JPWO2013114812A1 - 撮像レンズおよび撮像レンズを備えた撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全長の短縮化および高解像化を実現した撮像レンズおよびこの撮像レンズを備えた撮像装置を実現する。【解決手段】第1レンズ(L1)の物体側の面から結像面までの光軸上の長さが10mm以下である撮像レンズであって、物体側から順に、正の屈折力を有し、かつ、物体側に凸面を向けた第1レンズ(L1)と、負の屈折力を有する第2レンズ(L2)と、正の屈折力を有する第3レンズ(L3)と、負の屈折力を有する第4レンズ(L4)と、正の屈折力を有する第5レンズ(L5)と、像側の面が光軸近傍で像側に凹形状であり、かつ、周辺部で凸形状である第6レンズ(L6)と、から構成される6個のレンズからなり、第3レンズ(L3)の像側の面より物体側に配置された開口絞り(St)を備えた。【選択図】図1
Description
本発明は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子上に被写体の光学像を結像させる固定焦点の撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して撮影を行うデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話機および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)、スマートフォン、携帯型ゲーム機等の撮像装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータの一般家庭等への普及に伴い、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力することができるデジタルスチルカメラが急速に普及している。また、携帯電話、スマートフォンに画像入力用のカメラモジュールが搭載されることも多くなっている。このような撮像機能を有する機器には、CCDやCMOSなどの撮像素子が用いられている。近年、これらの撮像素子のコンパクト化が進み、撮像機器全体ならびにそれに搭載される撮像レンズにも、コンパクト性が要求されている。また同時に、撮像素子の高画素化も進んでおり、撮像レンズの高解像、高性能化が要求されている。例えば5メガピクセル以上、よりさらに好適には8メガピクセル以上の高画素に対応した性能が要求されている。
このような要求に対しては、例えば全長の短縮化および高解像化を図るためにレンズ枚数が比較的多い5枚または6枚構成とすることが考えられる(特許文献1乃至3参照)。
一方で、特に携帯端末に用いられるようなレンズ全長が比較的短い撮像レンズに対して、上述したような撮像素子の高画素化に伴い、撮像素子の画素サイズの小型化が進んでいる。このため、高性能でありながら、小型の撮像素子にも対応可能なFナンバーの小さい撮像レンズの実現が求められている。
上記要求に応えるために、上記特許文献1乃至2に記載の5枚構成のレンズは、さらに球面収差または軸上色収差をさらに良好に補正することが求められる。また、上記特許文献3に記載の6枚構成の撮像レンズは、Fナンバーをより小さくし、かつ、全長をさらに短縮化することが求められる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、全長の短縮化を図りつつ、Fナンバーが小さく、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を実現することができる撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して高解像の撮像画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有し、かつ、物体側に凸面を向けた第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、正の屈折力を有する第5レンズと、像側の面が光軸近傍で像側に凹形状であり、かつ、周辺部で凸形状である第6レンズと、から構成される実質的に6個のレンズからなり、第3レンズの像側の面より物体側に配置された開口絞りを備え、第1レンズの物体側の面から結像面までの光軸上の長さが10mm以下であることを特徴とする。
本発明の撮像レンズによれば、全体として6枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化し、特に第1レンズと第6レンズの形状を好適に構成したので、全長を短縮化しながらも、Fナンバーが小さく、高解像性能を有するレンズ系を実現することができる。
なお、上記第1レンズの物体側の面から結像面までの光軸上の長さ(レンズ全長)についてバックフォーカス分は空気換算した値を用いるものとする。例えば、最も像側のレンズと結像面との間にフィルタやカバーガラス等の屈折力を持たない部材が挿入されているときは、この部材の厚みを空気換算して算出するものとする。
