JPWO2002062222A1 - 生体情報処理システム、端末装置、生体情報処理装置、生体情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
生体情報測定システムは、(1)生体情報を測定する測定部2、携帯電話7を特定するための電話番号を携帯電話7から取得するアダプタ部6、および生体情報と電話番号とを互いに関連させて出力する送受信手段11を有する測定装置側端末1と、(2)利用者自身を特定するための電話番号を記憶している携帯電話7と、(3)携帯電話7を利用する利用者の氏名等と電話番号とが関連付けられたデータベースを記憶するとともに、測定装置側端末1からの生体情報を利用者毎に記憶する記憶手段10、および電話番号とデータベースとに基づいて携帯電話7の利用者を特定する処理手段9を有する処理センター8とを備えたシステムである。
Description
技術分野
本発明は、生体情報測定システム、端末装置、生体情報処理装置、生体情報処理方法、及びプログラムに関するものである。
背景技術
近年、健康管理や在宅ケアなどを支援するシステムとして、利用者と情報発信局を接続し健康状態などを送受信するケアシステムが検討されつつある。
また、(株)社会保険出版社発行の著書「2000生活習慣病のしおり」に掲載されているが、平成9年の厚生省「糖尿病実態調査」によると、糖尿病が強く疑われる人が690万人、これに糖尿病の可能性を否定できない人を合わせると1370万人というデータが公開されている。糖尿病は自覚症状がないことが多く、強く疑われる人のうち現在糖尿病の治療を受けている人は45%である。糖尿病は合併症による死亡が多く、こわい病気であるのに初期は血糖値が高いだけで自覚症状がでないため、深刻な病気であるということがあまり理解されていないのが現状である。このため生活習慣を見直せば切り抜けられる段階を逃してしまい重症となってしまうことが糖尿病の最大の問題といわれている。
糖尿病の診断は空腹時血糖値、ブドウ糖摂取2時間血糖値などで検査するが、かつては家庭で血糖の状態を知るためには患者自身による尿糖検査がおもに行われていた。しかし、尿糖が陰性でも血糖が200ミリグラムを超える場合や逆に尿糖が強陽性でも血糖が100ミリグラム以下の場合もあり、尿糖検査だけでは必ずしも正しい血糖の高さを知ることはできない。そこで操作の簡単な血糖測定器を患者個人が所有し自分で血を採取して血糖値を測定する方法が取られている。また最近では、体液といわれる体表の滲出液から血糖値を測定する微侵襲測定器が実現しつつあり、非侵襲測定も開発が進んでいる。
ところで、前述したケアシステムは利用者が個人で測定したデータを送信し且つ問診のやりとりを送受信することで情報の提供と管理の支援を得るものであり、病院に行かずに個別に医者の指導を受ける在宅ケアの遠隔医療を目的とするものであって、健康と自認している人にとってはわざわざこのシステムを利用することがなく、限られた人にしか活用されない。
また、糖尿病の重症患者は血糖値の値が生命にかかわってくるため習慣的に測定する重要性があるが、糖尿病の可能性を否定できない程度の自覚症状のない人や糖尿病の可能性のない健康人にとって血糖値に対する関心は薄く、またたとえ血糖値に関心はあっても個人で血糖測定器を所有し習慣的に測定しようとはしないものである。
このような自覚症状のない人々が血糖値を知るには、例えば会社員であれば職場健康診断で年1回程度、自営者、専業主婦などであれば自発的に健診などを受け血液検査を実施しない限り、血糖値を知ることが困難であるしそのデータを個人で保存しておくこともないのが現状である。
そして、自発的に血糖値を知りたく病院や診療所に行くことがあっても検察時間より待ち時間が長いなど、忙しい人や遠隔地に住む人にとっては煩わしいものであり頻繁に測定したくとも簡単にできない。このように簡単に血糖値を知ることができないことがますます血糖値への関心をなくしひいては糖尿病の発見を遅らせているともいえる。
このように従来は、不特定多数の人が手軽に生体情報を測定することができなかった。
発明の開示
そこで、本発明はこのような点に鑑みて、例えば糖尿病の可能性を否定できない人や健康であるが血糖値を知りたい人など、不特定多数の人が、病院や診療所に出向かなくとも簡単に血糖値等の生体情報を測定することができ、かつその測定した生体情報を管理する生体情報測定システムを提供することを目的とする。
第1の本発明(請求項1記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置と、
(1)前記情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、
(2)前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置と、
(1)前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
(2)前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を有する生体情報処理装置と、を備えた生体情報処理システムである。
