WO2002000081A1 - Lavabo et son dispositif de lavage - Google Patents

Description

明 細 書 手洗器及びそれを備えた手洗装置 技術分野

本発明は、一般家庭 面所などに設置される手洗器、 または手洗装置に関する： 背景技術

従来、 この種の手洗器、 または手洗装置として、 例えば、 特開平 1 - 2 3 6 0 2 3号公報に記載のものが知られている。

このものは、 図 2 6に示すように、 手洗装置本体 1 0 0のポール部 2 0 0縁に 沿ったカウンター 4 0 0上に機能ケース 3 0 0を取り付け、 この機能ケース 3 0 0前面に手洗装置本体 1 0 0に内蔵された水石鹼供給装置、 手洗水供給装置、 温 風発生装置に夫々連通接続した水石鹼吐出ノズル 5 0 0、 手洗水吐出ノズル 6 0 0、 温風吹出しノズル 7 0 0を設けたものである。

また、 機能ケ一ス 3 0 0の上部には、 水石鹼を補給するための補給口 8 0 0が 設けられており、 この補給口 8 0 0を覆うようにして機能ケース 3 0 0上端に力 バー 9 0 0が取り付けられている。 尚、 5 0 0 a、 6 0 0 a , 7 0 0 aは、 水石 鹼吐出ノズル 5 0 0、 手洗水吐出ノズル 6 0 0、 温風吹出しノズル 7 0 0の近傍 に設けられて、 近付けられた手を検出してその検出信号を制御部に送るための手 検出センサである。

このようにして、 使用者は手を洗った後、 移動することなく手を乾かすことが できる。

しかしながら、 上記従来の構成では、 水石鹼を補給する際に、 機能ケース 3 0 0のカバー 9 0 0を取り外さなければならないため、 補給作業が面倒であり、 ま た、 補給する際に水石鹼がこぼれて機能ケース 3 0 0やカウンター 4 0 0が汚れ たり、 各手検出センサ 5 0 0 a、 6 0 0 a、 7 0 0 aにこぼれた水石鹼が付着し て、 近付けられた手が検出されずに水石鹼吐出ノズル 5 0 0から水石鹼が吐出さ れなかったり、 手洗水吐出ノズル 6 0 0から吐水されないという不具合が生じて いた。

また、 上記従来の構成では、 手洗器本体と機能ケースが別体のため、 部品点数 や施工工数が増加して施工作業に手間がかかるという問題があつた。

更に、 手洗器本体と機能ケースとの間に隙間が生じるため、 清掃性が悪いとい う問題があった。 発明の開示

従来にあっては、 手洗器本体と機能ケースとの間に隙間が生じるため、 清掃性 が悪く、 また手洗器本体と機能ケースとの組立て作業が楽に行うことができず、 また石鹼等の洗浄液を容易に補給することができない。 そこで、 本発明者らは、 手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出させて、 延出部を形成し、 この延出部に水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口を設けることで、 第 1発明グルー プをなすに至り、 また、 洗浄液をタンクに入れ、 水受部の内面にタンクから洗浄 液を補給する洗浄液補給口を形成し、 ポンプによってタンク内の洗浄液を洗浄液 吐出口に供給することで、 第 2発明グループをなすに至った。

第 1発明グループとしては、 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁 部の一部を上方に延出させて形成した延出部と、 該延出部に設けて手に付着した 汚れや細菌等を除去するための水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口とを備えてなる ことが好ましい。

ポール部の溢れ縁部の一部に連続して形成した延出部が従来の機能ケースとし ての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減することができ、 施工作業を 楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間が生じないため、 清掃性の向 上を図ることができる。

上記洗浄液吐出口は、 上記ポール部底面側に向けて水石鹼等を吐出するように すれば、 吐出された水石鹼等を、 上記ポール部でより確実に受けることができ、 手洗器の力ゥンター等の周辺部材への水石鹼等の飛散を防止することで清潔性を 保つことができる。

上記延出部は、上記ポール部の溢れ縁部の後部を上方に延出させて形成すれば、 使用者と対面する位置に洗浄液吐出口が位置することになり、 洗浄液による手洗 い作業が容易に行え、 使用勝手が向上する。

また、 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 該延出部に設けて水又は湯を吐出する吐水口とを備え てなることが好ましい。

ポール部の溢れ縁部の一部に連続して形成した延出部が従来の機能ケースとし ての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減することができ、 施工作業を 楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間が生じないため、 清掃性の向 上を図ることができる。

吐水口から吐出される水又は湯で手ゃ顏を洗う際に、 水又は湯が飛散するのを 延出部で受け止めるため、 手洗器のカウンタ一等の周辺部材への水又は湯の飛散 を防止することで清潔性を保つことができる。

上記吐水口は、上記ポール部底面側に向けて水又は湯を吐出するようにすれば、 吐出された水又は湯を、 上記ポール部でより確実に受けることができ、 手洗器の カウンタ一等の周辺部材への水石鹼等の飛散を防止することで清潔性を保つこと ができる。

上記延出部は、上記ポール部の溢れ縁部の後部を上方に延出させて形成すれば、 使用者と対面する位置に吐水口が位置することになり、 水又は湯による手洗い作 業が容易に行え、 使用勝手が向上する。

また、 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 該延出部に設けて手に付着した水滴等を吹飛ばすため の気体を吹出す気体吹出口とを備えてなることが好ましい。

ポール部の溢れ縁部の一部に連続して形成した延出部が従来の機能ケースとし ての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減することができ、 施工作業を 楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間が生じないため、 清掃性の向 上を図ることができる。

上記延出部に手に付着した水滴等を吹き飛ばすための気体を吹出す気体吹出口 を設ければ、 使用者は移動することなく手を乾かすことができるので、 使用勝手 性が向上するとともに、 手洗器のカウンターや床等を手に付着した水滴等で汚す ことがないので、 清潔な空間を保つことができる。

上記延出部以外の上記ポール部に、 手に付着した水滴等を吹き飛ばすための気 体を！^出す気体吹出口を設ければ、 使用者は移動することなく手を乾かすことが できるので、 使用勝手性が向上するとともに、 手洗器のカウンターや床等を手に 付着した水滴等で汚すことがないので、 清潔な空間を保つことができ、 且つ、 手 を乾燥させるためにポール部内に手が揷入されるので、 手から吹飛ばされた水滴 等で手洗器の力ゥンタ一等を汚す虞が少なく、 より清潔性を保つことができる。 上記気体吹出口を上記ポール部の前部に設ければ、 気体吹出口から吹き出され る気体が使用者から離れる方向に吹き出されるため、 手に当たった後の気体が使 用者に当たって髪を乱したり、 気体によって吹き飛ばされた水滴等が使用者にか かる虞が少なくなり、 快適な使用感を得ることができる。

上記気体吹出口を下方又は略水平方向に向けて気体を吹き出す吹き出し軸線を 持つようにすれば、 気体吹出口から吹き出される気体の吹き出し方向がポール部 内に向けて指向されるので、 手から吹飛ばされた水滴等で手洗器のカウンタ一等 を汚す虞がより少なくなり、 更に清潔性を保つことができる。

上記気体吹出口をその吹出し軸線が上記延出部を向くように設け、 かつ上記吹 出し軸線が上記延出部の頂点より下方側にあるようにすれば、 より確実に手から 吹飛ばされた水滴等を前記延出部またはポール部で受けることができ、 丰洗器の 力ゥン夕一等を汚す虞がより少なくなり、 更に清潔性を保つことができる。 上記ポール部の前部に中空のチャンバ一を設け、 該チャンバ一を上記気体吹出 口に気体を供給する通風路とすれば、 拡室内で気体の吹き出し圧力を均一化して 気体吹出口から均一な風速の気体を吹き出すことができ、 また、 チャンバーをポ ール部と一体的に形成することが可能になり、 通風のためのダク卜ゃパッキン等 の部材を削減することができ、 低コスト化を実現することができる。

上記手洗器本体を陶器製で形成すれば、 ポール部ゃ延出部に付着した水石鹼ゃ 水滴等の汚れを容易に清掃することができるとともに、 通風路を容易にポール部 と一体成形することができる。

上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上記気体吹出口に対して差し出され た手を検出する手検出手段を設け、 該手検出手段は、 上記洗浄液吐出口又は上記 吐水口若しくは上記気体吹出口の夫々近傍に配設すれば、 器具等に触れることな く自動的に水石鹼等の洗浄液や水又は湯を吐出させたり、 気体を吹き出させるこ とができるので、 使用勝手性が向上するとともに、 清潔性を維持することができ る。

上記手検出手段を、 上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上記気体吹出口 と一体に形成すれば、 部材を削減でき、 低コスト化を実現できる。

上記延出部を、 上記ボール部の前部方向に傾斜させて形成すれば、 上方への突 出度合を抑えてコンパクトに構成することができるとともに、 洗浄液や水滴等が 付着してもそれが流れやすくして清掃を楽にすることができる。 また、 気体吹出 口をポール部の前部に設けた場合は、 気体吹出口から吹き出された気体によって 手から吹き飛ばされた水滴等が対面の壁面やカウンタ一等に飛散するのを抑止す ることができる。

上記延出部に上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上記気体吹出口を取り 付けるための開口部を設け、 該開口部に対して上記ポール部側より取り付け部材 を介して上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上記気体吹出口を取り付ける ようにすれば、 洗浄液吐出口又は吐水口若しくは気体吹出口の取り付けやメンテ ナンスを行う際に、 前方側から取り付けや取り外しの作業を行うことができるの で、 作業性が向上するとともに作業時間の短縮化を図ることができる。

'また、 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 該延出部に手に付着した汚れや細菌等を除去するため の水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口と、 該洗浄液吐出口に水石鹼等を供給する洗 浄液供給装置とを備えてなることが好ましい。

