JPWO2011099134A1 - 風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法 - Google Patents
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Abstract
ロータヘッド4内の機器昇降作業を外部クレーンなしで容易に施工できるようにした風力発電装置1のロータヘッド内機器昇降方法を提供する。このロータヘッド内機器昇降方法は、ロータヘッド4内に予め設けたレール支持部44に仮設ウインチレール50を取り付ける工程と、仮設ウインチレール50に仮設ウインチ51を設置する工程と、ロータヘッド4に設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、ロータヘッド4内で着脱する交換機器Pを仮設ウインチ51によりメンテナンスハッチの昇降用開口43から昇降させる工程とを備えている。
Description
本発明は、風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法に関する。
風力発電装置は、風車翼を備えたロータヘッドが風力を受けて回転し、この回転を増速機により増速するなどして駆動される発電機により発電する装置である。
上述したロータヘッドは、風車用タワー(以下、「タワー」と呼ぶ)上に設置されてヨー旋回可能なナセルの端部に取り付けられ、略水平な横方向の回転軸線周りに回転可能となるように支持されている。
上述したロータヘッドは、風車用タワー(以下、「タワー」と呼ぶ)上に設置されてヨー旋回可能なナセルの端部に取り付けられ、略水平な横方向の回転軸線周りに回転可能となるように支持されている。
従来の風力発電装置において、ロータヘッド内機器の昇降・交換作業は、次のような手順で行われていた。
最初に、作業員がロータヘッド内へ入り込み、交換機器を主に人力で取り外す。この後、交換機器を人力でナセル内まで移動させ、ナセル内に設置されているウインチを用いて地上まで降下させていた。
なお、新たに取り付ける交換機器については、取り外しの作業とは逆の順序で、すなわち、地上からウインチでナセル内まで引き上げた後、人力によりナセル内からロータヘッドへ移動させて実施される。
最初に、作業員がロータヘッド内へ入り込み、交換機器を主に人力で取り外す。この後、交換機器を人力でナセル内まで移動させ、ナセル内に設置されているウインチを用いて地上まで降下させていた。
なお、新たに取り付ける交換機器については、取り外しの作業とは逆の順序で、すなわち、地上からウインチでナセル内まで引き上げた後、人力によりナセル内からロータヘッドへ移動させて実施される。
従来の風力発電装置においては、ナセル内の大型設備の昇降作業に要するコストを低減するため、ナセル内の常設ウインチにより、往復動ウインチを引き上げて使用する風車用設備の昇降方法が知られている。(たとえば、特許文献1参照)
また、下記の特許文献2には、風力発電装置の輸送方法に関する技術が開示されている。
また、下記の特許文献2には、風力発電装置の輸送方法に関する技術が開示されている。
上述したように、従来の風力発電装置においては、実質的にロータヘッド内の機器を昇降して交換する作業を人力に頼るしかないため、作業性の面で問題があった。特に、近年の風力発電装置は大型化する傾向にあるので、ロータヘッド内で交換する機器類も大型化して重量が増大しているため、昇降の作業性を改善するための対策が望まれている。
また、風力発電装置の下に外部クレーンを用意し、ロータヘッド内の機器を昇降して交換作業を実施することも可能ではあるが、高額の費用を要することから好ましくない。なお、風力発電装置の設置場所には、たとえば山の尾根など外部クレーンの搬入が極めて困難な所も多い。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロータヘッド内の機器昇降作業について、特に、重量物の機器昇降作業(工事)を外部クレーンなしで容易に施工できるようにした風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法を提供することにある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロータヘッド内の機器昇降作業について、特に、重量物の機器昇降作業(工事)を外部クレーンなしで容易に施工できるようにした風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る第1の態様は、風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に仮設ウインチレールを取り付ける工程と、前記仮設ウインチレールに仮設ウインチを設置する工程と、前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記仮設ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る第1の態様は、風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に仮設ウインチレールを取り付ける工程と、前記仮設ウインチレールに仮設ウインチを設置する工程と、前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記仮設ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とするものである。
