステツ プ S2の Y)、既に登録済みのユーザであると判定して、ステップ S3の処理をスキップ する。
次に、支援サーバ装置 1は、ユーザプロファイルを医療関係者データベース 316の 医療関係者テーブル 318から読み出し、これに基づいて、その医療関係者向けのコ ンテンッを医療関係者端末装置 4に提供し (ステップ S5)、次いで、 MRからのメッセ ージを医療関係者端末装置 4に提供する (ステップ S6)。これらのデータをネットヮー ク 3を介して受信した医療関係者端末装置 4は、モニタに、支援サーバ装置 1から送 信されたコンテンツを表示するとともに、ユーザが承認した MRとコミュニケーションを 取るように促す表示を行う。ユーザが操作する医療関係者端末装置 4は、支援サー バ装置 1からログアウトし (ステップ S 7)、一連の処理を終了する。なお、この支援サー バ装置 1は、医療関係者端末装置 4がブラウザを用いてアクセスするものであるため 、医療関係者端末装置 4にログアウトを促さずに、タイムアウトを設けて自動的にセッ シヨンをクローズするようにしてもよ!、。
図 7は、顧客である医療関係者が操作する医療関係者端末装置 4のモニタに表示
される WWWブラウザウィンドウ 31の表示例を示す。 WWWブラウザウィンドウ 31のァ ドレス入力欄 32には、アクセスするウェブページの URLが入力されるとともに、現在 表示しているウェブページの URLを表示する。ここでは、医師は、支援サーバ装置 1 の URLを操作部を用いて入力し、支援サーバ装置 1にアクセスする。ナビゲーシヨン フレーム 33には、メインフレーム 34に表示させる情報の項目が表示される。ユーザが 操作部を用いてナビゲーシヨンフレーム 33に表示された項目をクリックすると、クリック された項目の情報の見出しカ インフレーム 34に表示される。図 7の例では、メインフ レーム 34に医療情報に関する最新情報を知らせるための「最新の話題」及び支援シ ステムに関する情報をユーザに対して提供するための「お知らせ」の見出しが表示さ れている。メインフレーム 34に表示された情報の見出しの文字列、例えば、「A製薬 ァ-ュアル医学情報をリリース」は、対応する情報、この例では、「ァ -ュアル医学情 報」が記載されているページにリンクされている。なお、リンク先のページの URLは、 当該サイトである支援サーバ装置 1の下層ディレクトリであってもよぐまた、他のサイ トであってもよい。また、ここで「リンク」の用語は、上述した例を用いれば、文字列 「 A製薬 ァ-ュアル医学情報をリリース」がクリックされたとき、対応する「ァ-ユアル医 学情報」が表示されることの意味で用いて 、る。
スポンサフレーム 36は、ブラウザウィンドウ 31中の例えば右側に上下一列に設けら れたスポンサボックス 37, 38, 39を有し、それぞれのボックス 37, 38, 39は、ユーザ と MRとの間でメッセージの送受信を行う双方向コミュニケーションのページにリンクさ れている。スポンサフレーム 36の上部には、医療関係者を案内する案内表示部 44 が設けられ、ここには、例えば「〇〇〇先生へお知らせ」と表示されるとともに、未読メ ッセージ数、獲得ポイント等が表示される。各スポンサボックス 37, 38, 39は、それぞ れ所定の製薬会社等の専用の領域であり、当該医療関係者が承認した所定の製薬 会社等の MRからユーザの医療関係者にメッセージが送信されているとき、 MRの顔 写真、氏名、用件等が表示される。更に、各スポンサボックス 37, 38, 39には、未読 のメッセージの有無を表示する状態表示部 45やメッセージの重要度が表示される。 更に、各 MRと直ちにメッセージを送信することができるようにするための連絡ボタン 3 7a, 38a, 39a力 ^設けられている。なお、スポンサボックス 37, 38, 39には、 MR力ら
のメッセージが無 、とき、所定の製薬会社等のハウスマーク等のキャッチ画像が表示 される。このようなスポンサボックス 37, 38, 39は、 MRが表示されるとき、 MRが所属 する製薬会社等の宣伝を行うことができる。スポンサボックス 37, 38, 39は、それぞ れ対応する MRによって設定された情報、例えばメッセージに関する詳細な情報等 にリンクされており、医師が医療関係者端末装置 4のマウス等を用いてクリックするこ とにより、詳細情報が表示されるようになっている。
また、スポンサフレーム 36には、顧客である医療関係者が承認していない未登録 MRのボックス 42が設けられている。未登録 MRのボックス 42には、その医療関係者 と関連のある未登録 MRの顔写真、氏名、用件等が表示される。例えば、未登録 MR のボックス 42には、その医療関係者の専門とする分野の医薬品等を紹介する当該医 療関係者が承認していない未登録 MRに関する情報が表示されることになる。更に、 そのメッセージの既読未読の状態が表示される。また、未登録 MRのボックス 42には 、医療関係者力 Sこの未登録 MRに興味を持ったときに直ちにその MRを登録すること ができるように登録ボタン 42aが設けられて 、る。
ここで、スポンサフレーム 36内に表示される既登録 MRのスポンサボックス 37, 38, 39は、後述する図 14に示すスポンサフレームに表示されたボックスの表示順序を変 更するための MRの変更ページの設定に基づいた順序で表示される。また、未登録 MRのボックス 42は、後述する図 27の MRの登録設定をするための登録設定ページ の設定に基づいて表示される。ところで、本システムは、基本的に、医療関係者によ つて承認された MRに限ってその医療関係者とメッセージをやり取りを行うものである から、その承認を受けた MRと同一の会社に属する MRであってもその医療関係者か ら承認を受けていない MRはその医療関係者とメッセージのやり取りを行うことができ ない。そして、その医療関係者力も承認を受けていない MRがその医療関係者の未 登録 MRのボックス 42への表示を設定したときには、既登録 MRのスポンサボックス 3 7, 38, 39と未登録 MRのボックス 42の中で同じ会社に属する MRが表示されてしま うこともある。この場合、その医療関係者に対しては、一の会社に偏った表示を行って しまうことになる。そこで、医療関係者側メッセージインタフェース 302は、既登録 MR のスポンサボックス 37, 38, 39と未登録 MRのボックス 42に同じ会社に属する MRが
表示されないように制御する。具体的に、医療関係者側メッセージインタフェース 30 2は、先ず、既登録 MRのスポンサボックス 37, 38, 39に表示されるべき MRを優先 し、スポンサボックス 37, 38, 39に表示される MRが属する会社以外の会社の一を、 例えば乱数発生器が発生する乱数データに基づいてランダムに抽出し、抽出した会 社の中で最も早く未登録 MRのボックス 42への表示設定を行った未登録 MRを未登 録 MRのボックス 42に表示する。なお、同じ会社であるか否かは、会社 IDや MRIDを 用い、これら IDがー致するかどうかで行われる。
更に、スポンサフレーム 36には、未登録 MRのボックス 42の下側に協賛企業の広 告ボックス 43が設けられ、ここにも、広告の未読既読の状態が表示される。また、スポ ンサフレーム 36には、登録 MRを一覧するための登録 MRボタン 46が設けられてい る。
なお、スポンサフレーム 36に表示されるスポンサボックス 37, 38, 39の数は、 3つ に限定されるものではなぐまた、ブラウザウィンドウ 31〖こ表示されるスポンサボックス 37, 38, 39の位置も、ブラウザウィンドウ 31の右側に限定されるものではない。また、 未登録 MRのボックス 42の数も 1つに限定されるものではない。