ポール部の溢れ縁部の一部に連続して形成した延出部が従来の機能ケースとし ての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減することができ、 施工作業を 楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間が生じないため、 清掃性の向 上を図ることができる手洗装置を提供することができる。

また、 手洗器本体と、 該手洗器本体のボール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 前記延出部に水又は湯を吐出する吐水口を設け、 該吐 水口に水又は湯を供給する湯水供給装置を備えてなることが好ましい。 ポール部の溢れ縁部の一部に連続して形成した延出部が従来の機能ケースとし ての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減することができ、 施工作業を 楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間が生じないため、 清掃性の向 上を図ることができる手洗装置を提供することができる。

吐水口から吐出される水又は湯で手や顔を洗う際に、 水又は湯が飛散するのを 延出部で受け止めるため、 手洗器のカウンタ一等の周辺部材への水又は湯の飛散 を防止することで清潔性を保つことができる。

また、 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 前記延出部に手に付着した水滴等を吹き飛ばすための 気体を吹出す気体吹出口を備えてなることが好ましい。

ポール部の溢れ縁部の一部に連続して形成した延出部が従来の機能ケースとし ての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減することができ、 施工作業を 楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間が生じないため、 清掃性の向 上を図ることができる手洗装置を提供することができる。

該気体吹出口に気体を供給する気体供給装置を備えれば、 使用者は移動するこ となく手を乾かすことができるので、 使用勝手性が向上するとともに、 手洗器の カウンターや床等を手に付着した水滴等で汚すことがないので、 清潔な空間を保 つことができる。

上記延出部以外の前記ポール部に手に付着した水滴等を吹き飛ばすための気体 を吹出す気体吹出口を設け、 該気体吹出口に気体を供給する気体供給装置を備え れば、 使用者は移動することなく手を乾かすことができるので、 使用勝手性が向 上するとともに、 手洗器のカウンタ一や床等を手に付着した水滴等で汚すことが ないので、 清潔な空間を保つことができ、 且つ、 手を乾燥させるためにポール部 内に手が挿入されるので、 手から吹飛ばされた水滴等で手洗器のカウンタ一等を 汚す虞が少なく、 より清潔性を保つことができる。

上記気体供給装置は、高圧気体を前記気体吹出口に供給するように構成すれば、 濡れた手を短時間で乾かすことができる。

上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上記気体吹出口に対して差し出され た手を検出する手検出手段と、 該手検出手段からの検出信号に基づいて上記洗浄 液供給装置又は上記湯水供給装置若しくは上記気体供給装置の駆動を制御する制 御部と、 操作スィッチとを備え、 上記制御部は、 上記操作スィッチによる操作信 号が入力されると、 上記手検出手段による検出信号を所定時間無効にすべく制御 すれば、 手洗器の清掃の際に、 手検出手段が手を感知して洗浄液供給装置又は湯 水供給装置若しくは気体供給装置が作動することで、 洗浄液や湯水が飛散して力 ゥン夕一や壁面等を汚すのを防止でき、 且つ、 洗浄液又は湯水や電力を無駄に消 費することを防止することができる。

上記操作スィツチによる上記手検出信号の所定時間無効の制御は、 上記所定時 間の間に上記操作スィツチによる再度の入力があれば、解除されるようにすれば、 手洗器の清掃が上記所定時間内に終了した場合でも、 そのまま所定時間無効の制 御が継続し、 解除されるまで手洗器を使用できなくなるということがなくなる。 上記手洗器本体を設置するカウンターを設け、 上記延出部に中空状の中空部を 形成するとともに上記延出部の後面壁を上記力ゥンタ一の上面又は下面より上方 に延出形成し、 上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上記気体吹出口と上記 洗浄液供給装置又は上記湯水供給装置若しくは上記気体供給装置とを連通接続す る接続部材を、 上記中空部を介して上記洗浄液吐出口又は上記吐水口若しくは上 記気体吹出口に接続すれば、 接続部材が延出部に形成した中空部で隠れて見えな くなるので、 外観性の向上を図ることができる。

第 2発明グループとしては、 水又は湯を吐水する吐水口と、 手に付着した汚れ や細菌等を除去するための水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口と、 該洗浄液吐出口 に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、 上記吐水口からの吐水及び上記洗浄液吐 出口からの洗浄液を受ける水受部と、該水受部の下方部に設けた排水口とを備え、 上記洗浄液供給手段は、 洗浄液を入れるタンクと、 該タンクへ洗浄液を補給する 洗浄液補給口と、 上記タンクと上記洗浄液補給口を連通させる補給路と、 上記タ ンク内の洗浄液を洗浄液供給路を介して上記洗浄液吐出口に供給するためのボン プとから構成し、 上記洗浄液補給口は、 上記水受部の内面に配設してなることが 好ましい。

水受部内部で水石鹼等の洗浄液の補給を行うことができるため、 洗浄液がこぼ れた場合でも容易に洗浄して排水口から排出することができ、 従来のように、 例 えば、 吐水口や洗浄液吐出口を機能ケースに設けても、 その機能ケースやカウン ターを汚すことがなく、 信頼性の高い手洗装置を提供するこができる。

上記水受部を左右方向に幅広とした略楕円状に形成し、 上記洗浄液補給口は、 上記水受部の左右側面のいずれかに配設すれば、 比較的大きな洗浄液補給用容器 であっても、 楽な姿勢で簡単に洗浄液の補給を行うことができる。

上記洗浄液補給口を、 上記水受部の上端から底面までの深さの上端から約 1 / 3の深さ位置に配設すれば、 洗浄液を補給する際に洗浄液補給口に対して洗浄液 補給用容器の注ぎ口を容易に位置させることができるため、 洗浄液をこぼすこと なく楽に補給作業を行うことができる。

その後部を上方に延出させて延出部を形成し、 該延出部に上記吐水口と洗浄液 吐出口を配設するとともに、 その前部に手に付着した水滴等を吹き飛ばす気体吹 出口を設ければ、 洗浄液補給口から吐水口、 洗浄液吐出口、 気体吹出口が離れた 部位に位置するため、 洗浄液を補給する際に、 吐水口、 洗浄液吐出口、 気体吹出 口の機能部に悪影響を与えることがなく、 また、 吹き飛ばされた水滴等が延出部 で受け止められるため、 カウンタ一等を汚すことを防止することができる。

上記洗浄液補給口を塞ぐための蓋を設けるとともに、 該蓋を着脱手段により上 記洗浄液補給口に着脱自在に取り付けるようにすれば、 洗浄液補給口内へのごみ 等の侵入を防止することができる。

上記着脱手段を、上記洗浄液補給口の内周面又は蓋の外周面に形成した凹部と、 上記蓋の外周面又は洗浄液補給口の内周面に形成して上記凹部内に挿入されて係 合する凸部と、 上記洗浄液補給口の内面又は蓋の外面に形成して上記凹部から上 記凸部が通過する溝部と、 上記洗浄液補給口の内周面と上記蓋の外周面との間に 介装して、 上記洗浄液補給口に上記蓋を取り付けたときに上記蓋が上記洗浄液補 給口から離れる方向に付勢するばねとから構成すれば、 洗浄液補給口の凹部と蓋 の凸部による係合が蓋を回転させることで、 ばねの付勢力により蓋の凸部が溝部 から通過して蓋が浮き上がるため、 簡単な構成で洗浄液補給口から蓋を容易に取 り外すことができる。

上記蓋の外側部に、 上記蓋を掴むための把手部を設ければ、 更に簡便に蓋を取 り外すことができる。 上記着脱手段は、 上記蓋に、 上記洗浄液補給口の内周面に接合する内側接合部 と、 上記洗浄液補給口の外周面に接合する外側接合部とを形成するとともに、 上 記内側接合部及び外側接合部の一部を切り欠いた切欠き部を形成し、 該切欠き部 に上記洗浄液補給口の内周面に付勢する圧接部を有する付勢部材を設ければ、 付 勢部材を付勢力に抗して縮めることで、 洗浄液補給口と蓋との係合が解除される ため、 簡単な構成で洗浄液補給口と蓋との着脱を容易に行うことができる。

上記着脱手段は、 上記蓋を弾性体で形成するとともに、 上記蓋を上記洗浄液補 給口に取り付けたときに、 上記蓋が上記水受部の内方に突出するように断面視円 弧状に形成し、且つ、上記蓋の外周に上記洗浄液補給口に係合する係合部を設け、 上記洗浄液補給口の外面に上記係合部が係合する被係合部を設ければ、 蓋の中央 を押すことで蓋が弓状に反って洗浄液補給口と蓋との係合が解除されるため、 簡 単な構成で洗浄液補給口から蓋を容易に取り外すことができる。

上記着脱手段は、 上記蓋の外周部又は上記洗浄液補給口の内周部のいずれか一 方に磁性体を設け、 他方に上記磁性体と吸着する非磁性体を設ければ、 簡単な構 成で洗浄液補給口と蓋との着脱を容易に行うことができる。

上記磁性体及び上記非磁性体を、 上記蓋又は洗浄液補給口の対称部位に夫々設 けるとともに、一方に設けた部位よりも他方の部位を内方に位置させて設ければ、 蓋の一部を押すことで蓋が浮き上がるため、 更に簡便に盖を取り外すことができ る。

上記蓋の外側部に、 上記蓋を掴むための把手部を設ければ、 更に簡便に蓋を取 り外すことができる。

上記蓋と上記洗浄液補給口とを連結するための連結部材を設けるようにすれば、 洗浄液補給口から蓋を取り外しても、洗浄液補給口と蓋とが連結されているので、 蓥の紛失を防止することができる。

上記洗浄液補給口を塞ぐための蓥を設けるとともに、 該蓋を連結手段により上 記洗浄液補給口に開閉自在に取り付けるようにすれば、 洗浄液補給口内へのごみ 等の侵入を防止できるとともに、 蓋の紛失も防止することができる。