上述した第1の態様によれば、ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に仮設ウインチレールを取り付ける工程と、仮設ウインチレールに仮設ウインチを設置する工程と、ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、ロータヘッド内で着脱する交換機器を仮設ウインチによりメンテナンスハッチの開口から昇降させる工程とを備えているので、ロータヘッド内に設置した仮設ウインチによりロータヘッド内の交換機器を昇降させて昇降作業を行うことが可能になる。
本発明に係る第2の態様は、風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に昇降滑車を備えた仮設ウインチレールを取り付ける工程と、前記ナセル内に常設されるナセル内ウインチのワイヤロープを用い、前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、前記ナセル内及び前記ロータヘッド内の適所に設置された1または複数の滑車を経由して先端部を前記昇降滑車から垂下させる工程と、前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記ナセル内ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とするものである。
上述した第2の態様によれば、ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に昇降滑車を備えた仮設ウインチレールを取り付ける工程と、ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、ナセル内に常設されるナセル内ウインチのワイヤロープを用い、ナセル内及びロータヘッド内の適所に設置された1または複数の滑車を経由して先端部を昇降滑車から垂下させる工程と、ロータヘッド内で着脱する交換機器をナセル内ウインチによりメンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えているので、ナセル内に常設されているナセルウインチを有効に利用し、ロータヘッド内の交換機器を昇降させて昇降作業を行うことが可能になる。
本発明に係る第3の態様は、風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に昇降滑車を備えた仮設ウインチレールを取り付ける工程と、前記ナセル内に仮設ウインチを設置する工程と、前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、前記仮設ウインチのワイヤロープを用い、前記ナセル内及び前記ロータヘッド内の適所に設置された1または複数の滑車を経由して先端部を前記昇降滑車から垂下させる工程と、前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記仮設ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とするものである。
上述した第3の態様によれば、ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に昇降滑車を備えた仮設ウインチレールを取り付ける工程と、ナセル内に仮設ウインチを設置する工程と、ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、仮設ウインチのワイヤロープを用い、ナセル内及びロータヘッド内の適所に設置された1または複数の滑車を経由して先端部を昇降滑車から垂下させる工程と、ロータヘッド内で着脱する交換機器を仮設ウインチによりメンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えているので、ナセル内に設置した仮設ウインチによりロータヘッド内の交換機器を昇降させて昇降作業を行うことが可能になる。
上記の各態様において、前記メンテナンスハッチは、前記ロータヘッドの頭部カプセルに形成した昇降作業専用の開口に対して、開閉可能に取り付けられていることが好ましく、これにより、昇降作業の実施がより一層容易になる。
