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JPWO2015118692A1 - 配達システム - Google Patents

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Abstract

本願に記載の配達システムは、少なくとも1つ以上の配達物を入れる通い箱を、ストッカ納品庫を複数有するストッカへ納品することで、配達を行うことができる配達システムであって、前記ストッカはネットワークに接続され、前記ネットワークを介して前記配達システムを管理する管理システムにより管理されること、を特徴とする。また、本配達システムは、前記ストッカ納品庫のサイズは前記通い箱のサイズの略整数倍であることを特徴とする。したがって、本願の配達システムは、効率的でユーザーフレンドリーな配送を可能にする利点がある。

Description

本発明は、情報を共有し効率的でユーザーフレンドリーな配達物の配送を可能にするシステムに関するものである。
特許文献1には、荷物を収納して配送される配送ボックス1と、配送ルート上の拠点或いは配送車に設置され、配送ボックス1が収納される収納用冷却ラック2とを備えており、配送ボックス1は、データの保持と当該データの送受信機能を備えた記録装置とデータの表示部6とを備え、収納用冷却ラック2は、配送ボックス1を含む外部との間におけるデータの送受信機能を備えたラック制御装置20を備える発明が記載されている。
しかし、本文献には少なくとも1つ以上の配達物を入れる通い箱を、ストッカ納品庫を複数有するストッカへ納品することで配達を行うことができる配達システムであって、ストッカはネットワークに接続されネットワークを介して前記配達システムを管理する管理システムにより管理されること、を特徴とする配達システムは記載されておらず、効率的でユーザーフレンドリーな配達物の配送を可能とすることはできない。
特開平11−79331号公報
解決しようとする問題点は、効率的でユーザーフレンドリーな配達物の配送を可能とすることである。
本発明は、少なくとも1つ以上の配達物を入れる通い箱を、ストッカ納品庫を複数有するストッカへ納品することで配達を行うことができる配達システムであって、前記ストッカはネットワークに接続され前記ネットワークを介して前記配達システムを管理する管理システムにより管理されること、を最も主要な特徴とする。
本発明の配達システムは、効率的でユーザーフレンドリーな配送を可能にする利点がある。
配達物、通い箱、ストッカ納品庫、ストッカ、ネットワーク、及び、管理システムの構成を示す図である。 ストッカ納品庫サイズと通い箱サイズとの関係を示す図である。 通い箱と固体認識コードとの関係を示す図である。 通い箱と区分け手段と温度管理機構との関係を示す図である。 ストッカにおいてストッカ納品庫を開くことができるようにすることを説明する図である。 通い箱を納品すべきストッカ納品庫の納品情報が、複数のストッカ納品庫を示している場合に、近接する複数のストッカを選択し納品情報に追加することができることを示す図である。
図1は、配達システムの一実施例の図であって、管理システム1、需要者側システム2、供給者側システム3、ストッカ5、配送車6を含んで構成するシステムである。場合によっては、供給者側システム3は供給者ホームページ4を含む。また、管理システム1と需要者側システム2の間には通信ライン11、12、管理システム1と供給者側システム3の間には通信ライン13、14、管理システム1とストッカ5の間には通信ライン15、16、を設ける。つまり、ストッカ5は、管理システム1へネットワーク接続されている。また、管理システム1はネットワークを介して、ストッカ5を含む配達システムを管理している。そして、配送車6は、商品21乃至25を通い箱26により配送・納品し、需要者はそれらの受け取り17を行う。ストッカはビル、コンビニエンスストア、工場、駅、学校、マンション、又は、個人宅など様々な場所に置くことができる。
図2は、ストッカ納品庫サイズと通い箱サイズとの関係を示す図である。ストッカ200は、ストッカ納品庫のサイズが異なる場合の一例である。通い箱203は大凡ストッカ納品庫のサイズと同じサイズであることを示す。また、通い箱201、202はサイズを2倍にすると大凡ストッカ納品庫のサイズになることを示す。そして、通い箱204、205、206のサイズを3倍にすると大凡ストッカ納品庫のサイズになることを示す。このようなサイズに規格化することで、管理システム1による管理が容易になり、ストッカ納品庫のスペースを有効に活用することができる。