上記連結手段を、 上記洗浄液補給口と蓋とをヒンジにより開閉自在に構成すれ ば、 簡単な構成で蓋の開閉を容易に行うことができる。 上記ヒンジを、 上記蓋が手前側に開閉するように構成すれば、 蓋の開閉をより 簡便に行うことができる。

上記ヒンジは、 上記蓋が前記洗浄液補給口の内方に開閉するように構成すれ ば、 洗浄液を補給する際に、 蓋が邪魔にならずに容易に補給作業を行うことがで きる。

上記蓋は、 自重により閉状態となるように上記蓋の下部に重心を位置させると ともに、 上記蓋を閉じたときに、 上記蓋が鉛直又は上記蓋の下端部が上記水受部 の外方に位置すベく傾斜するように、 上記洗浄液補給口を前記水受部に配設すれ ば、 より簡便に蓋の開閉を行うことができる。

上記蓋は、 自重により閉状態となるように上記蓋の下部に重心を位置させ、 且 つ、 上記蓋を閉じたときに、 上記蓋が略鉛直状態になるように上記洗浄液補給口 を上記水受部に配設し、 上記蓋の下部又は洗浄液補給口の下部のいずれか一方に 磁性体を設けるとともに他方に上記磁性体と吸着する非磁性体を設ければ、 より 簡便に蓋の開閉を行うことができるとともに、 蓋が不用意に開くことを防止する ことができる。

上記連結手段を、 上記蓋に設けた回転軸と、 上記洗浄液補給口に設けた上記回 転軸が挿通する揷通孔と、 上記回転軸が上記揷通孔から抜けないように上記回転 軸の先端部に設けた抜け止め部とから構成すれば、 簡単な構成で蓋の開閉を容易 に行うことができる。

上記蓋が不用意に開かないための係止手段を設ければ、 例えば、 水受部内での 行為中に手などが触れても簡単に蓋が開かないので、 使い勝手が向上するととも に、 洗浄液補給口内へのごみ等の侵入を防止できる。

上記係止手段は、 上記蓋又は洗浄液補給口のいずれか一方に磁性体を設けると ともに他方に上記磁性体と吸着する非磁性体を設けたり、 上記洗浄液補給口に係 合部又は被係合部を形成し、 上記蓋に上記洗浄液補給口の係合部又は被係合部に 係止する被係合部又は係合部を形成すれば、 簡単な構成で蓋が不用意に開くこと を防止することができる。

上記洗浄液補給口の内部に、 埃等の侵入を阻止するためのストレーナを設けれ ば、 洗浄液を補給する際に埃等の侵入を阻止できるので、 埃等により洗浄液供給 路が詰まって洗浄液吐出口から洗浄液が吐出されなかったり、 ポンプの破損等を 防止することができる。

上記ストレーナに把手部を設けるとともに、 上記ストレーナ一を位置決めする ためのスットパーを上記洗浄液補給口内部に設ければ、 ストレーナ一に付着した 埃等の清掃を容易に行うことができる。

上記洗浄液補給口内の洗浄液の上面が所定の液位に達したことを検出する液位 検出手段を設け、 該液位検出手段からの検出信号に基づいて、 上記所定の液位に 達したことを報知する報知手段を設ければ、 洗浄液を補給する際に、 洗浄液補給 口内の洗浄液の満水状況を容易に把握することができ、 洗浄液が溢れるのを防止 することができる。

上記洗浄液補給口内部に、 上記洗浄液補給口内の洗浄液が略満水になった時に 浮力にて上昇するフロートを設ければ、 洗浄液を補給する際に、 洗浄液補給口内 の洗浄液の満水状況がフロートの動きで容易に分かるため、 簡単な構成で洗浄液 が溢れるのを防止することができる。 図面の簡単な説明

図 1は本発明に係る手洗装置の第 1の実施例を示す外観斜視図である。

図 2は本発明に係る手洗装置の第 1の実施例を示す概略断面図である。

図 3は第 1の実施例における変形例を示す概略断面図である。

図 4は第 1の実施例における別の変形例を示す外観斜視図である。

図 5は第 1の実施例における別の変形例を示す概略断面図である。

図 6は本発明に係る手洗装置の第 2の実施例を示す外観斜視図である。

図 7は本発明に係る手洗装置の第 2の実施例を示す概略断面図である。

図 8は本発明に係る手洗装置の第 3の実施例を示す外観斜視図である。

図 9は本発明に係る手洗装置の第 3の実施例を示す概略断面図である。

図 1 0は本発明に係る手洗装置の第 4の実施例の全体構成を示す外観斜視図で ある。

図 1 1は図 1 0におけるカウンター下部の内部空間を示す正面図である。 図 1 2は図 1 1における水石鹼補給口と蓋との着脱手段を示す部分断面図であ る。

図 1 3は図 1 2の X— X線断面図である。

図 1 4は水石鹼補給口と蓋との着脱手段の他の実施例を示す部分断面図である。 図 1 5は図 1 4における蓋を背面側から見た背面図である。

図 1 6は水石鹼補給口と蓋との着脱手段の更に他の実施例を示す部分断面図で あ 。

図 1 7は水石鹼補給口と蓥との着脱手段の更にまた他の実施例を示す部分断面 図である。

図 1 8は水石鹼補給口と蓋との連結手段を示す部分断面図である。

図 1 9は水石鹼補給口と蓋との連結手段の他の実施例を示す部分靳面図である。 図 2 0は水石鹼補給口と蓋との連結手段の更に他の実施例を示す部分断面図で ある。

図 2 1は係止手段の実施例を示す部分断面図である。

図 2 2は係止手段の他の実施例を示す部分断面図である。

図 2 3は水石鹼補給口にストレーナ一を設けた実施例を示す部分断面図である。 図 2 4は液位検出手段を設けた実施例を示す部分断面図である。

図 2 5はフロートを設けた実施例を示す部分断面図である。

図 2 6は従来の手洗装置を示す外観斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

以下に、 本発明における第 1発明グループの実施の形態を添付図面に基づいて 説明する。 図 1は、 本発明に係る手洗装置の第 1の実施例を示す外観斜視図であ り、 図 2は、 本発明に係る手洗装置の第 1の実施例を示す概略断面図である。 図 1及び図 2に示すように、 手洗装置 Aは、 手洗器 1と、 この手洗器 1に、 手 2 2に付着した汚れや細菌等を除去するための消毒液や水石鹼等の洗浄液を供給 する洗浄液供給装置 2と、 水又は湯を供給する湯水供給装置 3とから構成されて いる。

手洗器 1は、 手洗器本体 1 1と、 手洗器本体 1 1の凹状に形成されたポール部 1 0 3の溢れ縁部 1 0 3 aの後部を上方に延出させて形成した延出部 1 0 6と、 この延出部 1 0 6に設けられて水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口 1 3及び水又は 湯を吐出する吐水口 1 2とから構成されている。

延出部 1 0 6は、 ポール部 1 0 3前方方向に傾斜させて形成するとともに中空 状の中空部 1 0 6 cを形成しており、 その前面壁 1 0 6 aに設けた開口部 1 0 6 b、 1 0 6 bに、 取り付け部材 1 3 b、 1 3 c、 1 2 b、 1 2 cを介してビス等 の固定具 1 3 d、 1 2 dにより洗浄液吐出口 1 3と吐水口 1 2がポール部 1 0 3 の前方側から夫々取り付けられている。

また、 取り付け部材 1 3 b、 1 2 bには、 手検出センサ 1 3 a、 1 2 aが夫々 設けられている。

また、 手洗器本体 1 1は、 陶器製で形成され、 ポウル部 1 0 3の中央最下部の 位置に、 後述するキャビネット部 1 0 0内に配設した排水管 1 5に連通する排水 口 1 0 5を設けており、 カウンター 1 0の略中央部に設けた開口 1 0 2に手洗器 本体 1 1のリム部 1 0 4及び延出部 1 0 6の後面壁 1 0 6 dを支持する方式 （例 えば、 セルフリミング式、 フレーム式等） で取り付けられている。

カウンター 1 0は、 例えば人造大理石で平板状に形成されており、 その下方に 設けられたキャビネット部 1 0 0の上部を覆うようにして取り付けられている。 尚、 カウンター 1 0の上面側とリム部 1 0 4及び延出部 1 0 6の後面壁 1 0 6 d の下面側との間には、 シール材 （図示せず） が配置されていて、 キャビネット部 1 0 0内への水漏れを防止するように構成されている。

キヤビネット部 1 0 0は、 前面側に化粧パネル 1 0 1が設けられた中空の箱状 に形成しており、 そのキャビネット部 1 0 0内に洗浄液供給装置 2及び湯水供給 装置 3を配設している。

洗浄液供給装置 2は、 洗浄液を貯留する洗浄液貯留タンク 1 9と、 洗浄液貯留 タンク 1 9内の洗浄液を圧送するための洗浄液圧送ポンプ 1 8とから構成されて おり、 洗浄液供給ホース 1 7を介して延出部 1 0 6の中空部 1 0 6 c内で洗浄液 吐出口 1 3と連通接続されている。

一方、 湯水供給装置 3は、 湯配管 4 0と水配管 4 1に夫々接続された止水栓 2 1、 2 1と、 止水栓 2 1、 2 1に接続されて適温の湯を生成する湯水混合栓 2 0 と、 湯水混合栓 2 0に接続された電磁弁 （図示せず） とから構成されており、 給 湯ホース 1 6を介して延出部 1 0 6の中空部 1 0 6 c内で吐水口 1 2と連通接続 されている。

尚、 手洗器本体 1 1のカウンター 1 0への取り付けは、 セルフリミング式ゃフ レーム式に限らず、 図 3に示すように、 カウンター 1 0の下面側に、 ポール部 1 0 3の溢れ縁部 1 0 3 a及び延出部 1 0 6の後面壁 1 0 6 dに連続形成した鍔部 1 0 6 eを位置決め配設する方式 (アンダーカウン夕一式) で取り付けるように してもよい。

