WO2004045999A1 - 物品反転装置 - Google Patents

Abstract

反転装置１Ａは、第１軸５を介して回転する回転盤２と、回転盤２の周縁部２ａに装着された多数の乗載盤１６と、おむつ５０を第１部位６へ搬送する第１搬送帯３と、おむつ５０を第２部位７から搬送する第２搬送帯４とを有し、乗載盤１６が、回転盤２の周縁部２ａを公転しつつ周縁部２ａで自転する第１乗載盤１６ａと、回転盤２の周縁部２ａを公転しつつ周縁部２ａで自転する第２乗載盤１６ｂとから形成され、それら乗載盤１６ａ，１６ｂが第１部位６でおむつ５０を順次引き取り、第１乗載盤１６ａが第１部位６から第２部位７に達する間に反時計回り方向へ略９０°方向転換し、第２乗載盤１６ｂが第１部位６から第２部位７に達する間に時計回り方向へ略９０°方向転換する。

Description

明 細 書 物品反転装置 技術分野

本発明は、 物品を方向転換させる物品反転装置に関する。 背景技術

一定間隔で供給される多数の物品を保持しつつ、 物品を搬送 方向と交差する方向へ 9 0 ° 回転させ、 物品を方向転換させる 物品反転装置がある （特閧平 8— 3 1 0 7 0 5号公報参照）。 特開平 8 — 3 1 0 7 0 5号公報に開示の物品反転装置は、 側 面形状が実質的に長円形を呈する案内レールと、 案内レールに 沿って循環走行する無端コンペャと、 無端コンペャに取り付け られて案内レール上を移動する多数の搬送台車と、 搬送台車に 旋回可能に取り付けられたテーブルべ一スと、 テーブルベース に一体的に取り付けられたワークテーブルとから構成されてい る。 無端コンペャは、 シート状のワークの搬入部および搬出部 と、 搬入部および搬出部の間に延びる 2つの接続搬送部とを有 する。 この物品反転装置は、 案内レールの直線状に延びる部分 が搬入部および搬出部であり、 案内レールの曲線状に延びる部 分が接続搬送部である。

この物品反転装置では、 ワークが多数の搬送台車のワークテ

—プルに搬入部で保持され、 無端コンペャの走行にともなって 接続搬送部を通って搬出部へ移動する。 この物品反転装置は、 一方の接続搬送部においてテーブルペースが搬送台車に対して ワークの搬送方向と交差する軸周 り に 9 0 ° 回転し、 ワークテ 一ブルに保持されたワークを方向転換させた後、 ワークが搬出 部から反車云装置の外側へ搬送される。 この物品反転装置は、 ヮ ークが反転装置の外側へ搬送された後、 他方の接続搬送部にお いてテーブルベースが搬送台車に対してワークの搬送方向と交 差する軸周 り に再び 9 0 ° 回転し、 テーブルベースが案内レー ルを一周する間に 1 8 0 ° 回転する。

特開平 8 — 3 1 0 7 0 5号公報に開示の物品反転装置では、 テ一ブルペースを接続搬送部のみでしか回転させることができ ず、 搬入部および搬出部でテーブルベースを回転させる こ とが できない。 なぜなら、 搬入部および搬出部では、 多数のテープ ルベースが直線状に延びる案内レールに沿って並んでお り、 互 いに隣り合うテーブルペースの一方を 9 0 ° 回転させる と、 そ のテーブルベースが他方のテーブルペースに衝突して しまい、 隣り合うテ一プルベースどう しがそれらの回転を阻止するから である。 これに対して接続搬送部では、 多数のテーブルベース が曲線状に延びる案内レールに沿って並ぶので、 隣り合うテー ブルべ一ス どう しに段差が生じ、 一方のテーブルべ一スを 9 0 ° 回転させたと しても、 そのテーブルペースが他方のテープ ルペースに衝突するこ とはない。

この物品反転装置は、 曲線状に延びる案内レールの部分 （接 続搬送部） でテーブルベースが回転するので、 ワークの引き取 り と引き渡しとを直線状に延びる案内レールの部分 （搬入部、 搬出部） のみでしか行う こ とができず、 装置におけるワークの 引き取り位置と引き渡し位置とに制約がある。

また、 この物品反転装置は、 搬送台車がそれに取り付けられ た案内ローラを介して案内レール上を走行する とともに、 旋回 軸を介して多数のテーブルペースが案内レール上を走行しつつ 回転するので、 装置の構造が複雑になることはもちろん、 古 i¾

问 でのワークの方向転換に適さない。

本発明の目的は、 高速で物品を方向転換させることがでぎ、 物品の引き取り位置と引き渡し位置とに制約がない物品反転装 を提供することにある。 発明の開示

前記課題を解決するための本発明の前提は、 互いに対向する 前後身頃を有するとともに、 胴周り端部とその反対側に位置す る股下端部とを有する多数の使い捨て着用物品を順次引き取る 第 1部位と、 それら物品を順次引き渡す第 2部位とを備え、 前 記物品が前記第 1部位から前記第 2部位へ向かって移動する間 に該物品を方向転換させる物品反転装置である。

m s6前提における本発明の特徴は 、 m §己反早: κ装置が、 第 1軸 を介して回転可能であつて周縁部に前記第 1および第 2部位を 有する回転ベースと、 前記べ一スの周縁部に装着されて該べ一 スの周方向へ一定間隔で並び、 前記物品の前後身頃のうちのい ずれか一方を当接させた状態でそれら物品を載せる多数の乗載

、，- 盤とを有し、 それら乗載盤が、 刖記第 1軸の軸方向へ延びる第

2軸を介して前記ペースに回転可能に装着され、 前記べ —スの 回転にともなって該ベースの周縁部を公転しつつ、 前記ベ一ス の周縁部で自転する第 1乗載盤と 、 前記第 1軸の軸方向へ延び 、、

る第 3軸を介して目 'J BDへースに回転可能に装着され、 前記べ一 スの回転にともなつて該ベースの周縁部を公転しつつ、 m記ベ ースの周縁部で自転する第 2乗載般とから形成され、 前記第 2 乗載盤が目 (J記第 1

の間に位置するようにそれら乗載盤が

―、 /- 前記べ —スに父互に配置され、 m記ベースの周縁部を公転する 前記第 1および第 2乗載盤が、 前記第 1部位に交互に達して前 記物品の胴周り端部を^定の方向へ揃えた状態で該物品を順次 引き取り、 前記第 1乗載盤が、 前記第 1部位から前記第 2部位 に達する間に前記ベースの周縁部で自転し、 時計回り方向と反 時計回り方向とのいずれか一方へ略 9 0。 方向転換し、 前記第 2乗載盤が、 前記第 1部位から前記第 2部位に達する間に前記 ペースの周縁部で自転し、 前記第 1乗載盤とは逆方向へ略 9 0 ° 方向転換することにある。

本発明は、 以下の実施態様を有する。

( 1 ) 前記第 1および第 2乗載盤が、 前記物品を吸引保持する 第 1サクシヨン機構を有し、 それら乗載盤が、 前記物品を吸引 保持した状態で前記第 1部位から前記第 2部位に向かって前記 ペースの周縁部を公転するとともに、 前記べ一スの周縁部で自 転する請求項 1記載の物品反転装置。

( 2 ) 前記反転装置が、 隣り合う前記物品の胴周り端部を同列 に揃えた状態でそれら物品を前記回転ベースの第 1部位へ一定 間隔で搬送する第 1搬送帯と、 隣り合う前記物品の胴周り端部 どう しを対向させた状態でそれら物品を前記ベースの第 2部位 から該ベースの外側へ一定間隔で搬送する第 2搬送帯とを有す る。

( 3 ) 前記反転装置が、 隣り合う前記物品の胴周り端部と股下 端部とを対向させた状態でそれら物品を前記回転べ一スの第 1 部位へ一定間隔で搬送する第 1搬送帯と、 隣り合う前記物品の 胴周り端部と股下端部とを同列に揃えた状態でそれら物品を前 記ベースの第 2部位から該ベースの外側へ一定間隔で搬送する 第 2搬送帯とを有する。

( 4 ) 前記第 1搬送帯が、 前記物品を吸引保持する第 2サクシ ヨン機構を有し、 前記反転装置では、 前記第 1および第 2乗載 盤が前記第 1搬送帯に対向位置したときに、 前記第 1サクショ ン機構が前記第 2サクショ ン機構に抗してそれら物品を前記第 1搬送帯から前記第 1および第 2乗載盤へ移動させる。

( 5 ) 前記第 2搬送帯が、 前記物品を吸引保持する第 3サクシ ヨン機構を有し、 前記反転装置では、 前記第 1および第 2乗載 盤が前記第 2搬送帯に対向位置したときに、 前記第 3サクショ ン機構が前記第 1サクシヨ ン機構に杭してそれら物品を前記第 1および第 2乗載盤から前記第 2搬送帯へ移動させる。

( 6 ) 前記物品が、 肌当接側に位置する透液性表面シー ト と、 肌非当接側に位置する不透液性裏面シー 卜 と、 前記表裏面シー トの間に介在する吸液性コアとから構成され、 胴周り開口と一 対の脚周り開口とを有するパンヅ型の使い捨ておむつである。 図面の簡単な説明