なお、上記本発明の撮像レンズにおいて、「実質的に6個のレンズからなり、」とは、本発明の撮像レンズが、6個のレンズ以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含むことを意味する。
本発明の撮像レンズにおいて、さらに、次の好ましい構成を採用して満足することで、光学性能をより良好なものとすることができる。
本発明の撮像レンズにおいて、第6レンズは負の屈折力を有するものであることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいて、第2レンズは像側に凹面を向けたものであることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいて、第5レンズは像側に凸面を向けたものであることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいて、開口絞りは、第1レンズの像側の面より物体側に配置されたものであることが好ましい。
本発明の撮像レンズは、以下の条件式(1)から(6)および(8)〜(9−1)のいずれかを満足することが好ましい。なお、好ましい態様としては、条件式(1)から(6)および(8)〜(9−1)のいずれか一つを満たすものでもよく、あるいは任意の組合せを満たすものでもよい。
νd2<35 ・・・・・・(1)
νd2<30 ・・・・・・(1−1)
νd4<35 ・・・・・・(2)
νd4<30 ・・・・・・(2−1)
1/f2<1/f4 ・・・・・・(3)
1/f6<1/f4 ・・・・・・(4)
1/f3<1/f1 ・・・・・・(5)
1/f1<1/f5 ・・・・・・(6)
−1.0<(1−Nd2)/R5<0・・・(8)
−0.3<(1−Nd2)/R5<−0.05・・・(8−1)
0<(1―Nd5)/R11<1.0・・・(9)
0.05<(1−Nd5)/R11<0.4・・・(9−1)
ただし、
νd2:第2レンズのd線に関するアッベ数
νd4:第4レンズのd線に関するアッベ数
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f5:第5レンズの焦点距離
f6:第6レンズの焦点距離
Nd2:第2レンズのd線に対する屈折率
Nd5:第5レンズのd線に対する屈折率
R5:第2レンズの像側の曲率半径
R11:第5レンズの像側の曲率半径
とする。
νd2<35 ・・・・・・(1)
νd2<30 ・・・・・・(1−1)
νd4<35 ・・・・・・(2)
νd4<30 ・・・・・・(2−1)
1/f2<1/f4 ・・・・・・(3)
1/f6<1/f4 ・・・・・・(4)
1/f3<1/f1 ・・・・・・(5)
1/f1<1/f5 ・・・・・・(6)
−1.0<(1−Nd2)/R5<0・・・(8)
−0.3<(1−Nd2)/R5<−0.05・・・(8−1)
0<(1―Nd5)/R11<1.0・・・(9)
0.05<(1−Nd5)/R11<0.4・・・(9−1)
ただし、
νd2:第2レンズのd線に関するアッベ数
νd4:第4レンズのd線に関するアッベ数
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f5:第5レンズの焦点距離
f6:第6レンズの焦点距離
Nd2:第2レンズのd線に対する屈折率
Nd5:第5レンズのd線に対する屈折率
R5:第2レンズの像側の曲率半径
R11:第5レンズの像側の曲率半径
とする。
本発明による撮像装置は、本発明の撮像レンズを備えたものである。
本発明による撮像装置では、本発明の撮像レンズによって得られた高解像の光学像に基づいて高解像の撮像信号を得ることができる。
本発明の撮像レンズによれば、全体として6枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化し、特に第1レンズと第6レンズの形状を好適に構成したので、全長を短縮化しながらも、Fナンバーが小さく、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
また、本発明の撮像装置によれば、上記本発明の高い結像性能を有する撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、高解像の撮影画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(表1、表10)のレンズ構成に対応している。同様にして、後述の第2乃至第9の数値実施例(表2〜表9および表11〜表18)のレンズ構成に対応する第2乃至第9の構成例の断面構成を、図2〜図9に示す。図1〜図9において、符号Riは、最も物体側のレンズ要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じであるため、以下では、図1に示した撮像レンズの構成例を基本にして説明し、必要に応じて図2〜図9の構成例についても説明する。