また、 洗浄液供給装置 2及び湯水供給装置 3をキヤビネット部 1 0 0内に配設 して外から見えないようにしたが、 これに限らず、 手洗器本体 1 1の下方部のみ が隠れるようにしてもよい。

即ち、図 4及び図 5に示すように、中空の箱状に形成したケーシング 1 0 7が、 取付け用ビス 2 3で壁面 Wに固定されており、 手洗器本体 1 1が、 ケ一シング 1 0 7の略中央部に設けた開口 1 0 8に、 手洗器本体 1 1のリム部 1 0 4及び延出 部 1 0 6の後面壁 1 0 6 dを支持する方式 （例えば、 セルフリミング式、 フレー ム式等） で取り付けられている。

また、 ケーシング 1 0 7の底面壁 1 0 7 aには、 排水管 1 5及び洗浄液供給ホ ース 1 7が挿通する開口 1 0 9と、 給湯ホース 1 6が揷通する開口 1 1 0が設け られている。

尚、 ケーシング 1 0 7の上面側のカウン夕一部 1 0 7 bとリム部 1 0 4及び延 出部 1 0 6の後面壁 1 0 6 dの下面側との間には、 シール材 （図示せず） が配置 されていて、 ケーシング 1 0 7内への水漏れが防止されている。

また、 ケーシング 1 0 7の底面壁 1 0 7 aを開閉可能に構成し、 手洗器本体 1 1のケーシング 1 0 7のカウンタ一部 1 0 7 bへの取り付けを、 図 3で示した実 施例と同様に、 アンダ一カウンタ一方式で取り付けるようにしてもよい。

以上のように構成された手洗装置 Aの作動について、 以下に説明する。

使用者が手 2 2をポウル部 1 0 3内に挿入し、 手検出センサ 1 3 aの前に手 2 2をかざすと、 制御部 （図示せず） が手検出センサ 1 3 aからの検出信号に基づ いて洗浄液圧送ポンプ 1 8を駆動制御し、 洗浄液貯留タンク 1 9内の洗浄液が圧 送され、 洗浄液供給ホース 1 7を介して洗浄液吐出口 1 3より洗浄液が吐出され て、 使用者は手 2 2の汚れを落とす動作を行う。

このとき、 吐出された洗浄液が手 2 2に当たり飛散しても、 ポウル部 1 0 3内 に直接落下するか、 延出部 1 0 6の前面壁 1 0 6 aに付着してポウル部 1 0 3内 に落下するため、 周辺のカウンター 1 0等を汚染する虞が少なく、 且つ、 手洗器 本体 1 1が陶器製で形成されているため、 清掃性の向上が図れる。 また、 洗浄液 の吐出動作は、 手検出センサ 1 3 aで自動的に行えるため、 使用者が開閉操作用 レバ一等の器具に手を触れることがなく、 衛生的である。 更に、 延出部 1 0 6が 従来のような機能ケースとしての役割を果たすため、 部品点数や施工工数を削減 することができ、 施工作業を楽に行うことができるとともに、 従来のような隙間 が生じないため、 より清掃性の向上を図ることができる。

そして、 使用者が洗浄液で手 2 2の汚れを落とした後、 手検出センサ 1 2 aの 前に手 2 2をかざすと、 制御部 （図示せず） が手検出センサ 1 2 aからの検出信 号に基づいて電磁弁を駆動制御し、 給湯ホース 1 6を介して吐水口 1 2より湯が 吐出されて、 使用者は手洗い動作を行う。

このとき、 吐出された湯が手 2 2に当たり飛散しても、 ポウル部 1 0 3内に直 接落下するか、 延出部 1 0 6の前面壁 1 0 6 aに付着し、 ポウル部 1 0 3内に落 下するため、 周辺のカウンター 1 0等を汚染する虞が少なく、 清掃性の向上が図 れる。 また、 吐水動作は、 手検出センサ 1 2 aで自動的に行えるため、 使用者が 開閉操作用レバ一等の器具に手を触れることがなく、 衛生的である。

尚、 手洗器本体 1 1の延出部 1 0 6は、 ポウル部 1 0 3の溢れ縁部 1 0 3 aの 後部に設けるようにしたが、 これに限らず、 ポウル部 1 0 3の溢れ縁部 1 0 3 a の右側部や左側部、 または右側部から後部にかけて、 或いは左側部から後部にか けて設けるようにしてもよい。

また、 手洗器本体 1 1を陶器製で形成せずに、 例えばステンレス製等の清掃性 に優れた部材で形成したり、 延出部 1 0 6の前面壁 1 0 6 aまでをポウル部 1 0 3から陶器製で連続して一体形成し、 延出部 1 0 6の後面壁 1 0 6 dは陶器以タ の別部材で形成するようにしてもよい。

図 6は、 本発明に係る手洗装置 Aの第 2の実施例を示す外観斜視図、 図 7は、 本発明に係る手洗装置 Aの第 2の実施例を示す概略断面図であり、 上述した第 1 の実施例と同様の構成については同一の符号を付し、 その説明は省略する。

図 6及び図 7に示すように、 ポウル部 1 0 3の前部の壁面には、 手 2 2に付着 した水滴等を吹き飛ばすための気体を吹き出す気体吹出口 2 7が配設されており、 気体吹出口 2 7は、 気体がボウル部 1 0 3の下方に向けて、 且つ、 使用者から離 れる方向に吹き出すように設けられている。

また、 気体吹出口 2 7が配設されたポウル部 1 0 3壁面の裏側には、 中空状に 形成されたチャンバ一 2 8がボウル部 1 0 3と一体的に設けられており、 チャン バー 2 8にはアダプター 2 6が接続されている。

更に、 キヤビネット 1 0 0内には、 気体吹出口 2 7に高圧気体を供給する送風 機等で構成された気体供給装置 2 4が配設されており、 気体供給装置 2 4には、 送風ダクト 2 5の一端が接続され、 他端がアダプター 2 6に接続されている。 更にまた、 気体吹出口 2 7の近傍には、 ポウル部 1 0 3内に挿入された手 2 2 を検知し、 気体供給装置 2 4を駆動させるための手検出センサ 2 7 aが設けられ ている。

前述のように構成された手洗装置 Aの作動について、 以下に説明する。

使用者が手 2 2をポウル部 1 0 3内に挿入し、 手検出センサ 1 3 aの前に手 2 2をかざして洗浄液吐出口 1 3から吐出させた洗浄液で手 2 2の汚れを落とした 後、 手検出センサ 1 2 aの前に手 2 2をかざして吐水口 1 2から湯を吐出させて 手 2 2を洗い、 次に、 手検出センサ 2 7 aの前に手 2 2をかざすと、 制御部 （図 示せず） が手検出センサ 2 7 aからの検出信号に基づいて気体供給装置 2 4を駆 動制御し、 送風ダクト 2 5を介して拡室 2 8内に気体が導入され、 チヤンバー 2 8内で圧力が均一化されて、 気体吹出口 2 7より挿入された手 2 2全体に均一な 風速で気体を吹き出し、 手 2 2の乾燥が行われる。

このように、 使用者は手 2 2を洗った直後に手 2 2の乾燥が行えるため、 使用 勝手性が向上するとともに、 カウンター 1 0や床等を手 2 2に付着した水滴等で 汚すことがないので、 清潔な空間を保つことができ、 且つ、 手 2 2を乾燥させる ためにポール部 1 0 3内に手 2 2が揷入されるので、 手 2 2から吹飛ばされた水 滴等でカウンター 1 0等を汚す虞が少なく、 より清潔性を保つことができる。 ま た、 気体吹出口 2 7を使用者に近いポウル部 1 0 3の前部の壁面に設けたことに より、 気体吹出口 2 7から吹き出される気体が使用者から離れる方向に吹き出さ れるため、 手 2 2に当たった後の気体が使用者に当たって髪を乱したり、 気体に よって吹き飛ばされた水滴等が使用者にかかる虞が少ないので、 快適な使用感を 得ることができ、 また、 吹き飛ばされた水滴等が延出部 1 0 6で受け止められる ので、 手洗装置 Aが取り付けられている壁面 W等を水滴等の飛散により汚す虞も 少ない。 更に、 気体の吹出し動作は、 手検出センサ 7 aで自動的に行えるため、 使用者が器具等に手 2 2を触れることがなく、 衛生的である。 また、 チャンバ一 2 8をポウル部 1 0 3と一体形成したので、 部材の削減が図られ、 コストを低減 することができる。

尚、 操作スィッチ （図示せず） を適所に配設し、 手洗器 1の清掃時にオン操作 して制御部 （図示せず） により洗浄液供給装置 2、 湯水供給装置 3、 気体供給装 置 2 4が所定時間作動しないようにしてもよく、 このようにすれば、 洗浄液や湯 が飛散してカウンター 1 0や壁面 W等を汚すのを防止でき、 且つ、 洗浄液又は湯 や電力を無駄に消費することを防止することができる。

また、 手洗器本体 1 1のカウンター 1 0への取り付けは、 図 3に示す実施例の ように、 アンダーカウンタ一式で取り付けるようにしてもよく、 更に、 キャビネ ット 1 0 0に代えて、 図 4及び図 5に示す実施例のように、 中空の箱状に形成し たケーシング 1 0 7で構成するようにしてもよい。

図 8は、 本発明に係る手洗装置 Aの第 3の実施例を示す外観斜視図、 図 9は、 本発明に係る手洗装置 Aの第 3の実施例を示す概略断面図であり、上述した第 1、 第 2の実施例と同様の構成については同一の符号を付し、 その説明は省略する。 図 8及び図 9に示すように、 延出部 1 0 6の前面壁 1 0 6 aに設けた開口部 1 0 6 bには気体吹出口 2 9が設けられており、 気体吹出口 2 9の近傍には、 ボウ ル部 1 0 3内に挿入された手 2 2を検知し、 気体供給装置 2 4を駆動させるため の手検出センサ 2 9 aが設けられている。