医療関係者端末装置 4のモニタに表示された図 7の画面では、ユーザが操作部を 用いて、ナビゲーシヨンフレーム 33に表示されている情報の項目をクリックしたり、メイ ンフレーム 34に表示されている見出しをクリックしたり、スポンサフレーム 36のスポン サボックス 37, 38, 39をクリックしたり、ノ ナ一広告 40, 41をクリックしたり、更【こ、未 登録 MRのボックス 42をクリックしたり、アドレス入力欄 32に URLを入力したりすること によって、モニタに表示されている画像を変更する操作を行ったときには、クリックさ れた箇所にリンクされている URL又はアドレス入力欄 32に入力された URLが医療関 係者端末装置 4からインターネット等のネットワーク 3を介して支援サーバ装置 1に送 信される。これを受けて、支援サーバ装置 1は、受信した URLやアドレス情報の示す 所在にあるコンテンツを医療関係者端末装置 4に送信する。支援サーバ装置 1が送 信した新たなコンテンツを受信した医療関係者端末装置 4は、このコンテンツを表示 部を構成するモニタに表示する。以下、このようにして医療関係者端末装置 4が受信 した新たなコンテンツの表示例について説明する。
図 8は、スポンサフレーム 36の登録 MRボタン 46がクリックされることによって医療 関係者端末装置 4のモニタに表示される登録 MRページを説明する図である。この登 録 MRページは、顧客である医療関係者が一目で受信した新規メッセージを見ること ができるようにするための医療関係者が承認、すなわち登録した MRの一覧ページ である。登録 MRページの上覧には、医療関係者を案内する案内表示部 90が設けら れ、その下欄には、 MRを登録するためのページ、すなわち図 8のページにアクセス するための登録 MRボタン 91と、 MRと新規連絡するためのページにアクセスするた めの新規連絡ボタン 92が設けられている。なお、案内表示部 90,登録 MRボタン 91 及び新規連絡ボタン 92は、 MRとコミュニケーションを取るためのページにお!ヽて共 通であるため以降の図においては省略する。
また、登録 MRページには、医療関係者が連絡する MRを追加するためのページ にアクセスするための MR追加ボタン 101と、承認した MRを削除するためのページ にアクセスするための削除ボタン 102と、図 7に示したスポンサフレーム 36に表示さ れたボックス 37, 38, 39の表示順序を変更するためのページにアクセスするための 変更ボタン 103が設けられている。更に、登録 MRページには、表示される MRの表 示順序をソートするためのソート部 104が設けられている。ソート部 104は、例えばプ ルダウンメニューであり、下欄に表示される MRをメッセージの受信日時順、 MRの氏 名順、 MRの所属する会社順等のソート条件を選択することができ、条件が選択され たとき、選択された条件で MRがソートされ表示される。
登録 MRページには、新規メッセージのある MRが一覧表示される MR—覧表示部 105が設けられている。一覧表示部 105は、 MR毎に区画されており、各欄は、 MR の顔写真等のキャッチ画像 105a、 MRの氏名 105b、この MRとの連絡一覧 105b、 最新メッセージの日時 105d、最新メッセージのタイトル 105eが表示される。そして、 MRの氏名 105bがクリックされたときには、当該 MRの個人情報が表示される MR個 人情報ページが表示され、タイトル 105eがクリックされたときには、受信連絡内容べ ージが表示される。
図 8に示す登録 MRページの一覧表示部 105の MRの氏名 105bがクリックされたと きには、図 9に示すように、その MRとの連絡一覧が表示される連絡一覧ページが表
示される。この連絡一覧ページには、選択された MRが表示される MRボックス 111 が設けられている。この MRボックス 111には、 MRの顔写真等のキャッチ画像 11 la 、 MRの氏名 l l lb、この MRに対してメッセージを作成するための連絡ボタン 111c が表示される。 MRの氏名 11 lbクリックされたときには、該 MRの個人情報が表示さ れる MR個人情報ページが表示され、連絡ボタン 111cがクリックされたときには、連 絡内容作成ページが表示される。
連絡一覧ページには、表示されるメッセージの表示順序をソートするためのソート 部 112が設けられている。ソート部 112は、例えばプルダウンメニューであり、下欄に 表示される MRをメッセージを、受信順、送信順、 日時順、件名順等のソート条件を 選択することができ、条件が選択されたとき、選択された条件でメッセージのタイトル がソートされ表示される。連絡一覧ページには、更に、メッセージのタイトルを一覧表 示する一覧表示部 113が設けられている。この一覧表示部 113には、削除するメッセ ージを選択するための削除ボックス 113aと、受信メッセージであるか送信メッセージ であるかを識別するための送受信識別部 113bと、メッセージの送受信日時 113cと、 メッセージのタイトル 113dが表示される。削除ボタン 114をクリックすると、削除ボック ス 113aにチェックの入ったメッセージを削除することができる。
図 8に示す登録 MRページのタイトル 105eや図 9に示すタイトル 113dをクリックした ときには、図 10に示す受信連絡内容ページが表示される。受信連絡内容ページは、 所定の製薬会社の特定の MRから送信された又は本システムを利用するサービス提 供者力 送信されたメッセージの本文や MRが医療関係者に宛てた質問やサービス 提供者が医療関係者に宛てたアンケートを表示するページである。なお、図 10は、 サービス提供者が医療関係者に宛てたッセージ等を表示するページである。このべ ージには、このメッセージに対して返信メッセージを作成する連絡内容作成ページを 表示するための返信ボタン 121aと、このメッセージを削除するための削除ボタン 121 bと、図 9に示した連絡一覧ページを表示するための連絡一覧ボタン 121cとが設けら れている。
更に、受信連絡内容ページには、メッセージの送り主であり MRが表示される MRボ ックス 122が設けられている。この MRボックス 122には、 MRの顔写真等のキャッチ
画像 122a、 MRの氏名 122b、この MRに対してメッセージを作成するための連絡ボ タン 122cが表示される。 MRの氏名 122bがクリックされたときには、該 MRの個人情 報が表示される MR個人情報ページが表示され、連絡ボタン 11 lcがクリックされたと きには、連絡内容作成ページが表示される。また、受信連絡内容ページには、選択 されたメッセージのタイトルと日付け等のメッセージに付随する情報を表示する付随 情報表示部 123が設けられ、更にメッセージに関連する情報、例えば学会公式ホー ムページ等にアクセスするための資料リンクや添付ファイルが表示される関連情報表 示部 124が設けられている。そして、付随情報表示部 123や関連情報表示部 124の 下欄には、メッセージの本文が表示されるメッセージ表示部 125が設けられる。例え ば、メッセージ表示部 125には、サービス提供者である〇〇会社が医療関係者に宛 てたメッセージとして「今日は、〇〇会社から質問があります。よろしくお願いします。 」と記載される。