本発明の実施の形態に係る撮像レンズLは、CCDやCMOS等の撮像素子を用いた各種撮像機器、特に、比較的小型の携帯端末機器、例えばデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、スマートフォン、およびPDA等に用いて好適なものである。この撮像レンズLは、光軸Z1に沿って、物体側から順に、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6とを備えている。
図20に、本発明の実施の形態にかかる撮像装置1である携帯電話端末の概観図を示す。本発明の実施の形態に係る撮像装置1は、本実施の形態に係る撮像レンズLと、この撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100(図1参照)とを備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズLの結像面(撮像面)に配置される。
図21に、本発明の実施の形態にかかる撮像装置501であるスマートフォンの概観図を示す。本発明の実施の形態に係る撮像装置501は、本実施の形態に係る撮像レンズLと、この撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100(図1参照)とを有するカメラ部541を備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズLの結像面(撮像面)に配置される。
第6レンズL6と撮像素子100との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材CGが配置されていても良い。例えば撮像面保護用のカバーガラスや赤外線カットフィルタなどの平板状の光学部材が配置されていても良い。この場合、光学部材CGとして例えば平板状のカバーガラスに、赤外線カットフィルタやNDフィルタ等のフィルタ効果のあるコートが施されたものを使用しても良い。
また、光学部材CGを用いずに、第6レンズL6にコートを施す等して光学部材CGと同等の効果を持たせるようにしても良い。これにより、部品点数の削減と全長の短縮を図ることができる。
この撮像レンズLはまた、第3レンズL3の像側の面より物体側に配置された開口絞りStを備えている。このように、開口絞りを第3レンズの像側の面よりも物体側に配置したことにより、特に結像領域の周辺部において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができる。
さらに、開口絞りStは、光軸方向において第1レンズL1の像側の面より物体側に配置されることが好ましい。開口絞りStを第1レンズL1の像側の面より物体側に配置することにより、より好適に光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなることを抑制することができ、より高い光学性能を実現することができる。
この撮像レンズLにおいて、第1レンズL1は光軸近傍において正の屈折力を有している。第1レンズL1は、光軸近傍において物体側に凸面を向けている。このように、第1レンズL1を物体側に凸面を向けたものとすることにより、最終形態での全長を短縮化できる。
第2レンズL2は、光軸近傍において負の屈折力を有している。また、第2レンズL2は、光軸近傍において像側に凹面を向けていることが好ましい。第2レンズを像側に凸面を向けたものとした場合よりも、物体側の面の負のパワーとのバランスを良好に維持できるため、高次の球面収差の発生を抑制しやすい。さらに、第2レンズL2が光軸近傍において像側に凹面を向けたメニスカス形状とされることがより好ましい。第2レンズが光軸近傍において像側に凹面を向けたメニスカス形状である場合には、さらに好適に全長の短縮化を実現することができる。
第3レンズL3は、光軸近傍において正の屈折力を有している。
第4レンズL4は、光軸近傍において負の屈折力を有している。
第5レンズL5は、光軸近傍において正の屈折力を有している。また、第5レンズL5は、光軸近傍において像側に凸面を向けたものであることが好ましい。第5レンズL5が像側に凸面を向けたものとした場合には、非点収差を良好に補正できる。さらに、第5レンズL5が両凸形状である場合には、さらに好適に全長の短縮化を実現することができる。
また、後述するようにこの撮像レンズLは、第6レンズL6の像側の面を光軸近傍で像側に凹形状であり、かつ、周辺部で凸形状としている。この第6レンズL6の形状に対応するように、第5レンズL5の形状を適切にすることにより、全長の短縮化により生ずる像面湾曲および/または歪曲収差の増大をさらに効果的に抑制し、特に像面湾曲を良好に補正することができる。第5レンズL5の凸のパワーを有する部分に光軸方向に対応する第6レンズL6の部分は凹,第5レンズL5の凹形状を有する部分に光軸方向に対応する第6レンズL6の部分は凸形状となることが望ましい。
第6レンズL6は、上述したように像側の面が光軸近傍で像側に凹形状であり、かつ、周辺部で凸形状を有している。このため、全長の短縮化を図りつつ、全長の短縮化により生ずる像面湾曲および/または歪曲収差の増大を抑制し、諸収差を良好に補正することができる。さらに、第6レンズL6の像側面の上記形状により、特に結像領域の周辺部において、光学系を通過する光線の結像面(撮像素子)への入射角が大きくなるのを抑制することができる。なお、ここでいう周辺部は、最大有効半径の略5割から7割より半径方向外側を意味する。
