JPWO2019064965A1 - 鞍乗り型車両のカバー構造 - Google Patents
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Abstract
カバー部材、及びカバー部材に覆われる車体機能部品を車両のデザインの一部とし、デザイン性を向上させるとともに、カバー部材で車体機能部品を覆う。鞍乗り型車両のカバー構造は、メインフレーム16の下方に配置されるエアクリーナー36と、エアクリーナー36を覆うカバー部材50とを備え、エアクリーナー36は、エアクリーナーボックス本体60とエアクリーナーボックス本体60の前面に前後方向の締め付けで固定される蓋部材61とを備え、蓋部材61は、後方に窪む段部を左右の側部に備え、カバー部材50は、エアクリーナー36を側方から覆うように左右一対で設けられてエアクリーナー36に取り付けられ、カバー部材50は、車幅方向内側に延びる内方延出部85を前端に備え、内方延出部85は、蓋部材61の段部に嵌められ、蓋部材と内方延出部85の前面とは面一である。
Description
本発明は、鞍乗り型車両のカバー構造に関する。
従来、ヘッドパイプから後方に延出するメインフレームと、メインフレームの下方に配置される車体機能部品としてのエアクリーナーと、エアクリーナーを覆うカバー部材とを備える鞍乗り型車両のカバー構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、カバー部材は、他の車体機能部品である燃料タンクからメインフレームを越えて下方に延び、エアクリーナーを覆う。
ところで、上記カバー構造は、車体としての一つの機能部品(燃料タンク)に設けられるカバー部材が延出して車体機能部品(エアクリーナー)を単に側方から覆う通常の構造であり、外装部品(カバー部材)で機能部品を隠し、カバー部材で外観性を持たせる通常のデザインである。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、カバー部材、及び、カバー部材に覆われる車体機能部品を車両のデザインの一部としてデザイン性を向上させるとともに、カバー部材で車体機能部品を覆うことを可能にすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、カバー部材、及び、カバー部材に覆われる車体機能部品を車両のデザインの一部としてデザイン性を向上させるとともに、カバー部材で車体機能部品を覆うことを可能にすることを目的とする。
この明細書には、2017年9月29日に出願された日本国特許出願・特願2017−191480の全ての内容が含まれる。
本発明は、ヘッドパイプ(15)から後方に延出するメインフレーム(16)と、前記メインフレーム(16)の下方に配置される車体機能部品(36)と、前記車体機能部品(36)を覆うカバー部材(50)とを備える鞍乗り型車両のカバー構造において、前記車体機能部品(36)は、筐体(60)と、前記筐体(60)の前面に前後方向の締め付けで固定される蓋部材(61)とを備え、前記蓋部材(61)は、後方に窪む段部(72)を左右の側部に備え、前記カバー部材(50)は、前記車体機能部品(36)を側方から覆うように左右一対で設けられて前記車体機能部品(36)に取り付けられ、前記カバー部材(50)は、車幅方向内側に延びる内方延出部(85)を前端に備え、前記内方延出部(85)は、前記蓋部材(61)の前記段部(72)に嵌められ、前記蓋部材(61)と前記内方延出部(85)の前面とは面一であることを特徴とする。
本発明は、ヘッドパイプ(15)から後方に延出するメインフレーム(16)と、前記メインフレーム(16)の下方に配置される車体機能部品(36)と、前記車体機能部品(36)を覆うカバー部材(50)とを備える鞍乗り型車両のカバー構造において、前記車体機能部品(36)は、筐体(60)と、前記筐体(60)の前面に前後方向の締め付けで固定される蓋部材(61)とを備え、前記蓋部材(61)は、後方に窪む段部(72)を左右の側部に備え、前記カバー部材(50)は、前記車体機能部品(36)を側方から覆うように左右一対で設けられて前記車体機能部品(36)に取り付けられ、前記カバー部材(50)は、車幅方向内側に延びる内方延出部(85)を前端に備え、前記内方延出部(85)は、前記蓋部材(61)の前記段部(72)に嵌められ、前記蓋部材(61)と前記内方延出部(85)の前面とは面一であることを特徴とする。
また、上記発明において、前記蓋部材(61)を前記筐体(60)に締結する締結部(67)は、前記段部(72)に設けられ、前記内方延出部(85)と前記蓋部材(61)との間に位置しても良い。
また、上記発明において、前記車体機能部品(36)は、エアクリーナー(36)であり、前記エアクリーナー(36)は、前記メインフレーム(16)に支持されるエンジン(10)と前記メインフレーム(16)との間に位置し、前記エアクリーナー(36)の後方には前記エンジン(10)の吸気系部品(37)が配置され、前記カバー部材(50)は、前記吸気系部品(37)を側方から覆うように前記エアクリーナー(36)よりも後方に延出しても良い。
また、上記発明において、前記車体機能部品(36)は、エアクリーナー(36)であり、前記エアクリーナー(36)は、前記メインフレーム(16)に支持されるエンジン(10)と前記メインフレーム(16)との間に位置し、前記エアクリーナー(36)の後方には前記エンジン(10)の吸気系部品(37)が配置され、前記カバー部材(50)は、前記吸気系部品(37)を側方から覆うように前記エアクリーナー(36)よりも後方に延出しても良い。
さらに、上記発明において、前記蓋部材(61)の前面において車幅方向の中央部(71)には、後方に窪む傾斜面(74)が設けられ、前記傾斜面(74)は、車両側面視では後下がりに傾斜していても良い。