このメッセージ表示部 125の下側には、医療関係者へのアンケートなるアンケート 表示部 126が設けられている。具体的に、アンケート表示部 126には、医療関係者 に対する質問が記述される領域となるアンケート部 126aが設けられ、ここでは、例え ば「先週一週間の処方例数とその製品の処方理由をお教え下さい。」と記載されてい る。また、アンケート部 126aの下側には、医療関係者がアンケート部 126aの質問に 対する回答を行う欄として、例えば製品の企業名、製品名が表示される表示部 126b が設けられているとともに、処方例数を入力する入力部 126cと処方理由を択一的に 回答する回答部 126dが設けられている。医療関係者は、アンケート部 126aの質問 に対して、医療関係者端末装置 6のマウス、キーボード等の操作装置を用いて回答 を入力することになる。そして、アンケート表示部 126には、送信ボタン 128が設けら れており、医療関係者力この送信ボタン 128をクリックすることによって、医療関係者 端末装置 4から支援サーバ装置 1に対してアンケートに対する回答データが送信され ることになる。
また、図 11は、所定の製薬会社の特定の MRから医療関係者に送信されときの受 信連絡内容ページである。メッセージの送信者が特定の MRであるときには、メッセ ージ表示部 125には、 MRが医療関係者に宛てた質問が表示される質問表示部 12
7が設けられる。質問表示部 127には、医療関係者に対する MR力もの質問が記述 される質問部 127aが設けられ、ここでは、 MRから医療関係者に宛てた質問として「 〇〇製品をお使いになられたことがありますか。」と記載されている。また、質問部 12 7aの下側には、質問部 127aに対する回答として、択一式の回答部 127bが設けられ ている。例えば「はい」の回答ボックスと「いいえ」の回答ボックスが設けられている。医 療関係者は、質問部 127bの質問に対して、医療関係者端末装置 6のマウス、キーボ ード等の操作装置を用いて回答を入力することになる。そして、質問表示部 127には 、送信ボタン 128が設けられており、医療関係者がこの送信ボタン 128をクリックする ことによって、医療関係者端末装置 4から支援サーバ装置 1に対して MRの質問に対 する回答データが送信されることになる。なお、図 11に関し、その他の構成は、図 10 と同じであるため詳細は省略する。
図 8に示す新規連絡ボタン 92がクリックされたときには、図 12に示すように MRへの 新規連絡ページが表示される。この新規連絡ページには、医療関係者が承認した M Rが一覧表示される。具体的に、新規連絡ページには、表示される登録 MRの表示 順序をソートするためのソート部 131が設けられている。ソート部 131は、例えばプル ダウンメニューであり、下欄に表示される MRを、氏名順、会社順等のソート条件を選 択することができ、条件が選択されたとき、選択された条件で MRの氏名がソートされ 表示される。
更に、新規連絡ページには、医療関係者が登録した MRが一覧表示される一覧表 示部 132が設けられている。一覧表示部 132には、 MRの氏名、 MRの会社名ととも に、チェックボックス 132aが設けられている。ユーザである医療関係者は、所望の M Rのチェックボックス 132aをチェックし、連絡内容作成ボタン 133をクリックすると、次 に、図 12に示すように、連絡内容作成ページが表示される。この連絡内容作成ぺー ジは、連絡内容作成ボタン 133がクリックされたときの他、図 9に示す連絡ボタン 111 c並びに図 10及び図 11に示す連絡ボタン 122cがクリックされたときにも表示される。 連絡内容作成ページは、図 13に示すように、メッセージの送信先が表示される送 信先表示部 136が設けられ、この送信先表示部 136には、送信先の追加変更を行う 図 12に示す新規連絡ページを表示する追加変更ボタン 136aが設けられて ヽる。ま
た、メッセージのタイトルを入力するためのタイトル入力部 137aが設けられ、更に、メ ッセージの本文を入力するための本文入力部 137bが設けられ、更に、メッセージに 添付する添付ファイルを指定及び表示する関連情報入力部 137cが設けられている 。更に、緊急時等に担当の MRに代わって代理回答を希望する際にチェックするチ エックボックス 138が設けられ、更に、メッセージを送信するための送信ボタン 139が 設けられている。
また、図 8に示す登録 MRページの変更ボタン 103をクリックしたときには、図 14に 示すように、図 7に示したスポンサフレーム 36に表示されたボックス 37, 38, 39の表 示順序を変更するための MRの設定ページを表示することができる。この設定ページ は、ボックス 37, 38, 39の表示順序を自動設定する自動設定部 141と、ボックス 37, 38, 39の表示順序をカスタマイズするカスタマイズ部 142とが設けられている。
自動設定部 141には、自動設定をするための自動設定ボタン 141aが設けられて いる。 自動設定ボタン 141aが医療関係者が医療関係者端末装置 4の操作装置を用 いてクリックすると、医療関係者側メッセージインタフェース 302は、上中下とあるボッ タス 37, 38, 39の表示順序を次のように決定する。すなわち、医療関係者側メッセ一 ジインタフェース 302は、プライオリティの高い順に上から、すなわちボックス 37, 38, 39順にメッセージのある MRを表示する。更に具体的、医療関係者側メッセージイン タフエース 302は、 MRに「重要」フラグが立っている、サービス提供者のアンケートを 優先する、医療関係者のアクセス時力 遡った所定期間に例えば過去 2週間にボイ ント数が多い MRの順、未読メッセージがある、最も最近にメッセージを送信している MRの順で 3つのボックス 37, 38, 39に MRを表示をする。これにより、医療関係者 は、ボックス 37, 38, 39を見ることで、重要度の高いメッセージや親密な MRからのメ ッセージ等の着信をトップページを閲覧するだけで容易に知ることができる。なお、上 中下とあるボックス 37, 38, 39には、この他に、 MRIDや会社 IDで識別を行って、同 じ会社の MRが複数表示されな 、ようにし、全ての会社の MRを公平に表示できるよ うにしてもよい。
また、カスタマイズ部 142でボックス 37, 38, 39の表示順序がカスタマイズされてい るときには、自動設定に優先してカスタマイズされた表示順序で表示が行われる。力
スタマイズ部 142には、承認した MRが一覧表示される一覧表示部 142aが設けられ ている。一覧表示部 142aには、ボックス 37, 38, 39の位置を決定するためのチェッ ク部 142bが設けられている。上中下のチェック部 142bをチェックすることで、医療関 係者は、図 7に示したスポンサフレーム 36に表示されたボックス 37, 38, 39の表示 順序を決めることができ、カスタマイズボタン 142cがクリックされたとき、設定内容が 変更され、ボックス 37, 38, 39に表示される MRが変更される。
次に、 MR端末装置 5、会社端末装置 6及びサービス提供者のサービス提供者端 末装置 7が支援サーバ装置 1にアクセスして、医療関係者とメッセージ交換する処理 について具体的に説明する。担当 MR、本社 MR及びサービス提供者は、 MR端末 装置 5が支援サーバ装置 1の URLにアクセスし、パスワードやユーザ名で認証が取 れた後、医療関係者とメッセージ交換する各種ページにアクセス可能となる。
