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JPWO2020190765A5 - - Google Patents

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JPWO2020190765A5
JPWO2020190765A5 JP2021555445A JP2021555445A JPWO2020190765A5 JP WO2020190765 A5 JPWO2020190765 A5 JP WO2020190765A5 JP 2021555445 A JP2021555445 A JP 2021555445A JP 2021555445 A JP2021555445 A JP 2021555445A JP WO2020190765 A5 JPWO2020190765 A5 JP WO2020190765A5
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等価物
本発明の特定の実施形態について論述してきたが、上記の詳述内容は例示であり限定するものではない。本発明の多くの変化形態は、本明細書及び以下の特許請求の範囲を精査することにより当業者に明らかとなるであろう。本発明の全範囲は、その等価物の全範囲を加えた特許請求の範囲、及びこのような変形形態を加えた本明細書を参照することによって明らかとなるはずである。

本発明は例えば以下の態様を含む。
[項1]
式Iもしくは式I*の化合物、
Figure 2020190765000013
またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
Zはアリールまたはヘテロアリールであり、
2a及びR2bはそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、CN、及びNOから独立して選択され、
は、水素、アルキル、またはアシルであり、
はアルコキシであり、
はアルキルであり、R及びRはそれぞれ、水素、アルキル、例えば、アルコキシアルキル、アラルキルなど、またはアリールアシルから独立して選択され、
11が、水素、アルキル、ハロ、CN、NO、OR、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールであり、
12が、水素、アルキル、ハロ、CN、NO、OR、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールであるか、または、R11及びR12が共に炭素環または複素環を完成させるかである、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項2]
式中、R2aが水素である場合、R2bは、アルキル、ハロ、CN、及びNOから選択される、項1に記載の化合物。
[項3]
式中、R2bが水素である場合、R2aは、アルキル、ハロ、CN、及びNOから選択される、項1に記載の化合物。
[項4]
式(IVa)もしくは式(IVb)の化合物、
Figure 2020190765000014
である先行項のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
のそれぞれの例は、アルキル、アルコキシ、OH、CN、NO、ハロ、アルケニル、アルキニル、アラルキルオキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールから独立して選択される、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項5]
式中、R11は水素である、項1から項4のいずれか1項に記載の化合物。
[項6]
式中、R11はORである、項1から項4のいずれか1項に記載の化合物。
[項7]
式中、Rは水素である、項6に記載の化合物。
[項8]
式中、Rはアルキルである、項6に記載の化合物。
[項9]
式中、Rはアルコキシアルキルである、項6に記載の化合物。
[項10]
式中、Rはアリールアシルである、項6に記載の化合物。
[項11]
式中、R12は、ヘテロアリール、例えば、フラニルなどである、項1から項10のいずれか1項に記載の化合物。
[項12]
式中、前記ヘテロアリールは、アルキル、アルコキシ、OH、CN、NO、ハロ、
Figure 2020190765000015
で置換されている、項11に記載の化合物。
[項13]
式中、R12はORである、項1から項10のいずれか1項に記載の化合物。
[項14]
式中、Rは水素である、項13に記載の化合物。
[項15]
式中、Rはアルコキシアルキルである、項13に記載の化合物。
[項16]
式中、Rは、
Figure 2020190765000016
で置換されたアルキルである、項15に記載の化合物。
[項17]
式中、Rはアシルである、項15に記載の化合物。
[項18]
式中、R11及びR12は結合して、炭素環または複素環、例えば、5員環、6員環、または7員環の炭素環または複素環などを形成する、項1から項4のいずれか1項に記載の化合物。
[項19]
式中、前記炭素環または前記複素環は、ヒドロキシル、アルキル(例えば、メチル)、またはアルケニル(例えば、ビニル)で置換されている、項18に記載の化合物。
[項20]
式Ia、Ib、Ic、もしくはIdの化合物、
Figure 2020190765000017
である項1から項3のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
Xは、O、S、またはNHであり、
Zはアリールまたはヘテロアリールであり、