上述した本発明によれば、ロータヘッド内に設置されている機器の昇降作業が、特に重量物の機器昇降作業が、仮設ウインチやナセル内に常設されたウインチを用いて容易に実施できるようになり、従って、外部クレーンが不要になるという顕著な効果を得られる。
以下、本発明に係る風力発電装置について、その一実施形態を図面に基づいて説明する。
図7に示す風力発電装置1は、基礎B上に立設される風車用タワー(以下では「タワー」と呼ぶ)2と、タワー2の上端に設置されるナセル3と、略水平な横方向の回転軸線周りに回転可能に支持されてナセル3の前端部側に設けられるロータヘッド4とを有している。
図7に示す風力発電装置1は、基礎B上に立設される風車用タワー(以下では「タワー」と呼ぶ)2と、タワー2の上端に設置されるナセル3と、略水平な横方向の回転軸線周りに回転可能に支持されてナセル3の前端部側に設けられるロータヘッド4とを有している。
ロータヘッド4には、その回転軸線周りに放射状にして複数枚(たとえば3枚)の風車翼5が取り付けられている。これにより、ロータヘッド4の回転軸線方向から風車翼5に当たった風の力が、ロータヘッド4を回転軸線周りに回転させる動力に変換されるようになっている。
ナセル3の外周面適所(たとえば上部等)には、周辺の風速値を測定する風速計や、風向を測定する風向計等が設置されている。
ナセル3の外周面適所(たとえば上部等)には、周辺の風速値を測定する風速計や、風向を測定する風向計等が設置されている。
すなわち、風力発電装置1は、風車翼5に風力を受けて略水平な回転軸線周りに回転するロータヘッド4がナセル3の内部に設置された発電機(不図示)を駆動して発電するとともに、ナセル3が基礎B上に立設されたタワー2の上端部に設置されてヨー旋回可能となっている。
なお、図示のタワー2は鋼製のモノポール式とされ、複数に分割したタワーセクションのフランジ(不図示)を接続することにより、必要な長さ(高さ)を確保した円筒タワーとなる。
なお、図示のタワー2は鋼製のモノポール式とされ、複数に分割したタワーセクションのフランジ(不図示)を接続することにより、必要な長さ(高さ)を確保した円筒タワーとなる。
上述した風力発電装置1においては、ナセル3やロータヘッド4の内部に種々の機器類が設置されている。ロータヘッド4の内部に設置される機器類の一例を挙げると、風車翼5のピッチ角を油圧により調整するピッチ制御機構がある。このような機器類には、定期的なメンテナンス等により交換が必要となる構成部品や消耗部品もあり、特に、作業員が簡単に持ち運びできないような重量物については、以下に説明するロータヘッド内機器昇降方法を採用することにより、外部クレーンがなくても昇降作業を実施できる。
<第1の実施形態>
本発明に係る風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法について、第1の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。
図1に示すロータヘッド4は、風車翼5が取り付けられて主軸(不図示)と連結されているロータヘッド本体41と、ロータヘッド本体41の周囲に配設されて一体に回転する頭部カプセル42とを具備して構成される。ここで、図中の符号43は昇降用開口、50は仮設ウインチレール、51は仮設ウインチ、52はワイヤロープ、Pは交換機器(部品)である。
本発明に係る風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法について、第1の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。
図1に示すロータヘッド4は、風車翼5が取り付けられて主軸(不図示)と連結されているロータヘッド本体41と、ロータヘッド本体41の周囲に配設されて一体に回転する頭部カプセル42とを具備して構成される。ここで、図中の符号43は昇降用開口、50は仮設ウインチレール、51は仮設ウインチ、52はワイヤロープ、Pは交換機器(部品)である。
本実施形態のロータヘッド内機器昇降方法は、昇降作業の開始から順に、ロータヘッド4内に予め設けたレール支持部44に仮設ウインチレール50を取り付ける工程(以下、「レール仮設工程」と呼ぶ)と、仮設ウインチレール50に仮設ウインチ51を設置する工程(以下、「ウインチ仮設工程」と呼ぶ)と、ロータヘッド4に設けられたメンテナンスハッチ45を開く工程(以下、「開口部形成工程」と呼ぶ)と、ロータヘッド4内で着脱する交換機器Pを仮設ウインチ51によりメンテナンスハッチ45の開口から昇降させる工程(以下、「昇降工程」と呼ぶ)と、を備えている。
最初のレール仮設工程では、ロータヘッド4内の所定位置に仮設ウインチレール50を取り付ける。すなわち、ロータヘッド本体41に予め設けられているレール支持部44に対し、ロータヘッド本体41内の適所に固定支持して保管されている仮設ウインチレール50を、たとえばボルト・ナット等により固定して取り付ける。好適なレール支持部44は、たとえばロータヘッド本体41の先端部41aに設けたメンテナンス用開口46の周囲、特にメンテナンス用開口46の上部周辺が望ましい。