また、上記発明において、前記段部(72)は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部(76)を前記蓋部材(61)の上部に備え、前記傾斜面(74)は、前記蓋部材(61)の下部に設けられても良い。
また、上記発明において、前記段部(72)は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部(76)を前記蓋部材(61)の上部に備え、前記傾斜面(74)は、前記蓋部材(61)の下部に設けられても良い。
本発明に係る鞍乗り型車両のカバー構造によれば、ヘッドパイプから後方に延出するメインフレームと、メインフレームの下方に配置される車体機能部品と、車体機能部品を覆うカバー部材とを備え、車体機能部品は、筐体と、筐体の前面に前後方向の締め付けで固定される蓋部材とを備え、蓋部材は、後方に窪む段部を左右の側部に備え、カバー部材は、車体機能部品を側方から覆うように左右一対で設けられて車体機能部品に取り付けられ、カバー部材は、車幅方向内側に延びる内方延出部を前端に備え、内方延出部は、蓋部材の段部に嵌められ、蓋部材と内方延出部の前面とは面一である。
この構成によれば、車体機能部品を側方から覆うカバー部材の内方延出部が、車体機能部品の蓋部材の段部に嵌められて蓋部材の前面と面一になるため、蓋部材とカバー部材とのデザイン上の一体感を出すことができ、メインフレームの下方に位置する車体機能部品を外観の一部とすることができ、デザイン性を向上できる。さらに、筐体に対する蓋部材の締め付け方向を内方延出部で覆うことができる。また、車体機能部品に取り付けられるカバー部材によって車体機能部品を覆うことができる。
この構成によれば、車体機能部品を側方から覆うカバー部材の内方延出部が、車体機能部品の蓋部材の段部に嵌められて蓋部材の前面と面一になるため、蓋部材とカバー部材とのデザイン上の一体感を出すことができ、メインフレームの下方に位置する車体機能部品を外観の一部とすることができ、デザイン性を向上できる。さらに、筐体に対する蓋部材の締め付け方向を内方延出部で覆うことができる。また、車体機能部品に取り付けられるカバー部材によって車体機能部品を覆うことができる。
また、上記発明において、蓋部材を筐体に締結する締結部は、段部に設けられ、内方延出部と蓋部材との間に位置しても良い。この構成によれば、締結部を内方延出部によって隠すことができ、外観性を向上できるとともに、外部から締結部にアクセスされることを防止できる。
また、上記発明において、車体機能部品は、エアクリーナーであり、エアクリーナーは、メインフレームに支持されるエンジンとメインフレームとの間に位置し、エアクリーナーの後方にはエンジンの吸気系部品が配置され、カバー部材は、吸気系部品を側方から覆うようにエアクリーナーよりも後方に延出しても良い。この構成によれば、吸気系部品をカバー部材で覆うことができ、吸気系部品を保護できるとともに外観性を向上できる。さらに、メインフレームの下方に配置される比較的ボリュームが大きなエアクリーナーの一部を、カバー部材で覆い、エアクリーナーとカバー部材によってデザイン上の一体感が出るようにし、車体機能部品(エアクリーナー)を特徴的な外観にできる。
また、上記発明において、車体機能部品は、エアクリーナーであり、エアクリーナーは、メインフレームに支持されるエンジンとメインフレームとの間に位置し、エアクリーナーの後方にはエンジンの吸気系部品が配置され、カバー部材は、吸気系部品を側方から覆うようにエアクリーナーよりも後方に延出しても良い。この構成によれば、吸気系部品をカバー部材で覆うことができ、吸気系部品を保護できるとともに外観性を向上できる。さらに、メインフレームの下方に配置される比較的ボリュームが大きなエアクリーナーの一部を、カバー部材で覆い、エアクリーナーとカバー部材によってデザイン上の一体感が出るようにし、車体機能部品(エアクリーナー)を特徴的な外観にできる。
さらに、上記発明において、蓋部材の前面において車幅方向の中央部には、後方に窪む傾斜面が設けられ、傾斜面は、車両側面視では後下がりに傾斜していても良い。この構成によれば、走行風を傾斜面に沿わせてエンジンに導くことができる。
また、上記発明において、段部は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部を蓋部材の上部に備え、傾斜面は、蓋部材の下部に設けられても良い。この構成によれば、幅広部によって、カバー部材を蓋部材に強固に取り付けできるとともに、合わせ面の形状にアクセントを持たせて外観を特徴的にでき、デザイン性を向上できる。さらに、幅広部は蓋部材の上部に設けられるため、蓋部材の下部に傾斜面を設けるスペースを確保し易い。
また、上記発明において、段部は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部を蓋部材の上部に備え、傾斜面は、蓋部材の下部に設けられても良い。この構成によれば、幅広部によって、カバー部材を蓋部材に強固に取り付けできるとともに、合わせ面の形状にアクセントを持たせて外観を特徴的にでき、デザイン性を向上できる。さらに、幅広部は蓋部材の上部に設けられるため、蓋部材の下部に傾斜面を設けるスペースを確保し易い。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含め左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられる車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられる鞍乗り型車両である。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられる車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられる鞍乗り型車両である。
図2は、車体フレームFの左側面図である。