又、第2の本発明(請求項2記載の本発明に対応)は、前記端末装置は、前記利用者の前記生体情報を測定するための生体情報測定手段を備えた上記第1の本発明の生体情報処理システムである。
又、第3の本発明(請求項3記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信手段と、を備えた端末装置である。
又、第4の本発明(請求項4記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置であって、
前記所定の情報が上記第3の本発明の端末装置によって取得される情報保持装置である。
又、第5の本発明(請求項5記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を備えた生体情報処理装置である。
又、第6の本発明(請求項6記載の本発明に対応)は、前記情報取得手段は、ブルートゥース、赤外線および有線のいずれかを利用して前記所定の情報を取得する上記第3の本発明の端末装置である。
又、第7の本発明(請求項7記載の本発明に対応)は、前記情報保持装置が、(1)携帯電話であり、前記識別情報が前記携帯電話の電話番号であるか、又は、(2)キャッシュカードであり、前記識別情報が前記キャッシュカードの暗証番号である上記第1の本発明の生体情報処理システムである。
又、第8の本発明(請求項8記載の本発明に対応)は、歩数データを測定する歩数計測機能、脈波データを測定する脈波計測機能、及び血圧データを測定する血圧計測機能の内、少なくとも一つの機能を有する計測手段を備え、
前記歩数データ、脈波データ、及び血圧データの内、少なくとも一つが、前記識別情報とともに前記端末装置によって取得される上記第4の本発明の情報保持装置である。
又、第9の本発明(請求項9記載の本発明に対応)は、前記生体情報に対する複数のアドバイス情報を記憶するアドバイス情報記憶手段と、
前記端末装置から送信された前記生体情報に基づいて、前記アドバイス情報記憶手段に記憶されている複数のアドバイス情報の内から一つまたは複数のアドバイス情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記アドバイス情報を、前記端末装置又は、前記利用者の前記情報保持装置に送信するための送信手段と、
を備えた上記第5の本発明の生体情報処理装置である。
又、第10の本発明(請求項10記載の本発明に対応)は、前記生体情報測定手段により測定された前記生体情報、前記識別情報、前記生体情報処理装置が特定した前記利用者に関する情報、及び、前記生体情報処理装置が記憶している前記生体情報の内、全部又は一部の情報を表示する及び/又は音声により出力する表示・音声出力手段をさらに備えた上記第3の本発明の端末装置である。
又、第11の本発明(請求項11記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて端末装置から送信する送信ステップと、
前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶ステップと、を備えた生体情報処理方法である。
又、第12の本発明(請求項12記載の本発明に対応)は、前記端末装置がコンビニエンスストアに、または不特定多数人が集まる場所に設置されている上記第11の本発明の生体情報処理方法である。
又、第13の本発明(請求項13記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信ステップと、を備えた生体情報送信方法である。
又、第14の本発明(請求項14記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶ステップと、を備えた生体情報処理方法である。
又、第15の本発明(請求項15記載の本発明に対応)は、上記第1の本発明の生体情報処理システムの、前記情報取得手段と、前記送信手段と、前記受信手段と、前記記憶手段との全部又は一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
又、第16の本発明(請求項16記載の本発明に対応)は、上記第11の本発明の生体情報処理方法の、前記情報取得ステップと、前記送信ステップと、前記受信ステップと、前記記憶ステップとの全部又は一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
又、第17の本発明(請求項17記載の本発明に対応)は、上記第15の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体である。
又、第18の本発明(請求項18記載の本発明に対応)は、上記第16の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の一実施の形態について、図1、図2を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の生体情報処理システムの一実施の形態の生体情報測定システムの構成図である。図2はそのシステムの流れを説明するブロック図である。