図3は、通い箱と固体認識コードとの関係を示す図である。ストッカ納品庫304はストッカ内の所定のストッカ納品庫である。ストッカ納品庫304は固体認識コード読取手段301を備える。また、通い箱302には、固体認識コード303が付されている。固体認識コード読取手段301は、通い箱302がストッカ納品庫304に入れられると、そのコードを読み取る。固体認識コード303が付される位置は、通い箱302がストッカ納品庫304に入りきった時に読み取られる位置にあるとよい。この場合、ストッカは、入りきったことをトリガーとして、ストッカ納品庫304の扉を閉じる準備などを行うことができる。なお、固体認識コードの例として、RFID、2Dコード、バーコード、などが挙げられる。
図4は、通い箱と区分け手段と温度管理機構との関係を示す図である。図4は、通い箱400を区切り手段401によって4つのスペースに区切る例を示す。具体的に示せば、図4の例は、野菜スペースにトマト404とレタス405、肉・魚スペースに魚406と肉407、乳製品スペースに牛乳408を入れ、さらに、予備スペースを1つ持つものである。また、図4は、4つのスペースのそれぞれに温度管理機構403を備える例である。温度管理機構403とは保冷材、保温材、などを備える機構をいう。そしてこの例では、温度管理機構403が温度管理コード402を備える。温度管理コード402は、温度管理機構403による温度管理がどの程度の時間維持できるか、温度管理機構403による温度管理はどの程度の温度で行われるか、温度管理機構403による温度管理がいつから開始されたか、温度管理機構403による温度管理はどのような配達物を対象とするのか、などの情報を持つことができる。温度管理コード402をストッカが読み取ることによりその情報を伝達することができるようにしてもよい。また、その読み取りについて固体認識コード読取手段と共通にすることもできる。この場合、固体認識コードと温度管理コードは、固体認識コード読取手段がこれらのコードを読み取ることができる位置に付される。
温度管理コード402の持つ情報は供給者側において、配達物を通い箱へ入れ、区切り手段、温度管理機構の配置を決めるときに管理システム1へ登録される。管理システム1は、この情報と、配送ルート、ストッカの仕様などから、通い箱内の配達物の温度管理が可能な時間を算出することができる。需要者側から受取時間情報を受け取っている場合、情報を比較して配達が不可能な場合は、需要者側へその旨を連絡したり、通い箱へ配達物を入れる作業を止めたりすることができる。
管理システムとストッカはネットワークを介して繋がれているため、様々な情報の送信又は受信をすることができる。例えば、ストッカ納品庫内の通い箱有無情報やストッカ納品庫内の通い箱サイズ情報は、管理システムが通い箱の配達先のストッカを決める時に必要になる。また、通い箱の温度管理情報、通い箱の温度管理可能時間情報は、管理システムが通い箱の配達可否の判断、配達先のストッカの決定、又は、配送ルートの選択などに必要になる。このような情報により、ユーザーフレンドリーな配達システムの構築が可能となる。
図5は、ストッカにおいてストッカ納品庫を開くことができるようにすることを説明する図である。ストッカ納品庫501はストッカ内の所定のストッカ納品庫である。ストッカ納品庫501はロック機構503を備える。また、ストッカ納品庫501は納品庫扉502を備える。管理システムは、所定の通い箱について配達すべきストッカ、配達すべきストッカ納品庫、又は、当該ストッカ納品庫に既に納品済みの通い箱の有無、などの情報についてストッカとの間で送信又は受信を行う。そして、ストッカは、配達員が持つ例えばPDAやタブレットPCやスマートフォンなどの配達可能情報を有する機器から、ストッカの近くに到着したことを示す配達可能情報を取得する。ストッカは配達可能情報を取得すると、特定されたストッカ納品庫501の納品庫扉502を具体的には開錠などの動作を行い開くことができるようにする。このようなシステムは、誤配達を防ぎ温度管理などを間違えることもない。上述したように納品を完了したストッカ納品庫は、通い箱が入りきったことをトリガーとして、ストッカ納品庫501の納品庫扉502を閉じる準備などを行うことができる。例えば、オートロック等の機能を使用すれば盗難対策をすることができる。
