JPWO2019160057A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 下記式（１）で表される化合物又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
   

   

   ［式（１）中、Ｘは、水素原子、ハロゲン原子又は置換されていてもよい炭素数１～１０のアルキル基を表し、Ｒ^１は、置換されていてもよい炭素数１～１０のアルキル基、置換されていてもよい炭素数１～１０のアルケニル基又は置換されていてもよい炭素数６～１４のアリール基を表し、１以上の水素原子は重水素原子に置換されていてもよい。］
2. 下記式（２）で表される化合物又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、請求項１に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
   

   
3. 式（２）中の１以上の水素原子が重水素原子に置換されている、請求項２に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
4. 前記炎症性疾患が、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、強直性脊椎炎、インスリン依存性糖尿病、アジソン病、グッドパスチャー症候群、ＩｇＡ腎症、間質性腎炎、シェーグレン症候群、自己免疫性膵炎、乾癬、アトピー性皮膚炎、肺炎、慢性気管支炎、気管支喘息、全身性紅斑性狼瘡（ＳＬＥ）、強皮症又はせん妄であり、前記骨疾患が、骨粗鬆症、溶骨性骨転移又は骨パジェット病である、請求項１～３のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
5. 下記式（３）で表される化合物及びその薬理学的に許容される塩を実質的に含まない、請求項１～４のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
   

   

   ［式（３）中、Ｘは、水素原子、ハロゲン原子又は置換されていてもよい炭素数１～１０のアルキル基を表し、Ｒ^１は、置換されていてもよい炭素数１～１０のアルキル基、置換されていてもよい炭素数１～１０のアルケニル基又は置換されていてもよい炭素数６～１４のアリール基を表す。］
6. 下記式（４）で表される化合物及びその薬理学的に許容される塩を実質的に含まない、請求項５に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
   

   
7. 式（１）で表される化合物又はその薬理学的に許容される塩がＲ－ケタミンである、請求項１～６のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
8. 式（３）で表される化合物又はその薬理学的に許容される塩がＳ－ケタミンである、請求項５～７のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
9. 式（３）で表される化合物を０．１５モル％以下含む、請求項５～８のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
10. 式（３）の化合物を含まない、請求項５～８のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
11. 式（４）の化合物を０．１５モル％以下含む、請求項６～８のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
12. 式（４）の化合物を含まない、請求項６～８のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。
13. 請求項１～１２のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤と、薬理学的に許容される担体とを含有する、炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
14. 経口投与、経鼻腔投与、静脈内投与、皮下投与又は筋肉内投与用に製剤化される、請求項１３に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
15. 液剤、溶液、懸濁液、粉剤、錠剤、コーティング錠、カプセル剤、トローチ剤、クリーム剤、坐剤、ゲル剤、パッチ剤、リニメント剤又はエアロゾル剤の形態である、請求項１３に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
16. 炎症性疾患若しくは骨疾患を有する対象の治療用組成物を治療上有効量含む、請求項１３に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
17. 治療上有効量が約０．０１／人／日～約１０００ｍｇ／人／日である、請求項１６に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
18. 治療上有効量が約０．１／人／日～約５００ｍｇ／人／日である、請求項１６に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
19. 治療上有効量が約０．１／人／日～約１００ｍｇ／人／日である、請求項１６に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬組成物。
20. 対象における炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療用医薬の製造で使用するための、請求項１～１２のいずれか一項に記載の炎症性疾患若しくは骨疾患の予防又は治療剤。