また、 延出部 1 0 6の中空部 1 0 6 c内には、 気体吹出口 2 9と一体形成した チャンバ一 3 0が配設されており、 このチャンバ一 3 0に送風ダクト 2 5の一端 が接続されている。

このように構成しても、 使用者は移動することなく手 2 2を乾かすことができ るので、 使用勝手性が向上するとともに、 手洗器 1のカウンター 1 0や床等を手 2 2に付着した水滴等で汚すことがないので、 清潔な空間を保つことができる。 尚、 この実施例の場合は、 必ずしも高圧気体を吹き出すように構成する必要は なく、 低速の気体を気体吹出口 2 9から吹き出すように構成して、 使用者に手 2 2に付着した水滴等の飛散水がかかるのを低減するようにするとよい。

上述した内容はあくまで本発明の一実施形態に関するものであって、 本発明が 上記内容のみに限定されることを意味されるものでない。 例えば、 湯水供給装置 3として湯水混合栓 2 0を配設して湯を吐水口 1 2に供給するようにしたが、 こ れに限らず、 湯水混合栓 2 0を設けずに水のみを吐水口 1 2に供給するようにし てもよい。

また、 チャンバ一 2 8をポウル部 1 0 3と一体的に形成するようにしたが、 合 成榭脂等の別部材で形成するようにしてもよい。 更に、 気体供給装置 2 4から気 体吹出口 2 7、 2 9までの気体の供給路中にヒータ等の加熱手段を配設して、 加 熱手段により気体を加熱して温風を気体吹出口 2 7から吹き出すようにしてもよ い。

次に、 本発明における第 2発明グループの実施の形態を添付図面に基づいて説 明する。 図 1 0は、 本発明に係る手洗装置の全体構成を示す外観斜視図であり、 図 1 1は、 カウンター下部の内部空間を示す正面図である。

図 1 0及び図 1 2に示すように、 手洗装置 Bは、 カウンター 5 9と、 カウンタ 一 5 9に嵌め込まれて、 水受部 5 2の後部を上方に延出させて形成した延出部 5 2 aに設けた水石鹼吐出口 5 3及び吐水口 5 4と、 水受部 5 2の側面に配設した 水石鹼補給口 5 6と、 水受部 5 2の前部に配設した気体吹出口 5 5と、 水受部 5 2の下方部に設けられた排水口 5 7とを有する手洗い器本体 5 8とから構成され ている。

水受部 5 2は、 左右方向に幅広とした略楕円状に形成しており、 図示において 左側面に水石鹼補給口 5 6を設けている。尚、 6 2は、水石鹼補給用容器であり、 水石鹼補給用容器 6 2としては、 通常、 一般的に市販の飲料水用ペットボトルと して使用されている長さ 3 5 0 mmの 2 L入りポリ容器が使用されるので、 水受 部 5 2の幅広側の長さ寸法は 3 5 0 mm以上に形成するのが好ましい。 このよう に構成すれば、 水石鹼補給用容器 6 2が水受部 5 2に横向きにして容易に入るた め、楽な姿勢で簡単に水石鹼を水受部 5 2内部で水石鹼補給口 5 6から補給でき、 水石鹼がこぼれた場合でも容易に洗浄することができる。

また、 水石鹼補給口 5 6を水受部 5 2の上端から底面までの深さの上端から約 1 / 3 (好ましくは、 上端から 1 0 O mm程度） の深さ位置に配設するとよく、 このようにすれば、 水石鹼を補給する際に水石鹼補給口 5 6に対して水石鹼補給 用容器 6 2の注ぎ口を容易に位置させることができるため、 洗浄液をこぼすこと なく楽に補給作業を行うことができる。

手洗い器本体 5 8は、 カウンター 5 9の略中央部に、 例えば、 セルフリミング 式、 フレーム式等の方式により取り付けられている。

カウンタ一 5 9の下方には、 キャビネット部 5 1が設けられており、 キャビネ ット部 5 1内には、水石鹼吐出口 5 3に水石鹼を供給する水石鹼供給手段 6 3と、 吐水口 5 4に水を供給する水供給部 6 6と、 気体吹出口 5 5に高圧気体を供給す る気体供給手段 6 7が配設されている。

水石鹼供給手段 6 3は、 水石鹼を入れるタンク 6 4と、 タンク 6 4へ水石鹼を 補給する水石鹼補給口 5 6と、 タンク 6 4と水石鹼補給口 5 6を連通させる補給 路 6 5と、 タンク 6 4内の水石鹼を水石鹼供給路 6 8を介して水石験吐出口 5 3 に供給するためのポンプ Pとから構成されている。

また、 水供給部 6 6は、 水供給管 6 9を介して吐水口 5 4に連通接続されてお り、 気体供給手段 6 7は、 気体供給管 7 0を介して気体吹出口 5 5に連通継続さ れている。

水石鹼吐出口 5 3と吐水口 5 4の近傍には、 差し出された手を検出する手検出 手段 6 0、 6 1が夫々設けられており、 手検出手段 6 0、 6 1からの検出信号に 基づいて、 水石鹼吐出口 5 3からの吐出動作及び吐水口 5 4からの吐水動作を制 御する制御部 （図示せず） が設けられている。

また、 気体吹出口 5 5の近傍には、 差し出された手を検出する手検出手段 （図 示せず） が設けられており、 手検出手段からの検出信号に基づいて、 気体吹出口 5 5からの気体吹き出し動作を制御する制御部 （図示せず） が設けられている。 以上のように構成された手洗装置 Bの作動について、 以下に説明する。 手洗動作を行うときは、 使用者が水石鹼吐出口 5 3付近に手を差出すと、 その 手を手検出手段 6 0により検出し、 その検出信号が制御部に入力されて、 ポンプ Pが動作してタンク 6 4から水石鹼供給路 6 8を介して水石鹼吐出口 5 3から水 石鹼が吐出され、 使用者は手に付着している汚れや細菌等を除去する動作を行う ことができる。

次に、 使用者が吐水口 5 4付近に手を差し出すと、 その手を手検出手段 6 1に より検出し、 その検出信号が制御部に入力されて、 水供給部 6 6が動作して水供 給管 6 9を介して吐水口 5 4から水が吐水され、 使用者は手に付いている水石鹼 を洗い流す動作を行うことができる。

手洗い動作の後、 濡れた手を気体吹出口 5 5付近に差し出すと、 その手を手検 出手段 （図示せず） により検出し、 その検出信号が制御部に入力されて、 気体供 給手段 6 7が動作して気体供給管 7 0を介して気体吹出口 5 5から高速の気体が 吹き出され、 手に付着した水等が吹き飛ばされて手の乾燥が行われる。

そして、 吐出した水石鹼ゃ吐水された水及び吹き飛ばされた水等は、 排水口 5 7から排出される。

水石鹼を補給する場合は、 水石鹼補給口 5 6から水石鹼補給用容器 6 2等を使 用して水石鹼を補給し、 補給路 6 5を介してタンク 6 4へ溜めるようになつてい る。

図 1 2は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱手段を示す部分断面図であり、 図 1 3は、 図 1 2の X— X線断面図である。

図 1 2及び図 1 3に示すように、 水石鹼補給口 5 6の入口には、 蓋 7 1が着脱 手段により着脱自在に取り付けられており、 水石鹼の補給時以外は水石鹼補給口 5 6を塞ぐように構成されている。

着脱手段は、 水石鹼補給口 5 6の内周面に形成した凹部 5 6 aと、 蓋 7 1の外 周面に形成して凹部 5 6 a内に挿入して係合する凸部 7 1 aと、 水石鹼補給口 5 6の内面に形成して凹部 5 6 aから凸部 7 1 aが通過する溝部 7 1 bと、 水石鹼 補給口 5 6の内周面と蓋 7 1の外周面との間に介装して、 水石鹼補給口 5 6に蓋 7 1を取り付けたときに蓋 7 1が水石鹼補給口 5 6から離れる方向に付勢するば ね 7 2とから構成されている。尚、 7 1 cは、蓋 7 1を掴むための把手部である。 従って、 把手部 7 1 cを手で掴んで図 1 3の矢印で示すように蓋 7 1を回転さ せると、 蓋 7 1の凸部 7 1 aが水石鹼補給口 5 6の凹部 5 6 aに沿って移動し、 凸部 7 1 aが溝部 7 1 bの位置にくると凹部 5 6 aと凸部 7 1 aとの係合が解除 されるとともに、 ばね 7 2の付勢力により蓋 7 1が浮き上がるので、 水石鹼補給 口 5 6から蓋 7 1を容易に取り外すことができる。

このように、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱を簡便な構成で容易に行うこ とができるとともに、 水石鹼補給口 5 6内へのごみ等の侵入を防止することがで さる。

尚、 水石鹼補給口 5 6に凸部を形成するとともに、 蓋 7 1に凹部、 溝部を形成 するようにしてもよい。

図 1 4は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱手段の他の実施例を示す部分断 面図であり、 図 1 5は、 蓋 7 1を背面側から見た背面図である。

図 1 4及び図 1 5に示すように、 着脱手段は、 蓋 7 1に、 水石鹼補給口 5 6の 内周面 5 6 cに接合する内側接合部 7 1 eと、 水石鹼補給口 5 6の外周面 5 6 d に接合する外側接合部 7 1 dとを形成するとともに、 内側接合部 7 1 e及び外側 接合部 7 1 dの一部を切り欠いた切欠き部 7 1 f を形成し、 切欠き部 7 1 f に水 石鹼補給口 5 6の内周面 5 6 cに付勢する圧接部 7 4 aを有する付勢部材 7 4を 設けた構成としている。