は水素またはアルキルであり、
2a及びR2bはそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、CN、及びNOから独立して選択され、
は、水素、アルキル、またはアシルであり、
はアルコキシであり、
はアルキルであり、
nは0~3である、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項21]
式中、R2aまたはR2bのいずれかは、アルキル、ハロ、CN、及びNOから選択される、項1から項20のいずれか1項に記載の化合物。
[項22]
式(IIa)もしくは式(IIb)の化合物、
Figure 2020190765000018
である項20または項21に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
のそれぞれの例は、アルキル、アルコキシ、OH、CN、NO、ハロ、アルケニル、アルキニル、アラルキルオキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールから独立して選択される、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項23]
式中、Rは、ヘテロシクリル(例えば、窒素含有ヘテロシクリル、例えば、モルホリニル、ピペリジニル、ピロロジニル、または、N-メチルピペラジニルなどのピペラジニルなど)で置換されたアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である、項22に記載の化合物。
[項24]
式中、Rは、アミノ(例えば、ジメチルアミノ)で置換されたアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である、項22に記載の化合物。
[項25]
式中、Rは、式A、
Figure 2020190765000019
で表され、
式中、
13a及びR13bがそれぞれ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールから独立して選択されるか、または、R13a及びR13bが結合してヘテロシクリルを形成するかであり、
yは0~3である、
項20から項24のいずれか1項に記載の化合物。
[項26]
式中、Rは、ヒドロキシルで置換されたアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である、項22に記載の化合物。
[項27]
式中、RはS配置である、項20から項26のいずれか1項に記載の化合物。
[項28]
式中、RはR配置である、項20から項26のいずれか1項に記載の化合物。
[項29]
式中、Rは水素である、項1から項28のいずれか1項に記載の化合物。
[項30]
式中、Rはアシルである、項1から項28のいずれか1項に記載の化合物。
[項31]
式中、Rはアルキルアシルである、項30に記載の化合物。
[項32]
式中、Rはアルキルオキシアシルである、項30に記載の化合物。
[項33]
式中、Rはアシルオキシアルキルである、項30に記載の化合物。
[項34]
式中、R
Figure 2020190765000020
であり、
はアルキルである、
項30に記載の化合物。
[項35]
式中、Zは、2-フルオロ-3-クロロフェニル、2-フルオロフェニル、2,3-ジフルオロフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2,5-ジフルオロフェニル、2,6-ジフルオロフェニル、2,4,6-トリフルオロフェニル、ペンタフルオロフェニル、2-フルオロ-3-ブロモフェニル、2-フルオロ-3-エチニルフェニル、及び2-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニルである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項36]
式中、Zは3-エチニルフェニルである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項37]
式中、Zは3-クロロ-4-((3-フルオロベンジル)オキシ)ベンゼンである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項38]
式中、Zは3-クロロ-2-(トリフルオロメチル)フェニルである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項39]
式中、Zは2-フルオロ-3-ブロモフェニルである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項40]
式中、Zは2-フルオロ-5-ブロモフェニルである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項41]
式中、Zは2,6-ジフルオロ-5-ブロモフェニルである、項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項42]
式中、
Zは、
Figure 2020190765000021
から選択される1つのRで置換されており、
及びR10は、アルキルから独立して選択される、
項1から項34のいずれか1項に記載の化合物。
[項43]
式(IIIa)の化合物、
Figure 2020190765000022
である項1から項34のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