図 15は、ブラウザを用 ヽて MR端末装置 5が支援サーバ装置 1の URLを入力して ログイン画面に至り、ユーザ IDとパスワードを入力した後に MR端末装置 5に表示さ れるトップページを示す。このトップページには、その MRと関連づけられている医療 関係者が一覧表示される一覧表示部 251が設けられている。この一覧表示部 251に は、その MRの顧客である医療関係者の状態、顧客名、病院施設、重要度、連絡履 歴、送信メッセージであか受信メッセージであるかが顧客毎に表示される。受信の欄 には、顧客力ゝらの新規連絡があるとき、新規連絡数が表示され、送信の欄には、顧客 が未読のメッセージ数が表示されるとともに、後述するように、本社 MRがその MRに 代わって代行配信を行っているとき、その代行配信メッセージ数が表示される。顧客 である医療関係者と関連づけられた担当の MRは、代行配信が本社 MRによって行 われたことを知ることができる。更に、トップページには、その製薬会社中における顧 客既読メッセージ数のランキングが表示されるランキング表示部 252が設けられ、更 に、一覧表示部 251に表示する顧客を絞り込むための絞込条件入力部 253が設け られている。このトップページでは、一覧表示部 251中の「代行配信」をクリックすると 、本社 MRが代行配信したメッセージの詳細を見る内容表示ページが表示される。担 当の MRは、この本社 MRが代行配信したメッセージの詳細を見ることによって、 自分 の今後の顧客への対応を参考にすることができる。
一覧表示部 251中の「連絡履歴」をクリックしたときには、その顧客である医療関係 者との送信メッセージと受信メッセージの一覧を表示する連絡履歴の詳細ページが 表示される(図 16参照)。担当の MRは、一覧表示されたメッセージのタイトルをクリツ クすることによって、送受信したメッセージの詳細を見ることができ(図 17、図 18参照) 、更に、受信メッセージの詳細を見る受信連絡内容ページからは、更に、医療関係 者に対してメッセージを作成し返信することができる。
上述したトップページの検索結果の詳細を表示する一覧表示部 251の連絡履歴の 欄に表示された「連絡履歴」をクリックしたときには、図 16に示すように、連絡履歴の 詳細ページが表示される。図 16は、図 15に示したトップページの一覧表示部 251の 「高村与次郎」医師の連絡履歴をクリックしたときの画面である。図 16に示すように、 連絡履歴ページには、その顧客に関する情報を表示する顧客表示部 421が設けら れている。顧客表示部 421には、その顧客の氏名の他、病院名等の施設名、専門等 が表示される。また、支援サーバ装置 1は、所定期間、例えば 6ヶ月間その顧客のメッ セージに対する反応が無いとき、休眠状態と判断し、この顧客表示部 421に、この顧 客を顧客リストから削除することができる旨の表示をする。また、連絡履歴ページには 、この顧客の利用状況を把握するための利用状況表示部 422が設けられている。こ の利用状況表示部 422には、当月、先月におけるこの医療関係者に送信したメッセ ージの数、送信したメッセージの内の既読数、顧客からの連絡数が表示される。 更に、連絡履歴ページには、この医療関係者との連絡履歴を一覧表示する履歴一 覧表示部 423が設けられている。一覧表示部 423には、メッセージが送信メッセージ であるか受信メッセージであるかを識別する識別欄と、メッセージを送受信した年月 日と、送受信したメッセージの件名欄と、メッセージ毎に設けられた削除チェックボッ タス 424aとが設けられている。削除チェックボックスにチェックが入れられ、削除ボタ ン 424がクリックされたとき、メッセージは削除される。更に、連絡履歴ページには、履 歴一覧表示部 423の表示順序を決定するための条件入力部 425が設けられている 。条件入力部 425は、プルダウンメニューであり、受信順 (受信未読、受信既読、送 信の順)、送信順 (送信顧客未読、送信顧客既読、受信の順)、年月日順 (新しいも のから古 、ものへ)等の表示順序条件を選択することができる。
図 17は、図 16に示す連絡履歴ページの履歴一覧表示部 423の送信メッセージの 件名をクリックしたときに表示される送信済みメッセージの詳細を見るための内容表 示ページである。具体的に、図 17は、図 16の履歴一覧表示部 423の上から 2段目の
「今度の糖尿病学会のお知らせです。」をクリックしたときの画面である。図 17に示す ように、送信済みメッセージの内容ページには、そのメッセージの送信先である顧客 の医療関係者に関する情報を表示する顧客表示部 431が設けられている。この顧客 表示部 431には、その顧客の氏名の他、病院名等の施設名、専門等が表示される。 この顧客表示部 431の近傍には、「この顧客にメッセージ」と記載された第 1のリンク 部 432、「連絡履歴へ」と記載された第 2のリンク部 433と記載され、第 1のリンク部 43
2は、メッセージ作成ページにリンクされ、第 2のリンク部 433は、図 16に示した連絡 履歴ページにリンクされて 、る。 顧客表示部 431の下欄には、このメッセージの基本情報が表示される基本情報表 示部 434が設けられている。基本情報表示部 434には、このメッセージの基本情報と して、送信日時と件名が表示される。更に、詳細ページには、関連情報表示部 435 が設けられ、関連情報表示部 435には、このメッセージに関連した情報としてホーム ページ等の URLや添付ファイル名が記載される。更に、詳細ページには、メッセージ の本文が記載されるメッセージ表示部 436が設けられている。
ところで、一度顧客である医療関係者にメッセージを送信した後であっても、送信者 は、送信したメッセージを取り消したい場合がある。そこで、詳細ページには、送信先 の医療関係者が未読である場合に限って、この顧客の送信取消ボタン 440と未読顧 客全ての送信取消ボタン 437とが設けられている。送信先の医療関係者が未読であ るときに限って取消を可能とするのは、一度送信先の医療関係者により読まれたメッ セージを取り消しても意味をなさないからである。また、他の顧客である医療関係者 にメッセージを転送するための転送ボタン 438と、既読者に対してメッセージを再送 信するための再送信ボタン 439が設けられている。
図 18は、図 16に示した連絡履歴ページの履歴一覧表示部 423中受信メッセージ の件名をクリックしたときに表示される受信連絡内容ページである。具体的に、図 18 は、図 16の履歴一覧表示部 423の最上段の「Re:今度の糖尿病学会のお知らせで
す。」をクリックしたきの画面である。図 18に示すように、受信連絡内容ページには、 そのメッセージの送信元である顧客の医療関係者に関する情報を表示する顧客表 示部 441が設けられている。この顧客表示部 441には、その顧客の氏名の他、病院 名等の施設名、専門等が表示される。顧客表示部 441の下欄には、このメッセージ の基本情報が表示される基本情報表示部 442が設けられて 、る。基本情報表示部 4 42には、このメッセージの基本情報として、受信日時と件名が表示される。更に、受 信連絡内容ページには、関連情報表示部 443が設けられ、関連情報表示部 443に は、このメッセージに関連した情報としてホームページ等の URLや添付ファイル名が 記載される。更に、受信連絡内容ページには、メッセージの本文が記載されるメッセ ージ表示部 444が設けられて!/、る。
更に、この受信連絡内容ページには、この受信メッセージに対して返信するための 返信ボタン 445とこの受信メッセージを削除する削除ボタン 446とが設けられるととも に、図 16の連絡履歴ページに戻るためのリンク部 447が設けられている。なお、リン ク部 447の近傍には、この顧客に関する他のメッセージが存在することを認識するこ とができるように、この顧客からの新規連絡数を表示するようにしてもょ 、。