図1において、測定装置側端末1は、例えば測定部に指を置くと光学的に血糖値を測定する測定部2を有する端末である。この端末1は、24時間営業のコンビニエンスストアや駅、空港などの待合いロビーなど人の出入りが多く夜間でも営業している場所に設置するものである。測定部2は、公知の構成から成るものが考えられる。
この測定装置側端末1は、生年月日や体重身長などの個人情報、測定時の食後経過時間などの変化情報を入力する直接入力部3、及び測定データやそのデータから検討されたアドバイスなどのサービス情報を表示する表示画面4、及び測定データを送受信する送受信手段11を備えている。
又、直接入力部3の入力手段はキーボードであってもよいし、タッチパネル構成であってもよい。
なお、送受信手段11が送受信するデータは、汎用あるいは専用の通信回線等の通信手段5によって送受信される。
又、測定装置側端末1には、各装置に固有の識別番号がIDとして格納されており、送受信手段11が管理センター8に対してデータを送信する際には、その送信データとともに上記IDも送信される構成である。
アダプタ部6は、携帯電話などの利用者側端末7(以下、携帯電話)を接続装着するための手段である。このアダプタ部6には、接続された携帯電話7から電話番号等の情報を読みとる情報取得手段が内蔵されており、読みとった情報は前記通信手段5により処理センターに送信されて利用者が認証される。
尚、上記携帯電話7の電話番号等の情報が、本発明の識別情報の一例である。
処理センター8は、本システム専用に設けられたものである。処理センター8は、データ受信、データ処理、及びデータ返送のための処理手段9と、測定装置側端末1から送信されてきた測定データなどを記憶する記憶手段10を備えている。
又、処理センター8は、前記測定装置側端末1や、例えば電話会社や、病院200あるいは保健所などと、汎用または専用通信回線を介して常時相互通信される構成である。
なお、記憶手段10は、携帯電話7の電話番号とその携帯電話7の利用者の氏名等の属性情報とが関連付けられたデータベースを保持している。
又、処理手段9は、測定装置側端末1からの電話番号と上記のデータベースとに基づいて利用者を特定する手段でもある。
なお、本発明の情報保持装置は、本実施の形態の携帯電話7に対応する。本発明の送信手段は、通信手段5に対応し、本発明の端末装置は、測定装置側端末1に対応する。又、本発明の生体情報測定手段は、測定部2に対応する。又、本発明の受信手段、選択手段、送信手段は、何れも処理手段9段に対応する。又、本発明の生体情報処理装置は、処理手段9及び記憶手段10を含む装置に対応する。
次に、本実施の形態の生体情報測定システムの動作および使用方法を説明しながら、本発明の生体情報処理方法の一実施の形態に付いても同時に述べる。
初回の測定において、まず、利用者本人が所有している携帯電話7を測定装置側端末1のアダプタ部6に接続すると(図2のステップ101参照)、接続された携帯電話7からその電話番号が読みとられる。そして、その読みとられた情報は、送受信手段11によって前記処理センター8に送信されて、利用者が認証される(図示省略)。
その後、測定システム使用料金を、携帯電話7の使用料に含めて電話使用料として一括精算するか、あるいは、都度現金払いとするかを選択するための項目(図2のステップ102参照)が、表示画面4に表示される。そして、直接入力部3の確認ボタン(図示省略)を操作し測定システムをスタートさせる。
ここで、「現金払い」の方を選択した場合は、情報測定側端末1に設けられた料金投入口(図示省略)に指定料金を投入しなければ測定システムが始動しない構成となっている。
なお、アダプタ部6は、携帯電話7が接続されると、その携帯電話7から電話番号を読み取るとしたが、アダプタ部6は、ブルートゥース、赤外線および有線のいずれかを利用して、携帯電話7から電話番号を取得する構成としてもよい。
次に、利用者が、直接入力部3から、本人の生年月日、身長体重など個人情報を入力しておくことにより(図2のステップ105参照)、利用測定者に応じた具体的なアドバイスがし易くなる。この個人情報は初回のみ入力すればよい。
次に、例えば食後の経過時間を直接入力部3から直接入力する(図2のステップ105参照)かあるいは表示画面4の表示から選択的に入力する。これら入力した内容は常に表示画面4に表示確認され入力ミスを防ぐようになっている。
次に、測定部2に指を置き、直接入力部3に設けられた測定開始ボタン(図示省略)などを押すことによって血糖値が測定され、そのデータが表示画面4に示される。測定は指を置くと自動的に開始される構成であってもよい。
尚、血糖値を測定する部位としては、指以外に、例えば、手のひら、腕、あるいは耳たぶ等でも良い。
上記アドバイスが不要で、血糖値のみが知りたい場合は(図2のステップ104参照)、これら測定時の食後経過時間などの変化情報の直接入力を省略した旨の選択を行うことができるものである(図2のステップ103参照)。
測定された血糖値は自動的に処理センター8に送信され(図2のステップ107)、利用測定者毎に記憶手段10に記憶蓄積される。
アドバイスを選択している場合は、例えば上記変化情報に基づいて、糖尿病の判定レベル等に関するメッセージや、利用測定者の年齢や身長体重から判断した、食事指導、運動指導などのアドバイスなどが、処理手段9によって、上記IDを元に特定される測定装置側端末1に返信される。