それぞれのRは、フルオロ、クロロ、またはブロモから独立して選択される、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項44]
式(IIIb)の化合物、
Figure 2020190765000023
である項1から項34のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
それぞれのRは、フルオロ、クロロ、またはブロモから独立して選択される、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項45]
式(IIIc)の化合物、
Figure 2020190765000024
、である項1から項34のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
それぞれのRは、フルオロ、クロロ、またはブロモから独立して選択される、
前記化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項46]
式中、R2aは水素である、項1から項45のいずれか1項に記載の化合物。
[項47]
式中、R2aはハロ(例えば、フルオロ)である、項1から項45のいずれか1項に記載の化合物。
[項48]
式中、R2bは水素である、項1から項47のいずれか1項に記載の化合物。
[項49]
式中、R2bはハロ(例えば、フルオロ)である、項1から項47のいずれか1項に記載の化合物。
[項50]
Figure 2020190765000025
、である、項1から項49のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項51]
Figure 2020190765000026
Figure 2020190765000027
、である、項1から項49のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項52]
Figure 2020190765000028
、である、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項53]
Figure 2020190765000029
、である、項1から項49のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[項54]
先行項のいずれか1項に記載の化合物及び薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
[項55]
項1から項54のいずれか1項に記載の化合物または組成物を対象に投与することを含む、EGFRまたはそのバリアント、例えば、ΔEGFR、EGFR細胞外変異体、EGFR A289、EGFR T263、及び/またはEGFR活性化変異体、例えば、ex19欠失などを阻害するための方法。
[項56]
項1から項54のいずれか1項に記載の化合物または組成物をがんの治療を必要とする対象に投与することを含む、がんを治療するための方法。
[項57]
前記がんは、膀胱癌、骨癌、脳癌、乳癌、心臓癌、子宮頸癌、結腸癌、結腸直腸癌、食道癌、線維肉腫、胃癌、胃腸癌、頭、脊椎、及び頸部の癌、カポジ肉腫、腎臓癌、白血病、肝臓癌、リンパ腫、黒色腫、多発性骨髄腫、膵臓癌、陰茎癌、精巣胚細胞癌、胸腺腫癌、胸腺癌、肺癌、卵巣癌、または前立腺癌である、項56に記載の方法。
[項58]
前記がんは、神経膠腫、星状細胞腫、または膠芽腫である、項57に記載の方法。
[項59]
対象におけるがんを治療するための方法であって、グルコース代謝阻害剤及び追加の薬剤を前記対象に投与することを含み、前記グルコース代謝阻害剤は項1から項53のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であり、前記追加の薬剤は細胞質p53安定化剤である、前記方法。
[項60]
前記がんは、膀胱癌、骨癌、脳癌、乳癌、心臓癌、子宮頸癌、結腸癌、結腸直腸癌、食道癌、線維肉腫、胃癌、胃腸癌、頭、脊椎、及び頸部の癌、カポジ肉腫、腎臓癌、白血病、肝臓癌、リンパ腫、黒色腫、多発性骨髄腫、膵臓癌、陰茎癌、精巣胚細胞癌、胸腺腫癌、胸腺癌、肺癌、卵巣癌、または前立腺癌である、項59に記載の方法。
[項61]
前記がんは、多形膠芽腫、神経膠腫、低悪性度星状細胞腫、混合乏突起星状細胞腫、毛様性星状細胞腫、多形性黄色星状膠細胞腫、上衣下巨細胞性星状細胞腫、退形成星状細胞腫、CNSがん、非CNSがん、もしくはCNS転移、または肺癌である、項59に記載の方法。
[項62]
前記がんは、神経膠腫、星状細胞腫、または膠芽腫である、項59に記載の方法。
[項63]
がん細胞増殖を抑制する、項55から項62のいずれか1項に記載の方法。
[項64]
前記対象は、グルコース代謝阻害剤の影響を受けやすいがんを有することが確認されている、項59から項63のいずれか1項に記載の方法。
[項65]
前記対象は、
a.前記対象から第1の血液試料を得ること、
b.前記対象にケトン誘発食を実施すること、
c.一定期間ケトン誘発食を実施した後に前記対象から第2の血液試料を得ること、
d.前記第1の血液試料中及び前記第2の血液試料中におけるグルコースレベルを測定すること、
e.前記第2の血液試料中における前記グルコースレベルを、前記第1の血液試料中における前記グルコースレベルと比較すること、及び
f.前記第2の血液試料中における前記グルコースレベルが前記第1の血液試料中におけるグルコースレベルと比較して低下した場合に、前記対象が影響を受けやすいことを確認すること、
を含む方法により、前記グルコース代謝阻害剤の影響を受けやすいことが確認されている、項64に記載の方法。
[項66]