こうして取り付けられた仮設ウインチレール50は、ロータヘッド本体41の先端部41aから前方へ向けて、頭部カプセル42の内部空間へ略水平状態に突出した状態となる。
こうして取り付けられた仮設ウインチレール50は、ロータヘッド本体41の先端部41aから前方へ向けて、頭部カプセル42の内部空間へ略水平状態に突出した状態となる。
次のウインチ仮設工程では、ロータヘッド本体41に固定支持された仮設ウインチレール50に対して、仮設ウインチ51を設置する。この仮設ウインチ51は、ロータヘッド本体41内の所定位置に予め固定支持して保管されているもの、あるいは、作業時に持ち込んだものであり、ナセル3内に常設されるウインチ(不図示)より高い能力を有していることが望ましい。
なお、この仮設ウインチ51には、たとえば適所に設けた電源に接続して駆動する電動ウインチを採用することが望ましい。
なお、この仮設ウインチ51には、たとえば適所に設けた電源に接続して駆動する電動ウインチを採用することが望ましい。
このようにして、仮設ウインチレール50及び仮設ウインチ51の設置が完了し、交換機器Pの昇降準備が整った後には開口部形成工程に移る。
開口部形成工程は、たとえば図4に示すように、ロータヘッド4の頭部カプセル42からメンテナンスハッチ45を取り外すことにより、交換機器Pの昇降用開口43を形成する工程である。
開口部形成工程は、たとえば図4に示すように、ロータヘッド4の頭部カプセル42からメンテナンスハッチ45を取り外すことにより、交換機器Pの昇降用開口43を形成する工程である。
このメンテナンスハッチ45は、頭部カプセル42の周方向へ等ピッチに複数箇所(たとえば、風車翼5と同数の3箇所)設けられているが、少なくとも1箇所設けられていればよい。すなわち、メンテナンスハッチ45は、ロータヘッド4の頭部カプセル42に形成した昇降作業専用の昇降用開口43に対して、開閉可能に取り付けられていることが望ましい。
また、メンテナンスハッチ45を開く作業は、タワー2及びナセル3の内部を通ってロータヘッド4の内部まで移動した作業員が実施するもので、ロータヘッド4の内部でメンテナンスハッチ45を内側に取り外すように構成されている。このとき、必要に応じて、上述した仮設ウインチ51を使用することができる。
こうして取り外したメンテナンスハッチ45は、以下の作業工程が終了するまで、頭部カプセル42内の適所に固定設置しておく。
なお、上述したメンテナンスハッチ45の構造は特に限定されることはなく、たとえばメンテナンスハッチ45が頭部カプセル42にヒンジを介して回動可能に支持された構造としてもよい。
なお、上述したメンテナンスハッチ45の構造は特に限定されることはなく、たとえばメンテナンスハッチ45が頭部カプセル42にヒンジを介して回動可能に支持された構造としてもよい。
こうしてロータヘッド4の頭部カプセル42に昇降用開口43を形成した後には、交換機器Pを仮設ウインチ51によりメンテナンスハッチの開口から昇降させる昇降工程となる。
この昇降工程では、ロータヘッド4内で着脱する交換機器Pが、仮設ウインチ51の駆動によりメンテナンスハッチ45を開いた昇降用開口43を通って昇降する。
この昇降工程では、ロータヘッド4内で着脱する交換機器Pが、仮設ウインチ51の駆動によりメンテナンスハッチ45を開いた昇降用開口43を通って昇降する。
具体的に説明すると、ロータヘッド本体41内に設置されている交換機器Pを取り外し、メンテナンス用開口46の近傍まで搬送する。このメンテナンス用開口46は、たとえば図3及び図4に示すように、両開きの蓋部材47により閉じられているので、この蓋部材47を取り外して交換機器Pの搬送経路を確保する。
上述した蓋部材47は、ロータヘッド本体41の内側及び外側の両方向から、ボルト等により取り外し可能な構造とされる。
すなわち、ロータヘッド本体41の外側からは蓋部材47の全体を取り外してメンテナンス用開口46を形成し、ロータヘッド本体41の内側からは蓋部材47の中央部47aを外枠部47bから取り外してメンテナンス用開口46を形成する。
すなわち、ロータヘッド本体41の外側からは蓋部材47の全体を取り外してメンテナンス用開口46を形成し、ロータヘッド本体41の内側からは蓋部材47の中央部47aを外枠部47bから取り外してメンテナンス用開口46を形成する。
この後、仮設ウインチ51を仮設ウインチレール50に沿ってメンテナンス用開口46の近傍まで移動させ、ワイヤロープ52の先端に設けたフック52aに交換機器Pを係止させて所定位置まで吊り上げる。こうして所定位置まで吊り上げられた交換機器Pは、先端部41aの壁面と干渉することなく仮設ウインチ51とともに昇降用開口43まで移動可能となる。