ところで、図 16に示した連絡履歴ページにおける履歴一覧表示部 423中、「タイツ ククエスチョン回答」がクリックされたときには、図 19に示すように、 MRが医療関係者 に対して送信した質問又はサービス提供者が作成したアンケートに対する回答べ一 ジが表示される。更に具体的には、医療関係者端末装置 4に表示された図 10及び 図 11に示した MRやサービス提供者力 の質問やアンケートに対する回答を MRや サービス提供者に知らせるためのページとなる。なお、図 19では、 MRが医療関係者 に対して送信した質問に対する回答が表示されたページを示している。回答ページ では、 MR又はサービス提供者が医療関係者に宛てた質問又はアンケートが表示さ れる質問又はアンケート表示部 401が設けられているとともに、医療関係者の質問又 はアンケートの回答が表示される回答部 402が設けられている。また、参考欄 403力 S 設けられており、質問又はアンケートと同時に送信したメッセージのタイトル 403aとメ ッセージの本文 403bが表示される。更に、返信メッセージ作成ボタン 404が設けら れて 、る。返信メッセージ作成ボタン 404が MR端末装置 5やサービス提供者のサー
ビス提供者端末装置 7の操作装置によってクリックされたときには、医療関係者から 送信された質問又はアンケートに対する回答に対して更に返信メッセージを作成す るページが表示されること〖こなる。すなわち、このページでは、医療関係者からの質 問やアンケートの回答に対する更なる返事も、返信メッセージ作成ボタン 404を設け ることで、容易に作成することができるようになつている。また、このアンケート結果を 用いたメッセージを、例えばしばらくの間メッセージのやり取りのない医療関係者に送 信先を変更又は追加し送信することで、やり取りの無力 た医療関係者とのコミュ- ケーシヨンを再開することができる。
図 16に示す連絡履歴ページの顧客表示部 421の顧客名、図 17の送信済みメッセ ージの内容ページの顧客表示部 431の顧客名、図 18の受信連絡内容ページの顧 客表示部 441の顧客名等をクリックしたときには、図 20に示すように、その顧客の個 人情報、医療関係者への質問やアンケート等が記載された顧客プロファイル編集べ ージが表示される。図 20は、顧客である「高村与次郎」をクリックしたときに表示される 「高村与次郎」の顧客プロファイル編集ページである。この顧客プロファイル編集べ ージには、顧客個人情報を表示する顧客個人情報表示部 455と医療関係者への質 問やアンケートを確認する確認部 456とが設けられて 、る。顧客個人情報表示部 45 5には、顧客名を漢字で表示する第 1の顧客名表示部 461と、第 1の顧客名表示部 4 61の氏名のふりがなを表示する第 2の顧客名表示部 462と、その顧客が所属する施 設名を表示する施設名表示部 463と、その顧客の識別データを表示するユーザ ID 表示部 464と、施設名の識別データを表示する施設 ID表示部 465と、その顧客の重 要度を示すセグメント表示部 466と、顧客の職種を示す職種表示部 467と、所属部 課を表示する所属部課表示部 468と、その顧客の診療科目を表示する複数の専門 表示部 469と、メモ入力をするメモ入力部 472が設けられて 、る。
更に、顧客個人情報表示部 455には、代行配信を行うことができる顧客であるかど うかを識別するためのチェックボックス 473が設けられている。チェックボックス 473は 、チェックされているとき、その顧客に対して代行配信を禁止し、チェックされていない とき、その顧客に対して代行配信を許可する。更に、顧客個人情報ページでは、顧 客の個人情報を変更するための変更内容ボタン 474が設けられている。変更内容ボ
タン 474は、クリックされることにより、顧客個人情報を更新することができる。
また、確認部 456には、医療関係者に現在している質問やアンケートを確認する情 報が表示されるようになっており、例えば医師に対して紹介中の製品名と処方理由の 選択肢が表示され、更に、その医師に対する質問やアンケートを変更するための変 更ボタン 457が設けられて!/、る。
ところで、製薬会社の本社 MRが会社端末装置 6を用いて、本システムの運営者が サービス提供者端末装置 7を用いて又は MRが MR端末装置 5を用いて顧客である 医療関係者に対してメッセージを送信するときには、図 21に示す新規メッセージぺ ージにアクセスする。この新規メッセージページは、メッセージの送信先となる顧客で ある医療関係者を検索するための検索条件入力部 481が設けられている。顧客名検 索であり、顧客名の漢字若しくは仮名での条件入力し、更にこのこの条件を前方若し くは完全一致検索することができる。検索条件入力部 481の近傍には、入力された の検索条件を支援サーバ装置 1に送信し検索を実行させるための検索ボタン 482が 設けられている。検索ボタン 482の近傍には、送信先決定ボタン 483が設けられ、更 に、この送信先決定ボタン 483の近傍には、検索等で抽出された顧客を全選択する ための全選択ボタン 484と選択された顧客の選択を解除する全選択解除ボタン 485 が設けられている。
新規メッセージページでは、検索条件入力部 481、検索ボタン 482、全選択ボタン 484、全選択解除ボタン 485等が設けられた操作部の下欄に、検索結果等が一覧 表示される。具体的に、個人単位で登録されている医療関係者が表示される第 1の 一覧表示部 486と、既選択の医療関係者が表示される第 2の一覧表示部 487と、複 数の医療関係者で構成されたグループが一覧表示される第 3の一覧表示部 488とが 設けられている。各一覧表示部 486, 487, 488には、顧客名、施設名、重要度を示 すセグメントが表示されるとともに、選択 Z非選択を決定するためのチェックボックス 4 89と、抽出された顧客リストから削除するためのチェックボックス 490と、チェックボック ス 490にチェックされた顧客を削除するための削除ボタン 493とが設けられている。ま た、個人単位で登録された医療関係者が表示される第 1の一覧表示部 486の顧客 名には、担当 MRが決まっているとき、その担当 MRの氏名が並記される。
第 3の一覧表示部 489には、登録されているグループ名が一覧表示される。このグ ループは、会社端末装置 6やサービス提供者端末装置 7の操作者によって抽出され た顧客集団であり、配信を複数回行うときに、毎回送信先を選択することを無くし、操 作性の向上を図るようにして 、る。登録されて 、るグループ名が一覧表示される第 3 の一覧表示部 488に表示されるグループとしては、構成員が固定のものと随時更新 されるものとがあり、第 3の一覧表示部 488には、一覧表示されたグループの種別と して、構成員が固定のものに「(固定)」と表示され、会社単位の顧客が増える度構成 員が随時更新されるものに、「(更新)」と表示される。
第 3の一覧表示部 488に表示された「(更新)」のグループを変更するときには、変 更ボタン 491がクリックされる。変更ボタン 491がクリックされると、図 22に示す顧客検 索ページにアクセスされる。この顧客検索ページは、メッセージの送信者を選択する ための送信者選択部 501と、メッセージの送信先を顧客名で検索する際の検索条件 を入力する顧客名条件入力部 502と、顧客の属性を検索条件として入力する顧客属 性条件入力部 503と、顧客の担当する担当 MRの属性で検索する際の検索条件を 入力する MR属性条件入力部 504とが設けられている。