配達すべきストッカは、ネットワークを介して需要者側システムに繋がれている。そして、需要者である配達物受取人がそのネットワークを通じて受取可能ストッカ納品庫情報を登録することができる。これには、ネットワークに繋がれた複数のストッカのうちどのストッカにて受取を希望するか、ストッカが有する複数のストッカ納品庫のうちどの納品庫にて受取を希望するかなどの情報が含まれる。受取人は、その身長・体格によってどの納品庫なら受け取ることができるか決めたいことがある。例えば、子供や老人は、なるべく下の方のストッカ納品庫にて受取を希望するし、身長の高い受取人は、腰をあまり曲げない位置にて受取を希望する場合もある。そして上述の配達可能情報を取得したら、該当するストッカ納品庫の開錠を行い開くことができるようにする。受取可能ストッカ納品庫情報には、第1段階として受取希望を示す情報、第2段階として受取可能を示す情報が含まれる。管理システムは、第1段階、第2段階の順に判断し納品情報を設定する。
図6は、通い箱を納品すべきストッカ納品庫の納品情報が複数のストッカ納品庫を示している場合に、近接する複数のストッカを選択し納品情報に追加することができることを示すものである。配達受取人は、複数のストッカ納品庫で通い箱を受け取る必要がある場合、なるべく近接する複数のストッカ納品庫にて受取を希望する場合が多い。そのような場合に管理システムは、ストッカ納品庫601に第1の通い箱を入れるよう指示し、第2の通い箱をストッカ納品庫601に近接する第1近接ストッカ納品庫602の範囲に入れるよう指示する。さらに、第1近接ストッカ納品庫602の範囲に収まらない時は、第2近接ストッカ納品庫603の範囲に入れるように指示する。配達受取人が追加のオーダーをする場合も同様の方法を行うことが可能である。さらに、上述した温度管理などに差し支えなければ、管理システムは、配達員に同一配達受取人の通い箱が前述のような配置になるように入れ替えを指示することができる。
本実施例の通い箱は図4に示すように、区分け手段と温度管理機構を持つことができるため、配達物によって適切な温度管理を行い受取人が望む配達環境を提供することができる。さらに、温度管理機構には温度計や温度記録装置を備えることも可能である。このようなものは、配達システムの品質保証の面において価値を高めることができる。そして、管理システムは、配送ルート、ストッカのスペックなどから、温度管理情報を受取人へ提供することができる。また、区分け手段は配達物の大きさによりスペースを変更可能な可動式であることが望ましい。
本実施例の温度管理コードの持つ情報は、固体認識コードに持たせてもよい。通い箱へ配達物を入れるときに温度管理コードが持つべき情報を固体認識コードと対応させれば、管理システムは温度管理コードが持つべき情報を固体認識コードで管理することができる。
固体認識コード読取手段301は通い箱302と接しない位置に設けるのが良い。これは、接触による故障や磨耗を防ぐことができるからである。
ストッカは予備スペースを備え、その情報を管理システムにより管理することできる。近接配置や再配
置を選択する際に予備スペースがあれば近接配置や再配置がしやすくなる。勿論、予備スペースを近接配置や再配置ではなく通常の配達に使用することもできる。
ストッカ納品庫はそれぞれの場所に応じて重量制限を設けることができる。本実施例のストッカでは3段になっているため、上段10kg、中段20kg、下段30kgというような制限を設けることができる。管理システムはネットワークを介して、重量を管理することができる。
本実施例の通い箱は、温度を効率的に管理するために図4において、スペース409から412へ温度順に入れるようにすることもできる。管理システムはそのように供給者側に対して指示を行い、温度管理コード、固体認識コードのチェック時に併せて管理を行うことができる。温度管理可能時間情報は、これらの情報、通い箱の温度管理スペック、又は、配送ルート等によって決定される。また、通い箱は未開封を示す情報を固体認識コードなどに付与することができる。それにより受取人は安心して配達物を受け取ることができる。
1 管理システム
2 需要者側システム
3 供給者側システム
4 供給者ホームページ
5 ストッカ