仮設ウインチ51が仮設ウインチレール50に沿って移動し、交換機器Pが昇降用開口43の上方位置まで移動した後には、仮設ウインチ51を駆動させることにより、ワイヤロープ52を延長して地上まで降下させる。
仮設ウインチ51が仮設ウインチレール50に沿って移動し、交換機器Pが昇降用開口43の上方位置まで移動した後には、仮設ウインチ51を駆動させることにより、ワイヤロープ52を延長して地上まで降下させる。
こうして取り外した交換機器Pを地上まで降下させた後には、吊り上げる交換機器Pがある場合はフック52aに係止させて、交換機器Pがない場合にはそのままの状態で、仮設ウインチ51を駆動させてワイヤロープ52を巻き取る。この後、仮設ウインチ51を仮設ウインチレール50に沿ってメンテナンス用開口46の近傍まで移動させ、吊り上げた交換機器Pがある場合には、交換機器Pをロータヘッド本体41の床面まで降下させる。
そして、交換機器Pは、ロータヘッド本体41内を搬送して所定位置に取り付けられる。
そして、交換機器Pは、ロータヘッド本体41内を搬送して所定位置に取り付けられる。
このようにして、交換機器Pの昇降作業が終了した後には、すなわち昇降工程が終了した後には、開口部形成工程とは反対にロータヘッド4のメンテナンスハッチ45を閉じる工程、仮設ウインチレール50から仮設ウインチ51を取り外す工程、及びレール支持部44から仮設ウインチレール50を取り外す工程を実施して、ロータヘッド4内の機器昇降作業は終了する。
上述した実施形態のロータヘッド内機器昇降方法によれば、ロータヘッド4内に設置した仮設ウインチ51によりロータヘッド4内の交換機器Pを昇降させて交換作業を行うので、外部クレーンを使用する必要はない。このため、外部クレーンを用意するコストを削減でき、しかも、風力発電装置1を設置した地形等の条件に関係なく、交換機器Pの昇降及び交換作業を容易に実施することができる。
<第2の実施形態>
本発明に係る風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法について、第2の実施形態を図5に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本発明に係る風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法について、第2の実施形態を図5に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のロータヘッド内機器昇降方法は、ロータヘッド4内に予め設けたレール支持部44に昇降滑車53を備えた仮設ウインチレール50Aを取り付ける工程(以下、「滑車付きレール仮設工程」と呼ぶ)と、ロータヘッド4に設けられたメンテナンスハッチ45を開く工程(以下、「開口部形成工程」と呼ぶ)と、ナセル3内に常設されるナセル内ウインチ31のワイヤロープ32を用い、ナセル3内及びロータヘッド4内の適所に設置された1または複数の滑車33を経由して先端部のフック32aを昇降滑車53から垂下させる工程(以下、「ワイヤロープ準備工程」と呼ぶ)と、ロータヘッド4内で着脱する交換機器Pをナセル内ウインチ31によりメンテナンスハッチ45の開口から昇降させる工程(以下、「昇降工程」と呼ぶ)とを備えている。
この実施形態において、滑車付きレール仮設工程は、上述した実施形態の仮設ウインチレール50に代えて、滑車53を備えた仮設ウインチレール50Aを使用する点が異なっている。なお、使用する仮設ウインチレール50Aが異なる以外は、上述したレール仮設工程と実質的に同じである。
また、滑車付きレール仮設工程後の開口部形成工程についても、上述した実施形態と同様である。
また、滑車付きレール仮設工程後の開口部形成工程についても、上述した実施形態と同様である。
しかし、次のワイヤロープ準備工程は、上述した実施形態で仮設ウインチ51を設置する工程の代わり実施するものであり、ナセル3の内部に常設されているナセル内ウインチ31を使用した昇降を可能にするために実施される。
この工程では、ナセル内ワイヤロープ32を引き延ばし、ナセル3の内部やロータヘッド4を構成するロータヘッド本体41の内部に設置された滑車33に掛け回し、最終的にワイヤロープ32の先端部に取り付けたフック32aを昇降滑車53から垂下させる作業が実施される。このとき、ナセル内ワイヤロープ32は、ロータヘッド本体41に設けられているアクセス用開口41bを通る。図示の構成例において、ワイヤロープ32は、ナセル3内に設置した3個の滑車33とロータヘッド本体41に設置した1個の滑車33を経由しているが、これに限定されることはなく、諸条件に応じて、適所に設置した少なくとも1個の滑車33を経由させればよい。