前記第2の血液試料と対照血液試料の間の前記グルコースレベルの低下は、約0.15mMまたは0.15mM超である、項65に記載の方法。
[項67]
前記第2の血液試料と対照血液試料の間の前記グルコースレベルの低下は、約0.20mMまたは0.20mM超である、項65に記載の方法。
[項68]
前記第2の血液試料と対照血液試料の間の前記グルコースレベルの低下は、0.15mM~2.0mMの範囲である、項65に記載の方法。
[項69]
前記第2の血液試料と対照血液試料の間の前記グルコースレベルの低下は、0.25mM~1.0mMの範囲である、項65に記載の方法。
[項70]
前記細胞質p53安定化剤はMDM2阻害剤である、項59から項69のいずれか1項に記載の方法。
[項71]
前記MDM2阻害剤はヌトリンである、項70に記載の方法。
[項72]
前記MDM2阻害剤はヌトリン-3またはイダサヌトリンである、項70に記載の方法。
[項73]
前記対象は、50mg~1600mgのイダサヌトリンを投与される、項72に記載の方法。
[項74]
前記対象は、100mgのイダサヌトリンを投与される、項72または項73に記載の方法。
[項75]
前記対象は、150mgのイダサヌトリンを投与される、項72または項73に記載の方法。
[項76]
前記対象は、300mgのイダサヌトリンを投与される、項72または項73に記載の方法。
[項77]
前記対象は、400mgのイダサヌトリンを投与される、項72または項73に記載の方法。
[項78]
前記対象は、600mgのイダサヌトリンを投与される、項72または項73に記載の方法。
[項79]
前記対象は、1600mgのイダサヌトリンを投与される、項72または項73に記載の方法。
[項80]
前記MDM2阻害剤は、RO5045337、RO5503781、RO6839921、SAR405838、DS-3032、DS-3032b、またはAMG-232である、項70に記載の方法。
[項81]
前記細胞質p53安定化剤はBCL-2阻害剤である、項59から項70のいずれか1項に記載の方法。
[項82]
前記BCL-2阻害剤は、アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドG3139、mRNAアンタゴニストSPC2996、ベネトクラックス(ABT-199)、GDC-0199、オバトクラックス、パクリタキセル、ナビトクラックス(ABT-263)、ABT-737、NU-0129、S 055746、またはAPG-1252である、項81に記載の方法。
[項83]
前記細胞質p53安定化剤はBcl-xL阻害剤である、項59から項70のいずれか1項に記載の方法。
[項84]
前記Bcl-xL阻害剤は、WEHI 539、ABT-263、ABT-199、ABT-737、サブトクラックス、AT101、TW-37、APG-1252、またはガンボギン酸である、項83に記載の方法。
[項85]
前記グルコース代謝阻害剤及び前記細胞質p53安定化剤は同一の組成物で投与される、項59から項84のいずれか1項に記載の方法。
[項86]
前記グルコース代謝阻害剤及び前記細胞質p53安定化剤は別々の組成物で投与される、項59から項84のいずれか1項に記載の方法。
[項87]
前記がんは再発性または難治性である、項55から項86のいずれか1項に記載の方法。
[項88]
前記がんは未治療である、項55から項87のいずれか1項に記載の方法。
[項89]
別の治療薬の投与を更に含む、項59から項88のいずれか1項に記載の方法。
[項90]
グルコース代謝阻害剤及び細胞質p53安定化剤を含む医薬組成物であって、前記グルコース代謝阻害剤は項1から項53のいずれか1項に記載の化合物である、前記医薬組成物。
[項91]
前記細胞質p53安定化剤はMDM2阻害剤である、項90に記載の医薬組成物。
[項92]
前記MDM2阻害剤はヌトリンである、項91に記載の医薬組成物。
[項93]
前記MDM2阻害剤はヌトリン-3またはイダサヌトリンである、項91または項92に記載の医薬組成物。
[項94]
前記MDM2阻害剤は、RO5045337、RO5503781、RO6839921、SAR405838、DS-3032、DS-3032b、またはAMG-232である、項91に記載の医薬組成物。
[項95]
前記細胞質p53安定化剤はBCL-2阻害剤である、項90に記載の医薬組成物。
[項96]
前記BCL-2阻害剤は、アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドG3139、mRNAアンタゴニストSPC2996、ベネトクラックス(ABT-199)、GDC-0199、オバトクラックス、パクリタキセル、ナビトクラックス(ABT-263)、ABT-737、NU-0129、S 055746、またはAPG-1252である、項95に記載の医薬組成物。
[項97]
前記細胞質p53安定化剤はBcl-xL阻害剤である、項90に記載の医薬組成物。
[項98]
前記Bcl-xL阻害剤は、WEHI 539、ABT-263、ABT-199、ABT-737、サブトクラックス、AT101、TW-37、APG-1252、またはガンボギン酸である、項97に記載の医薬組成物。
[項99]
スキーム1またはスキーム2、
Figure 2020190765000030
Figure 2020190765000031
により、項1から項52のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を作製するための方法であって、
式中、
Xは、O、S、またはNHであり、
Zはアリールまたはヘテロアリールであり、
はアルキルであり、
2a及びR2bはそれぞれ、水素、アルキル、ハロ、CN、及びNOから独立して選択され、