車体フレームFは、ヘッドパイプ15と、メインフレーム16と、ピボットフレーム17と、シートフレーム18と、左右一対のサブフレーム19,19とを備える。
ヘッドパイプ15は、車体フレームFの前端に設けられ、車幅の中央に位置する。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15の後面から一本で後下がりに後方へ延びる。
ピボットフレーム17は、メインフレーム16の後端部から下方に延びる。
シートフレーム18は、メインフレーム16の後端部から上方に延出する上方延出部18aと、上方延出部18aから後方に延びる後方延出部18bとを備える。
サブフレーム19,19は、ピボットフレーム17の左右の側面からそれぞれ後上方に延びてシートフレーム18の後部に接続される。
車体フレームFは、ヘッドパイプ15と、メインフレーム16と、ピボットフレーム17と、シートフレーム18と、左右一対のサブフレーム19,19とを備える。
ヘッドパイプ15は、車体フレームFの前端に設けられ、車幅の中央に位置する。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15の後面から一本で後下がりに後方へ延びる。
ピボットフレーム17は、メインフレーム16の後端部から下方に延びる。
シートフレーム18は、メインフレーム16の後端部から上方に延出する上方延出部18aと、上方延出部18aから後方に延びる後方延出部18bとを備える。
サブフレーム19,19は、ピボットフレーム17の左右の側面からそれぞれ後上方に延びてシートフレーム18の後部に接続される。
操舵系11は、ヘッドパイプ15に軸支されるステアリングシャフト20(図4)と、ステアリングシャフト20の上端に固定されるトップブリッジ21と、ステアリングシャフト20の下端に固定されるボトムブリッジ22と、ヘッドパイプ15の左右に一対配置されてトップブリッジ21及びボトムブリッジ22に支持されるフロントフォーク23,23とを備える。
前輪2は、車軸2aを介し、フロントフォーク23,23の下端部に軸支される。乗員が前輪2の操舵に用いるハンドル24は、トップブリッジ21に取り付けられる。
前輪2は、車軸2aを介し、フロントフォーク23,23の下端部に軸支される。乗員が前輪2の操舵に用いるハンドル24は、トップブリッジ21に取り付けられる。
スイングアーム12は、ピボットフレーム17を車幅方向に貫通するピボット軸25に前端部を軸支され、ピボット軸25を中心に上下に揺動する。後輪3は、車軸3aを介し、スイングアーム12の後端部に軸支される。
スイングアーム12の後端部とシートフレーム18の後部との間には、左右一対のリアサスペンション26,26が掛け渡される。
スイングアーム12の後端部とシートフレーム18の後部との間には、左右一対のリアサスペンション26,26が掛け渡される。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸を支持するクランクケース30と、クランクケース30の前部から前方に延びるシリンダー部31とを備える。シリンダー部31は、ピストンが収容されるシリンダーブロック31aと、動弁機構が設けられるシリンダーヘッド31bとを備える。エンジン10は、シリンダー部31のシリンダー軸線Cが略水平に前後に延びるエンジンである。
クランクケース30には、変速機(不図示)が内蔵される。
エンジン10は、クランクケース30の上部が、メインフレーム16から下方に延びるエンジンハンガー32に固定される。また、クランクケース30の後部は、ピボットフレーム17に固定される。
エンジン10の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3との間に巻き掛けられるチェーン33によって後輪3に伝達される。
クランクケース30には、変速機(不図示)が内蔵される。
エンジン10は、クランクケース30の上部が、メインフレーム16から下方に延びるエンジンハンガー32に固定される。また、クランクケース30の後部は、ピボットフレーム17に固定される。
エンジン10の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3との間に巻き掛けられるチェーン33によって後輪3に伝達される。
エンジン10の排気管34は、シリンダーヘッド31bの下面の排気ポートから下方に引き出されて後方に延び、マフラー34aに接続される。
エンジン10の吸気装置35は、シリンダー部31とメインフレーム16との間に配置される。
吸気装置35は、エアクリーナー36(車体機能部品)と、シリンダーヘッド31bの上面の吸気ポートに接続されるスロットルボディ37(吸気系部品)と、エアクリーナー36とスロットルボディ37とを繋ぐコネクティングチューブ(不図示)とを備える。スロットルボディ37には、吸気装置35の吸気通路に燃料を噴射する燃料供給装置38(図4)が設けられる。
エアクリーナー36に取り入れられる空気は、スロットルボディ37で流量を調整され、エンジン10に供給される。
エンジン10の吸気装置35は、シリンダー部31とメインフレーム16との間に配置される。
吸気装置35は、エアクリーナー36(車体機能部品)と、シリンダーヘッド31bの上面の吸気ポートに接続されるスロットルボディ37(吸気系部品)と、エアクリーナー36とスロットルボディ37とを繋ぐコネクティングチューブ(不図示)とを備える。スロットルボディ37には、吸気装置35の吸気通路に燃料を噴射する燃料供給装置38(図4)が設けられる。
エアクリーナー36に取り入れられる空気は、スロットルボディ37で流量を調整され、エンジン10に供給される。
燃料タンク40は、ヘッドパイプ15とシートフレーム18との間でメインフレーム16の上方に配置され、メインフレーム16に支持される。
シート13は、燃料タンク40の後方に配置され、シートフレーム18の後方延出部18bに下方から支持される。