また、第6レンズL6は、負の屈折力を有することが好ましい。第1レンズL1から第5レンズL5までを1つの正の光学系とみなすと、第6レンズL6を負の屈折力を有するものとした場合には、撮像レンズを全体としてテレフォト型の構成とすることができ、好適に全長を短縮化することができる。
この撮像レンズLは、上記のように、正の屈折力の第1レンズL1、負の屈折力の第2レンズL2、正の屈折力の第3レンズL3、負の屈折力の第4レンズL4、正の屈折力の第5レンズL5を備え、正レンズと負レンズを交互に配置している。このため、各正レンズで生じた球面収差を像側に隣接する負レンズにより良好に補正することができるため、従来のレンズよりも高次球面収差の発生を抑制し、球面収差を良好に補正することができる。
この撮像レンズLは、高性能化のために、第1レンズL1乃至第6レンズL6のそれぞれのレンズの少なくとも一方の面に、非球面を用いることが好適である。
また、上記撮像レンズLを構成する各レンズL1乃至L6は接合レンズでなく単レンズとすることが好ましい。各レンズL1乃至L6のいずれかを接合レンズとした場合よりも、非球面数が多いため、各レンズの設計自由度が高くなり、好適に全長の短縮化を図ることができるからである。
次に、以上のように構成された撮像レンズLの条件式に関する作用および効果をより詳細に説明する。
まず、第2レンズL2のd線に関するアッベ数νd2は、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
νd2<35 ・・・・・・(1)
条件式(1)は、第2レンズL2のd線に関するアッベ数νd2の好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(1)を満足することで、第2レンズL2を高分散の材質により構成することにより、軸上色収差の補正に有利になる。上記観点から、下記条件式(1−1)を満たすことがより好ましい。
νd2<30 ・・・・・・(1−1)
νd2<35 ・・・・・・(1)
条件式(1)は、第2レンズL2のd線に関するアッベ数νd2の好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(1)を満足することで、第2レンズL2を高分散の材質により構成することにより、軸上色収差の補正に有利になる。上記観点から、下記条件式(1−1)を満たすことがより好ましい。
νd2<30 ・・・・・・(1−1)
また、第4レンズL4のd線に関するアッベ数νd4は、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
νd4<35 ・・・・・・(2)
条件式(2)は、第4レンズL4のd線に関するアッベ数νd4の好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(2)を満足することで、第4レンズL4を高分散の材質により構成することにより、高次の軸上色収差の補正に有利になる。また、第5レンズL5および/または第6レンズL6に発生しやすい倍率色収差を良好に補正することができる。上記観点から、下記条件式(2−1)を満たすことがより好ましい。
νd4<30 ・・・・・・(2−1)
νd4<35 ・・・・・・(2)
条件式(2)は、第4レンズL4のd線に関するアッベ数νd4の好ましい数値範囲をそれぞれ規定する。条件式(2)を満足することで、第4レンズL4を高分散の材質により構成することにより、高次の軸上色収差の補正に有利になる。また、第5レンズL5および/または第6レンズL6に発生しやすい倍率色収差を良好に補正することができる。上記観点から、下記条件式(2−1)を満たすことがより好ましい。
νd4<30 ・・・・・・(2−1)
また、第2レンズL2の焦点距離f2および第4レンズL4の焦点距離f4は、以下の条件式(3)を満足する。
1/f2<1/f4 ・・・・・・(3)
条件式(3)は、第2レンズの焦点距離f2と第4レンズの焦点距離f4の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(3)を満たさない場合には、レンズ系全体に対して第4レンズL4の負の屈折力が第2レンズL2に対して強すぎて、軸上色収差と倍率色収差をバランスよく補正することが難しくなり、特に軸上色収差の補正が困難となる。このため、条件式(3)の範囲を満たすことで、諸収差を良好に補正することができる。
1/f2<1/f4 ・・・・・・(3)
条件式(3)は、第2レンズの焦点距離f2と第4レンズの焦点距離f4の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(3)を満たさない場合には、レンズ系全体に対して第4レンズL4の負の屈折力が第2レンズL2に対して強すぎて、軸上色収差と倍率色収差をバランスよく補正することが難しくなり、特に軸上色収差の補正が困難となる。このため、条件式(3)の範囲を満たすことで、諸収差を良好に補正することができる。