は、水素、アルキル、またはアシルであり、
はアルコキシであり、
はアルキルであり、
21は、脱離基、例えば、ハロアルキルまたはスルホニルアルキルで置換されたアルキルであり、
Bは塩基であり、
Nuは、窒素含有複素環(例えば、少なくとも1つのN-H結合を有する)、アミノアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、
Svは溶媒であり、
nは0~3である、
前記方法。
[項100]
式中、R21はスルホニルアルキル(例えば、CHS(O)OCH-)である、項99に記載の方法。
[項101]
式中、Bは窒素塩基(例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミン)である、項99または項100に記載の方法。
[項102]
式中、Nuは、少なくとも1つのN-H結合を有する複素環(例えば、モルホリン、N-メチルピペラジン、ピペリジン、またはピロリジン)である、項99から項101のいずれか1項に記載の方法。
[項103]
式中、Nuはアミノアルキル(例えば、ジメチルアミン)である、項99から項102のいずれか1項に記載の方法。
[項104]
式中、溶媒は非プロトン性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)である、項99から項103のいずれか1項に記載の方法。
[項105]
スキーム3またはスキーム4、
Figure 2020190765000032
Figure 2020190765000033
による工程を更に含む項99から項104のいずれか1項に記載の方法であって、
式中、
22はアルキルまたはヒドロキシアルキルであり、
23a及びR23bはそれぞれアルキルであり、
24はアミノアリールまたはアミノヘテロアリールであり、
Svは酸である、
前記方法。
[項106]
式中、R22はヒドロキシアルキルである、項105に記載の方法。
[項107]
式中、R23a及びR23bはそれぞれメチルである、項105または項106に記載の方法。
[項108]
式中、R24はアミノアリールである、項105から項107のいずれか1項に記載の方法。
[項109]
式中、R24はアミノヘテロアリールである、項105から項107のいずれか1項に記載の方法。
[項110]
式中、Svはアルキル酸(例えば、酢酸)である、項105から項109のいずれか1項に記載の方法。
[項111]
前記工程は、115~150℃の範囲の温度で実施される、項105から項110のいずれか1項に記載の方法。
[項112]
前記工程は、125~130℃の範囲の温度で実施される、項111に記載の方法。
[項113]
前記工程は、塩基、例えば、水酸化アンモニウムなどを用いた処理を更に含む、項105から項112のいずれか1項に記載の方法。
[項114]
精製工程を更に含む、項99から項113のいずれか1項に記載の方法。
[項115]
前記精製工程は、カラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、または高速液体クロマトグラフィーを含む、項114に記載の方法。

Claims (15)

  1. 下記:
    Figure 2020190765000001
    Figure 2020190765000002
    からなる群から選択される化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. 化合物が、
    Figure 2020190765000003
    である、請求項1に記載の化合物。
  3. 化合物が、
    Figure 2020190765000004
    である、請求項1に記載の化合物。
  4. 化合物が、
    Figure 2020190765000005
    である、請求項1に記載の化合物。
  5. 化合物が、
    Figure 2020190765000006
    である、請求項1に記載の化合物。
  6. 化合物が、
    Figure 2020190765000007
    である、請求項1に記載の化合物。
  7. 化合物が、
    Figure 2020190765000008
    である、請求項1に記載の化合物。
  8. 化合物が、
    Figure 2020190765000009
    である、請求項1に記載の化合物。
  9. 化合物が、
    Figure 2020190765000010
    である、請求項1に記載の化合物。
  10. 化合物が、
    Figure 2020190765000011
    である、請求項1に記載の化合物。
  11. 化合物が、
    Figure 2020190765000012
    である、請求項1に記載の化合物。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
  13. 請求項1~11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含むがんを治療するための医薬であって、前記がんが、脳癌、肺癌、ならびに頭、脊椎、及び頸部の癌から選択される、前記医薬。
  14. 前記がんが、神経膠腫、星状細胞腫、または膠芽腫である、請求項13に記載の医薬。
  15. がんを治療するための医薬の製造のための、請求項1~11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
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