従って、 水石鹼補給口 5 6から蓋 7 1を取り外すときは、 付勢部材 7 4を付勢 力に抗して縮めると、 水石鹼補給口 5 6の内周面 5 6 cに圧接している付勢部材 7 4の圧接部 7 4 aが緩んで水石鹼補給口 5 6から蓋 7 1を取り外すことができ る。 また、 水石鹼補給口 5 6に蓋 7 1を取り付けるときは、 同様に付勢部材 7 4 を付勢力に抗して縮めて蓋 7 1を水石鹼補給口 5 6に揷入し、 付勢部材 7 4の縮 めを解除すると、 付勢部材 7 4の圧接部 7 4 aが付勢力により水石鹼補給口 5 6 の内周面 5 6 cに圧接して水石鹼補給口 5 6に蓋 7 1を取り付けることができる。 このように構成しても、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱を簡便な構成で容 易に行うことができるとともに、 水石鹼補給口 5 6内へのごみ等の侵入を防止す ることができる。

尚、 付勢部材 7 4を両側から縮めて 2個所の圧接部 7 4 aにより水石鹼補給口 5 6の内周面 5 6 cに圧接するようにしたが、 これに限らず、 付勢部材 7 4の片 側のみを縮めて 1個所の圧接部 7 4 aにより水石鹼補給口 5 6の内周面 5 6 cに 圧接するようにしてもよく、 また、 2個所以上の圧接部 7 4 aを設けるようにし てもよい。

図 1 6は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱手段の更に他の実施例を示す部 分断面図である。

図 1 6に示すように、 蓋 7 1を弾性体で形成するとともに、 蓋 7 1を水石鹼補 給口 5 6に取り付けたときに、 蓋 7 1が水受部 5 2の内方に突出するように断面 視円弧状に形成し、 且つ、 蓋 7 1の外周に水石鹼補給口 5 6に係合する係合部 7 1 gを設け、 水石鹼補給口 5 6の外面に係合部 7 1 gが係合する被係合部 5 6 e を設けている。

従って、 水石鹼補給口 5 6から蓋 7 1を取り外すときは、 蓋 7 1の中央部を押 すと、 蓋 7 1が弓状に反り返って係合部 7 1 gが被係合部 5 6 eから外れること で、 水石鹼補給口 5 6から蓋 7 1を取り外すことができる。

このように構成しても、 水石鹼補給口 5 6と篕 7 1との着脱を簡便な構成で容 易に行うことができるとともに、 水石鹼補給口 5 6内へのごみ等の侵入を防止す ることができる。

図 1 7は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱手段の更にまた他の実施例を示 す部分断面図である。

図 1 7に示すように、 蓋 7 1の外周部の対称部位に夫々マグネット 7 5、 7 5 を設けるとともに、 一方のマグネット 7 5を他方に設けられたマグネット 7 5の 部位よりも蓋 7 1の内方に位置させて設け、 各マグネット 7 5、 7 5に吸着する 金属部 7 6、 7 6を水石鹼補給口 5 6に設けている。

従って、 水石鹼補給口 5 6から蓋 7 1を取り外すときは、 マグネット 7 5を蓋 7 1の内方に位置させて設けた方の蓋 7 1の外周部を押すことにより、 てこの原 理で他方に設けられたマグネット 7 5と金属部 7 6との吸着が解除されて浮き上 がるため、 容易に水石鹼補給口 5 6から蓋 7 1を取り外すことができる。

尚、 一方のマグネット 7 5を蓋 7 1の内方に位置させて設けずに、 蓋 7 1の外 周部に 2個所若しくは複数のマグネットを設けるとともにそのマグネットに吸着 する金属部を水石鹼補給口 5 6に設けるようにしてもよく、 この場合、 蓋 7 1の 外側部に蓋 7 1を掴むための把手部を設けるとよい。

また、 水石鹼補給口 5 6にマグネットを設けるとともにそのマグネットに吸着 する金属部を蓋 7 1に設けるようにしてもよい。

このように構成しても、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との着脱を簡便な構成で容 易に行うことができるとともに、 水石鹼補給口 5 6内へのごみ等の侵入を防止す ることができる。

尚、 図 1 2乃至図 1 7に示す各実施例において、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1と を連結する鎖等の連結部材を設けて蓋 7 1の紛失を防止するようにしてもよい。 図 1 8は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との連結手段を示す部分断面図である。 図 1 8に示すように、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1とを連結するヒンジ 7 7を水 石鹼補給口 5 6と蓋 7 1の下部に設け、 蓋 7 1を手前に開閉するように構成され ている。

このように構成すれば、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との開閉を簡単な構成で容 易に行うことができるとともに、 水石鹼補給口 5 6内へのごみ等の侵入を防止す ることができ、 また、 蓋 7 .1の紛失を防止することができる。

尚、 ヒンジ 7 7は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1の下部に限らず、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1 dの円周上の一部分に設ける構造としてもよい。

図 1 9は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との連結手段の他の実施例を示す部分断 面図である。

図 1 9に示すように、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1とを連結するヒンジ 7 7を水 石鹼補給口 5 6と蓋 7 1の上部に設けるとともに、 蓋 7 1が手前に開かないよう に水石鹼補給口 5 6の上縁部にストツバ一部 5 6 f を設け、 蓋 7 1が水石鹼補給 口 5 6の内方に開閉するように構成されている。

また、 蓋 7 1が自重により閉状態となるように、 蓋 7 1の下部に重り 7 8を設 けるとともに、 蓋 7 1を閉じたときに、 蓋 7 1が略鉛直状態になるように水石鹼 捕給口 5 6を水受部 5 2に配設し、 盖 7 1の下部にマグネット 8 9を配設すると ともにマグネッ卜 8 9が吸着する金属部 9 0を水石鹼補給口 5 6の下部に設けて いる。 このように構成すれば、 水石鹼を補給する際に、 蓋 7 1が邪魔にならずに容易 に補給作業を行うことができるとともに、 より簡便に蓋 7 1の開閉を行うことが でき、 また、 蓋 7 1が不用意に開くことを防止することができる。

尚、 重り 7 8を設けずに、 盖 7 1自体を蓋 7 1の重心が下部に位置するように 形成してもよい。 また、 蓋 7 1を閉じたときに、 蓋 7 1が鉛直又は蓋 7 1の下端 部が水受部 5 2の外方に位置すべく傾斜するように水石鹼補給口 5 6を水受部 5 2に配設するようにしてもよく、 この場合、 マグネット 8 9及び金属部 9 0は設 けなくてもよい。

図 2 0は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1との連結手段の更に他の実施例を示す部 分断面図である。

図 2 0に示すように、 連結手段は、 蓋 7 1の下部に設けた回転軸 7 1 と、 水 石鹼補給口 5 6に設けて回転軸 7 1 hが揷通する揷通孔 5 6 gと、 回転軸 7 1 h が揷通孔 5 6 gから抜けないように回転軸 7 1 hの先端部に設けた抜け止め部 7 1 iとから構成している。

従って、 回転軸 7 1 hを支点として蓋 7 1が左右方向に回転することができ、 簡単な構成で蓋 7 1の開閉を容易に行うことができる。

尚、 回転軸 7 1 h、 揷通孔 5 6 g、 抜け止め部 7 1 iは、 水石鹼補給口 5 6と 蓋 7 1の下部に限らず、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1の円周上の一部分に設ける構 造としてもよい。

また、 図 1 8乃至図 2 0に示す各実施例において、 図 2 1に示すように、 蓋 7 1が不用意に開かないための係止手段を設けるようにしてもよい。

即ち、 係止手段は、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1とを連結して設けられたヒンジ 7 7と相対する蓋 7 1の部位にマグネット 7 9を設けるとともに、 マグネット 7 9に吸着する金属部 8 0を水石鹼補給口 5 6に設けた構成としている。

従って、 水石鹼補給口 5 6に蓋 7 1を閉じた際に、 水石鹼補給口 5 6に設けら れた金属部 8 0に蓋 7 1に設けられたマグネット 7 9がしつかりと吸着するため、 水受部 5 2内での行為中に手などが触れても簡単に蓋 7 1が開くことがなく、 使 い勝手が向上するとともに、 水石鹼補給口 5 6内へのごみ等の侵入を防止するこ とができる。 尚、 水石鹼補給口 5 6にマグネットを設けるとともにマグネッ卜に吸着する金 属部を蓋 7 1に設けるようにしてもよく、 また、 マグネット 7 9及び金属部 8 0 をヒンジ 7 7と相対する部位に設けたが、 これに限らず、 蓋 7 1及び水石鹼補給 口 5 6の円周上の一部分に設けるように構成してもよい。

図 2 2は、 係止手段の他の実施例を示す部分断面図である。

図 2 2に示すように、 水石鹼補給口 5 6と蓋 7 1とを連結して設けられたヒン ジ 7 7と相対する蓋 7 1の部位に係合部としての弾性を有する凸部 8 2を設ける とともに、 凸部 8 2が嵌まり込んで係止する被係合部としての凹部 8 1を水石鹼 補給口 5 6に設けている。

このように構成しても、 水石鹼補給口 5 6に蓋 7 1を閉じる際に、 蓋 7 1に設 けられた凸部 8 2が撓みながら水石鹼補給口 5 6内に挿入されて、 水石鹼補給口 5 6に設けられた凹部 8 1に弾性力により凸部 8 2が嵌まり込んで係止されるた め、 蓋 7 1が不用意に開くことを防止することができる。

尚、 蓋 7 1に凹部を設けるとともに水石鹼補給口 5 6に凸部を設けるようにし てもよく、また、凸部 8 2及び凹部 8 1をヒンジ 7 7と相対する部位に設けたが、 これに限らず、 蓋 7 1及び水石鹼補給口 5 6の円周上の一部分に設けるように構 成してもよい。