この様にして返信されたメッセージ等は、測定した血糖値の数値とともに表示画面4に表示される(図2のステップ108参照)。尚、これら食事指導、運動指導は、治療に該当しないため医師法や薬事法などの規制外である。
アドバイス不要を選択している場合は血糖値の数値のみ表示画面4に表示される。
これら表示内容は例えばプリンター機能などによりアウトプットできる構成としてもよい。終了後、携帯電話7を取り外す。
2回目以降は、携帯電話7を接続すると、初回の場合と同様、電話番号が読みとられ、処理センター8で利用者が確認される。
そのとき、測定装置側端末1の表示画面4で、血糖値測定をせず過去のデータのみを参照する選択肢もあり(図2のステップ106参照)、その内容に応じた使用料金が提示されるものである。
また、個人情報も同時に随時確認できるようになっており、体重などの変動があれば変更入力でき、そのデータも記憶され且つ体重に応じたアドバイスへフィードバックされるものである。
過去の測定データは記憶手段10により記憶蓄積されており、前回までの測定データが見やすいグラフ形式などで表示画面4に表示される(図2のステップ108参照)。表示内容は1日毎食後毎測定すれば1日の変化が得られたり、1週間や1ヶ月毎などの累積表示をするなど随時選択的に表示することが可能であり、個人の血糖値管理を行うことができる。
また、病院200と処理センター8はオンラインで結ばれており、病院側からもこれらの蓄積測定データを読み出すことができる。
具体的には、利用測定者である患者が、病院側の端末に対して、自分の携帯電話7を接続すれば(図2のステップ201参照)、過去に測定した測定データが、その病院側の端末の表示画面などに表示される(図2のステップ202参照)。
そのため、それらの表示データをもとにスムーズに医師との問診が行えるものである。
また、変化情報として食後経過時間のほかに、摂取食事メニューの簡単な選別入力項目などを設ければさらに細かいアドバイスへのフィードバックが行えるものである。
測定毎にアドバイスが出て煩わしい場合は測定値のみ表示し、時間の余裕がある場合に蓄積データを呼び出しいろいろなアドバイスを受けるなどのメニュー選択ももちろんおこなえるものである(図2のステップ103参照)。
また、前記処理センター8にはその蓄積データを携帯電話7により取り込める接続サイトがあり直接携帯電話7の表示部への表示もおこなえるものであり、家庭で蓄積データを呼び出すことも可能である。
このように本システムでは、測定装置側端末1を、特定の地域でなくても全国各地に営業店舗がありしかも24時間(一部7時から23時)年中無休で営業しているコンビニエンスストアや、駅、空港など夜間遅くまで開放している待合いロビーなどに設置しているため、近隣や遠方への外出時でも測定が可能である。
また病院での測定では、受付手続きが必要であるが、本システムを用いることにより、その様な受付手続は不要となる。よって、少しの空き時間さえあれば、簡単に測定が行える。
しかも、本システムでは、携帯電話7を利用して、利用者を認証し自動的に利用者毎のデータが記憶されるので、利用者は測定するだけでよい。
又、以前に測定した血糖値を忘れたとしても、何ら支障がない。即ち、利用者は、携帯電話7を測定装置側端末1に接続するか専用サイトに接続することで、過去の蓄積データを得ることができ、健康管理が非常に容易となるものである。
このように個人で専用の血糖測定器を所有する必要がなく、しかも簡単に測定することができるので、糖尿病の可能性が全くない人、小さい人などの健康管理に役立てることができるものである。
また身近な場所に測定装置を設置しているため血糖値に対する関心が高まり糖尿病の可能性がある人の早期発見などの効果もある。
なお、本システムに用いる携帯電話7には公知の技術を用いた歩数計測機能が搭載されており、アダプタ部6に接続したとき、どのくらい歩いたかその歩数を同時に読みとり運動量の蓄積も行えるとしてもよい。そうすると、運動アドバイスへの個人差によるフィードバックをよりきめ細かく行える。
また、歩行数が少なくてもスポーツをすることで運動している場合は、測定装置側端末1にスポーツの種類、実施時間などを個人情報として選択入力できる構成にしておけば、運動量の蓄積も行える。
また、本システムに用いる携帯電話7には公知の技術を用いた脈波計測機能が搭載されているとしてもよい。
例えば光源と光検出器から構成されるセンサー部が設けられているとしてもよい。そして、このセンサー部に指を接触させ、光源から出た光が指内を透過し伝搬することで多くは散乱するが一部は検出器に到達し、この到達する光は血液の流量変化によって変化しこの変化量を演算処理することで脈拍を算出することができる。
そしてこの脈拍データも携帯電話7をアダプタ部6に接続したとき同時に脈拍データも読みとられ、この脈拍データを連続的に表示し脈波の波形を解析することで動脈硬化などの兆候を知る手がかりを得ることができる。
波動の変動など測定者自身による判断が困難でも気がかりな異常があれば処理センター8からのコメントで病院に行くようアドバイス表示されるものである。
ただし、あくまでも24時間何日も連続して測定したデータではなく、不定期且つ断続的に短時間測定したデータであるので必ず異常の兆候を把握できるというものではない。