乗員が足を乗せるステップ41,41は、ピボットフレーム17の下端部の前方に配置される。サイドスタンド42は、ピボットフレーム17の下端部に取り付けられる。
シート13は、燃料タンク40の後方に配置され、シートフレーム18の後方延出部18bに下方から支持される。
乗員が足を乗せるステップ41,41は、ピボットフレーム17の下端部の前方に配置される。サイドスタンド42は、ピボットフレーム17の下端部に取り付けられる。
ヘッドライト43は、ヘッドパイプ15の前方に配置される。メーターユニット44は、トップブリッジ21の前方に配置される。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、ボトムブリッジ22に取り付けられる。
後輪3を上方から覆うリアフェンダー46は、車体フレームFの後部に取り付けられる。
自動二輪車1は、車体フレームFの後部を側方から覆うように配置される収納ボックス47を、シート13の下方に備える。
自動二輪車1は、エアクリーナー36を覆う左右一対のカバー部材50,50と、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー51とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、ボトムブリッジ22に取り付けられる。
後輪3を上方から覆うリアフェンダー46は、車体フレームFの後部に取り付けられる。
自動二輪車1は、車体フレームFの後部を側方から覆うように配置される収納ボックス47を、シート13の下方に備える。
自動二輪車1は、エアクリーナー36を覆う左右一対のカバー部材50,50と、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー51とを備える。
図3は、自動二輪車1の前部を左前方側から見た斜視図である。
図1及び図3を参照し、フロントフェンダー45は、左右のフロントフォーク23,23の間で車幅の中央に配置され、前輪2の前部の上方から前輪2の後端の上方まで延びる。
フロントフェンダー45は、フロントフェンダー45の後部の上面に設けられるフェンダーブラケット52を介し、ボトムブリッジ22に取り付けられる。フロントフェンダー45は、側面視において、前輪2の外周に沿うように湾曲している。
フェンダーブラケット52は、フロントフェンダー45の上面に沿ってフロントフェンダー45に取り付けられる板状のベース部52aと、ベース部52aの左右の縁部から上方に延びる腕部52b,52bとを備える。
図1及び図3を参照し、フロントフェンダー45は、左右のフロントフォーク23,23の間で車幅の中央に配置され、前輪2の前部の上方から前輪2の後端の上方まで延びる。
フロントフェンダー45は、フロントフェンダー45の後部の上面に設けられるフェンダーブラケット52を介し、ボトムブリッジ22に取り付けられる。フロントフェンダー45は、側面視において、前輪2の外周に沿うように湾曲している。
フェンダーブラケット52は、フロントフェンダー45の上面に沿ってフロントフェンダー45に取り付けられる板状のベース部52aと、ベース部52aの左右の縁部から上方に延びる腕部52b,52bとを備える。
フェンダーブラケット52は、左右のフロントフォーク23,23の間に配置される。腕部52b,52bは、フロントフォーク23,23の内側面に沿ってボトムブリッジ22に向けて上方に延びる。
フロントフェンダー45は、フェンダーブラケット52の腕部52b,52bの上端部に下方から挿通されるボルト52cによって、ボトムブリッジ22の下面に固定される。
左右の腕部52b,52bの間には、前後に連通する開口53が形成される。
フロントフェンダー45は、フェンダーブラケット52の腕部52b,52bの上端部に下方から挿通されるボルト52cによって、ボトムブリッジ22の下面に固定される。
左右の腕部52b,52bの間には、前後に連通する開口53が形成される。
図4は、カバー部材50,50を取り外した状態におけるエンジン10の周辺部の左側面図である。
吸気装置35は、上下方向ではエンジン10のシリンダー部31とメインフレーム16との間に配置され、前後方向では、フロントフェンダー45の後端部45aとメインフレーム16との間に配置される。
エアクリーナー36は、シリンダーヘッド31bの上面とメインフレーム16の下面との間に配置される。
吸気装置35は、上下方向ではエンジン10のシリンダー部31とメインフレーム16との間に配置され、前後方向では、フロントフェンダー45の後端部45aとメインフレーム16との間に配置される。
エアクリーナー36は、シリンダーヘッド31bの上面とメインフレーム16の下面との間に配置される。
図5は、エアクリーナー36の周辺部を左前方側から見た斜視図である。
エアクリーナー36は、前面が開口する箱状のエアクリーナーボックス本体60(筐体)と、エアクリーナーボックス本体60の前面の開口を塞ぐ蓋部材61とを備える。
エアクリーナー36内に外気を取り入れるダクト62は、エアクリーナーボックス本体60の後面から後方に延びる。
エアクリーナー36は、前面が開口する箱状のエアクリーナーボックス本体60(筐体)と、エアクリーナーボックス本体60の前面の開口を塞ぐ蓋部材61とを備える。
エアクリーナー36内に外気を取り入れるダクト62は、エアクリーナーボックス本体60の後面から後方に延びる。
図6は、蓋部材61を取り外した状態でエアクリーナー36を前方側から見た正面図である。
図5及び図6に示すように、エアクリーナーボックス本体60は、上下方向よりも車幅方向(左右方向)に長い箱状に形成され、メインフレーム16を左右に跨いで配置される。
エアクリーナーボックス本体60は、エアクリーナーボックス本体60内の空間を前後に仕切る隔壁63を備える。
エアフィルター64は、隔壁63に設けられる開口を塞ぐようにエアクリーナーボックス本体60に取り付けられる。