また、第6レンズL6の焦点距離f6および第4レンズL4の焦点距離f4は、以下の条件式(4)を満足する。
1/f6<1/f4 ・・・・・・(4)
条件式(4)は、第6レンズL6の焦点距離f6と第4レンズL4の焦点距離f4の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(4)を満たさない場合には、レンズ系全体に対して第6レンズL6の負の屈折力が第4レンズL4の負の屈折力に対して弱くなりすぎるため、像面湾曲が増大し、良好な画像性能を得ることが難しい。このため、条件式(4)の範囲を満たすことで、諸収差を良好に補正することができる。
1/f6<1/f4 ・・・・・・(4)
条件式(4)は、第6レンズL6の焦点距離f6と第4レンズL4の焦点距離f4の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(4)を満たさない場合には、レンズ系全体に対して第6レンズL6の負の屈折力が第4レンズL4の負の屈折力に対して弱くなりすぎるため、像面湾曲が増大し、良好な画像性能を得ることが難しい。このため、条件式(4)の範囲を満たすことで、諸収差を良好に補正することができる。
さらに、第6レンズの焦点距離f6と第2レンズL2の焦点距離f2および第4レンズL4の焦点距離f4は、下記式(4−1)を満たすことがより好ましい。条件式(4−1)を満たす場合には、レンズ系全体において第4レンズL4、第2レンズL2、第6レンズL6の順に負の屈折力が強いため、第2レンズL2、第4レンズL4の負の屈折力に対して第6レンズL6の負の屈折力が好適な強さとなり、軸上色収差をさらに良好に補正することができる。
1/f6<1/f2<1/f4 ・・・・・・(4−1)
1/f6<1/f2<1/f4 ・・・・・・(4−1)
また、第3レンズL3の焦点距離f3および第1レンズL1の焦点距離f1は、以下の条件式(5)を満足する。
1/f3<1/f1 ・・・・・・(5)
条件式(5)は、第1レンズL1の焦点距離f1と第3レンズL3の焦点距離f3の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(5)を満足しない場合には、第3レンズL3の正の屈折力に対して第1レンズL1の正の屈折力が強くなりすぎて、全長の短縮化が難しくなる。このため、条件式(5)の範囲を満たすことで、好適にレンズ系全体の長さを短縮化できる。
1/f3<1/f1 ・・・・・・(5)
条件式(5)は、第1レンズL1の焦点距離f1と第3レンズL3の焦点距離f3の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(5)を満足しない場合には、第3レンズL3の正の屈折力に対して第1レンズL1の正の屈折力が強くなりすぎて、全長の短縮化が難しくなる。このため、条件式(5)の範囲を満たすことで、好適にレンズ系全体の長さを短縮化できる。
また、第1レンズL1の焦点距離f1および第5レンズL5の焦点距離f5は、以下の条件式(6)を満足する。
1/f1<1/f5 ・・・・・・(6)
条件式(6)は、第1レンズL1の焦点距離f1に対する第5レンズL5の焦点距離f5の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(6)を満足しない場合には、全長の短縮化には好適であるものの像面湾曲の増大を招いてしまう。このため、条件式(6)の範囲を満たすことで、レンズ系全体の長さを短縮化しつつ像面湾曲を良好に補正することができる。
1/f1<1/f5 ・・・・・・(6)
条件式(6)は、第1レンズL1の焦点距離f1に対する第5レンズL5の焦点距離f5の好ましい数値範囲を規定するものである。条件式(6)を満足しない場合には、全長の短縮化には好適であるものの像面湾曲の増大を招いてしまう。このため、条件式(6)の範囲を満たすことで、レンズ系全体の長さを短縮化しつつ像面湾曲を良好に補正することができる。
また、最大画角における主光線の光軸に対する入射角αが下記の条件式(7)を満たすように、上記撮像レンズLの第1〜第6レンズの各構成を設定することが好ましい。
α<45 ・・・・・・(7)
条件式(7)は、最大画角の主光線の結像面に対する入射角α(CRA: Chief Ray Angle)の好ましい数値範囲を規定するものである。図10は、図1に示す撮像レンズLにおける光路を示すレンズ断面図である。図10において、無限遠の距離にある物点からの軸上光束2および最大画角の光束3の各光路と、最大画角の光束3に係る主光線CRの結像面に対する入射角αを示す。撮像素子の条件式(7)を満たすように上記撮像レンズLの第1〜第6レンズの各構成を設定した場合には、入射角αが適切な値となっているため、図1に示すような全画角2ωが65度を超えるような広角レンズを搭載した撮像装置であっても、中心画角から周辺画角まで高解像の撮影画像を得ることができる。なお、特許文献3に記載されたレンズによれば、最大画角における主光線の結像面に対する入射角αが極めて大きいものとなっている。結像面に撮像素子を配置した撮像装置においては、最大画角における主光線の結像面に対する入射角αは、撮像素子に対する光線の入射角と同じものとなるため、特許文献3に記載されたレンズに対して結像面に撮像素子を配置しても、撮像素子に対して入射角が大きすぎて、特に結像領域の周辺部において十分な解像性能を得ることができない。また、上記の観点により、下記条件式(7−1)を満たすことがより好ましい。