また、この脈波計測機能を応用し簡易血圧測定機能を持たせれば血圧も同時に読みとられ適切な運動アドバイスへのフィードバックも行うことができる。
また、血圧測定機能は前記測定装置側端末1に設けられていてもよく、血圧測定の有無を選択するように構成すればよい。
また、上記実施の形態では、本発明の生体情報測定システムの測定装置側端末の一例として携帯電話7を用いたが、測定装置側端末として、銀行キャッシュカードやクレジットカード又は、処理センター8が発行する専用カードを用いる構成としても良い。
その際、電話番号に替わる特定情報は、暗証番号やクレジット番号が該当することになる。またそのさい、測定装置側端末1にはこれらカードを使用するカード用挿入口が設けられており、カードを挿入し暗証番号等を入力することによって利用者の認証が行われることになる。
カードが使用できることによって、携帯電話がつながらない地域に外出していても血糖値の測定及び蓄積データ参照が可能である。
また、上記実施の形態では、表示画面4で情報を表示するとしたが、視覚障害の方に対しては表示画面4で情報を表示するのではなく、測定値などのデータの開示とアドバイスの提供を音声で出力するとしてもよい。
その場合、ヘッドホンで個別に測定方法や測定データを知らせることもできる。そうすると、上記の実施の形態と同様に、測定のみあるいは測定値とアドバイスなど所望するデータのメニュー選択は都度行える。
また携帯電話7に直接血糖値やアドバイスなどの内容を入力する選択肢が設けられており、あとで、この携帯電話7から伝言として再生することが可能である。
以上のように、携帯電話7やキャッシュカードなどオンラインで個人が特定できる利用者側端末を用いる本システムによれば、病院や診療所、保健所に出向かなくても、いつでも測定したいときに簡単に血糖値の測定が行える。しかも、データは利用者側端末を接続することで自動的に蓄積されるのでデータを忘れても、再接続することで血糖値やメッセージ、アドバイスなどの情報を得ることができ、簡単に個人で健康管理が行えるものである。
尚、本発明の端末装置は、上記実施の形態では、生態情報を測定するための測定部2を備えた構成として説明したが、これに限らず例えば、測定部は備えておらず、その代わりに、生体情報測定手段を内蔵した携帯電話から、既に測定済みの生体情報を取得する手段が設けられている構成でも良い。
この場合のシステム構成は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置と、(1)前記情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、(2)前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置と、(1)前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、(2)前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を有する生体情報処理装置と、を備えた生体情報処理システムとなる。又、この場合、生体情報は、本発明の情報取得手段により、利用者の識別情報とともに取得される構成としても良い。この様な構成によっても、上記と同様の効果を発揮する。
又、上記実施の形態では、生体情報処理システムとして説明したが、これに限らず例えば、このシステムを構成する一部の装置に関しても、本願発明として成立する。
即ち、本発明の端末装置は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信手段と、を備えた端末装置である。
又、本発明の情報保持装置は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置であって、前記所定の情報が請求項3に記載の端末装置によって取得される情報保持装置である。
又、本発明の生体情報処理装置は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を備えた生体情報処理装置である。
又、上記実施の形態では、処理センター8からのデータの送信は、無線や有線による通信手段を用いる場合について説明したが、これに限らず例えば、処理センター8に蓄積されている利用者の測定データや、メッセージ、アドバイス等を、郵便などにより各利用者に通知する構成でもよい。
本発明は、上述した本発明の生体情報処理システムの全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明は、上述した本発明の生体情報処理方法の全部又は一部のステップ(又は、工程、動作、作用等)の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明は、上述した本発明の生体情報処理システムの全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
又、本発明は、上述した本発明の生体情報処理方法の全部又は一部のステップの全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する媒体である。