ダクト62は、エアクリーナーボックス本体60の左右の一端部の後面から後方に延びる。
図5及び図6に示すように、エアクリーナーボックス本体60は、上下方向よりも車幅方向(左右方向)に長い箱状に形成され、メインフレーム16を左右に跨いで配置される。
エアクリーナーボックス本体60は、エアクリーナーボックス本体60内の空間を前後に仕切る隔壁63を備える。
エアフィルター64は、隔壁63に設けられる開口を塞ぐようにエアクリーナーボックス本体60に取り付けられる。
ダクト62は、エアクリーナーボックス本体60の左右の一端部の後面から後方に延びる。
蓋部材61と隔壁63との間に形成される空間は、ダクト62から外気が取り込まれるダーティーサイドである。隔壁63とエアクリーナーボックス本体60の後面との間に形成される空間は、ダーティーサイドからエアフィルター64を通過して清浄化された空気が流れるクリーンサイドである。
クリーンサイドの空気は、上記コネクティングチューブ及びスロットルボディ37を通ってシリンダーヘッド31bに供給される。
クリーンサイドの空気は、上記コネクティングチューブ及びスロットルボディ37を通ってシリンダーヘッド31bに供給される。
エアクリーナーボックス本体60の前面の開口を区画する周縁部は、蓋部材61に合わさる係合部60aである。エアクリーナーボックス本体60は、係合部60aから外側に延びるフランジ部65を前面側に備える。
フランジ部65には、固定穴66が複数設けられる。各固定穴66には、蓋部材61をエアクリーナーボックス本体60に取り付ける蓋部材固定具67(締結部)が固定される。
フランジ部65には、固定穴66が複数設けられる。各固定穴66には、蓋部材61をエアクリーナーボックス本体60に取り付ける蓋部材固定具67(締結部)が固定される。
図5に示すように、エアクリーナーボックス本体60の外面部には、カバー部材50,50が係合する複数のカバー係合部69a,69b,69cが設けられる。
また、エアクリーナーボックス本体60の下面には、カバー固定部69dが設けられる。カバー固定部69dには、カバー部材50,50をエアクリーナーボックス本体60に固定するカバー固定部材80(図9)が固定される。
また、エアクリーナーボックス本体60の下面には、カバー固定部69dが設けられる。カバー固定部69dには、カバー部材50,50をエアクリーナーボックス本体60に固定するカバー固定部材80(図9)が固定される。
図2に示すように、メインフレーム16は、下方に延出するステー39,39を備える。ステー39,39は、エンジンハンガー32の前方で前後に複数並べて配置される。
エアクリーナー36は、エアクリーナーボックス本体60の上部に車幅方向に挿通されるボルト68,68(図4)によってステー39,39に締結されることで、メインフレーム16に支持される。
エアクリーナー36は、エアクリーナーボックス本体60の上部に車幅方向に挿通されるボルト68,68(図4)によってステー39,39に締結されることで、メインフレーム16に支持される。
図7は、エアクリーナー36を前方から見た正面図である。
図5及び図7を参照し、蓋部材61は、エアクリーナーボックス本体60の係合部60a(図6)に前方から係合する枠状の蓋周縁部70を備える。蓋部材61は、蓋周縁部70の枠内の部分が全体的に前方に膨出する皿状に形成される。
図5及び図7を参照し、蓋部材61は、エアクリーナーボックス本体60の係合部60a(図6)に前方から係合する枠状の蓋周縁部70を備える。蓋部材61は、蓋周縁部70の枠内の部分が全体的に前方に膨出する皿状に形成される。
蓋部材61の前面は、車幅の中央に位置する中央部71と、蓋部材61の左右の側部に設けられる左右一対の段部72,72とを備える。
中央部71は、前面視において、車幅の中央に位置する中心線73に重なる位置にある。中央部71は、中心線73を基準に左右対称の形状に形成される。
中央部71は、フロントフェンダー45の後方に位置する。中央部71は、フロントフェンダー45の後部の上面に後方から対向する。
中央部71は、前面視において、車幅の中央に位置する中心線73に重なる位置にある。中央部71は、中心線73を基準に左右対称の形状に形成される。
中央部71は、フロントフェンダー45の後方に位置する。中央部71は、フロントフェンダー45の後部の上面に後方から対向する。
図4、図5及び図7を参照し、中央部71の上下の中間部71aは、車両側面視で、略鉛直に延びる。中央部71の上部71bは、車両側面視で、後上がりに延びる。
中央部71の下部には、後方に窪む傾斜面74が設けられる。傾斜面74は、中央部71における車幅方向の中央に設けられる凹部である。傾斜面74は、車両側面視では後下がりに傾斜しており、シリンダーヘッド31bの前部の前上方に位置する。傾斜面74は、上端から下端側に行くほど左右の幅が大きくなる。
傾斜面74は、後下がりに延びるフロントフェンダー45の後端部45aの上面に後方から対向する。
中央部71の下部には、後方に窪む傾斜面74が設けられる。傾斜面74は、中央部71における車幅方向の中央に設けられる凹部である。傾斜面74は、車両側面視では後下がりに傾斜しており、シリンダーヘッド31bの前部の前上方に位置する。傾斜面74は、上端から下端側に行くほど左右の幅が大きくなる。
傾斜面74は、後下がりに延びるフロントフェンダー45の後端部45aの上面に後方から対向する。
蓋部材61の段部72,72は、中央部71の左右側方に設けられ、中央部71に対し後方に窪む。段部72,72は、中心線73を基準に略左右対称の形状に形成される。
各段部72の上下の中間部71aは、車両側面視で、略鉛直に延びる。各段部72の上部71bは、車両側面視で、後上がりに延びる。各段部72の下部72cは、車両側面視で、後下がりに延びる。
各段部72の上下の中間部71aは、車両側面視で、略鉛直に延びる。各段部72の上部71bは、車両側面視で、後上がりに延びる。各段部72の下部72cは、車両側面視で、後下がりに延びる。