図 1は、 タイ ミ ングペル トの図示を省略して示す物品反転装 置の上面図。

図 2は、 図 1の I I 一 I I線断面図。

図 3は、 図 1の I I I— I I I線断面図。

図 4は、 第 1部位の側から示す物品反転装置の側面図。

図 5は、 第 2部位の側から示す物品反転装置の側面図。

図 6は、 サクシヨンボックスの上面図。

図 7は、 第 1および第 2搬送帯の一部を破断して示す物品反 転装置の拡大上面図。

図 8は、 第 1および第 2搬送帯の一部を破断して示す物品反 転装置の拡大上面図。

図 9は、 固定軸のプーリ と第 1乗載盤のプーリ とに掛けられ たベル トを示す図。

図 1 0は、 固定軸のプーリ と第 2乗載盤のプーリ とに掛けら れたベル トを示す図。

図 1 1は、 一例として示すおむつの部分破断斜視図。

図 1 2は、 多数のおむつを収納した一例として示すパッケ一 ジの部分破断斜視図。

図 1 3は、 他の実施の形態を示す物品反転装置の上面図。 図 1 4は、 第 1および第 2搬送帯の一部を破断して示す図 1

3の反転装置の拡大上面図。

図 1 5は、 第 1および第 2搬送帯の一部を破断して示す図 1

3の反転装置の拡大上面図。

図 1 6は、 他の実施の形態を示す物品反転装置の上面図。 図 1 7は、 第 1および第 2搬送帯の一部を破断して示す図 1

6の反転装置の拡大上面図。

図 1 8は、 第 1および第 2搬送帯の一部を破断して示す図 1

6の反転装置の拡大上面図。 発明を実施するための最良の形態

添付の図面を参照し、 本発明に係る物品反転装置の詳細を説 明すると、 以下のとおりである。

図 1 は、 タイ ミ ングベル ト 3 0 , 3 1の図示を省略して示す 物品反転装置 1 Aの上面図であり、 図 2， 3は、 図 1の I I— I I線断面図と、 第 1および第 2搬送帯 3 , 4の図示を省略し て示す図 1の I I I一 I I I線断面図とである。それら図では、 垂直方向を矢印 Yで示し、 水平方向を矢印 Xで示す。

反転装置 1 Aは、 連続生産されて一定間隔で供給される多数 の使い捨ておむつ 5 0 (使い捨て着用物品） を方向転換させる もので、 多数の乗載盤 1 6が装着された回転盤 2 (回転ペース） と、 回転盤 2 におむつ 5 0を搬送する第 1搬送帯 3 と、 回転盤 2からおむつ 5 0 を搬送する第 2搬送帯 4 とから構成されてい る。

回転盤 2は、 垂直方向へ延びる筒状の第 1軸 5 を有し、 第 1 軸 5を中心に回転する。 回転盤 2の周縁部 2 aには、 第 1搬送 帯 3からおむつ 5 0 を引き取る第 1部位 6 と、 第 2搬送帯 4へ おむつ 5 0を引き渡す第 2部位 7 とが設定されている。 第 2部 位 7は、 第 1部位 6から回転盤 2 を 9 0 ° 回転させた箇所 （第 1部位 6から回転盤 2 の周方向へ 9 0。 離れた箇所） にある。 回転盤 2の外側には、 第 1軸 5 に回転力を伝える電動機 （図示 せず） が設置されている。

第 1軸 5の回転盤 2から下方へ延びる部分は、 その周面が軸 受 9を挟んで筒状の固定枠 8に覆われている。 第 1軸 5の内部 には、 軸受 1 1 を挟んで固定軸 1 0が揷通されている。 固定枠 8は、台座 1 2 に固定されている。第 1軸 5 と固定軸 1 0 とは、 台座 1 2から上方へ起立した状態にある。 軸受 9は、 第 1軸 5 の外周面と固定枠 8の内周面との間に介在し、 軸受 1 1 は、 第 1軸 5の内周面と固定軸 1 0の外周面との間に介在している。 第 1軸 5は、 固定枠 8 と固定軸 1 0 との間で回転する。 固定軸 1 0は、 その下端部 1 0 aが固定部材 1 3に連結されており、 回転することはない。 第 1軸 5の下端部 5 aには、 プーリ 1 4 が装着されている。 電動機の回転は、 プーリ 1 4に掛けられた 駆動ベル ト 1 5を介して第 1軸 5に伝えられる。 第 1軸 5が回 '転すると、 回転盤 2が第 1軸 5 の回転方向と同一方向へ回転す る。

乗載盤 1 6は、 回転盤 2上面の周縁部 2 aに装着され、 回転 盤 2の周方向へ一定間隔で並んでいる。 乗載盤 1 6は、 垂直方 向 (第 1軸 5の軸方向） へ延びる第 2軸 1 7を中心として回転 盤 2 に回転可能に装着された第 1乗載盤 1 6 aと、垂直方向（第

1軸 5の軸方向） へ延びる第 3軸 1 8 を中心と して回転盤 2 に 回転可能に装着された第 2乗載盤 1 6 bとから形成されている。 それら乗載盤 1 6 a， 1 6 bはヽ 第 2乗載盤 1 6 13が第 1乗載 盤 1 6 aの間に位置するよ にヽ 回転盤 2の周縁部 2 aに交互 に配置されている o

第 1および第 2乗載盤 1 6 a 1 6 bは、 おむつ 5 0を吸引 保持する第 1サクショ ン .機構を有する。 第 1および第 2乗載盤

1 6 a ， 1 6 bには、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bの上下面間 を貝通する多数の開口 1 9が形成されている。 第 1および第 2 乗載般 1 6 a , 1 6 bには、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bから 下方へ延びる円筒状のダク 卜 2 0 ， 2 1が取り付けられている。 第 1乗載盤 1 6 aのダク 卜 2 0は、 回転盤 2 に取り付けられ た支持部材 2 2 に軸受 2 3を介して支持されている。 ダク ト 2

0はヽ 第 1乗載盤 1 6 aに対する第 2,軸 1 7を形成し、 第 1乗 般 1 6 aととあに回転する。 第 2乗載盤 1 6 bのダク ト 2 1 は、 回転盤 2 に取り付けられた支持部材 2 2 に軸受 2 3を介し て支持されている。 ダク ト 2 1 は、 第 2乗載盤 1 6 bに対する 第 3軸 1 8を形成し、 第 2乗載盤 1 6 bとともに回転する。

回転盤 2の下方には、 サクシヨ ンボックス 2 4が取り付けら れている。 サクシヨ ンボックス 2 4には、 ダク ト 2 5が取り付 けられている （図 4 , 5参照）。 サクシヨ ンボックス 2 4は、 回 転盤 2の周縁部 2 aに沿って第 1部位 6から第 2部位 7へ向か つて延ぴている。 サクシヨ ンボックス 2 4は、 その上部に開口 2 6を有する。 開口 2 6の上には、 回転盤 2が位置している。 サクシヨ ンボックス 2 4では、 ダク ト 2 5から常時空気が吸引 されている。

第 1サクシヨ ン機構では、 ファン （図示せず） を回転させる こ とで、 図 2 , 3に矢印 Y 1で示すダク トの垂直方向下方へ向 かって空気を吸引し、 ダク ト 2 0 , 2 1 内を負圧 （真空に近い 気圧） にする。 ファ ンが回転する と、 空気が第 1および第 2乗 載盤 1 6 a.， 1 6 bの開口 1 9を通ってダク ト 2 0 , 2 1 内に 吸引され、 空気がサクシヨ ンボックス 2 4からダク ト 2 5 に向 かって流れる。 第 1および第 2乗載盤 1 6 a， 1 6 bには、 そ の上面から下面に向かって吸引力が生じる。

固定軸 1 0の上端部 1 0 bには、 ブーリ 2 7が取り付けられ ている。 第 1乗載盤 1 6 aの第 2軸 1 7 (ダク ト 2 0 ) と第 2 乗載盤 1 6 bの第 3軸 1 8 (ダク ト 2 1 ) とには、 プーリ 2 8 , 2 9が取り付けられている。 プーリ 2 7 とプーリ 2 8 とには、 タイ ミ ングベル ト 3 0が掛けられている。 回転盤 2が回転する と、 第 1乗載盤 1 6 aが回転盤 2の周縁部 2 aを公転する と と もに、 ベル ト 3 0がプーリ 2 7の周縁を走行し、 ベル ト 3 0か らプ一リ 2 8 に回転力が伝えられ、 第 1乗載盤 1 6 aが第 2軸 1 7 (ダク ト 2 0 )を介して回転盤 2の周縁部 2 aで自転する。 プーリ 2 7 とプーリ 2 9 とには、 タイ ミ ングペル ト 3 1 が掛け られている。 回転盤 2が回転する と、 第 2乗載盤 1 6 bが回転 盤 2の周縁部 2 aを公転する とともに、 ベル ト 3 1がブーリ 2 7の周縁を走行し、 ベル ト 3 1から プーリ 2 9に回転力が伝え られ、 第 2乗載盤 1 6 bが第 3軸 1 8 (ダク ト 2 1 ) を介して 回転盤 2の周縁部 2 aで自転する。

この反転装置 1 Aでは、 回転盤 2 に 2個の第 1乗載盤 1 6 a と 2個の第 2乗載盤 1 6 b とが装着されている。 反転装置 1 A では、 第 1軸 5の中心点から第 1乗載盤 1 6 aの中心点へ延ぴ る線分と第 1軸 5の中心点から第 2乗載盤 1 6 bの中心点へ延 びる線分とのなす角度が 9 0。 であ り、 それら乗載盤 1 6 a， 1 6 bが回転盤 2の周縁部 2 aに 9 0 ° の間隔を開けて配置さ れている。 ただし、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bの個数を図示 の 4個に限定するものではなく、 回転盤 2 に取り付けられる第 1および第 2乗載盤 1 6 a , 1 6 bの個数が複数かつ同数であ るという条件を満たせば、乗載盤 1 6の個数に特に限定はない。 たとえば、 回転盤 2に 3個の第 1乗載盤 1 6 aと 3個の第 2 乗載盤 1 6 bとが装着される場合は、 第 1軸 5の中心点から第 1乗載盤 1 6 aの中心点へ延びる線分と第 1軸 5の中心点から 第 2乗載盤 1 6 bの中心点へ延びる線分とのなす角度が 6 0 ° であり、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが回転盤 2の周縁部 2 a に 6 0 ° の間隔を開けて配置される。 また、 回転盤 2 に 4個の 第 1乗載盤 1 6 aと 4個の第 2乗載盤 1 6 b とが装着される場 合は、 第 1軸 5の中心点から第 1乗載盤 1 6 aの中心点へ延び る線分と第 1軸 5の中心点から第 2乗載盤 1 6 bの中心点へ延 びる線分とのなす角度が 4 5 ° であ り、 それら乗載盤 1 6 a， 1 6 bが回転盤 2の周縁部 2 aに 4 5⁰ の間隔を開けて配置さ れる。

図 4 , 5は、 第 1部位 6の側から示す物品反転装置 1 Aの側 面図と、 第 2部位 7の側から示す物品反転装置 1 Aの側面図と である。 それら図では、 垂直方向を矢印 Yで示し、 水平方向を 矢印 Xで示す。