尚、本発明の一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)、本発明の一部のステップ(又は、工程、動作、作用等)とは、それらの複数の手段又はステップの内の、幾つかの手段又はステップを意味し、あるいは、一つの手段又はステップの内の、一部の機能又は一部の動作を意味するものである。
又、本発明の一部の装置(又は、素子、回路、部等)とは、それらの複数の装置の内の、幾つかの装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一部の手段(又は、素子、回路、部等)を意味し、あるいは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
以上説明したところから明らかなように、本発明は、例えば、血糖値などの生体情報を測定しこれら測定情報を送受信することで情報提供と情報管理を支援する生体情報測定システムに関するものである。これにより、不特定多数の人が自らの生体情報を手軽に測定することができ、かつその測定した生体情報を管理する生体情報測定システムを提供することができる。
産業上の利用可能性
以上説明したところから明らかなように、本発明は、不特定多数の人が自らの生体情報を手軽に測定あるいは、管理することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施の形態の生体情報測定システムの構成図である。
第2図は、本発明の実施の形態の生体情報測定システムの動作の流れを説明する図である。
(符号の説明)
1 測定装置側端末
2 測定部
3 直接入力部
4 表示画面
5 通信手段
7 携帯電話
8 処理センター
本発明は、生体情報測定システム、端末装置、生体情報処理装置、生体情報処理方法、及びプログラムに関するものである。
背景技術
近年、健康管理や在宅ケアなどを支援するシステムとして、利用者と情報発信局を接続し健康状態などを送受信するケアシステムが検討されつつある。
また、(株)社会保険出版社発行の著書「2000生活習慣病のしおり」に掲載されているが、平成9年の厚生省「糖尿病実態調査」によると、糖尿病が強く疑われる人が690万人、これに糖尿病の可能性を否定できない人を合わせると1370万人というデータが公開されている。糖尿病は自覚症状がないことが多く、強く疑われる人のうち現在糖尿病の治療を受けている人は45%である。糖尿病は合併症による死亡が多く、こわい病気であるのに初期は血糖値が高いだけで自覚症状がでないため、深刻な病気であるということがあまり理解されていないのが現状である。このため生活習慣を見直せば切り抜けられる段階を逃してしまい重症となってしまうことが糖尿病の最大の問題といわれている。
糖尿病の診断は空腹時血糖値、ブドウ糖摂取2時間血糖値などで検査するが、かつては家庭で血糖の状態を知るためには患者自身による尿糖検査がおもに行われていた。しかし、尿糖が陰性でも血糖が200ミリグラムを超える場合や逆に尿糖が強陽性でも血糖が100ミリグラム以下の場合もあり、尿糖検査だけでは必ずしも正しい血糖の高さを知ることはできない。そこで操作の簡単な血糖測定器を患者個人が所有し自分で血を採取して血糖値を測定する方法が取られている。また最近では、体液といわれる体表の滲出液から血糖値を測定する微侵襲測定器が実現しつつあり、非侵襲測定も開発が進んでいる。
ところで、前述したケアシステムは利用者が個人で測定したデータを送信し且つ問診のやりとりを送受信することで情報の提供と管理の支援を得るものであり、病院に行かずに個別に医者の指導を受ける在宅ケアの遠隔医療を目的とするものであって、健康と自認している人にとってはわざわざこのシステムを利用することがなく、限られた人にしか活用されない。
また、糖尿病の重症患者は血糖値の値が生命にかかわってくるため習慣的に測定する重要性があるが、糖尿病の可能性を否定できない程度の自覚症状のない人や糖尿病の可能性のない健康人にとって血糖値に対する関心は薄く、またたとえ血糖値に関心はあっても個人で血糖測定器を所有し習慣的に測定しようとはしないものである。
このような自覚症状のない人々が血糖値を知るには、例えば会社員であれば職場健康診断で年1回程度、自営者、専業主婦などであれば自発的に健診などを受け血液検査を実施しない限り、血糖値を知ることが困難であるしそのデータを個人で保存しておくこともないのが現状である。
そして、自発的に血糖値を知りたく病院や診療所に行くことがあっても検察時間より待ち時間が長いなど、忙しい人や遠隔地に住む人にとっては煩わしいものであり頻繁に測定したくとも簡単にできない。このように簡単に血糖値を知ることができないことがますます血糖値への関心をなくしひいては糖尿病の発見を遅らせているともいえる。
このように従来は、不特定多数の人が手軽に生体情報を測定することができなかった。
発明の開示
そこで、本発明はこのような点に鑑みて、例えば糖尿病の可能性を否定できない人や健康であるが血糖値を知りたい人など、不特定多数の人が、病院や診療所に出向かなくとも簡単に血糖値等の生体情報を測定することができ、かつその測定した生体情報を管理する生体情報測定システムを提供することを目的とする。