段部72,72は、車幅方向内側に延びて左右の幅が下部よりも大きくなる幅広部76,76を、上部に備える。このため、中央部71の左右の幅は、上部よりも下部で大きくなる。
詳細には、中央部71と段部72,72との間の境界部77,77は、図7の正面視で中央部71の下端から鉛直に上方に延びる下部境界77a,77aと、下部境界77a,77aの上端から車幅方向内側へ延びる中間部境界77b,77bと、中間部境界77b,77bの内端から上方へ延びる上部境界77c,77cとを備える。
すなわち、中央部71の幅は、中央部71の下部よりも上部で小さくなっている。
幅広部76,76は、上部境界77c,77c及び中間部境界77b,77bによって区画される。
詳細には、中央部71と段部72,72との間の境界部77,77は、図7の正面視で中央部71の下端から鉛直に上方に延びる下部境界77a,77aと、下部境界77a,77aの上端から車幅方向内側へ延びる中間部境界77b,77bと、中間部境界77b,77bの内端から上方へ延びる上部境界77c,77cとを備える。
すなわち、中央部71の幅は、中央部71の下部よりも上部で小さくなっている。
幅広部76,76は、上部境界77c,77c及び中間部境界77b,77bによって区画される。
蓋周縁部70において段部72,72内に位置する部分には、蓋部材固定具67が前方から挿通される締結孔78が複数設けられる。蓋部材固定具67は例えばボルトである。すなわち、蓋部材61は、蓋部材固定具67による前後方向の締め付けによってエアクリーナーボックス本体60に固定される。
また、蓋部材固定具67が前方から挿通される締結孔79は、蓋周縁部70における中央部71の下端部にも複数設けられる。
また、蓋部材固定具67が前方から挿通される締結孔79は、蓋周縁部70における中央部71の下端部にも複数設けられる。
図8は、左側のカバー部材50を内側から見た側面図である。図9は、左側のカバー部材50の周辺部を下方側から見た斜視図である。なお、左右のカバー部材50,50は左右略対称に設けられるため、ここでは左側のカバー部材50について詳細に説明する。
図3、図8及び図9を参照し、カバー部材50は、エアクリーナー36を車幅方向外側から覆うカバー側壁部81と、カバー側壁部81の周縁から車幅方向内側に延びるカバー周壁部82とを一体に備える。
図3、図8及び図9を参照し、カバー部材50は、エアクリーナー36を車幅方向外側から覆うカバー側壁部81と、カバー側壁部81の周縁から車幅方向内側に延びるカバー周壁部82とを一体に備える。
カバー側壁部81は、車両側面視では、略矩形である。
カバー周壁部82は、カバー側壁部81の周縁の全周に亘って設けられる。
図8に示すように、カバー周壁部82の上壁の内面には、後方側に突出する爪状の係合片83a,83bが前後に並べて設けられる。
カバー周壁部82の下壁の内面には、後方側に突出する爪状の係合片83cが設けられる。また、カバー周壁部82の下壁の内面において係合片83cの前方には、上方に凹む座部84が設けられる。
カバー周壁部82は、カバー側壁部81の周縁の全周に亘って設けられる。
図8に示すように、カバー周壁部82の上壁の内面には、後方側に突出する爪状の係合片83a,83bが前後に並べて設けられる。
カバー周壁部82の下壁の内面には、後方側に突出する爪状の係合片83cが設けられる。また、カバー周壁部82の下壁の内面において係合片83cの前方には、上方に凹む座部84が設けられる。
カバー部材50は、係合片83a,83b,83c(図8)が、エアクリーナーボックス本体60のカバー係合部69a,69b,69c(図5)に前方から係合することで、エアクリーナーボックス本体60に固定される。
さらに、カバー部材50は、座部84に下方から挿通されるカバー固定部材80によって、エアクリーナーボックス本体60のカバー固定部69dに締結される。
さらに、カバー部材50は、座部84に下方から挿通されるカバー固定部材80によって、エアクリーナーボックス本体60のカバー固定部69dに締結される。
カバー部材50は、その前部がエアクリーナー36の側部を前方及び側方から覆うようにエアクリーナー36に取り付けられる。
詳細には、カバー周壁部82の前壁部は、カバー側壁部81の前端から車幅方向内側に延びてエアクリーナー36の蓋部材61の段部72に嵌まる内方延出部85である。
内方延出部85は、段部72に合わさって段部72を前方から覆う。
車両側面視では、中央部71の前面と内方延出部85の前面とは面一であり、中央部71と内方延出部85とは滑らかに連続する。このように、蓋部材61の中央部71とカバー部材50の内方延出部85とを面一にすることで、エアクリーナー36及びカバー部材50のデザイン上の一体感を出すことができ、外観性を向上できる。
段部72に設けられる蓋部材固定具67及び締結孔78は、内方延出部85と蓋部材61との間に隠れる。
詳細には、カバー周壁部82の前壁部は、カバー側壁部81の前端から車幅方向内側に延びてエアクリーナー36の蓋部材61の段部72に嵌まる内方延出部85である。
内方延出部85は、段部72に合わさって段部72を前方から覆う。
車両側面視では、中央部71の前面と内方延出部85の前面とは面一であり、中央部71と内方延出部85とは滑らかに連続する。このように、蓋部材61の中央部71とカバー部材50の内方延出部85とを面一にすることで、エアクリーナー36及びカバー部材50のデザイン上の一体感を出すことができ、外観性を向上できる。
段部72に設けられる蓋部材固定具67及び締結孔78は、内方延出部85と蓋部材61との間に隠れる。
内方延出部85の車幅方向の内縁85aは、正面視で境界部77に沿うように非直線状に設けられる。すなわち、内方延出部85は、上部境界77c及び中間部境界77bによって区画される幅広部76に嵌まる突出部86を上部に備える。このように、境界部77が非直線状であるため、境界部77をデザイン上のアクセントにでき、外観性が良い。