送信者選択部 501は、メッセージの送信者を決定するためのものであり、「本社 MR 」を選択したときは、本社 MR力 担当の MRとは関係なく直接メッセージを送信する ことになり、「MR経由で代行配信」を選択したときには、担当の MRも送信したメッセ ージを見ることができるようにメッセージを送信することになる。すなわち、上述したよ うに、「MR経由で代行配信」を選択したときには、メッセージの送信先の医療関係者 と関連づけられている担当 MRに代わって本社 MRが作成したメッセージが医療関係 者に対して送信されることになる。また、支援サーバ装置 1は、「MR経由で代行配信 」が選択されたとき、メッセージの送信先となる医療関係者と関連づけられた MRのト ップページ(図 15参照)の一覧表示部 251に「代行配信」を表示する。
顧客名条件入力部 502は、顧客である医療関係者を氏名で検索する際の条件入 力欄であり、顧客名の漢字若しくは仮名での条件入力し、更にこのこの条件を前方 若しくは完全一致検索することができる。顧客属性条件入力部 503は、検索項目とし て、セグメント、顧客 、所属部課、診療科目とがある。セグメントは、会社端末装置 6
やサービス提供者端末装置 7の操作者が設定した顧客の属性であり、複数の中から 一又は複数選択することができる。また、顧客 IDは、デフォルトでは特定しないことと なっており、他に、「顧客 ID付与客のみ」、「顧客 ID付与客と自己申告医師」、「顧客 I Dなし」とがある。更に、所属部課は、顧客となる医療関係者の専門等を選択するもの であり、「内科」、「消化器科」、「皮膚科」等であり一又は複数選択することができ、選 択条件を「または (or)」「かつ(and)」で選択することができる。 MR属性条件入力部 5 04は、属性を、本社 MRか支店等の担当 MRであるか等の予め会社側で設定された 値の中力も一又は複数選択することができ、更に、担当 MRの地域や支店を選択す ることがでさる。
そして、顧客検索ページには、顧客名条件入力部 502、顧客属性条件入力部 503 、 MR属性条件入力部 504に入力された条件で検索実行するための検索ボタン 505 が設けられている。そして、検索ボタン 505をクリックすると、図 24の送信先登録ぺー ジへ進み、このページで登録されたグループが図 21に示す新規メッセージページの 第 3の一覧表示部 488にデータ属性が(更新)として表示される。第 3の一覧表示部 4 88〖こは、グループ名のみしか表示されないが、このグループには、前段で行った検 索処理で抽出された医療関係者が関連づけられている。第 3の一覧表示部 488に表 示される(更新)のグループは、顧客検索ページで所定条件の元検索された顧客グ ノレープが一つのグノレープとなる。
また、図 21の新規メッセージページの第 3の一覧表示部 488に表示された「固定」 グループを変更するときには、変更ボタン 492がクリックされる。変更ボタン 492がタリ ックされると、図 23に示す顧客データアップロードページにアクセスされる。この顧客 データアップロードページには、キーにする情報を入力するキー情報入力部 511と、 アップロードするファイル名を入力するファイル入力部 512と、ファイル入力部 512の ファイル名を選択するための参照ボタン 513と、選択したファイルのアップロードを実 行する実行ボタン 514とが設けられている。
キー情報入力部 511は、顧客 IDやシステム医師コードが入力される。また、フアイ ル入カ部 512は、アップロードするファイル名が入力され、ここでアップロード可能な ファイルは、レコード中の各フィールドを、コンマ(,)をデリミタとして列挙した CSV (
Comma Separated Value)形式のファイルである。参照ボタン 513は、サービス提供者 端末装置 7やサービス提供者端末装置 7のアドレスを参照することができ、会社端末 装置 6やサービス提供者端末装置 7のハードディスクに保存されたファイルを指定す ることができる。会社端末装置 6やサービス提供者端末装置 7は、キー情報入力部 5 11にキー情報が入力され、ファイル入力部 512にファイルが指定された後、実行ボタ ン 514がクリックされると、支援サーバ装置 1にネットワークを介してアップロードする。 図 24は、図 22の顧客検索ページで検索ボタン 505がクリックされたときや図 24の 顧客データアップロードページの実行ボタン 514がクリックされたとき表示される送信 先登録ページであり、グループ登録を行うページである。支援サーバ装置 1は、デー タベース 2にアクセスして、送信されたファイルと一致する顧客を抽出し、一致した人 数を会社端末装置 6やサービス提供者端末装置 7に送信する。この送信先登録べ一 ジは、これを表示するページであり、該当した顧客人数が表示される。また、再設定 のため、ダウンロードボタン 515が設けられている。更に、アップロードしたファイルと 支援サーバ装置 1のデータベース 2と一致した顧客のグループに付与するグループ 名を入力するための名称入力部 516が設けられ、更に、入力されたグループ名を登 録するための登録ボタン 518が設けられている。また、アップロードしたファイルと支 援サーバ装置 1のデータベース 2と一致した顧客のグループをメッセージの代行配信 の送信先とするための決定ボタン 517が設けられて 、る。決定ボタン 517がクリックさ れると、上記図 21に示す新規メッセージページの第 3の一覧表示部 488にデータ属 性が(固定)又は(更新)となって表示される。第 3の一覧表示部 488には、グループ 名のみしか表示されないが、このグループには、支援サーバ装置 1のデータベース 2 に登録されて 、る医療関係者が関連づけられて 、る。
以上のような検索によって、上記図 21に示す新規メッセージページの第 1乃至第 3 の一覧表示部 486, 487, 488に検索によって抽出された医療関係者が一覧表示さ れ、更に、操作者がチェックボックス 489をクリックして送信先を決定し、更に、送信先 決定ボタン 483をクリックすると、実際にメッセージを作成するためのメッセージ作成 ページが表示される。更に、このページは、図 20に示す医師に対する質問やアンケ ートを変更するための変更ボタン 456等がクリックされたときにも表示される。このメッ
セージ作成ページは、図 25に示すように、メッセージの送信先が表示される送信先 表示部 521と、メッセージの件名や画像を入力する画像件名入力部 522と、メッセ一 ジ本文を作成するためのメッセージ作成部 523と、送信するメッセージを分類する分 類部 524と、メッセージに添付する資料添付部 525と、送信先へのメッセージ送信日 を指定する送信日指定部 526と、送信するメッセージの有効期限を指定する有効期 限指定部 527とが設けられている。
送信先表示部 521には、図 21に示した新規メッセージページで選択した送信先と 合計人数が表示されると共に、メッセージの作成段階にぉ 、て送信先を追加変更す ることができるように、追加変更ボタン 528が設けられている。追加変更ボタン 528が クリックされたときには、例えば送信先の追加変更を行うことができる図 21に示す新 規メッセージページが表示される。ここで表示される送信先は、図 21の新規メッセ一 ジページで選択されたものである。更に、図 15のトップページの一覧表示部 251の 顧客名をクリックしたときには、直接その顧客に対して返信メッセージを送ることがで きる。画像件名入力部 522は、メッセージに添付する画像データを選択することがで きると共に、件名をテキスト入力することができる。選択される画像は、例えばキャンべ ーンのお知らせであればそのキャンペーンのキャラクタの画像である。
