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JPWO2010109662A1 - 熱交換換気装置 - Google Patents

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JPWO2010109662A1
JPWO2010109662A1 JP2011505781A JP2011505781A JPWO2010109662A1 JP WO2010109662 A1 JPWO2010109662 A1 JP WO2010109662A1 JP 2011505781 A JP2011505781 A JP 2011505781A JP 2011505781 A JP2011505781 A JP 2011505781A JP WO2010109662 A1 JPWO2010109662 A1 JP WO2010109662A1
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淳一 高橋
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Abstract

給気送風機により室外側吸込口から室外空気を吸込み、熱交換器の給気熱交換通路を通して室内側吹出口から室内に給気する給気路と、排気送風機により室内側吸込口から室内空気を吸込み、前記熱交換器の排気熱交換通路を通して室外側吹出口から室外に排気する排気路と、がケーシング内に形成された熱交換換気装置において、前記ケーシングの中央に配置され、前記給気送風機又は排気送風機から吹出された空気を滞留させるとともに前記熱交換器の方向へ向ける溜り部と、該溜り部に連続し前記熱交換器に向かってベルマウス状に拡幅する出口部と、を有する吹出しチャンバーを備える。

Description

本発明は、熱交換器を介して給気と排気との間で熱交換を行なう熱交換換気装置に関するものである。
従来、直方体箱型のケーシングの上側に設置された熱交換器と、ケーシングの左側に配置された排気風路と、右側に配置された給気風路と、を備え、空気が熱交換器の片側へ集中して送風される熱交換換気装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−185213号公報
しかしながら、上記従来の熱交換換気装置は、空気が熱交換器の片側へ集中して送風され、熱交換器全体へ均等に送風されず、熱交換器の熱交換効率が低い、という問題がある。また、熱交換器の入口の風速分布が不均一となり、最高風速が速くなって運転音が高くなり、風路の圧力損失も大きい、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気を熱交換器全体へ均等に送風することができる熱交換換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、給気送風機により室外側吸込口から室外空気を吸込み、熱交換器の給気熱交換通路を通して室内側吹出口から室内に給気する給気路と、排気送風機により室内側吸込口から室内空気を吸込み、前記熱交換器の排気熱交換通路を通して室外側吹出口から室外に排気する排気路と、がケーシング内に形成された熱交換換気装置において、前記ケーシングの中央に配置され、前記給気送風機又は排気送風機から吹出された空気を滞留させるとともに前記熱交換器の方向へ向ける溜り部と、該溜り部に連続し前記熱交換器に向かってベルマウス状に拡幅する出口部と、を有する吹出しチャンバーを備えることを特徴とする。
本発明にかかる熱交換換気装置は、空気を熱交換器全体へ均等に送風することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる熱交換換気装置の実施の形態の内部を示す上面図である。 図2は、実施の形態の熱交換換気装置の内部を示す斜視図である。 図3は、実施の形態の熱交換換気装置の内部を示す図2とは異なる方向の斜視図である。 図4は、実施の形態の熱交換換気装置の給気用送風機と室外側仕切部材の分解斜視図である。 図5−1は、実施の形態の室外側仕切部材の斜視図である。 図5−2は、実施の形態の室外側仕切部材の図5−1とは異なる方向の斜視図である。 図6は、実施の形態の室外側仕切部材の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
11 熱交換器
11a 給気熱交換通路
11b 排気熱交換通路
12a 給気フィルタ
12b 排気フィルタ
13 ケーシング
13a 室外側側板
13b 室内側側板
14 室内側仕切部材
15 室外側仕切部材
15a 先端エッジ部
15b 吸気チャンバー
15c 吹出しチャンバー
15d チャンバー吹出口
15e 凹曲面
15f 一側部
15g 凸曲面
15h 溜り部
15i 出口部
15s 整流板
16 給気送風機
17 排気送風機
21 室外側吸込口
22 給気路
23 室内側吹出口
25 室内側吸込口
26 排気路
27 室外側吹出口
31 メンテナンスパネル
33 天板
90 熱交換換気装置
以下に、本発明にかかる熱交換換気装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明にかかる熱交換換気装置の実施の形態の内部を示す上面図であり、図2は、実施の形態の熱交換換気装置の内部を示す斜視図であり、図3は、実施の形態の熱交換換気装置の内部を示す図2とは異なる方向の斜視図である。
図1〜図3に示すように、実施の形態の熱交換換気装置90は、室外空気対室内空気の熱交換を行う熱交換器11が、直方体箱形に形成されたケーシング13内に設置され、同時給排気により、熱交換を行いながら室内の換気を行う。
熱交換換気装置90には、給気送風機16により室外側吸込口21から室外空気(OA:Outdoor Air)を吸込み、熱交換器11の給気熱交換通路11aを通して室内側吹出口23から室内に給気(SA:Supply Air)する給気路22と、排気送風機17により室内側吸込口25から室内空気(RA:Return Air)を吸込み、熱交換器11の排気熱交換通路11bを通して室外側吹出口27から室外に排気(EA:Exhaust Air)する排気路26と、が形成されている。給気熱交換通路11aの入口には、給気フィルタ12aが設置され、排気熱交換通路11bの入口には、排気フィルタ12bが設置されている。