α<40 ・・・・・・(7−1)
α<45 ・・・・・・(7)
条件式(7)は、最大画角の主光線の結像面に対する入射角α(CRA: Chief Ray Angle)の好ましい数値範囲を規定するものである。図10は、図1に示す撮像レンズLにおける光路を示すレンズ断面図である。図10において、無限遠の距離にある物点からの軸上光束2および最大画角の光束3の各光路と、最大画角の光束3に係る主光線CRの結像面に対する入射角αを示す。撮像素子の条件式(7)を満たすように上記撮像レンズLの第1〜第6レンズの各構成を設定した場合には、入射角αが適切な値となっているため、図1に示すような全画角2ωが65度を超えるような広角レンズを搭載した撮像装置であっても、中心画角から周辺画角まで高解像の撮影画像を得ることができる。なお、特許文献3に記載されたレンズによれば、最大画角における主光線の結像面に対する入射角αが極めて大きいものとなっている。結像面に撮像素子を配置した撮像装置においては、最大画角における主光線の結像面に対する入射角αは、撮像素子に対する光線の入射角と同じものとなるため、特許文献3に記載されたレンズに対して結像面に撮像素子を配置しても、撮像素子に対して入射角が大きすぎて、特に結像領域の周辺部において十分な解像性能を得ることができない。また、上記の観点により、下記条件式(7−1)を満たすことがより好ましい。
α<40 ・・・・・・(7−1)
また、上述したように第2レンズL2は、光軸近傍において像側に凹面を向けたものであることが好ましく、この場合に下記条件式(8)を満たすことがさらに望ましい。
−1.0<(1−Nd2)/R5<0・・・(8)
条件式(8)は、第2レンズL2のd線に対する屈折率Nd2と第2レンズの像側の曲率半径R5の好ましい数値範囲を規定するものである。第2レンズL2が光軸近傍において像側に凹面を向けたものである場合に、条件式(8)を満足することにより、さらに第2レンズL2の物体側の面の負のパワーとのバランスを良好に維持できるため、高次の球面収差の発生をより好適に抑制できる。この観点から、更に下記条件式(8−1)を満たすことが好ましい。
−0.3<(1−Nd2)/R5<−0.05・・・(8−1)
−1.0<(1−Nd2)/R5<0・・・(8)
条件式(8)は、第2レンズL2のd線に対する屈折率Nd2と第2レンズの像側の曲率半径R5の好ましい数値範囲を規定するものである。第2レンズL2が光軸近傍において像側に凹面を向けたものである場合に、条件式(8)を満足することにより、さらに第2レンズL2の物体側の面の負のパワーとのバランスを良好に維持できるため、高次の球面収差の発生をより好適に抑制できる。この観点から、更に下記条件式(8−1)を満たすことが好ましい。
−0.3<(1−Nd2)/R5<−0.05・・・(8−1)
また、上述したように第5レンズL5は、光軸近傍において像側に凸面を向けたものであることが好ましく、この場合に下記条件式(9)を満たすことが望ましい。
0<(1―Nd5)/R11<1.0・・・(9)
条件式(9)は、第5レンズのd線に対する屈折率Nd5と第5レンズの像側の曲率半径R11 の好ましい数値範囲を規定するものである。第5レンズL5が光軸近傍において像側に凸面を向けたものである場合に、条件式(9)を満足することにより、さらに良好に非点収差を補正することができる。この観点から、更に下記条件式(9−1)を満たすことが好ましい。
0.05<(1−Nd5)/R11<0.4・・・(9−1)
0<(1―Nd5)/R11<1.0・・・(9)
条件式(9)は、第5レンズのd線に対する屈折率Nd5と第5レンズの像側の曲率半径R11 の好ましい数値範囲を規定するものである。第5レンズL5が光軸近傍において像側に凸面を向けたものである場合に、条件式(9)を満足することにより、さらに良好に非点収差を補正することができる。この観点から、更に下記条件式(9−1)を満たすことが好ましい。
0.05<(1−Nd5)/R11<0.4・・・(9−1)
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る撮像レンズLによれば、全体として6枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化し、特に第1レンズと第6レンズの形状を好適に構成したので、全長を短縮化しながらも、Fナンバーが小さく高解像性能を有するレンズ系を実現できる。
また、適宜好ましい条件を満足することで、より高い結像性能を実現できる。また、本実施の形態に係る撮像装置によれば、本実施の形態に係る高性能の撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、中心画角から周辺画角まで高解像の撮影画像を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