第 1搬送帯 3は、図 4に示すように、多数のベル ト車 3 2 と、 それらベル ト車 3 2 に掛けられたベルト 3 3 とから形成されて いる。 ベル ト 3 3は、 ベル ト車 3 2の回転によって循環走行す る。 第 1搬送帯 3の下方には、 第 3搬送帯 3 4が配置されてい る。 第 3搬送帯 3 4は、 多数のペル ト車 3 5 と、 それらベル ト 車 3 5 に掛けられたベル ト 3 6 とから形成されている。 ベル ト 3 6 は、 ベル ト 3 3 と同期しつつベル ト車 3 5の回転によって 循環走行する。 第 1 搬送帯 3は、 回転盤 2 の周縁部 2 aに向か つて水平方向へ延び、回転盤 2上面の第 1部位 6 に達している。 第 3搬送帯 3 4は、 回転盤 2の周縁部 2 aに向かって水平方向 へ延び、 回転盤 2の周縁部 2 aの外側近傍に達している。

第 1搬送帯 3は、 おむつ 5 0 を吸引保持する第 2サクシヨ ン 機構を有する。 第 1搬送帯 3のベル ト 3 3 には、 その上下面間 を貫通する多数の開口 （図示せず） が形成されている。 ベル ト 3 3の間には、サクシヨ ンボックス 3 7が取り付けられている。 サクシヨ ンボックス 3 7は、 第 1部位 6近傍から第 1部位 6上 に延出している。 サクシヨ ンボックス 3 7の下面には、 多数の 開口 （図示せず） が形成されている。

第 2サクシヨ ン機構では、 フ ァン （図示せず） を回転させる こ とで、 図 4 に矢印 Y 2で示すよう に、 サクシヨ ンボヅ クス 3 7 内に空気を吸引する。 空気は、 ベル ト 3 3の開口を通ってベ ル ト 3 3の外面から内面に向かって流れ、 さ らにサクシヨ ンボ ッ クス .3 7の開口を通ってサクシヨ ンボヅクス 3 7 内に吸い込 まれる。 ベル ト 3 3 には、 その外面から内面に向かって吸引力 が生じる。

おむつ 5 0 は、 第 1搬送帯 3 と第 3搬送帯 3 4 との間に挟ま れ、 図 1 , 4 に矢印 X 1で示すよう に、 それら搬送帯 3 , 3 4 を介して回転盤 2の第 1部位 6へ一定間隔で搬送される。 それ らおむつ 5 0は、 前身頃 5 1 が第 1 搬送帯 3 に当接する ととも に、 後身頃 5 2が第 3搬送帯 3 4 に当接し、 胴周 り端部 5 3 が 搬送帯 3の内側縁 3 aの側に位置するとともに 股下端部 5 4 が搬送帯 3の外側縁 3 bの側に位置している。 第 1および第 3 搬 3 3 4では、 それらおむつ 5 0の胴周り端部 5 3がお むつ 5 0の搬送方向 （矢印 X 1方向） へ同列に ラ とともに、 股下端部 5 4がおむつ 5 0の搬送方向 （矢印 X 1方向） へ同歹¹ J に揃つた状態にある。 おむつ 5 0が第 1部位 6 に近づく と、 第

2サクシ 3 ン機構を介しておむつ 5 0が第 1搬送帯 3に吸引保 持される o

なお、 この反転装置 1 Aでは、 第 3搬送帯 3 4を省く ことも できる。 この場合は、 ベル ト 3 3の間に介在するサクシヨンボ ックス 3 7が第 1搬送帯 3の略全域にわたつて配置され、 おむ つ 5 0が第 1搬送帯 3 に吸引保持された状態で第 1部位 6に搬 送される。

第 2搬送帯 4は、図 5 に示すように、多数のベルト車 3 8 と、 それらベル ト車 3 8 に掛けられたベル ト 3 9 とから形成されて いる。 ベル ト 3 9は、 ペル ト車 3 8の回転によって循璟走行す る。 第 2搬送帯 4の下方には、 第 4搬送帯 4 0が配置されてい る。 第 4搬送帯 4 0は、 多数のベル ト車 4 1 と、 それらベル ト 車 4 1 に掛けられたベル ト 4 2 とから形成されている。 ベル ト 4 2は、 ベル ト 3 9 と同期しつつベル ト車 4 1の回転によって 循環走行する。 第 2搬送帯 4は、 回転盤 2の周縁部 2 aに向か つて水平方向へ延び、回転盤 2上面の第 2部位 7に達している。 第 4搬送帯 4 0は、 回転盤 2の周縁部 2 aに向かって水平方向 へ延び、 回転盤 2の周縁部 2 aの外側近傍に達している。

第 2搬送帯 4は、 おむつ 5 0を吸引保持する第 3サクシヨン 機構を有する。 第 2搬送帯 4のペル ト 3 9 には、 その上下面間 を貫通する多数の開口 （図示せず） が形成されている。 ベル ト 3 9の間には、サクシヨ ンボックス 4 3が取り付けられている。 サクシヨ ンボックス 4 3は、 第 2部位 7近傍から第 2部位 7上 に延出している。 サクシヨ ンボックス 4 3の下面には、 多数の 開口 （図示せず） が形成されている。

第 3サクシヨ ン機構では、 フ ァン （図示せず） を回転させる こ とで、 図 5 に矢印 Y 3で示すよう に、 サクシヨ ンボッ クス 4 3内に空気を吸引する。 空気は、 ベル ト 3 9 の開口を通ってぺ ル ト 3 9の外面から内面に向かって流れ、 さ らにサクシヨ ンボ ックス 4 3の開口を通ってサクシヨ ンボックス 4 3内に吸い込 まれる。 ペル ト 3 9 には、 その外面から内面に向かって吸引力 が生じる。

おむつ 5 0 は、 第 2搬送帯 4の第 3 サクショ ン機構を介して 第 2搬送帯 4 に吸引保持された後、 第 2搬送帯 4 と第 4搬送帯

4 0 との間に挟まれ、 図 1， 5 に矢印 X 2で示すよう に、 それ ら搬送帯 4 , 4 0 を介して回転盤 2 の外側へ一定間隔で搬送さ れる。 それらおむつ 5 0 は、 前身頃 5 1 が第 2搬送帯 4 に当接 する と ともに、 後身頃 5 2 が第 4搬送帯 4 0 に当接している。 第 2搬送帯 4では、 隣り合うおむつ 5 0の胴周 り端部 5 3 どう しが対向する とともに、 次に隣り合うおむつ 5 0の股下端部 5 4 どう しが対向し、 それらおむつ 5 0の胴周 り側部 5 8 が搬送 帯 4の内外側縁 4 a , 4 bに並行している。

なお、 この反転装置 1 Aでは、 第 4搬送帯 4 0 を省く こ とも できる。 この場合は、 ペル ト 3 9の間に介在するサクシヨ ンボ ックス 4 3が第 2搬送帯 4の略全域にわたって配置され、 おむ つ 5 0 が第 2搬送帯 4に吸引保持された状態で第 2部位 7 から 回転盤 2の外側へ搬送される。

図 6 は、 サクシヨ ンボックス 2 4の上面図であ り、 図 7 , 8 は、 第 1および第 2搬送帯 3 , 4の一部を破断して示す反転装 置 1 Aの拡大上面図である。 図 9 , 1 0は、 固定軸 5のプーリ 2 7 と第 1乗載盤 1 6 aのプーリ 2 8 とに掛けられたベル ト 3 0を示す図と、 固定軸 5のプーリ 2 7 と第 2乗載盤 1 6 bのプ ーリ 2 9 とに掛けられたベル ト 3 1 を示す図とである。図 6は、 回転盤 2 を二点鎖線で示している。 図 7， 8は、 サクシヨ ンボ ヅ クス 3 7， 4 3の図示を省略している。 図 7では、 第 1乗載 盤 1 6 aが回転盤 2の第 1部位 6に達し、 第 2乗載盤 1 6 bが 回転盤 2の第 2部位 7に達した状態にある。 図 8では、 第 2乗 載盤 1 6 bが回転盤 2の第 1部位 6 に達し、 第 1乗載盤 1 6 a が回転盤 2の第 2部位 7に達した状態にある。

サクシヨ ンボックス 2 4の開口 2 6は、 第 1部位 6 に位置す る第 1開口 2 6 aと、第 2部位 7に位置する第 2開口 2 6 b と、 それら開口 2 6 a， 2 6 bの間に位置する第 3開口 2 6 c とか ら形成されている。 サクシヨ ンボックス 2 4のそれら開口 2 6 a , 2 6 b , 2 6 cは、 回転盤 2 によって実質的に閉塞されて いる。 ただし、 回転盤 2 とそれら開口 2 6 a , 2 6 b ₃ 2 6 c との間には、 わずかなク リ アラ ンスが形成されている。 開口 2 6 aと開口 2 6 c との間には、 仕切板 4 4が挿入されている。 開口 2 6 bと開口 2 6 c との間には、 仕切板 4 5が挿入されて いる。

サクシヨ ンボックス 2 4は、 その内部断面積がそれら仕切板 4 4 , 4 5 によって調節されている。 仕切板 4 4， 4 5 によつ てサクシヨ ンボックス 2 4の内部断面積を小さ く する と、 開口 2 6 a , 2 6 bにおける吸引力 （空気吸引量） が低下し、 仕切 板 4 4 , 4 5 によってサクシヨ ンボックス 2 4の内部断面積を 大き く する と、 開口 2 6 a， 2 6 bにおける吸引力 （空気吸引 量） が増加する。 開口 2 6 a と開口 2 6 c との間では、 サクシ ヨ ンボックス 2 4の内部断面積を大き く し、 開口 2 6 aにおけ る吸引力を強く している。開口 2 6 b と開口 2 6 c との間では、 サクシヨ ンボックス 2 4の内部断面積を小さ く し、 開口 2 6 b における吸引力を弱く している。