この工程では、ナセル内ワイヤロープ32を引き延ばし、ナセル3の内部やロータヘッド4を構成するロータヘッド本体41の内部に設置された滑車33に掛け回し、最終的にワイヤロープ32の先端部に取り付けたフック32aを昇降滑車53から垂下させる作業が実施される。このとき、ナセル内ワイヤロープ32は、ロータヘッド本体41に設けられているアクセス用開口41bを通る。図示の構成例において、ワイヤロープ32は、ナセル3内に設置した3個の滑車33とロータヘッド本体41に設置した1個の滑車33を経由しているが、これに限定されることはなく、諸条件に応じて、適所に設置した少なくとも1個の滑車33を経由させればよい。
また、ワイヤロープ準備工程後の昇降工程は、上述した実施形態の仮設ウインチ51に代えて、ナセル内ウインチ31を使用する以外は実質的に同じである。
このような実施形態のロータヘッド内機器昇降方法によれば、ナセル内ウインチ31により、滑車33及び昇降滑車53を経由するワイヤロープ32がロータヘッド4内の交換機器Pを昇降させて交換作業を行うので、外部クレーンを使用する必要はない。このため、外部クレーンを用意するコストを削減でき、しかも、風力発電装置1を設置した地形等の条件に関係なく、交換機器Pの昇降及び交換作業を容易に実施することができる。
このような実施形態のロータヘッド内機器昇降方法によれば、ナセル内ウインチ31により、滑車33及び昇降滑車53を経由するワイヤロープ32がロータヘッド4内の交換機器Pを昇降させて交換作業を行うので、外部クレーンを使用する必要はない。このため、外部クレーンを用意するコストを削減でき、しかも、風力発電装置1を設置した地形等の条件に関係なく、交換機器Pの昇降及び交換作業を容易に実施することができる。
<第3の実施形態>
本発明に係る風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法について、第3の実施形態を図6に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本発明に係る風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法について、第3の実施形態を図6に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のロータヘッド内機器昇降方法は、ロータヘッド4内に予め設けたレール支持部44に昇降滑車53を備えた仮設ウインチレール50Aを取り付ける工程(以下、「滑車付きレール仮設工程」と呼ぶ)と、ナセル3内に仮設ウインチ51Aを設置する工程(以下、「ウインチ仮設工程」と呼ぶ」と、ロータヘッド4に設けられたメンテナンスハッチ45を開く工程(以下、「開口部形成工程」と呼ぶ)と、仮設ウインチ51Aのワイヤロープ52Aを用い、ナセル3内及びロータヘッド4内の適所に設置された1または複数の滑車33を経由してワイヤロープ52Aの先端部に取り付けたフック52aを昇降滑車53から垂下させる工程(以下、「ワイヤロープ準備工程」と呼ぶ)と、ロータヘッド4内で着脱する交換機器Pを仮設ウインチ51Aによりメンテナンスハッチ45の開口から昇降させる工程(以下、「昇降工程」と呼ぶ)とを備えている。
この実施形態において、滑車付きレール仮設工程は、上述した実施形態と同様である。
次のウインチ仮設工程は、仮設ウインチ51Aをナセル3の内部に設置する点が異なっており、続く開口部形成工程については、上述した実施形態と同様である。
次のウインチ仮設工程は、仮設ウインチ51Aをナセル3の内部に設置する点が異なっており、続く開口部形成工程については、上述した実施形態と同様である。
また、ワイヤロープ準備工程については、使用するウインチがナセル内ウインチ31から仮設ウインチ51Aに変更されたことにより、滑車33及び昇降滑車53にワイヤロープ52Aを掛け廻す点が異なっている。なお、仮設ウインチ51Aの設置位置に応じて、滑車33の数や設置位置も異なっている。
また、ワイヤロープ準備工程後の昇降工程は、上述した実施形態の仮設ウインチ51及びナセル内ウインチ31に代えて、仮設ウインチ51Aを使用する以外は実質的に同じである。
このような実施形態のロータヘッド内機器昇降方法によれば、仮設ウインチ51Aにより、滑車33及び昇降滑車53を経由するワイヤロープ52Aがロータヘッド4内の交換機器Pを昇降させて交換作業を行うので、外部クレーンを使用する必要はない。たとえば、仮設ウインチ51Aは、ナセル内ウインチ31にて1tの能力を持つものを容易に引き上げて設置が可能であり、大重量機器の交換に適する。このため、外部クレーンを用意するコストを削減でき、しかも、風力発電装置1を設置した地形等の条件に関係なく、交換機器Pの昇降及び交換作業を容易に実施することができる。
このような実施形態のロータヘッド内機器昇降方法によれば、仮設ウインチ51Aにより、滑車33及び昇降滑車53を経由するワイヤロープ52Aがロータヘッド4内の交換機器Pを昇降させて交換作業を行うので、外部クレーンを使用する必要はない。たとえば、仮設ウインチ51Aは、ナセル内ウインチ31にて1tの能力を持つものを容易に引き上げて設置が可能であり、大重量機器の交換に適する。このため、外部クレーンを用意するコストを削減でき、しかも、風力発電装置1を設置した地形等の条件に関係なく、交換機器Pの昇降及び交換作業を容易に実施することができる。