ケーシング13内に、熱交換器11、室内側仕切部材14、室外側仕切部材15、給気送風機16及び排気送風機17を設置することにより、給気路22と排気路26が形成される。給気送風機16は、ケーシング13の室外側左隅に設置され、排気送風機17は、室外側右隅に設置されている。これらの機器を設置後に、ケーシング13の室外寄り(送風機設置側)を天板33でカバーし、室内寄り(熱交換器11設置側)をメンテナンスパネル31でカバーする。
四角柱状に形成された熱交換器11は、ケーシング13内の室内側側板13b寄りに、室内側側板13bと平行に、ケーシング13の略全幅に亘って設置され、四角の下側角部をケーシング13の底板に当接させ、下側角部の対角の上側角部をケーシング13の室内寄りをカバーするメンテナンスパネル31に当接させる。また、熱交換器11の室内側角部を室内側仕切部材14に当接させ、室外側角部を室外側仕切部材15の先端エッジ部15a(図5−1参照)に当接させている。
給気路22は、ケーシング13の室外側側板13aに設けられた室外側吸込口21→給気送風機16内→室外側仕切部材15の上側→給気フィルタ12a→給気熱交換通路11a→室内側仕切部材14の下側→室内側側板13bに設けられた室内側吹出口23を経由する通風路として形成される。
一方、排気路26は、ケーシング13の室内側側板13bに設けられた室内側吸込口25→室内側仕切部材14の側方→排気フィルタ12b→排気熱交換通路11b→室外側仕切部材15の下側→排気送風機17内→ケーシング13の室外側側板13aに設けられた室外側吹出口27を経由する通風路として形成される。
図4は、実施の形態の熱交換換気装置の給気用送風機と室外側仕切部材の分解斜視図であり、図5−1は、実施の形態の室外側仕切部材の斜視図であり、図5−2は、実施の形態の室外側仕切部材の図5−1とは異なる方向の斜視図である。
図4〜図5−2に示すように、室外側仕切部材15の上側には、ケーシング13の室外側左隅に配置され、給気送風機16を収容するとともに、室外側吸込口21から吸込まれた外気を給気送風機16に供給する吸気チャンバー15bと、給気送風機16から吹出された外気を熱交換器11に供給する吹出しチャンバー15cと、給気送風機16の吹出口を吹出しチャンバー15cに連通するチャンバー吹出口15dが形成されている。
吹出しチャンバー15cは、給気送風機16と排気送風機17の間のケーシング17の中央に配置され、室外側(奥部)が閉塞され、熱交換器11に向かってベルマウス状に拡幅する出口部15iを有している。チャンバー吹出口15dは、吹出しチャンバー15cの閉塞された奥部の一側部に設けられ、奥部の他側部(壁部)は凹曲面15eとなっている。吹出しチャンバー15cの出口部15i側の一側部(壁部)15fは、図5−1の左側へ拡幅し、他側部(壁部)は、奥部の凹曲面15eに滑らかに連続して図5−1の右側へ大きく拡幅する凸曲面15gとなっている。吹出しチャンバー15cの奥部は、吹出された空気の溜り部15hとなる。
チャンバー吹出口15dから吹出された空気は、吹出しチャンバー15cの奥部の凹曲面15eに当たり、奥部の溜り部15hに蓄えられるとともに、熱交換器11方向へ向けられ、風路断面積が拡大する出口部15iのベルマウス形状により動圧から静圧に変換され、熱交換器11の全長に亘り入口部の風速分布が均一化される。これにより、熱交換器11の熱交換効率を向上させることができる。また、熱交換器11の給気熱交換通路11aの風速分布が均一化されて最大風速が低下し、運転音が軽減される。
図6は、実施の形態の室外側仕切部材の変形例を示す斜視図である。変形例の室外側仕切部材15は、吹出しチャンバー15cの出口部15iに、空気の流れを整える2枚のフィン状の整流板15sを設けている。この整流板15sにより、熱交換器11の入口部の風速分布をさらに均一化することができる。
また、整流板15sを空気の流れ方向に対して直角に向けて邪魔板としても、熱交換器11の入口部の風速分布を均一化することができる。さらに、吹出しチャンバー15cの出口部15iに、パンチングメタル又はフィルターを設置してもよい。また、整流板15s、邪魔板、パンチングメタル及びフィルターのうちの複数種類を設置してもよい。
なお、以上説明した、熱交換換気装置90は、給気送風機16及び給気路22と、排気送風機17及び排気路26とを、逆にしてもよい。
以上のように、本発明にかかる熱交換換気装置は、熱交換効率が高く、低騒音の装置として有用である。

Claims (3)

  1. 給気送風機により室外側吸込口から室外空気を吸込み、熱交換器の給気熱交換通路を通して室内側吹出口から室内に給気する給気路と、排気送風機により室内側吸込口から室内空気を吸込み、前記熱交換器の排気熱交換通路を通して室外側吹出口から室外に排気する排気路と、がケーシング内に形成された熱交換換気装置において、
    前記ケーシングの中央に配置され、前記給気送風機又は排気送風機から吹出された空気を滞留させるとともに前記熱交換器の方向へ向ける溜り部と、該溜り部に連続し前記熱交換器に向かってベルマウス状に拡幅する出口部と、を有する吹出しチャンバーを備えることを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 前記吹出しチャンバーの壁部は、滑らかな連続曲面で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
  3. 前記吹出しチャンバーの出口部に、整流板、邪魔板、パンチングメタル及びフィルターのうちのいずれか一つ又は複数種類を設置したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
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