固定軸 1 0 に取り付けられたプーリ 2 7 と第 1乗載盤 1 6 a の第 2軸 1 7 (ダク ト 2 0 ) に取り付けられたプーリ 2 8 との 有効半径の比 （速比） は、 1 ： 1 の関係にある。 タイ ミ ングべ ル ト 3 0は、 図 9 に示すよう に、 プーリ 2 7 とプーリ 2 8 とに オープン掛けされている。プーリ 2 7 とプーリ 2 8 との間には、 ベル ト 3 0の張力を維持するための案内車 4 6 が取り付けられ ている。

固定軸 1 0 に取り付けられたプー リ 2 7 と第 2乗載盤 1 6 b の第 3軸 1 8 (ダク ト 2 1 ) に取り付けられたプーリ 2 9 との 有効半径の比 （速比） は、 1 ： 1 の関係にある。 タイ ミ ングべ ル ト 3 1 は、 図 1 0 に示すよう に、 プーリ 2 7 とプーリ 2 9 と にクロス掛けされている。プーリ 2 7 とプーリ 2 9 との間には、 ペル ト 3 1の張力を維持するための案内車 4 7が取り付けられ ている。 それらプーリ 2 7 , 2 8 , 2 9の速比は、 プーリ 2 7 , 2 8， 2 9の有効半径の比である。

反転装置 1 Aでは、 第 1乗載盤 1 6 aが第 1部位 6から第 2 部位 7 に向かって回転盤 2の周縁部 2 aを時計回 り方向 （矢印 Z 1方向） へ略 9 0 。 公転する と、 ベル ト 3 0からプーリ 2 8 に回転力が伝えられ、 第 1乗載盤 1 6 aがダク ト 2 0 と ともに 回転盤 2の周縁部 2 aで反時計回 り方向 （矢印 Z 2方向） へ略 9 0 ° 自転する。 反転装置 1 Aでは、 第 2乗載盤 1 6 bが第 1 部位 6から第 2部位 7 に向かって回転盤 2の周縁部 2 aを時計 回 り方向 （矢印 Z l 方向） へ略 9 0 ° 公転する と、 ベル ト 3 1 からプーリ 2 9 に回転力が伝えられ、 第 2乗載盤 1 6 bがダク ト 2 1 とともに回転盤 2 の周縁部 2 aで時計回 り方向 （矢印 Z 3方向） へ略 9 0 ° 自転する。

以下、 の反転装置 1 Aによるおむつ 5 0 の方向転換機構を 説明する o おむつ 5 0が第 1および第 3搬送帯 3 , 3 4 を介し て第 1部位 6 に搬送される と同時に、 回転盤 2の時計回 り方向

(矢印 Z 1 方向） への回転によって回転般 2 の周縁部 2 aを公 転する第 1乗載盤 1 6 aまたは第 2乗載 ψ. 1 6 bのいずれかが 第 1部位 6 に達する。 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 1部位

6 に達する と、 ダク ト 2 0 ， 2 1 がサクショ ンボックス 2 4の 第 1 開口 2 6 a上に位置してダク ト 2 0 2 1 と開 P 2 6 a と が連通しヽ 空気が第 1および第 2乗載盤 1 D a , 1 6 bの閧ロ

1 9 を通つてダク ト 2 0 , 2 1 内に吸引され、 それら乗載盤 1

6 a , 1 6 bの第 1サクショ ン機構が作動する。

おむつ 5 0は、 第 1サクシヨ ン機構によってそれら乗載盤 1 6 a , 1 6 bに向かって引き寄せられ、 第 1搬送帯 3から乗載 盤 1 6 a , 1 6 bに移動する。 おむつ 5 0は、 その後身頃 5 2 が乗載盤 1 6 a , 1 6 bの上面に当接した状態で乗載盤 1 6 a , 1 6 bに吸引保持される。 第 1乗載盤 1 6 a と第 2乗載盤 1 6 b とは、 回転盤 2の回転によって第 1部位 6 に交互に達し、 お むつ 5 0が搬送帯 3 からそれら乗載盤 1 6 a， 1 6 bに順次引 き取られる。 第 1部位 6では、 それらおむつ 5 0の胴周 り端部 5 3が所定の方向へ揃った状態で、 おむつ 5 0が第 1および第 2乗載盤 1 6 a , 1 6 bに載せられる。

反転装置 1 Aでは、 第 1 サクショ ン機構が第 2サクシヨ ン機 構よ り も強くなるよう に、 サクシヨ ンボックス 2 4の吸引力を サクシヨ ンボックス 3 7の吸引力よ り も強く してある。 反転装 置 1 Aでは、 サクシヨ ンボッ クス 2 4の吸引力がサクシヨ ンボ ヅクス 3 7のそれよ り も強いので、 第 1サクシヨ ン機構が第 2 サクシヨ ン機構に杭し、 第 1部位 6 においておむつ 5 0が搬送 帯 3から乗載盤 1 6 a , 1 6 bに瞬時に移動する。

おむつ 5 0を載せた第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 b と は、 回転盤 2の周縁部 2 aを公転し、 回転盤 2の第 1部位 6か ら第 2部位 7へ向かって移動する。 第 1乗載盤 1 6 aは、 第 1 部位 6から第 2部位 7へ達する間に、 回転盤 2の'周縁部 2 aで 反時計回 り方向へ略 9 0 ° 自転する。 ゆえに、 第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0は、 .第 1部位 6から第 2部位 7に達 する間に反時計回 り方向へ略 9 0 ° 方向転換する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 第 1部位 6から第 2部位 7へ達する間に、 回転盤 2 の周縁部 2 aで時計回り方向へ略 9 0 ° 自転する。 ゆえに、 第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0は、 第 1部位 6から第 2部位 7に達する間に時計回 り方向へ略 9 0 ° 方向転換する。 それら乗載盤 1 6 a， 1 6 bが第 2部位 7 に達する と、 おむ つ 5 0が第 3サクショ ン機構によって第 2搬送帯 4に引き寄せ られ、 おむつ 5 0が乗載盤 1 6 a， 1 6 bから第 2搬送帯 4に 移動する。 おむつ 5 0は、 その前身頃 5 1が第 2搬送帯 4に当 接した状態で搬送帯 4に吸引保持される。 おむつ 5 0を載せた 第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 bとは、 回転盤 2の回転に よって第 2部位 7に交互に達し、 おむつ 5 0が第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 bとから搬送帯 4に順次引き渡される。 反転装置 1 Aでは、 第 3サクシヨ ン機構が第 1サクシヨ ン機 構よ り も強く なるように、 仕切板 4 5 によってサクシヨ ンボッ クス 2 4の内部断面積を小さ く してあ り、 サクシヨンボックス 2 4の吸引カをサクシヨンボックス 4 3の吸引力よ り も強く し てある。 第 2部位 7では、 ダク ト 2 0， 2 1 がサクシヨンボヅ クス 2 4の第 2開口 2 6 b上に位置してダク ト 2 0 , 2 1 と開 口 2 6 bとが連通する。 しかし、 反転装置 1 Aでは、 サクショ ンボックス 4 3の吸引力がサクシヨ ンボックス 2 4のそれよ り も強いので、第 3サクシヨン機構が第 1サクシヨン機構に抗し、 第 2部位 7 においておむつ 5 0が乗載盤 1 6 a , 1 6 bから搬 送帯 4に瞬時に移動する。

おむつ 5 0を第 2搬送帯 4に引き渡した後、 それら乗載盤 1

6 a , 1 6 bは、 回転盤 2の回転によって第 2部位 7から第 1 部位 Dへ向かって移動する。 第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2の 周縁部 2 aを略 9 0 ° 公転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで 略 9 0 ° 自転するので、 第 2部位 7から第 1部位 6へ達する間 に 回転盤 2の周縁部 2 aで略 2 7 0。 自転する。 ゆえに、 第

1乗載 ^g 1 6 aは、 回転盤 2が時計回り方向 （矢印 Z 1方向） へ 3 6 0 ° 回転する間 （第 1乗載盤 1 6 aが第 1部位 6 を出発 しヽ 再び第 1部位 6 に戻って く るまでの間） に、 回転盤 2の周 縁部 2 aで反時計回 り方向 （矢印 Z 2方向） へ略 3 6 0 ° 自転 する 。 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転盤 2の周縁部 2 aを略 9 0 ° 公転する間に、回転盤 2の周縁部 2 aで略 9 0 ° 自転するので、 第 2部位 7から第 1部位 6へ達する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで略 2 7 0 ° 自転する。 ゆえに、 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転 般 2が時計回り方向（矢印 Z 1方向）へ 3 6 0 ° 回転する間（第

2乗載盤 1 6 bが第 1部位 6 を出発し、 再び第 1部位 6 に戻つ て < るまでの間）に、回転盤 2の周縁部 2 aで時計回り方向（矢 印 Z 3方向） へ略 3 6 0 ° 自転する。

第 1部位 6では、 図 7 , 8 に示すように、 第 1乗載盤 1 6 a と第 2乗載盤 1 6 b とに保持されたおむつ 5 0の胴周り端部 5 3が回転盤 2の径方向内方 （第 1軸 5の側） へ向かっている。 第 2部位 7では、 第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0の 胴周り端部 5 3が搬送帯 4におけるおむつ 5 0の搬送方向 （矢 印 X 2方向） へ向かい、 第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0の股下端部 5 4が搬送帯 4におけるおむつ 5 0の搬送方向 (矢印 X 2方向） へ向かっている。 第 2部位 7では、 第 2乗載 盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0の向きと第 1乗載盤 1 6 aに 保持されたおむつ 5 0の向きとに略 1 8 0 ° の差が生じている。 第 2および第 4搬送帯 4 , 4 0を介して搬送されたおむつ 5 0 は、計数機（図示せず）を介して所定数のグループに分けられ、 後記するパッケージ 6 5の内部に収納される。

反転装置 1 Aは、 回転盤 2の周縁部 2 aを公転するそれら乗 載盤 1 6 a , 1 6 bが回転盤 2の周縁部 2 aで自転することで、 第 1乗載盤 1 6 aが第 1部位 6から第 2部位 7に達する間に略 9 0 ° 方向転換する とともに、 第 2乗載盤 1 6 bが第 1部位 6 から第 2部位 7 に達する間に第 1乗載盤 1 6 aとは逆方向へ略 9 0 ° 方向転換する。 この反転装置 1 Aは、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 1部位 6から第 2部位 7 に達する間に、 おむつ 5 0の向きを略 9 0 ° 方向転換させることができ、 さ らに、 第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0が第 1乗載盤 1 6 aに 保持されたおむつ 5 0 とは逆方向に略 9 0 ° 方向転換するので、 第 2部位 7において第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0 の向きと第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0の向きとを 略 1 8 0 ° 相異させることができる。