カバー部材50の後端50aは、スロットルボディ37及び燃料供給装置38よりも後方に位置する。カバー部材50は、エアクリーナー36、ダクト62、スロットルボディ37及び燃料供給装置38を側方から覆う。これにより、カバー部材50によって吸気装置35を効果的に保護できる。
カバー部材50は、エアクリーナー36に取り付けられてエアクリーナー36を覆う独立した部材である。このため、カバー部材50の面積を小さくでき、カバー部材50に傷が付いた場合などに、カバー部材50のみを比較的容易に交換できる。
カバー部材50は、エアクリーナー36に取り付けられてエアクリーナー36を覆う独立した部材である。このため、カバー部材50の面積を小さくでき、カバー部材50に傷が付いた場合などに、カバー部材50のみを比較的容易に交換できる。
図3に示すように、フロントフェンダー45の上面に沿う走行風の一部は、フェンダーブラケット52の開口53を通る走行風Wとして後方に流れる。走行風Wは、図5に示すように、フロントフェンダー45の後端部45aと蓋部材61の傾斜面74との間の隙間にガイドされて後下方に流れ、シリンダーヘッド31bの前部に達する。このため、走行風Wによってシリンダーヘッド31bを効率良く冷却できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車のカバー構造は、ヘッドパイプ15から後方に延出するメインフレーム16と、メインフレーム16の下方に配置される車体機能部品としてのエアクリーナー36と、エアクリーナー36を覆うカバー部材50,50とを備え、エアクリーナー36は、エアクリーナーボックス本体60と、エアクリーナーボックス本体60の前面に前後方向の締め付けで固定される蓋部材61とを備え、蓋部材61は、後方に窪む段部72,72を左右の側部に備え、カバー部材50,50は、エアクリーナー36を側方から覆うように左右一対で設けられてエアクリーナー36に取り付けられ、カバー部材50,50は、車幅方向内側に延びる内方延出部85を前端に備え、内方延出部85は、蓋部材61の段部72,72に嵌められ、蓋部材61と内方延出部85の前面とは面一である。
この構成によれば、エアクリーナー36を側方から覆うカバー部材50,50の内方延出部85が、エアクリーナー36の蓋部材61の段部72,72に嵌められて蓋部材61の前面と面一になるため、蓋部材61とカバー部材50,50とのデザイン上の一体感を出すことができ、メインフレーム16の下方に位置するエアクリーナー36を外観の一部とすることができ、デザイン性を向上できる。さらに、エアクリーナーボックス本体60に対する蓋部材61の締め付け方向を内方延出部85で覆うことができる。また、エアクリーナー36に取り付けられる独立したカバー部材50,50によってエアクリーナー36を覆うことができる。
この構成によれば、エアクリーナー36を側方から覆うカバー部材50,50の内方延出部85が、エアクリーナー36の蓋部材61の段部72,72に嵌められて蓋部材61の前面と面一になるため、蓋部材61とカバー部材50,50とのデザイン上の一体感を出すことができ、メインフレーム16の下方に位置するエアクリーナー36を外観の一部とすることができ、デザイン性を向上できる。さらに、エアクリーナーボックス本体60に対する蓋部材61の締め付け方向を内方延出部85で覆うことができる。また、エアクリーナー36に取り付けられる独立したカバー部材50,50によってエアクリーナー36を覆うことができる。
また、蓋部材61をエアクリーナーボックス本体60に締結する蓋部材固定具67は、段部72,72に設けられ、内方延出部85と蓋部材61との間に位置する。この構成によれば、蓋部材固定具67を内方延出部85によって隠すことができ、外観性を向上できるとともに、外部から蓋部材固定具67に不必要にアクセスされることを防止できる。
また、車体機能部品はエアクリーナー36であり、エアクリーナー36は、メインフレーム16に支持されるエンジン10とメインフレーム16との間に位置し、エアクリーナー36の後方にはエンジン10のスロットルボディ37が配置され、カバー部材50,50は、スロットルボディ37を側方から覆うようにエアクリーナー36よりも後方に延出する。この構成によれば、スロットルボディ37をカバー部材50,50で覆うことができ、スロットルボディ37を保護できるとともに外観性を向上できる。さらに、メインフレーム16の下方に配置される比較的ボリュームが大きなエアクリーナー36の一部を、カバー部材50,50で覆い、エアクリーナー36とカバー部材50,50によってデザイン上の一体感が出るようにし、車体機能部品(エアクリーナー36)を特徴的な外観にできる。
また、車体機能部品はエアクリーナー36であり、エアクリーナー36は、メインフレーム16に支持されるエンジン10とメインフレーム16との間に位置し、エアクリーナー36の後方にはエンジン10のスロットルボディ37が配置され、カバー部材50,50は、スロットルボディ37を側方から覆うようにエアクリーナー36よりも後方に延出する。この構成によれば、スロットルボディ37をカバー部材50,50で覆うことができ、スロットルボディ37を保護できるとともに外観性を向上できる。さらに、メインフレーム16の下方に配置される比較的ボリュームが大きなエアクリーナー36の一部を、カバー部材50,50で覆い、エアクリーナー36とカバー部材50,50によってデザイン上の一体感が出るようにし、車体機能部品(エアクリーナー36)を特徴的な外観にできる。
さらに、蓋部材61の前面において車幅方向の中央部には、後方に窪む傾斜面74が設けられ、傾斜面74は、車両側面視では後下がりに傾斜している。この構成によれば、走行風Wを傾斜面74に沿わせてエンジン10に導くことができる。