6 配送車
11 通信ライン
12 通信ライン
13 通信ライン
14 通信ライン
15 通信ライン
16 通信ライン
17 受け取りの流れ
18 配送の流れ
21 配達物
22 配達物
23 配達物
24 配達物
25 配達物
26 通い箱
200 ストッカ
201 通い箱
202 通い箱
203 通い箱
204 通い箱
205 通い箱
206 通い箱
301 固体認識コード読取手段
302 通い箱
303 固体認識コード
400 通い箱
401 区切り手段
402 温度管理コード
403 温度管理機構
404〜408 配達物
501 ストッカ納品庫
502 納品庫扉
503 ロック機構
601 ストッカ納品庫
602 第1近接ストッカ納品庫
603 第2近接ストッカ納品庫

Claims (10)

  1. 少なくとも1つ以上の配達物を入れる通い箱を、ストッカ納品庫を複数有するストッカへ納品することで、配達を行うことができる配達システムであって、
    前記ストッカはネットワークに接続され、
    前記ネットワークを介して前記配達システムを管理する管理システムにより管理されること、
    を特徴とする配達システム。
  2. 前記ストッカ納品庫のサイズは前記通い箱のサイズの略整数倍であること、
    を特徴とする請求項1に記載の配達システム。
  3. 前記通い箱には固体認識コードが付され、
    前記固体認識コードは前記ストッカが有する読取手段によって読み取られることができること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の配達システム。
  4. 前記通い箱には少なくとも1つの区分け手段を備え、
    該区分け手段によって通い箱の空間を仕切ることができること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の配達システム。
  5. 前記配達システムには少なくとも1つの温度管理手段を備え、
    前記通い箱に入れられた少なくとも1つの配達物の温度管理を行うことができること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の配達システム。
  6. 前記配達システムには少なくとも1つの温度時間管理手段を備え、
    前記温度時間管理手段により前記通い箱に入れられた少なくとも1つの配達物の温度管理が可能な時間を算出することができること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の配達システム。
  7. 前記ストッカ納品庫内の通い箱有無情報、前記ストッカ納品庫内の通い箱サイズ情報、前記通い箱の温度管理情報、前記通い箱の温度管理可能時間情報のうち少なくとも1つを、
    前記ネットワークを介して前記管理システムと前記ストッカとの間で送信又は受信を行うこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の配達システム。
  8. 前記管理システムから前記通い箱を納品すべきストッカ納品庫の納品情報を受信し、
    配達可能情報を取得したら前記納品情報と連携して該当するストッカ納品庫を開くことができるようにすること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の配達システム。
  9. 前記管理システムから予め配達物受取人により登録された受取可能ストッカ納品庫情報を、
    前記通い箱を納品すべきストッカ納品庫の納品情報とともに受信し、
    配達可能情報を取得したら前記納品情報と連携して該当するストッカ納品庫を開くことができるようにすること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の配達システム。
  10. 前記管理システムが有する前記通い箱を納品すべきストッカ納品庫の納品情報が、
    複数のストッカ納品庫を示している場合に、
    近接する複数のストッカを選択し納品情報に追加することができること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項9に記載の配達システム。
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