反転装置 1 Aでは、 第 2部位 7が第 1部位 6から回転盤 2 を 9 0 ° 回転させた箇所にあるので、 第 1搬送帯 3 におけるおむ つ 5 0の搬送方向 （矢印 X I方向） に対して第 2搬送帯 4にお けるおむつ 5 0の搬送方向 （矢印 X 2方向） を 9 0 ° 方向転換 させる とができる。

の反転装置 1 Aでは、 タイ ミ ングベル ト 3 0がプ 2 7 とプ一リ 2 8 とにオープン掛けされるとともに、 タイ ミ ングべ ル 3 1がプーリ 2 7 とプーリ 2 9 とにクロス掛けされていて もよい。 この場合は、 回転盤 2が時計回り方向へ回転すると、 第 1乗載盤 1 6 aが第 1部位 6 から第 2部位 7へ達する間に回 転般 2の周縁部 2 aで時計周り方向へ略 9 0 ° 自転するととも に 、 第 2乗載盤 1 6 bが第 1部位 6から第 2部位 Ίへ達する間 に回転盤 2の周縁部 2 aで反時計周り方向へ略 9 0 ° 自転する 図 1 1 1 2は、 一例として示すおむつ 5 0の部分破断斜視 図と 、 多数のおむつ 5 0を収納した一例と して示すパッケージ

6 5の部分破断斜視図とである。 図 1 2では、 上下方向を矢印

L 横方向を矢印 Mで示し、 前後方向を矢印 Nで示す。

おむつ ' 5 0は、肌当接側に位置する透液性表面シ一ト 5 5 と、 肌非当接側に位置する不透液性裏面シー ト 5 6 と、 表裏面シ一 ト 5 5 5 6の間に介在してそれらシー ト 5 5 , 5 6の内面に 接合された吸液性コア 5 7 とから形成されている。 おむつ 5 0 は、 互いに対向する前後身頃 5 1 , 5 2の胴周り側部 5 8が合 掌状に重なり合い、 胴周り側部 5 8が間欠的に並ぶ多数の熱融 着線 5 9 を介して固着されている。

おむつ 5 0には、 胴周り開口 6 0 とその下方に一対の脚周り 開口 6 1 とが形成されている。 おむつ 5 0は、 胴周り端部 5 3 とその反対側に位置する股下端部 5 4 とを有する。 胴周り端部

5 3には、 胴周り開口 6 0に沿って複数条の胴周り用弾性部材

6 2が収縮可能に取り付けられている。 おむつ 5 0の脚周り開 ロ緣部 6 3には、 脚周り開口 6 1 に沿って複数条の脚周り用弾 性部材 6 4が収縮可能に取り付けられている。 表裏面シート 5 5 , 5 6は、 コア 5 7の周縁から周方向外方へ延びる部分が互 いに重なり合った状態で断続的に固着されている。

パッケージ 6 5は、 可撓性を有するシー トから形成され、 隣 接する面が略直角に交差する六面体のものであり、 前後方向へ 長い略直方体を呈する。 パッケージ 6 5は、 上下方向に対向す る頂面 6 6および底面 6 7 と、 前後方向に対向する第 1側面 6 8および第 2側面 6 9 と、 幅方向に対向する第 3側面 7 0およ び第 4側面 7 1 とを有する。 第 3および第 4側面 7 0 , 7 1 に は、 ノ ッケージ 6 5の上方へ向かって弧を画く一対の取っ手 7 2が取り付けられている。 第 1側面' 6 8 と第 3側面 7 0 とが交 差するコーナ一 7 3 には、 上下方向へ延びる ミ シン目 7 4が形 成されている。 ノ ヅケージ 6 5では、 ミシン目 7 4に囲繞され た部位を破ると、 コーナ一におむつ 5 0の取り出し口が形成さ れる。

ノ ヅケージ 6 5内部の第 1側面 6 8 と第 2側面 6 9 との間に は、 第 1搬送帯 3から第 1乗載盤 1 6 aに移動した第 1のおむ つ 5 0 aと第 1搬送帯 3から第 2乗載 殳 1 6 bに移動した第 2 のおむつ 5 0 b とが前後方向へ重なり合つた状態で稠密に収納 されている。 ノ ッケージ 6 5 にはヽ 第 2のおむつ 5 0 bが第 1 のおむつ 5 0 aの間に位置するよフにヽ それらおむつ 5 0 a ,

5 0 bが交互に収納されている。

ノ ヅケージ 6 5の内部では、 それらおむつ 5 0 a , 5 O bの 前後身頃 5 1 , 5 2が互いに当接するとともに、 それらおむつ 5 0 a , 5 0 bが前後方向へ圧縮された状態にある。 パヅケ一 ジ 6 5では、 所定数のおむつ 5 0から形成されたグループが上 下方向へ 2つ重なり、 さらに、 グループが横方向へ 2つ並んで いる。 パッケージ 6 5 には、 合計 4つのおむつのグループが収 納されている。 第 1のおむつ 5 0 aは、 その胴周り端部 5 3が 股下端部 5 4に対してパッケージ 6 5の頂面 6 6の側に位置し ている。 第 2のおむつ 5 0 bは、 その胴周り端部 5 3が股下端 部 5 4に対してパッケージ 6 5の底面 6 7の側に位置している。

図 1 3は、 他の実施の形態を示す物品反転装置 1 Bの上面図 であり、 図 1 4 , 1 5は、 第 1および第 2搬送帯 3， 4の一部 を破断して示す図 1 3の反転装置 1 Bの拡大上面図である。 図 1 3は、 ベル ト 3 0 , 3 1の図示を省略して示し、 図 1 4 , 1 5は、 サクシヨンボックス 3 7， 4 3の図示を省略して示して いる。 図 1 4では、 第 1乗載盤 1 6 aが回転盤 2の第 1部位 6 と第 2部位 7 とに達した状態にある。 図 1 5では、 第 2乗載盤 1 6 bが回転盤 2の第 1部位 6 と第 2部位 7 とに達した状態に ある。

この反転装置 1 Bは、 多数の乗載盤 1 6が装着された回転盤

2 (回転ベース） と 、 回転盤 2 におむつ 5 0を搬送する第 1搬 送帯 3 と、 回転盤 2からおむつ 5 0 を搬送する第 2搬送帯 4 と から構成されている o

回転盤 2は、 第 1軸 5を中心に回転する 。 回転盤 2の周縁部

2 aには、 第 1搬送帯 3からおむつ 5 0を引き取る第 1部位 6 と 、 第 2搬送帯 4へおむつ 5 0を引き渡す第 2部位 7 とが設定 されている。第 2部位 7は、第 1部位 6から回転盤 2を 1 8 0 ° 回転させた箇所 （第 1部位 6から回転盤 2の周方向へ 1 8 0 ° 離れた箇所） にある。 第 1軸 5は、 その周面が固定枠 8 に覆わ れ、 その内部に固定軸 1 0が揷通されている。 第 1軸 5 は、 電 動機から駆動ベル ト 1 5を介して回転が伝えられることにより、 固定枠 8 と固定軸 1 0 との間で回転する （図 2 , 3参照）。 固定 軸 1 0 は、その下端部 1 0 aが固定部材 1 3 に連結されてお り、 回転するこ とはない。 第 1軸 5 が回転する とヽ 回転 2 が第 1 軸 5の回転方向と同一方向へ回転する。

乗載盤 1 6 は、 回転盤 2上面の周縁部 2 aに衣 され 、 回転 盤 2の周方向へ一定間隔で並んでいる。 乗載盤 1 6 はヽ 第 2軸

1 7 (ダク ト 2 0 ) を中心として回転盤 2 に回転可能に装着さ れた第 1乗載盤 1 6 a と、 第 3軸 1 8 (ダク 卜 2 1 ) を中心と して回転盤 2 に回転可熊に装着された第 2乗載盤 1 6 b とから 形成されている。 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bは、 回 盤 2 の 周縁部 2 aに交互に配置されている。

第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2の回転にともなつて回転盤 2 の周縁部 2 aを公転する と ともに、 第 2軸 1 7 を介して回転盤

2の周縁部 2 aで自転する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 回 盤 2の 回転にともなって回転盤 2の周縁部 2 aを公転する と ともに、 第 3軸 1 8 を介して回転盤 2の周縁部 2 aで自転する o 第 1 お よび第 2乗載盤 1 6 a , 1 6 bは、 第 1 サクショ ン機構を有す o |1 1 サクシヨ ン機構は、 図 4のそれと同一であ り ダク ト

2 5からサクシヨ ンボヅクス 2 4内に空 ¾吸引し ダク 卜 2

0 , 2 1 内を負圧にする。

固定軸 1 0の上端部 1 0 bには、 プ一リ 2 7が取り付けられ ている 。 第 1乗載盤 1 6 aの第 2軸 1 7 (ダク 卜 2 0 ) には、 ブーリ 2 8が取り付けられている。 ブーリ 2 7 とプ一 U 2 8 と には、夕ィ ミ ングベル ト 3 0が掛けられている。ペル 卜 3 0は、 ブーリ 2 7 とプーリ 2 8 とにオープン掛けされている (図 9参 照）。 プーリ 2 7 とプーリ 2 8 との有効半径の比 （速比） は、 プ —リ 2 7が 1 に対してプーリ 2 8が 2 の関係にある。 回転盤 2 が時計回 り方向 （矢印 Z 1方向） へ回転し、 第 1乗載盤 1 6 a が第 1部位 6 から第 2部位 7 に向かって回転盤 2の周縁部 2 a を略 1 8 0 ° 公転すると、 ベル ト 3 0からプーリ 2 8 に回転力 が伝えられ、 第 1乗載盤 1 6 aがダク ト 2 0 とともに回転盤 2 の周縁部 2 aで反時計回 り方向 （矢印 Z 2方向） へ略 9 0 ° 自 転する。