図 2 3は、 水石鹼補給口 5 6にストレーナ一 8 3を設けた実施例を示す部分断 面図であり、 図 1 7に示した実施例と同様の構成は同一の符号を付し、 その説明 は省略する。

図 2 3に示すように、 水石鹼補給口 5 6の内部に、 埃等の侵入を阻止するため のストレーナ一 8 3を設けている。

ストレーナ一 8 3には、 把手部 8 5を設けるとともに、 ストレーナ一 8 3を位 置決めするためのスットパー 8 4を水石鹼補給口 5 6内部に設けている。

従って、 このように構成すれば、 水石鹼を補給する際に、 水石鹼補給口 5 6内 への埃等の侵入を阻止できるので、 埃等により水石鹼供給路 6 8が詰まって水石 鹼吐出口 5 3から水石鹼が吐出されなかったり、 ポンプ Pの破損等を防止するこ とができるとともに、 把手部 8 5によりストレーナー 8 3を水石鹼補給口 5 6内 部から容易に取り出すことができ、 ストレーナ一 8 3に付着した埃等の清掃を容 易に行うことができる。

図 2 4は、 液位検出手段 8 6を設けた実施例を示す部分断面図であり、 図 2 3 に示した実施例と同様の構成は同一の符号を付し、 その説明は省略する。

図 2 4に示すように、 水石鹼補給口 5 6内の水石鹼の上面が所定の液位に達し たことを検出する液位検出手段 8 6を、 水石鹼補給口 5 6内部に設けている。 また、 水受部 5 2内部の水石鹼補給口 5 6には、 報知手段としてのブザー発信 部 8 7が設けられており、 水石鹼補給口 5 6内の水石鹼の上面が所定の液位に達 するとその液位を液位検出手段 8 6により検出し、 その検出信号が制御部 （図示 せず） に入力されて、 制御部からブザー発信部 8 7にブザーを発するように出力 すべく構成されている。

従って、 このように構成すれば、 水石験を補給する際に、 水石鹼補給口 5 6内 の水石験の満水状況を容易に把握することができ、 水石鹼が水石鹼補給口 5 6か ら溢れるのを防止することができる。

尚、 液位検出手段 8 6として、 光電センサ一、 フロートスィッチ、 電極センサ 一、 超音波センサー、 静電容量センサーのいずれかを用いるとよく、 また、 超音 波センサー、 静電容量センサーは、 水石鹼補給口 5 6内部に限らず、 水受部 5 2 近傍に設けてもよい。

更に、 ブザー発信部 8 7を水受部 5 2内部の水石鹼補給口 5 6に設けるように したが、 これに限らず、 水受部 5 2周囲やカウンター 5 9上に設けるようにして もよい。 更にまた、 報知手段としてブザー発信部 8 7を設けるようにしたが、 こ れに限らず、 音声やランプの点灯ノ点滅、 若しくは文字情報により報知するよう にしてもよい。

図 2 5は、 フロート 8 8を設けた実施例を示す部分断面図であり、 図 2 3に示 した実施例と同様の構成は同一の符号を付し、 その説明は省略する。

図 2 5に示すように、 水石鹼補給口 5 6内部に設けられたストレーナ一 8 3に フロー卜 8 8を設けている。

フロート 8 8は、 液位の上下動に伴って浮力により上下動するフロート部 8 8 aと、 フロート部 8 8 aの上下動に連動して上下動し、 通常時はストレーナ一 8 3に係止するストッパー部 8 8 bと、 フロート部 8 8 aとストッパー部 8 8 bを 連結する連結部 8 8 cとから構成されており、 ストレーナ一 8 3に設けた揷通孔 8 3 aに連結部 8 8 cを搢動自在に挿入させている。

従って、 このように構成すれば、 水石鹼を補給する際に、 水石鹼補給口 5 6内 の水石鹼が略満水状態になると、 フロ一ト部 8 8 a力 S浮力にて上昇するとともに ストツバ一部 8 8 bがストレーナ一 8 3から上昇するため、 水石鹼補給口 5 6内 の水石鹼の満水状況を容易に把握することができ、 簡単な構成で水石鹼が水石鹼 補給口 5 6から溢れるのを防止することができる。

上記した内容はあくまで本発明の一実施形態に関するものであって、 本発明が 上記内容のみに限定されることを意味するものでない。 例えば、 水受部 5 2の後 部を上方に延出させて形成した延出部 5 2 aに水石鹼吐出口 5 3や吐水口 5 4を 設けるようにした力 これに限らず、 延出部 5 2 aを形成せずに別途独立した水 石鹼吐出口や吐水口をカウンター 5 9上に配設するようにしてもよく、 また、 従 来のようにカウンター 5 9上に機能ケースを配設して、 この機能ケースに水石鹼 吐出口や吐水口を設けるようにしてもよい。

更に、 水石鹼吐出口 5 3から水石鹼を吐出するようにしたが、 ムース状の石鹼 水や消毒液等を吐出させるようにしてもよい。

更にまた、 水供給部 6 6を制御して吐水口 5 4から水を吐水するように説明し たが、 これに限らず、 湯水供給部を設けて吐水口 5 4から湯を吐水するようにし てもよい。 産業上の利用可能性

以上のように、 本発明に係る手洗器、 または手洗装置は、 一般家庭やパブリツ クのトイレ又は洗面所などに設置されるのに適している。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 手洗器本体と、 該手洗器本体のボール部の溢れ縁部の一部を上方に延出さ せて形成した延出部と、 該延出部に設けて手に付着した汚れや細菌等を除去する ための水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口とを備えてなることを特徴とする手洗器 _c

2 . 前記洗浄液吐出口は、 前記ポール部底面側に向けて水石鹼等を吐出するこ とを特徴とする請求の範囲第 1項記載の手洗器。

3 . 前記延出部は、 前記ポール部の溢れ縁部の後部を上方に延出させて形成し てなることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項記載の手洗器。

4 . 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出さ せて形成した延出部と、 該延出部に設けて水又は湯を吐出する吐水口とを備えて なることを特徴とする手洗器。

5 . 前記吐水口は、 前記ポール部底面側に向けて水又は湯を吐出することを特 徴とする請求の範囲第 4項記載の手洗器。

6 . 前記延出部は、 前記ポール部の溢れ縁部の後部を上方に延出させて形成し てなることを特徴とする請求の範囲第 4項又は第 5項記載の手洗器。

7 . 手洗器本体と、 該手洗器本体のボール部の溢れ縁部の一部を上方に延出さ せて形成した延出部と、 該延出部に設けて手に付着した水滴等を吹飛ばすための 気体を吹出す気体吹出口とを備えてなることを特徴とする手洗器。

8 . 前記延出部以外の前記ポール部に、 手に付着した水滴等を吹飛ばすための 気体を吹出す気体吹出口とを備えてなることを特徴とする手洗器。

9 . 前記気体吹出口は、 前記ポール部の前部に設けてなることを特徴とする請 求の範囲第 8項記載の手洗器。

1 0 . 前記気体吹出口は、 下方又は略水平方向に向けて気体を吹き出す吹き出 し軸線を持つことを特徴とする請求の範囲第 8項又は第 9項記載の手洗器。

1 1 . 前記気体吹出口は、 その吹き出し軸線が前記延出部を向くように設けて なり、 かつ前記吹出し軸線が前記延出部の頂点より下方側であることを特徴とす る請求の範囲第 8項乃至第 1 0項記載の手洗器。

1 2 . 前記ポール部の前部に中空のチャンバ一を設け、 該チャンバ一を前記気 体吹出口に気体を供給する通風路としてなることを特徴とする請求の範囲第 9項 又は第 1 1項記載の手洗器。

1 3 . 前記手洗器本体は陶器製で形成してなることを特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 1 2項記載の手洗器。

1 4. 前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若しくは前記気体吹出口に対して差し 出された手を検出する手検出手段を設け、 該手検出手段は、 前記洗浄液吐出口又 は前記吐水口若しくは前記気体吹出口の夫々近傍に配設してなることを特徴とす る請求の範囲第 1項乃至第 1 3項記載の手洗器。

1 5 . 前記手検出手段は、 前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若しくは前記気体 吹出口と一体に形成してなることを特徴とする請求の範囲第 1 4項記載の手洗器。

1 6 . 前記延出部は、 前記ポール部の前部方向に傾斜させて形成してなること を特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 1 5項記載の手洗器。

1 7 . 前記延出部に前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若しくは前記気体吹出口 を取り付けるための開口部を設け、 該開口部に対して前記ポール部側より取り付 け部材を介して前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若しくは前記気体吹出口を取り 付けてなることを特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 1 6項記載の手洗器。

1 8 . 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 該延出部に手に付着した汚れや細菌等を除去するため の水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口と、 該洗浄液吐出口に水石鹼等を供給する洗 浄液供給装置とを備えてなることを特徴とする手洗装置。

1 9 . 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 該延出部に水又は湯を吐出する吐水口と、 該吐水口に 水又は湯を供給する湯水供給装置を備えてなることを特徴とする手洗装置。

2 0 . 手洗器本体と、 該手洗器本体のポール部の溢れ縁部の一部を上方に延出 させて形成した延出部と、 該延出部に手に付着した水滴等を吹き飛ばすための気 体を吹出す気体吹出口と、 該気体吹出口に気体を供給する気体供給装置を備えて なることを特徴とする手洗装置。

2 1 . 前記延出部以外の前記ポール部に手に付着した水滴等を吹き飛ばすため の気体を吹出す気体吹出口と、 該気体吹出口に気体を供給する気体供給装置を備 えてなることを特徴とする手洗装置。