メッセージ作成部 523には、顧客である医療関係者に対して送信するメッセージの 本文を作成することができる。ここでは、他の者が用意した定型文や個人定型文を読 み出すことができ、メッセージ作成者の支援を行うことができるようにしている。このメッ セージ作成部 523では、 MR端末装置 5の場合、宛先となる医療関係者へのメッセ一 ジが作成され、会社端末装置 6の場合、当該会社の宣伝広告等のメッセージが作成 され、サービス提供者端末装置 7の場合、顧客全体に対してのシステム運営者が行う キャンペーンの宣伝広告した特定の製薬会社の宣伝メッセージ等が入力される。分 類部 524は、メッセージの種類を特定するためのものであり、作成したメッセージが説 明文であるのか、広告文であるのか等の分類選択をすることができる。
資料添付部 525は、メッセージに添付する資料を選択することができる。例えば、資 料集から所定のファイルを選択し、また、リンク集カゝら所定 URLを選択し、選択したも のをメッセージに添付することができる。送信日指定部 526は、メッセージの顧客へ
の送信日時を決定し、適時にメッセージを顧客である医療関係者に送信することが できる。例えば、メッセージがキャンペーンのお知らせである場合、キャンペーン開始 の前日等に当該メッセージを送信することができる。具体的に、会社端末装置 6ゃサ 一ビス提供者端末装置 7から送信されたメッセージは、データベース 2に蓄積され、 指定された送信日時に支援サーバ装置 1から医療関係者の医療関係者端末装置 4 にメッセージが送信される。また、 MR端末装置 5で作成されたメッセージもデータべ ース 2に蓄積され、指定された送信日時に支援サーバ装置 1が医療関係者の医療関 係者端末装置 4にメッセージを送信される。
有効期限指定部 527は、送信したメッセージの有効期限を指定することができ、メッ セージを開封しない顧客が意味をなさなくなつてからメッセージを開封することを防止 している。例えば、キャンペーン期間の終日を有効期限日とすることで、顧客がキャン ぺーン終了後にメッセージを閲覧することを防止することができる。なお、有効期限が 設定されたメッセージに関し、有効期限内で未開封のメッセージであれば、そのメッ セージの取消しを受け付けるようにし、有効期限を過ぎ、既読のメッセージに関して は、そのメッセージの取消しを受け付けないようにしてもよい。既読のメッセージや有 効期限の過ぎたメッセージは、既に宛先の医療関係者によって読まれ、また、相手に 伝える意味の無 、メッセージであり、取り消す意味合 、が無 、からである。
更に、このメッセージ作成ページでは、医療関係者に対する質問やアンケートを入 力するための質問部 540が設けられている。この質問部 540には、医療関係者への 質問を入力するための質問入力部 540aと、医療関係者が選択回答するための回答 選択肢入力部 540bが設けられている。質問入力部 540aには、テキストデータで質 問が入力され、入力されたデータは、図 10に示すアンケート部 126aや図 11に示す 質問部 127aに表示されることになり、更に、図 20に示す確認部 456に表示されると なる。また、選択肢入力部 540bには、複数の入力欄 (ここでは 3つの入力欄)が設け られている。各入力欄には、テキストデータで選択肢を入力することができ、入力され た選択肢は、図 10に示す回答部 126dや図 11に示す回答部 127bに表示されること になり、更に、図 20に示す確認部 456に表示されるとなる。以上のようにメッセージ作 成ページでは、医療関係者に宛てるメッセージの他に、質問やアンケートをテキスト
データで入力することができる。
更に、メッセージ作成ページには、以上のような設定をした後、作成したメッセージ の内容を確認する確認ボタン 529と、作成したメッセージを下書保存するための下書 保存ボタン 530が設けられている。確認ボタン 529がクリックされると、図示しないが 送信内容の確認ページが表示された後、送信実行ボタンがクリックされることによって 、 MR端末装置 5、会社端末装置 6及びサービス提供者端末装置 7からネットワーク 3 を介して支援サーバ装置 1に送信されることになる。支援サーバ装置 1では、メッセ一 ジをメッセージデータベース 330に格納するとともに質問やアンケートを質問データ ベース 331に格納する。
メッセージの送信が完了すると、次いで、図 26に示すように、メッセージの送信完了 を MR、本社 MR、サービス提供者等に知らせる送信完了ページが表示される。この 送信完了ページには、送信完了を知らせる送信完了表示部 531が設けられていると ともに、例えばサービス提供者が行ったアンケートの調査結果を表示する調査結果 表示部 532が設けられている。送信完了表示部 531では、メッセージの送信が正常 に完了したとき、例えば「X X先生へのメッセージが送信されました。」と表示され、図 示しないが、送信ができな力つたとき、送信ができな力つた旨が表示される。
調査結果表示部 532は、サービス提供者が行ったアンケートの調査結果を表示す る。 MR側メッセージインタフェース 302は、 MRが医療関係者に対してメッセージを 送信したとき、これを契機として、サービス提供者が行ったアンケートの結果を提供す る。例えば、調査結果表示部 532には、製品名「新薬 ABC」に関し、処方数が「15例 」であり、処方理由が「安全性に長けているため」と表示される。また、このページには 、返信ボタン 533が設けられている。この返信ボタン 533がクリックされると、メッセ一 ジの送信者となっている医療関係者を送信先としたメッセージの作成ページが表示 され、容易に、医療関係者とこのアンケート結果についてメッセージのやり取りを行う ことができるようにしている。
また、図 27は、 MRの登録設定をするための登録設定ページが表示される。この登 録設定ページは、 MRのプロフィールが表示されるプロフィール表示部 561が設けら れている。このプロフィール表示部 561には、変更不可な情報として、その本社 MR
の MRIDと氏名と会社名が表示される。また、プロフィール表示部 561には、本社 M Rが営業活動を円滑に行うことができるように、変更可能な情報として、会社電話番 号と携帯電話番号と電子メールアドレスと会社住所と営業時間を入力し、また、変更 できるようになつている。
ところで、本社 MRは、医療関係者が最初に特定の製薬会社と付き合いを始める際 に、最初にメッセージのやり取りを行うものとなることが多い。そこで、図 27に示す登 録設定ページには、医療関係者が新規登録があった際にお礼等のメッセージを自 動的に送信できるように設定するための自動応答設定部 562が設けられている。この 自動応答設定部 562には、自動応答を行うか否かをチェックするチェックボックス 56 2aと、メッセージの件名を入力するための件名入力部 562bと、メッセージの本文を 入力するための本文入力部 562cとが設けられている。チェックボックス 562aにチエツ クがされているときに、医療関係者が新規に承認をすると、この本社 MRから自動応 答設定部 562で設定されたメッセージが承認をした医療関係者に送信されることにな る。
また、図 27に示す登録設定ページには、 MRが医療関係者とメッセージのやり取り を行う際に添付する情報のリンク情報設定するためのリンク情報設定部 563が設けら れている。このリンク情報設定部 563では、具体的に、医療関係者に送信するメッセ ージに関連した URL等を設定することができる。