第 2乗載盤 1 6 bの第 3軸 1 8 (ダク ト 2 1 ) には、 ブーリ 2 9 が取り付けられている。 プーリ 2 7 とプーリ 2 9 とには、 タイ ミ ングベル ト 3 1 が掛けられている。 ベル ト 3 1 は、 プ一 リ 2 7 とプーリ 2 9 とにクロス掛けされている （図 1 0参照）。 ブーリ 2 7 とプーリ 2 9 との有効半径の比 （速比） は、 ブーリ 2 7が 1 に対してプーリ 2 9 が 2の関係にある。 回転盤 2 が時 計回 り方向 （矢印 Z 1方向） へ回転し、 第 2乗載盤 1 6 bが第 1部位 6 から第 2部位 7 に向かって回転盤 2の周縁部 2 aを略 1 8 0 ° 公転する と、 ベル ト 3 1 からプーリ 2 9 に回転力が伝 えられ、 第 2乗載盤 1 6 bがダク ト 2 1 と ともに回転盤 2の周 縁部 2 aで時計回 り方向（矢印 Z 3方向）へ略 9 0 ° 自転する。

第 1搬送帯 3 は、 多数のベル ト車 3 2 と、 それらベル ト車 3 2 に掛けられたベル ト 3 3 とから形成されている。 第 1搬送帯 3の下方には、 ベル ト車 3 5 とそれらに掛けられたベル ト 3 6 とから形成された第 3搬送帯 3 4が配置されている。 ペル ト 3 3 とベル ト 3 6 とは、 互いに同期しつつ循環走行する。 第 1搬 送帯 3 は、 回転盤 2上面の第 1部位 6 に達している。 第 3搬送 帯 3 4は、 回転盤 2 の周縁部 2 aの外側近傍に達している （図 4参照）。

第 1搬送帯 3は、 おむつ 5 0 を吸引保持する第 2サクシヨ ン 機構を有する。 第 2 サクシヨ ン機構は、 図 4のそれと同一であ り、 サクシヨンボックス 3 7内に空気を吸引することで、 空気 がベル ト 3 3の外面から内面に向かって流れ、 ベルト 3 3 に吸 引力が生じる。 おむつ 5 0は、 第 1搬送帯 3 と第 3搬送帯 3 4 との間に挾まれた状態で、 回転盤 2の第 1部位 6へ一定間隔で 搬送される。 搬送帯 3では、 それらおむつ 5 0の胴周り端部 5 3がおむつ 5 0の搬送方向 （矢印 X I方向） へ同列に揃った状 態にあ り、 おむつ 5 0の股下端部 5 4がおむつ 5 0の搬送方向 (矢印 X 1方向） へ同列に揃った状態にある。

第 2搬送帯 4は、 多数のベル ト車 3 8 と、 それらぺル ト車 3

8に掛けられたべル 卜 3 9 とから形成されている o 5^ 2搬送帯

4の下方には、 ベル ト車 4 1 とそれらに掛けられたべル 卜 4 2 とから形成された第 4搬送帯 4 0が配置されている。 ぺル ト 3

9 とベル ト 4 2 とは 、 互いに同期しつつ循環走行する o 第 2搬 送帯 4は、 回転盤 2上面の第 2部位 7に達している。 第 4搬送 帯 4 0は、 回転盤 2の周縁部 2 aの外側近傍に達している （図

5参照）。

第 2搬送帯 4は、 おむつ 5 0を吸引保持する第 3サクシヨン 機構を有する。 第 3サクシヨン機構は、 図 5のそれと同一であ り、 サクシヨ ンボックス 4 3内に空気を吸引することで、 空気 がベル ト 3 9の外面から内面に向かって流れ、 ペルト 3 9 に吸 引力が生じる。 おむつ 5 0は、 第 2搬送帯 4 と第 4搬送帯 4 0 との間に挟まれた状態で、 第 2部位 7から回転盤 2の外側へ一 定間隔で搬送される。 搬送帯 4では、 隣り合うおむつ 5 0の胴 周り端部 5 3 どう しが対向し、 次に隣り合うおむつ 5 0の股下 端部 5 4 どう しが対向し、 おむつ 5 0の胴周り側部 5 8が搬送 帯 4の内外側縁 4 a , 4 bに並行している。

この反転装置 1 Bでは、 おむつ 5 0がそれら搬送帯 3 , 3 4 を介して第 1部位 6 に搬送されると同時に、 第 1乗載盤 1 6 a または第 2乗載盤 1 6 bのいずれかが第 1部位 6 に達する。 そ れら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 1部位 6 に達すると、 ダク ト 2 0 , 2 1がサクシヨンボヅクス 2 4の第 1開口 2 6 a上に位置 し、 乗載盤 1 6 a， 1 6 bの第 1サクシヨ ン機構が作動する。 反転装置 I Bでは、 第 1サクシヨ ン機構が第 2サクショ ン機構 に杭し、 第 1部位 6 においておむつ 5 0が搬送帯 3から乗載盤 1 6 a , 1 6 bに瞬時に移動し、 おむつ 5 0が乗載盤 1 6 a , 1 6 bに吸引保持される。

おむつ 5 0を乗せた第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 b と は、 回転盤 2の時計回り方向 （矢印 Z 1方向） への回転によつ て第 1部位 6から第 2部位 7 に向かって移動する。 第 1乗載盤 1 6 aは、 第 1部位 6から第 2部位 7へ達する間に、 回転盤 2 の周縁部 2 aで反時計回り方向 （矢印 Z 2方向） へ略 9 0 ° 自 転する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 第 1部位 6から第 2部位 7へ達 する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで時計回り方向 （矢印 Z 3方 向） へ略 9 0 ° 自転する。

第 1部位 6では、 図 1 4 , 1 5 に示すように、 第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 b とに保持されたおむつ 5 0の胴周り端 部 5 3が回転盤 2の径方向内方 （第 1軸 5の側） へ向かってい る。 第 2部位 7では、 第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0の胴周り端部 5 3が搬送帯 4におけるおむつ 5 0の搬送方向 (矢印 X 2方向） へ向かう とともに、 第 2乗載盤 1 6 bに保持 されたおむつ 5 0の股下端部 5 4が搬送帯 4におけるおむつ 5 0の搬送方向 （矢印 X 2方向） へ向かっている。

それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 2部位 7 に達すると、 おむ つ 5 0が第 3サクション機構によって第 2搬送帯 4に引き寄せ られ、 おむつ 5 0が乗載盤 1 6 a , 1 6 bから搬送帯 4に移動 する。 おむつ 5 0は、 その前身頃 5 1が第 2搬送帯 4に当接し た状態で搬送帯 4に吸引保持される。 反転装置 1 Bでは、 第 3 サクシヨン機構が第 1サクシヨ ン機構に抗し、 第 2部位 7 にお いておむつ 5 0が乗載盤 1 6 a， 1 6 bから搬送帯 4に瞬時に 移動する。

おむつ 5 0 を第 2搬送帯 4に引き渡した後、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bは、 回転盤 2の回転によって第 2部位 7から第 1 部位 6へ向かって移動する。 第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2の 周縁部 2 aを略 1 8 0 ° 公転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 a で略 9 0 ° 自転するので、 第 2部位 7から第 1部位 6へ達する 間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで略 9 0 ° 自転する。 ゆえに、 第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2が時計回り方向 （矢印 Z 1方向） へ 3 6 0 ° 回転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで反時計回り 方向 （矢印 Z 2方向） へ略 1 8 0 ° 自転する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転盤 2の周縁部 2 aを略 1 8 0 ° 公転する間に、 回転 盤 2の周縁部 2 aで略 9 0 ° 自転するので、 第 2部位 7から第 1部位 6へ達する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで略 9 0 ° 自転 する。 ゆえに、 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転盤 2が時計回 り方向 (矢印 Z 1方向） へ 3 6 0 ° 回転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで時計回 り方向 （矢印 Z 3方向） へ略 1 8 0 ° 自転する。 第 2および第 4搬送帯 4 , 4 0を介して搬送されたおむつ 5 0 は、 図 1のそれと同様に、 計数機を介して所定数のグループに 分けられた後、 パッケージ 6 5の内部に収納される （図 1 1参 照）。

反転装置 1 Bは、 それら乗載盤 1 6 a， 1 6 bが第 1部位 6 から第 2部位 7 に達する間に、 おむつ 5 0の向きを略 9 0 ° 方 向転換させることができ、 さらに、 第 2乗載盤 1 6 bに保持さ れたおむつ 5 0が第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0 と は逆方向に略 9 0 ° 方向転換するので、 第 2部位 7において第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0の向きと第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0の向きとを略 1 8 0 ° 相異させる ことができる。

図 1 6は、 他の実施の形態を示す物品反転装置 1 Cの上面図 であり、 図 1 7， 1 8は、 第 1および第 2搬送帯 3 , 4の一部 を破断して示す図 1 5の反転装置 1 Cの拡大上面図である。 図 1 6は、 タイ ミ ングベル ト 3 0， 3 1の図示を省略して示し、 図 1 7， 1 8は、 サクシヨンボックス 3 7， 4 3の図示を省略 して示している。 図 1 7では、 第 1乗載盤 1 6 aが回転盤 2の 第 1部位 6に達し、 第 2乗載盤 1 6 bが回転盤 2の第 2部位 7 に達した状態にある。 図 1 8では、 第 2乗載盤 1 6 bが回転盤 2の第 1部位 6 に達し、 第 1乗載盤 1 6 aが回転盤 2の第 2部 位 7に達した状態にある。

この反転装置 1 Cは、 多数の乗載盤 1 6が装着された回転盤 2 (回転ベース） と、 回転盤 2 におむつ 5 0を搬送する第 1搬 送帯 3 と、 回転盤 2からおむつ 5 0 を搬送する第 2搬送帯 4 と から構成されている。