2 2 . 前記気体供給装置は、 高圧気体を前記気体吹出口に供給してなることを 特徴とする請求の範囲第 2 0項又は第 2 1項記載の手洗装置。

3 . 前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若しくは前記気体吹出口に対して差し 出された手を検出する手検出手段と、 該手検出手段からの検出信号に基づいて前 記洗浄液供給装置又は前記湯水供給装置若しくは前記気体供給装置の駆動を制御 する制御部と、 操作スィッチとを備え、 前記制御部は、 前記操作スィッチによる 操作信号が入力されると、 前記手検出手段による検出信号を所定時間無効にすべ く制御してなることを特徴とする請求の範囲第 1 8項乃至第 2 2項記載の手洗装

2 4. 前記操作スィッチによる前記手検出信号の所定時間無効の制御は、 前記 所定時間の間に前記操作スィツチによる再度の入力があれば、 解除されることを 特徴とする請求の範囲第 2 3項記載の手洗装置。

2 5 . 前記手洗器本体を設置するカウンタ一を設け、 前記延出部に中空状の中 空部を形成するとともに前記延出部の後面壁を前記カウンターの上面又は下面よ り上方に延出形成し、 前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若しくは前記気体吹出口 と前記洗浄液供給装置又は前記湯水供給装置若しくは前記気体供給装置とを連通 接続する接続部材を、 前記中空部を介して前記洗浄液吐出口又は前記吐水口若し くは前記気体吹出口に接続してなることを特徴とする請求の範囲第 1 8項乃至第 2 4項記載の手洗装置。

2 6 . 水又は湯を吐水する吐水口と、 手に付着した汚れや細菌等を除去するた めの水石鹼等を吐出する洗浄液吐出口と、 該洗浄液吐出口に洗浄液を供給する洗 浄液供給手段と、 前記吐水口からの吐水及び前記洗浄液吐出口からの洗浄液を受 ける水受部と、 該水受部の下方部に設けた排水口とを備え、 前記洗浄液供給手段 は、 洗浄液を入れるタンクと、 該タンクへ洗浄液を補給する洗浄液補給口と、 前 記タンクと前記洗浄液補給口を連通させる補給路と、 前記タンク内の洗浄液を洗 诤液供給路を介して前記洗浄液吐出口に供給するためのポンプとから構成し、 前 記洗浄液補給口は、前記水受部の内面に配設してなることを特徴とする手洗装置。

2 7 . 前記水受部を左右方向に幅広とした略楕円状に形成し、 前記洗浄液補給 口は、 前記水受部の左右側面のいずれかに配設してなることを特徴とする請求の 範囲第 2 6項記載の手洗装置。

2 8 . 前記洗浄液補給口は、 前記水受部の上端から底面までの深さの上端から 約 1ノ 3の深さ位置に配設してなることを特徴とする請求の範囲第 2 6項又は第 2 7項記載の手洗装置。

2 9 . 前記水受部は、 その後部を上方に延出させて延出部を形成し、 該延出部 に前記吐水口と洗浄液吐出口を配設するとともに、 その前部に手に付着した水滴 等を吹き飛ばす気体吹出口を設けてなることを特徴とする請求の範囲第 2 6項乃 至第 2 8項記載の手乾燥装置。

3 0 . 前記洗浄液補給口を塞ぐための蓋を設けるとともに、 該蓋を着脱手段に より前記洗浄液補給口に着脱自在に取り付けてなることを特徴とする請求の範囲 第 2 6項乃至第 2 9項記載の手洗装置。

3 1 . 前記着脱手段は、 前記洗浄液補給口の内周面又は蓋の外周面に形成した 凹部と、 前記蓋の外周面又は洗浄液補給口の内周面に形成して前記凹部内に挿入 されて係合する凸部と、 前記洗浄液補給口の内面又は蓋の外面に形成して前記凹 部から前記凸部が通過する溝部と、 前記洗浄液補給口の内周面と前記蓋の外周面 との間に介装して、 前記洗浄液補給口に前記蓋を取り付けたときに前記蓋が前記 洗浄液補給口から離れる方向に付勢するばねとから構成してなることを特徴とす る請求の範囲第 3 0項記載の手洗装置。

3 2 . 前記蓋の外側部に、 前記蓋を掴むための把手部を設けてなることを特徴 とする請求の範囲第 3 0項又は第 3 1項記載の手洗装置。

3 3 . 前記着脱手段は、 前記蓋に、 前記洗浄液補給口の内周面に接合する内側 接合部と、 前記洗浄液補給口の外周面に接合する外側接合部とを形成するととも に、 前記内側接合部及び外側接合部の一部を切り欠いた切欠き部を形成し、 該切 欠き部に前記洗浄液補給口の内周面に付勢する圧接部を有する付勢部材を設けて なることを特徴とする請求の範囲第 3 0項記載の手洗装置。

3 4 . 前記着脱手段は、 前記蓋を弾性体で形成するとともに、 前記蓋を前記洗 浄液補給口に取り付けたときに、 前記蓋が前記水受部の内方に突出するように断 面視円弧状に形成し、 且つ、 前記蓋の外周に前記洗浄液補給口に係合する係合部 を設け、 前記洗浄液補給口の外面に前記係合部が係合する被係合部を設けてなる ことを特徴とする請求の範囲第 3 0項記載の手洗装置。

3 5 . 前記着脱手段は、 前記蓋の外周部又は前記洗浄液補給口の内周部のいず れか一方に磁性体を設け、 他方に前記磁性体と吸着する非磁性体を設けてなるこ とを特徴とする請求の範囲第 3 0項記載の手洗装置。

3 6 . 前記磁性体及び前記非磁性体を、 前記蓋又は洗浄液補給口の対称部位に 夫々設けるとともに、 一方に設けた部位よりも他方の部位を内方に位置させて設 けてなることを特徴とする請求の範囲第 3 5項記載の手洗装置。

3 7 . 前記蓋の外側部に、 前記蓋を掴むための把手部を設けてなることを特徴 とする請求の範囲第 3 5項又は第 3 6項記載の手洗装置。

3 8 . 前記蓋と前記洗浄液補給口とを連結するための連結部材を設けてなるこ とを特徴とする請求の範囲第 3 0項乃至第 3 7項記載の手洗装置。

3 9 . 前記洗浄液補給口を塞ぐための蓋を設けるとともに、 該蓋を連結手段に より前記洗浄液補給口に開閉自在に取り付けてなることを特徴とする請求の範囲 第 2 6項乃至第 2 9項記載の手洗装置。

4 0 . 前記連結手段は、 前記洗浄液補給口と蓋とをヒンジにより開閉自在に構 成してなることを特徴とする請求の範囲第 3 9項記載の手洗装置。

4 1 . 前記ヒンジは、 前記蓋が手前側に開閉するように構成されてなることを 特徴とする請求の範囲第 4 0項記載の手洗装置。

4 2 . 前記ヒンジは、 前記蓋が前記洗浄液補給口の内方に開閉するように構成 されてなることを特徴とする請求の範囲第 4 0項記載の手洗装置。

4 3 . 前記蓋は、 自重により閉状態となるように前記蓋の下部に重心を位置さ せるとともに、 前記蓋を閉じたときに、 前記蓋が鉛直又は前記蓋の下端部が前記 水受部の外方に位置すベく傾斜するように、 前記洗浄液補給口を前記水受部に配 設してなることを特徴とする請求の範囲第 4 2項記載の手洗装置。

4 4 . 前記蓋は、 自重により閉状態となるように前記蓋の下部に重心を位置さ せ、 且つ、 前記蓋を閉じたときに、 前記蓋が略鉛直状態になるように前記洗浄液 補給口を前記水受部に配設し、 前記蓋の下部又は洗浄液補給口の下部のいずれか 一方に磁性体を設けるとともに他方に前記磁性体と吸着する非磁性体を設けてな ることを特徴とする請求の範囲第 4 2項記載の手洗装置。

4 5 . 前記連結手段は、 前記蓋に設けた回転軸と、 前記洗浄液補給口に設けた 前記回転軸が挿通する揷通孔と、 前記回転軸が前記揷通孔から抜けないように前 記回転軸の先端部に設けた抜け止め部とから構成してなることを特徴とする請求 の範囲第 3 9項記載の手洗装置。

4 6 . 前記蓋が不用意に開かないための係止手段を設けてなることを特徴とす る請求の範囲第 3 9項乃至第 4 3項記載の手洗装置。

4 7 . 前記係止手段は、 前記蓋又は洗浄液補給口のいずれか一方に磁性体を設 けるとともに他方に前記磁性体と吸着する非磁性体を設けてなることを特徴とす る請求の範囲第 4 6項記載の手洗装置。

4 8 . 前記係止手段は、 前記洗浄液補給口に係合部又は被係合部を形成し、 前 記蓋に前記洗浄液補給口の係合部又は被係合部に係止する被係合部又は係合部を 形成してなることを特徴とする請求の範囲第 4 6項記載の手洗装置。

4 9 . 前記洗浄液補給口の内部に、 埃等の侵入を阻止するためのストレーナを 設けてなることを特徴とする請求の範囲第 2 6項乃至第 4 8項記載の手洗装置。

5 0 . 前記ストレーナに把手部を設けるとともに、 前記ストレーナ一を位置決 めするためのスットパーを前記洗浄液補給口内部に設けてなることを特徴とする 請求の範囲第 4 9項記載の手洗装置。

5 1 . 前記洗浄液補給口内の洗浄液の上面が所定の液位に達したことを検出する 液位検出手段を設け、 該液位検出手段からの検出信号に基づいて、 前記所定の液 位に達したことを報知する報知手段を設けてなることを特徴とする請求の範囲第 2 6項乃至第 5 0項記載の手洗装置。

5 2 . 前記洗浄液補給口内部に、 前記洗浄液補給口内の洗浄液が略満水になつた 時に浮力にて上昇するフロートを設けてなることを特徵とする請求の範囲第 2 6 項乃至第 5 1項記載の手洗装置。