また、 MRは、本システムに参加している医療関係者が最初にアクセスする上記図 7に示す WWWブラウザウィンドウのスポンサフレーム 36に設けられた顧客である医 療関係者が承認して 、な 、MRが表示される未登録 MRのボックス 42に表示される。 この WWWブラウザウィンドウのスポンサフレーム 36に設けられた顧客である医療関 係者が承認して 、な 、MRが表示される未登録 MRのボックス 42は、新規顧客獲得 のために有効である。その一方で、医療関係者の専門と異なる本社 MRを表示したと きには、医療関係者にとって不要であり、逆に、医療関係者に対して不快感を与える ことになる。そこで、図 27に示す登録設定ページには、未登録 MRボックス設定部 56 4が設けられている。この未登録 MRボックス設定部 564では、設定を行う MRを未登 録 MRのボックス 42に表示させるかどうかを設定するためのチェックボックス 564aと、
どのような医療関係者のスポンサフレーム 36に設けられた未登録 MRのボックス 42 に表示させるかを決める第 1の条件設定部 564bと、複数条件のとき各条件を「and」、 「or」とするかの第 2の条件設定部 564cと、 PR (Public Relations)文を入力するため の PR文入力部 564dとが設けられている。第 1の条件設定部 564bでは、宣伝対象と する医療関係者の所属や専門を設定することで、効率よく医療関係者に対して宣伝 を行うことができるようにして 、る。
更に、登録設定ページには、機能設定部 565が設けられている。機能設定部 564 では、顧客からのメッセージの転送先となる電子メールアドレスを設定することができ 、顧客である医療関係者力 のメッセージに対して迅速に対応することができるように している。更に、機能設定部 564では、送信メッセージの転送先を設定することもでき 、更に、パスワードの設定変更を行うことができる。登録設定ページでは、変更内容 保存ボタン 566が設けられ、この変更内容保存ボタン 566をクリックすることにより、 M Rの登録設定を変更保存することができる。
以上のようなシステムでは、図 25に示すように、医療関係者へのメッセージの作成 ページにおいて、医療関係者に対する質問やアンケートを作成することができる。具 体的に、担当 MRの MR端末装置 5や本社 MRの会社端末装置 6が支援サーバ装置 1にアクセスしたときには、メッセージの作成ページにおいて、連絡をする医療関係者 に対する質問を作成することができる。
担当 MRや本社 MR力 ツセージに添付した質問は、図 11に示すように、医療関係 者の医療関係者端末装置 4に表示される。図 11に示す受信連絡ページに表示され る質問に対する回答は、質問表示部 127の回答部 127bの選択肢を選択し、又は、 所定のテキストデータを入力し、送信ボタン 128をクリックすることにより行われる。す なわち、本システムでは、質問への回答は、メッセージに対する返事とは別に簡単な 操作で行うことができることから、医療関係者から担当 MRや本社 MRに対する回答 を増やすことができ、更に、この回答を契機として、この回答に対する返信を担当 MR や本社 MRから気軽に行うことができ、担当 MRや本社 MRからのメッセージを増や すことができる。
また、本システムを利用するサービス提供者のサービス提供者端末装置 7が支援サ
ーバ装置 1にアクセスしたときには、図 25に示すメッセージの作成ページにおいて、 本サービスの利用者全員、すなわち本システムに登録している医療関係者全員又は 全員の中から専門、地域等の所定条件で抽出した複数人に対して共通の質問、す なわちアンケートを作成することができる。そして、この回答は、図 10に示すアンケー ト表示部 126の入力部 126cや回答部 126dの簡単な操作で行うことができることから 、多くの回答を医療関係者力も得ることができる。アンケートの回答は、図 3に示す集 計部 308で集計され、集計結果は、図 26に示すように、本社 MRや担当 MR力 ッセ ージを送信したとき、送信完了ページの中で、その本社 MRや担当 MRに提供される 。したがって、このアンケート結果を希望する本社 MRや担当 MRは、医療関係者に 対して多くのメッセージを送信することになり、医療関係者とより多くのメッセージのや り取りを行うことができる。
以上のように、本システムでは、医療関係者への質問を契機として、 MRと医療関 係者との間のメッセージの数を増やすことができる。このシステムでは、課金処理部 3 09が MRが発信したメッセージの数又は医療関係者が開封した回数に応じた課金 データを生成し、サービス提供者が製造会社に対して課金する仕組みとなって ヽる。 したがって、サービス提供者や MRが医療関係者に対して質問等をし、メッセージの 数を増やすことができる本システムに特に有効である。
なお、本発明では、以上のようなサービス提供者が行うアンケートを本社 MRの会 社端末装置 6や担当 MRの MR端末装置 5を用いて行うようにしてもょ ヽ。この場合、 集計部 308がアンケート結果を集計し、集計されたアンケート結果を質問データべ一 ス 331に格納する。そしてアンケートの集計結果は、 MRが側インタフェース 300で会 社 IDや MRIDで識別して所定の本社 MRの会社端末装置 6や担当 MRの MR端末 装置 5に送信する。また、サービス提供者が行ったアンケートの集計結果は、 MRが 医療関係者に対してメッセージを送信することを条件に提供するのではなぐ無条件 に又は有料で提供するようにしてもょ ヽ。
また、本システム 1では、医療関係者が最初にアクセスする図 7に示すトップページ のスポンサフレーム 36に医療関係者が承認していない MRを未登録 MRのボックス 4 2に表示することができ、更に、この表示は医療関係者の専門等の条件設定をして行
うことから、効率よく医療関係者に対して宣伝を行うことができ、更に、未承認の MR の存在を医療関係者に知らせることができる。
スポンサフレーム 36内での MRの表示は、個々の MRが設定するものであるから、 同じ会社の承認された MRがスポンサボックス 37, 38, 39の何れかで行われ、未承 認の MRが未登録 MRのボックス 42に表示されることが考えられる力 このような場合 には、スポンサボックス 37, 38, 39に表示される MRと同じ会社の未承認の MRがボ ックス 42に表示されないようにすることで、一の医療関係者に対して会社レベルで公 平に MRを紹介することができる。そして、このように未登録 MRのボックス 42で医療 関係者に対して新たな MRを紹介することで、より多くの MRを医療関係者に紹介し、 システム全体でやり取りされるメッセージ数を増やすことができる。
なお、以上説明した支援システムを用いる医薬品等の流通の分野では、 MRの他 卸会社に所属する(Medical Sales, Marketing Specialist)が存在する。したがって、個 々で説明したシステムは、 MSと医療関係者との間に用いるようにしてもよい。また、 本発明は、医療品の流通分野に限定されるものではなぐその他の流通システムに おいて、営業関係者と顧客との間に支援サーバ装置 1を用いることもできる。
産業上の利用可能性
本発明によれば、サービス提供者の一の営業担当者テーブルに関連づけられた顧 客テーブルの顧客の顧客端末装置及び Z又は上記サービス提供者を除く残りの会 社データベースの営業担当者テーブルに関連づけられた顧客テーブルの顧客の顧 客端末装置に対して、質問データをネットワーク経由で提供することで、顧客からの 返事を増やすことができ、更に、この返事に対する営業担当者から顧客に対する返 事を増やすことができる。