回転盤 2は、 第 1軸 5を中心に回転する。 回転盤 2の周縁部 2 aには、 第 1搬送帯 3からおむつ 5 0を引き取る第 1部位 6 と、 第 2搬送帯 4へおむつ 5 0を引き渡す第 2部位 7 とが設定 されている。 第 2部位 7は、 第 1部位 6から回転盤 2 を 9 0 ° 回転させた箇所 （第 1部位 6から回転盤 2の周方向へ 9 0 ° 離 れた箇所）にある。第 1軸 5は、その周面が固定枠 8に覆われ、 その内部に固定軸 1 0が揷通されている。 第 1軸 5は、 電動機 から駆動ベル ト 1 5 を介して回転が伝えられるこ とによ り、 固 定枠 8 と固定軸 1 0 との間で回転する （図 2， 3参照）。 固定軸 1 0は、 その下端部 1 0 aが固定部材 1 3 に連結されてお り、 回転することはない。 第 1軸 5 が回転する と、 回転盤 2 が第 1 軸 5の回転方向と同一方向へ回転する。

乗載盤 1 6 は、 回転盤 2上面の周縁部 2 aに装着され、 回転 盤 2の周方向へ一定間隔で並んでいる。 乗載盤 1 6 は、 第 2軸 1 7 (ダク ト 2 0 ) を中心と して回転盤 2 に回転可能に装着さ れた第 1乗載盤 1 6 a と、 第 3軸 1 8 (ダク ト 2 1 ) を中心と して回転盤 2 に回転可能に装着された第 2乗載盤 1 6 b とから 形成されている。 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bは、 回転盤 2の 周縁部 2 aに交互に配置されている。

第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2の回転にともなって回転盤 2 の周縁部 2 aを公転する とともに、 第 2軸 1 7 を介して回転盤 2の周縁部 2 aで自転する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転盤 2の 回転にともなって回転盤 2の周縁部 2 aを公転する とともに、 第 3軸 1 8 を介して回転盤 2の周縁部 2 aで自転する。 第 1お よび第 2乗載盤 1 6 a , 1 6 bは、 第 1 サクシヨ ン機構を有す る。 第 1 サクシヨ ン機構は、 図 4のそれと同一であ り、 ダク ト 2 5 からサクシヨ ンボックス 2 4内に空気を吸引し、 ダク ト 2 0 , 2 1 内を負圧にする。

固定軸 1 0の上端部 1 0 bには、 プ一リ 2 7 が取り付けられ ている。 第 1乗載盤 1· 6 aの第 2軸 1 7 (ダク ト 2 0 ) には、 ブーリ 2 8 が取り付けられている。 ブーリ 2 7 とプーリ 2 8 と には、タイ ミ ングベル ト 3 0が掛けられている。ベル ト 3 0 は、 プーリ 2 7 とプーリ 2 8 とにオープン掛けされている （図 9参 照）。 プ一リ 2 7 とプーリ 2 8 との有効半径の比（速比） は、 1 ： 1 の関係にある。 回転盤 2が時計回 り方向 （矢印 Z 1方向） へ 回転し、 第 1乗載盤 1 6 aが第 1部位 6から第 2部位 7 に向か つて回転盤 2の周縁部 2 aを略 9 0 ° 公転すると、 ベル ト 3 0 からプ一リ 2 8 に回転力が伝えられ、 第 1乗載盤 1 6 aがダク ト 2 0 とともに回転盤 2の周縁部 2 aで反時計回り方向 （矢印 Z 2方向） へ略 9 0 ° 自転する。

第 2乗載盤 1 6 bの第 3軸 1 8 (ダク ト 2 1 ) には、 プーリ 2 9が取り付けられている。 プーリ 2 7 とプーリ 2 9 とには、 タイ ミ ングベル ト 3 1が掛けられている。 ペルト 3 1は、 プー リ 2 7 とプーリ 2 9 とにオープン掛けされている（図 1 0参照）。 プーリ 2 7 とプ ― U 2 9 との有効半怪の比 （速比） はヽ プ一リ

2 7が 3に対してブーリ 2 9が 1の関係にある。 回転般 2が時 計回り方向 （矢印 Z 1方向） へ回転し、 第 2乗載盤 1 6 bが第

1部位 6から第 2部位 7に向かって回転盤 2の周縁部 2 aを略

9 0 ° 公転すると 、 ベル ト 3 1 からプーリ 2 9 に回転力が伝え られ、 第 2乗載般 1 6 bがダク ト 2 1 とともに回転 2 の周縁 部 2 aで反時計回り方向 (矢印 Z 4方向） へ略 2 7 0 自転す 第 1搬送帯 3は 、 多数のベル ト車 3 2 と、 それらベル ト車 3

2 に掛けられたべル ト 3 3 とから形成されている。 第 1搬送帯

3の下方には、 ベル ト車 3 5 とそれらに掛けられたベル 卜 3 6 とから形成された第 3搬送帯 3 4が配置されている ベルト 3

3 とベル ト 3 6 とは、 互いに同期しつつ循環走行する 第 1搬 送帯 3は、 回転盤 2上面の第 1部位 6 に達している 。 第 3搬送 帯 3 4は、 回転盤 3の周縁部 2 aの外側近傍に達している （図

4参照）。

第 1搬送帯 3は 、 おむつ 5 0を吸引保持する第 2サクシヨン 機構を有する。 第 2サクシヨ ン機構は、 図 4のそれと同一であ り、 サクシヨンボックス 3 7内に空気を吸引することで、 空気 がベル ト 3 3の外面から内面に向かって流れ、 ベル ト 3 3に吸 引力が生じる。 おむつ 5 0は、 第 1搬送帯 3 と第 3搬送帯 3 4 との間に挟まれた状態で、 回転盤 2の第 1部位 6へ一定間隔で 搬送される。 搬送帯 3では、 隣り合うおむつ 5 0の胴周 り端部 5 3 と股下端部 5 4 とが互いに対向した状態にあり、 おむつ 5 0の胴周り側部 5 8が搬送帯 3の内外側縁 3 a , 3 bに並行し ている。

第 2搬送帯 4は、 多数のベル ト車 3 8 と、 それらペル ト車 3

8 に掛けられたペル h 3 9 とから形成されている。 第 2搬送帯

4の下方には、 ベル ト車 4 1 とそれらに掛けられたベル ト 4 2

-tuとから形成された第 搬送 rn 4 0が配置されている 。 ベル ト 3

9 とベル ト 4 2 とは 、 互いに f 1期しつつ循環走行する。 第 2搬 送帯 4は、 回転盤 2上面の第 2部位 7 に達している 。 第 4搬送 帯 4 0は、 回転盤 2の周縁部 2 aの外側近傍に達している （図

5参照）。

第 2搬送帯 4は、 おむ 5 0を吸引保持する第 3サクシヨン 機構を有する ^ サクシ 3ン機構は、 図 5のそれと同一であ り、 サクショ ンボヅクス 4 3内に空気を吸引することで、 空気 がペルト 3 9の外面から内面に向かって流れ、 ベル ト 3 9 に吸 引力が生じる。 おむつ 5 0は 第 2搬送帯 4 と第 4搬送帯 4 0 との間に挟まれた状態で 第 2部位 7から回転盤 2の外側へ一

-m- 定間隔で搬送される 。 搬送 TP 4では、 隣り合うおむつ 5 0の胴 周り端部 5 3 と股下端部 5 4 とがおむつ 5 0の搬送方向 （矢印

X 2方向） へ同列にす刖つた状 にあ り、 おむつ 5 0の胴周り側 部 5 8がおむつ 5 0の搬 方向 (矢印 X 2方向） へ対向した状 態にある。

この反転装置 1 Cでは、 おむつ 5 0がそれら搬送帯 3， 3 4 を介して第 1部位 6 に搬送されると同時に、 第 1乗載盤 1 6 a または第 2乗載盤 1 6 bのいずれかが第 1部位 6に達する。 そ れら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 1部位 6 に達すると、 ダク ト 2 0， 2 1がサクシヨ ンボックス 2 4の第 1開口 2 6 a上に位置 し、 乗載盤 1 6 a， 1 6 bの第 1サクシヨン機構が作動する。 反転装置 1 Cでは、 第 1サクシヨ ン機構が第 2サクショ ン機構 に杭し、 第 1部位 6 においておむつ 5 0が搬送帯 3から乗載盤 1 6 a , 1 6 bに瞬時に移動し、 おむつ 5 0が乗載盤 1 6 a , 1 6 bに吸引保持される。

おむつ 5 0を乗せた第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 わと は、 回転盤 2の時計回り方向 （矢印 Z 1方向） への回転によつ て第 1部位 6から第 2部位 7へ向かって移動する。 第 1乗載盤 1 6 aは、 第 1部位 6から第 2部位 7へ達する間に、 回転盤 2 の周縁部 2 aで反時計回り方向 （矢印 Z 2方向） へ略 9 0 ° 自 転する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 第 1部位 6から第 2部位 7へ達 する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで反時計回り方向 （矢印 Z 4 方向） へ略 2 7 0 ° 自転する。

第 1部位 6では、 図 1 7， 1 8 に示すように、 第 1乗載盤 1 6 aと第 2乗載盤 1 6 bとに保持されたおむつ 5 0の股下端部 5 4が搬送帯 3におけるおむつ 5 0の搬送方向（矢印 X 1方向） へ向かっている。 第 2部位 7では、 第 1乗載盤 1 6 aに保持さ れたおむつ 5 0の胴周り端部 5 3が回転盤 2の径方向内方 （第 1軸 5の側） へ向かい、 第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0の胴周り端部 5 3が回転盤 2の径方向外方 （回転盤 2の周 縁部 2 aの側） へ向かっている。 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 2部位 7に達すると、 おむ つ 5 0が第 3サクシヨン機構によって第 2搬送帯 4に引き寄せ られ、 おむつ 5 0が乗載盤 1 6 a , 1 6 bから搬送帯 4に移動 する。 おむつ 5 0は、 その前身頃 5 1 が第 2搬送帯 4に当接し た状態で搬送帯 4に吸引保持される。 反転装置 1 Cでは、 第 3 サクション機構が第 1サクシヨン機構に杭し、 第 2部位 7にお いておむつ 5 0が乗載盤 1 6 a， 1 6 bから搬送帯 4に瞬時に 移動する。