後掲の表1および表10は、図1に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に表1にはその基本的なレンズデータを示し、表10には非球面に関するデータを示す。表1に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係る撮像レンズについて、最も物体側のレンズ要素の面を1番目(開口絞りStを1番目)として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(587.56nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。また、表1には、諸データとして、全系の焦点距離f(mm)と、バックフォーカスBf(mm)と、FナンバーFno.と、全画角2ω(°)と、最大画角における主光線の結像面に対する入射角α(°)と、レンズ全長TL(mm)をそれぞれ示す。なお、上記バックフォーカスBfは空気換算した値を表し、レンズ全長TLについてバックフォーカスBf分は空気換算した値を用いるものとする。
この実施例1に係る撮像レンズは、第1レンズL1乃至第6レンズL6の両面がすべて非球面形状となっている。表1の基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍の曲率半径(近軸曲率半径)の数値を示している。
表10には実施例1の撮像レンズにおける非球面データを示す。非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数Ai,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h2)1/2}+ΣAi・hi ……(A)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数
K:非球面係数
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数
K:非球面係数
以上の実施例1の撮像レンズと同様にして、図2に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、表2および表11に示す。また同様にして、図3〜図9に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3乃至実施例9として、表3〜9および表12〜18に示す。これらの実施例1〜9に係る撮像レンズでは、第1レンズL1乃至第6レンズL6の両面がすべて非球面形状となっている。
図11(A)〜(E)はそれぞれ、実施例1の撮像レンズにおける球面収差、正弦条件違反量(図中では正弦条件と記載)、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差(倍率の色収差)図を示している。球面収差、正弦条件違反量、非点収差(像面湾曲)、ディストーション(歪曲収差)を表す各収差図には、d線(波長587.56nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図、倍率色収差図には、F線(波長486.1nm)、C線(波長656.27nm)についての収差も示す。また、球面収差図には、g線(波長435.83nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向(S)、破線はタンジェンシャル方向(T)の収差を示す。また、Fno.はFナンバーを、ωは半画角をそれぞれ示す。
同様に、実施例2の撮像レンズについての諸収差を図12(A)〜(E)に示す。同様にして、実施例3乃至実施例9の撮像レンズについての諸収差を図13(A)〜(E)乃至図19(A)〜(E)に示す。
また、表19には、本発明に係る各条件式(1)〜(6)に関する値を、各実施例1〜9についてそれぞれまとめたものを示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、全長を短縮化しながらも小さなFナンバーと高い結像性能が実現されている。
なお、本発明の撮像レンズには、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
また、上記各実施例では、すべて固定焦点で使用する前提での記載とされているが、フォーカス調整可能な構成とすることも可能である。例えばレンズ系全体を繰り出したり、一部のレンズを光軸上で動かしてオートフォーカス可能な構成とすることも可能である。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有し、かつ、物体側に凸面を向けた第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、正の屈折力を有する第5レンズと、像側の面が光軸近傍で像側に凹形状であり、かつ、周辺部で凸形状である第6レンズと、から構成される実質的に6個のレンズからなり、第3レンズの像側の面より物体側に配置された開口絞りを備え、第1レンズの物体側の面から結像面までの光軸上の長さが10mm以下であることを特徴とする。