このように、上述した各実施形態によれば、ロータヘッド4内に設置されている交換機器Pの昇降及び交換作業を実施する場合、特に重量物の機器交換作業を実施する場合には、仮設ウインチ51,51Aやナセル3内に常設されたナセル内ウインチ31を用いて容易に昇降作業を実施できるようになり、従って、外部クレーンが不要になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 風力発電装置
2 風車用タワー
3 ナセル
4 ロータヘッド
5 風車翼
31 ナセル内ウインチ
32,52,52A ワイヤロープ
32a,52a フック
33 滑車
41 ロータヘッド本体
41b アクセス用開口
42 頭部カプセル
43 昇降用開口
44 レール支持部
45 メンテナンスハッチ
46 メンテナンス用開口
50,50A 仮設ウインチレール
51,51A 仮設ウインチ
P 交換機器
2 風車用タワー
3 ナセル
4 ロータヘッド
5 風車翼
31 ナセル内ウインチ
32,52,52A ワイヤロープ
32a,52a フック
33 滑車
41 ロータヘッド本体
41b アクセス用開口
42 頭部カプセル
43 昇降用開口
44 レール支持部
45 メンテナンスハッチ
46 メンテナンス用開口
50,50A 仮設ウインチレール
51,51A 仮設ウインチ
P 交換機器
Claims (4)
- 風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、
前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に仮設ウインチレールを取り付ける工程と、
前記仮設ウインチレールに仮設ウインチを設置する工程と、
前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、
前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記仮設ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とする風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法。 - 風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、
前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に昇降滑車を備えた仮設ウインチレールを取り付ける工程と、
前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、
前記ナセル内に常設されるナセル内ウインチのワイヤロープを用い、前記ナセル内及び前記ロータヘッド内の適所に設置された1または複数の滑車を経由して先端部を前記昇降滑車から垂下させる工程と、
前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記ナセル内ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とする風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法。 - 風車翼に風力を受けて回転するロータヘッドがナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電し、前記ナセルが基礎上に立設されたタワーの上端部に設置されている風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法であって、
前記ロータヘッド内に予め設けたレール支持部に昇降滑車を備えた仮設ウインチレールを取り付ける工程と、
前記ナセル内に仮設ウインチを設置する工程と、
前記ロータヘッドに設けられたメンテナンスハッチを開く工程と、
前記仮設ウインチのワイヤロープを用い、前記ナセル内及び前記ロータヘッド内の適所に設置された1または複数の滑車を経由して先端部を前記昇降滑車から垂下させる工程と、
前記ロータヘッド内で着脱する交換機器を前記仮設ウインチにより前記メンテナンスハッチの開口から昇降させる工程と、を備えていることを特徴とする風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法。 - 前記メンテナンスハッチは、前記ロータヘッドの頭部カプセルに形成した昇降作業専用の開口に対して、開閉可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置のロータヘッド内機器昇降方法。
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