また、段部72,72は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部76,76を蓋部材61の上部に備え、傾斜面74は、蓋部材61の下部に設けられる。この構成によれば、幅広部76,76によって、カバー部材50,50を蓋部材61に強固に取り付けできるとともに、エアクリーナー36とカバー部材50,50との合わせ面の形状にアクセントを持たせて外観を特徴的にでき、デザイン性を向上できる。さらに、幅広部76,76は蓋部材61の上部に設けられるため、蓋部材61の下部に傾斜面74を設けるスペースを確保し易い。
また、段部72,72は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部76,76を蓋部材61の上部に備え、傾斜面74は、蓋部材61の下部に設けられる。この構成によれば、幅広部76,76によって、カバー部材50,50を蓋部材61に強固に取り付けできるとともに、エアクリーナー36とカバー部材50,50との合わせ面の形状にアクセントを持たせて外観を特徴的にでき、デザイン性を向上できる。さらに、幅広部76,76は蓋部材61の上部に設けられるため、蓋部材61の下部に傾斜面74を設けるスペースを確保し易い。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、車体機能部品としてエアクリーナー36を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車体機能部品は、電動車両のバッテリーやパワードライブユニットであっても良く、これらの部品の筐体に設けられる蓋部材の段部をカバー部材50,50で覆う構成としても良い。
また、上記実施の形態では鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両などに適用可能である。
上記実施の形態では、車体機能部品としてエアクリーナー36を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車体機能部品は、電動車両のバッテリーやパワードライブユニットであっても良く、これらの部品の筐体に設けられる蓋部材の段部をカバー部材50,50で覆う構成としても良い。
また、上記実施の形態では鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両などに適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 エンジン
15 ヘッドパイプ
16 メインフレーム
36 エアクリーナー(車体機能部品)
37 スロットルボディ(吸気系部品)
50,50 カバー部材
60 エアクリーナーボックス本体(筐体)
61 蓋部材
67 蓋部材固定具(締結部)
71 中央部
72,72 段部
74 傾斜面
76 幅広部
85 内方延出部
10 エンジン
15 ヘッドパイプ
16 メインフレーム
36 エアクリーナー(車体機能部品)
37 スロットルボディ(吸気系部品)
50,50 カバー部材
60 エアクリーナーボックス本体(筐体)
61 蓋部材
67 蓋部材固定具(締結部)
71 中央部
72,72 段部
74 傾斜面
76 幅広部
85 内方延出部
Claims (5)
- ヘッドパイプ(15)から後方に延出するメインフレーム(16)と、前記メインフレーム(16)の下方に配置される車体機能部品(36)と、前記車体機能部品(36)を覆うカバー部材(50)とを備える鞍乗り型車両のカバー構造において、
前記車体機能部品(36)は、筐体(60)と、前記筐体(60)の前面に前後方向の締め付けで固定される蓋部材(61)とを備え、
前記蓋部材(61)は、後方に窪む段部(72)を左右の側部に備え、
前記カバー部材(50)は、前記車体機能部品(36)を側方から覆うように左右一対で設けられて前記車体機能部品(36)に取り付けられ、
前記カバー部材(50)は、車幅方向内側に延びる内方延出部(85)を前端に備え、
前記内方延出部(85)は、前記蓋部材(61)の前記段部(72)に嵌められ、
前記蓋部材(61)と前記内方延出部(85)の前面とは面一であることを特徴とする鞍乗り型車両のカバー構造。 - 前記蓋部材(61)を前記筐体(60)に締結する締結部(67)は、前記段部(72)に設けられ、前記内方延出部(85)と前記蓋部材(61)との間に位置することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のカバー構造。
- 前記車体機能部品(36)は、エアクリーナー(36)であり、前記エアクリーナー(36)は、前記メインフレーム(16)に支持されるエンジン(10)と前記メインフレーム(16)との間に位置し、
前記エアクリーナー(36)の後方には前記エンジン(10)の吸気系部品(37)が配置され、
前記カバー部材(50)は、前記吸気系部品(37)を側方から覆うように前記エアクリーナー(36)よりも後方に延出することを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両のカバー構造。 - 前記蓋部材(61)の前面において車幅方向の中央部(71)には、後方に窪む傾斜面(74)が設けられ、前記傾斜面(74)は、車両側面視では後下がりに傾斜していることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のカバー構造。
- 前記段部(72)は、車幅方向内側に延びて左右の幅が大きくなる幅広部(76)を前記蓋部材(61)の上部に備え、
前記傾斜面(74)は、前記蓋部材(61)の下部に設けられることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両のカバー構造。
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