第3レンズL3は、光軸近傍において正の屈折力を有している。また、各実施例に示すように、第3レンズL3は光軸近傍において物体側に凸面を向けていることが好ましい。
また、表19には、本発明に係る各条件式(1)〜(9)に関する値を、各実施例1〜9についてそれぞれまとめたものを示す。
Claims (18)
- 物体側から順に、
正の屈折力を有し、かつ、物体側に凸面を向けた第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、
負の屈折力を有する第4レンズと、
正の屈折力を有する第5レンズと、
像側の面が光軸近傍で像側に凹形状であり、かつ、周辺部で凸形状である第6レンズと、
から構成される実質的に6個のレンズからなり、
前記第3レンズの像側の面より物体側に配置された開口絞りを備え、
前記第1レンズの物体側の面から結像面までの光軸上の長さが10mm以下であることを特徴とする撮像レンズ。 - 前記第6レンズが負の屈折力を有するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
- 前記第2レンズが像側に凹面を向けたものであることを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
- さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3記載の撮像レンズ。
−1.0<(1−Nd2)/R5<0・・・(8)
ただし、
Nd2:第2レンズのd線に対する屈折率
R5:第2レンズの像側の曲率半径
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項4記載の撮像レンズ。
−0.3<(1−Nd2)/R5<−0.05・・・(8−1) - 前記第5レンズが像側に凸面を向けたものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の撮像レンズ。
- さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項6記載の撮像レンズ。
0<(1−Nd5)/R11<1.0・・・(9)
ただし、
Nd5:第5レンズのd線に対する屈折率
R11:第5レンズの像側の曲率半径
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項7記載の撮像レンズ。
0.05<(1−Nd5)/R11<0.4・・・(9−1) - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1/f2<1/f4 ・・・・・・(3)
ただし、
f2:前記第2レンズの焦点距離
f4:前記第4レンズの焦点距離
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1/f6<1/f4 ・・・・・・(4)
ただし、
f6:前記第6レンズの焦点距離
f4:前記第4レンズの焦点距離
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1/f3<1/f1 ・・・・・・(5)
ただし、
f1:前記第1レンズの焦点距離
f3:前記第3レンズの焦点距離
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
1/f1<1/f5 ・・・・・・(6)
ただし、
f1:前記第1レンズの焦点距離
f5:前記第5レンズの焦点距離
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項記載の撮像レンズ。
νd2<35 ・・・・・・(1)
ただし、
νd2:前記第2レンズのd線に関するアッベ数
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項13記載の撮像レンズ。
νd2<30 ・・・・・・(1−1) - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至14いずれか1項記載の撮像レンズ。
νd4<35 ・・・・・・(2)
ただし、
νd4:前記第4レンズのd線に関するアッベ数
とする。 - さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項15記載の撮像レンズ。
νd4<30 ・・・・・・(2−1) - 前記開口絞りが前記第1レンズの像側の面より物体側に配置されたものであることを特徴とする請求項1乃至16いずれか1項記載の撮像レンズ。
- 請求項1乃至17のいずれか1項に記載された撮像レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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