おむつ 5 0を第 2搬送帯 4に引き渡した後、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bは、 回転盤 2の回転によって第 2部位 7から第 1 部位 6へ向かって移動する。 第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2の 周縁部 2 aを略 9 0 ° 公転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで 略 9 0 ° 自転するので、 第 2部位 7から第 1部位 6へ達する間 に、 回転盤 2の周縁部 2 aで略 2 7 0 ° 自転する。 ゆえに、 第 1乗載盤 1 6 aは、 回転盤 2が時計回り方向 （矢印 Z 1方向） へ 3 6 0 ° 回転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで反時計回り 方向 （矢印 Z 2方向） へ略 3 6 0 ° 自転する。 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転盤 2の周縁部 2 aを略 9 0 ° 公転する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで略 2 7 0 ° 自転するので、 第 2部位 7から第 1部位 6へ達する間に、 回転盤 2の周縁部 2 aで略 8 1 0 ° 自 転する。 ゆえに、 第 2乗載盤 1 6 bは、 回転盤 2が時計回り方 向 （矢印 Z 1方向） へ 3 6 0 ° 回転する間に、 回転盤 2の周縁 部 2 aで反時計回り方向 （矢印 Z 4方向） へ略 1 0 8 0 ° 自転 する。 第 2搬送帯 4 を介して搬送されたおむつ 5 0は、 図 1の それと同様に、 計数機を介して所定数のグループに分けられた 後、 パッケージ 6 5の内部に収納される （図 1 1参照）。

反転装置 1 Cは、 それら乗載盤 1 6 a , 1 6 bが第 1部位 6 から第 2部位 7 に達する間に、 おむつ 5 0の向きを略 9 0 ° 方 向転換させることができ、 さらに、 第 2乗載盤 1 6' bに保持さ れ.たおむつ 5 0が第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0 と は逆方向に略 9 0 ° 方向転換するので、 第 2部位 7において第 1乗載盤 1 6 aに保持されたおむつ 5 0の向きと第 2乗載盤 1 6 bに保持されたおむつ 5 0の向きとを略 1 8 0 ° 相異させる こ とができる。

この反転装置 1 Cでは、 第 2部位 Ίが第 1部位 6から回転盤 2 を 9 0 ° 回転させた箇所にあるので、 第 1搬送帯 3における おむつ 5 0の搬送方向 （矢印 X I方向） に対して第 2搬送帯 4 におけるおむつの搬送方向 （矢印 X 2方向） を 9 0 ° 方向転換 させることができる。

それら反転装置 1 A , 1 B , 1 Cは、 パンヅ型のおむつの他 に、 パンヅ型のおむつカバ一や着用時に前後身頃を連結するォ ープン型のおむつを方向転換させることもできる。 おむつがォ ープン型の場合は、 おむつの内側を互いに当接させるようにお むつの股下端部が折曲され、 おむつが二つに畳まれた状態で第 1搬送機構 3から乗載盤 1 6 a， 1 6 bに引き取られる。

それら反転装置 1 A， I B , 1 Cでは、 方向転換させる物品 が使い捨ておむつ 5 0の場合、 第 1および第 2乗載盤 1 6 a , 1 6 bに形成された開口 1 9がおむつ 5 0の身頃全体に満遍な く位置する必要はなく、 開口 1 9がおむつ 5 0の通気抵抗の高 いコア 5 7の存在域に位置すればよい。 本発明にかかる物品反転装置によれば、 回転ベースの回転に よって第 1および第 2乗載盤が回転ベースの周縁部を公転する とともに、 第 1乗載盤が第 1部位から第 2部位に達する間に回 転ベースの周縁部で自転して時計回 り方向と反時計回 り方向と のいずれか一方へ略 9 0 ° 方向転換し、 第 2乗載盤が第 1部位 から第 2部位に達する間に回転ベースの周縁部で自転して第 1 乗載盤とは逆方向へ略 9 0 ° 方向耘換する。 この反転装置は、 それら乗載盤が第 1部位から第 2部位に達する間に、 物品の向 きを略 9 0 ° 方向転換させるこ とができ、 さ らに、 第 2乗載盤 に保持された物品が第 1乗載盤に保持された物品とは逆方向に . 略 9 0 ° 方向転換するので、 '第 2部位において第 1乗載盤に保 持された物品の向きと第 2乗載盤に保持された物品の向きとを 略 1 .8 0 ° 相異させることができる。

反転装置は、 回転ペースに対して第 1および第 2乗載盤を自 転させるだけの簡単な構造であ り、 装置が複雑になるこ とや装 置が大型化するこ とはない。 さらに、 物品を高速で方向転換さ せるこ とができるので、 所定時間内に多数の物品を方向転換さ せることができる。

反転装置では、 プーリ どう しの速比を変えることによって、 第 1部位に対する第 2部位を自由に設定することができるので、 回転ベースにおける物品の引き取り位置と引き渡し位置とに制 約がなく、 装置のレイアウ トが自由である。

反転装置は、 第 1および第 2乗載盤が物品を吸引保持する第 1 サクショ ン機構を有するので、 第 1部位において物品を第 1 . 搬送帯からそれら乗載盤に円滑に移動させるこ とができる。 さ らに、 物品が第 1 サクシヨ ン機構を介してそれら乗載盤に吸引 保持されるので、 回転する回転ベースの遠心力によって物品が 回転ベースの外側に飛び出して しまう こ とを防ぐことができる。 第 1搬送帯が物品を吸引保持する第 2サクシヨ ン機構を有す る反転装置では、 第 1搬送帯が物品を吸引保持しつつ、 物品を 回転ペースの第 1部位へ確実に搬送するこ とができる。 第 2搬 送帯が物品を吸引保持する第 3サクシヨ ン機構を有する装置で は、 第 2部位において物品を乗載盤から第 2搬送帯へ円滑に移 動させることができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 互いに対向する前後身頃を有するとともに、 胴周り端部と その反対側に位置する股下端部とを有する多数の使い捨て着用 物品を順次引き取る第 1部位と、 それら物品を順次引き渡す第 2部位とを備え、 前記物品が前記第 1部位から前記第 2部位へ 向かって移動する間に該物品を方向転換させる物品反転装置に おいて、

前記反転装置が、 第 1軸を介して回転可能であって周縁部に 前記第 1および第 2部位を有する回転ベースと、 前記ベースの 周縁部に装着されて該ベースの周方向へ一定間隔で並び、 前記 物品の前後身頃のうちのいずれか一方を当接させた状態でそれ ら物品を載せる多数の乗載盤とを有し、

それら乗載盤が、 前記第 1軸の軸方向へ延びる第 2軸を介し て前記ベースに回転可能に装着され、 前記ペースの回転にとも なって該ベースの周縁部を公転しつつ、 前記ベースの周縁部で 自転する第 1乗載盤と、 前記第 1軸の軸方向へ延びる第 3軸を 介して前記ベースに回転可能に装着され、 前記ベースの回転に ともなって該ベースの周縁部を公転しつつ、 前記ペースの周縁 部で自転する第 2乗載盤とから形成され、 前記第 2乗載盤が前 記第 1乗載盤の間に位置するようにそれら乗載盤が前記べ一ス に交互に配置され、

前記ベースの周縁部を公転する前記第 1および第 2乗載盤が、 前記第 1部位に交互に達して前記物品の胴周 り端部を所定の方 向へ揃えた状態で該物品を順次引き取り、 前記第 1乗載盤が、 前記第 1部位から前記第 2部位に達する間に前記ベースの周縁 部で自転し、 時計回 り方向と反時計回り方向とのいずれか一方 へ略 9 0 ° 方向転換し、 前記第 2乗載盤が、 前記第 1部位から 前記第 2部位に達する間に前記ベースの周縁部で自転し、 前記 第 1乗載盤とは逆方向へ略 9 0 ° 方向転換することを特徴とす る前記反転装置。

2 . 前記第 1および第 2乗載盤が、 前記物品を吸引保持する第

1サクシヨ ン機構を有し、 それら乗載盤が、 前記物品を吸引保 持した状態で前記第 1部位から前記第 2部位に向かって刖記ベ

―スの周縁部を公転するとともに、 前記ペースの周縁部で自転 する請求項 1記載の物品反転装置。

3 . 前記反転装置が、 隣り合う前記物品の胴周り端部を同列に 搁えた状態でそれら物品を前記回転ベースの第 1部位へ一定間 隔で搬送する第 1搬送帯と、 隣り合う前記物品の胴周り端部ど しを対向させた状態でそれら物品を前記ベースの第 2部位か ら該ペースの外側へ一定間隔で搬送する第 2搬送帯とを有する s主

S冃求項 1 または請求項 2 に記載の物品反転装置。

4 . 前記反転装置が、 隣り合う前記物品の胴周り端部と股下端 部とを対向させた状態でそれら物品を前記回転ベースの第 1部 位へ一定間隔で搬送する第 1搬送帯と、 隣り合う前記物品の胴 周り端部と股下端部とを同列に揃えた状態でそれら物品を刖 sd ベ —スの第 2部位から該ベースの外側へ一定間隔で搬送する第

2搬送帯とを有する請求項 1 または請求項 2 に記載の物品反転 衣 lS o

5 . 前記第 1搬送帯が、 前記物品を吸引保持する第 2サクショ ン機構を有し、 前記反転装置では、 前記第 1および第 2乗載盤 が前記第 1搬送帯に対向位置したときに、 前記第 1サクシヨ ン 機構が前記第 2サクシヨン機構に抗してそれら物品を前記第 1 搬送帯から前記第 1および第 2乗載盤へ移動させる請求項 3 ま たは請求項 4に記載の物品反転装置。 -

6 . 前記第 2搬送帯が、 前記物品を吸引保持する第 3サクショ ン機構を有し、 前記反転装置では、 前記第 1および第 2乗載盤 が前記第 2搬送帯に対向位置したときに、 前記第 3サクシヨン 機構が前記第 1サクション機構に杭してそれら物品を前記第 1 および第 2乗載盤から前記第 2搬送帯へ移動させる請求項 3な いし請求項 5いずれかに記載の物品反転装置。

7 . 前記物品が、 肌当接側に位置する透液性表面シー ト と、 肌 非当接側に位置する不透液性裏面シー ト と、 前記表裏面シー ト の間に介在する吸液性コアとから構成され、 胴周り開口と一対 の脚周り開口とを有するパンヅ型の使い捨ておむつである請求 項 1ないし請求項 6いずれかに記載の物品反転装置。