第1の本発明(請求項1記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置と、
(1)前記情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、
(2)前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置と、
(1)前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
(2)前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を有する生体情報処理装置と、を備えた生体情報処理システムである。
又、第2の本発明(請求項2記載の本発明に対応)は、前記端末装置は、前記利用者の前記生体情報を測定するための生体情報測定手段を備えた上記第1の本発明の生体情報処理システムである。
又、第3の本発明(請求項3記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信手段と、を備えた端末装置である。
又、第4の本発明(請求項4記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置であって、
前記所定の情報が上記第3の本発明の端末装置によって取得される情報保持装置である。
又、第5の本発明(請求項5記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を備えた生体情報処理装置である。
又、第6の本発明(請求項6記載の本発明に対応)は、前記情報取得手段は、ブルートゥース、赤外線および有線のいずれかを利用して前記所定の情報を取得する上記第3の本発明の端末装置である。
又、第7の本発明(請求項7記載の本発明に対応)は、前記情報保持装置が、(1)携帯電話であり、前記識別情報が前記携帯電話の電話番号であるか、又は、(2)キャッシュカードであり、前記識別情報が前記キャッシュカードの暗証番号である上記第1の本発明の生体情報処理システムである。
又、第8の本発明(請求項8記載の本発明に対応)は、歩数データを測定する歩数計測機能、脈波データを測定する脈波計測機能、及び血圧データを測定する血圧計測機能の内、少なくとも一つの機能を有する計測手段を備え、
前記歩数データ、脈波データ、及び血圧データの内、少なくとも一つが、前記識別情報とともに前記端末装置によって取得される上記第4の本発明の情報保持装置である。
又、第9の本発明(請求項9記載の本発明に対応)は、前記生体情報に対する複数のアドバイス情報を記憶するアドバイス情報記憶手段と、
前記端末装置から送信された前記生体情報に基づいて、前記アドバイス情報記憶手段に記憶されている複数のアドバイス情報の内から一つまたは複数のアドバイス情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記アドバイス情報を、前記端末装置又は、前記利用者の前記情報保持装置に送信するための送信手段と、
を備えた上記第5の本発明の生体情報処理装置である。
又、第10の本発明(請求項10記載の本発明に対応)は、前記生体情報測定手段により測定された前記生体情報、前記識別情報、前記生体情報処理装置が特定した前記利用者に関する情報、及び、前記生体情報処理装置が記憶している前記生体情報の内、全部又は一部の情報を表示する及び/又は音声により出力する表示・音声出力手段をさらに備えた上記第3の本発明の端末装置である。
又、第11の本発明(請求項11記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて端末装置から送信する送信ステップと、
前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶ステップと、を備えた生体情報処理方法である。
又、第12の本発明(請求項12記載の本発明に対応)は、前記端末装置がコンビニエンスストアに、または不特定多数人が集まる場所に設置されている上記第11の本発明の生体情報処理方法である。
又、第13の本発明(請求項13記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信ステップと、を備えた生体情報送信方法である。
又、第14の本発明(請求項14記載の本発明に対応)は、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶ステップと、を備えた生体情報処理方法である。
又、第15の本発明(請求項15記載の本発明に対応)は、上記第1の本発明の生体情報処理システムの、前記情報取得手段と、前記送信手段と、前記受信手段と、前記記憶手段との全部又は一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
又、第16の本発明(請求項16記載の本発明に対応)は、上記第11の本発明の生体情報処理方法の、前記情報取得ステップと、前記送信ステップと、前記受信ステップと、前記記憶ステップとの全部又は一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
又、第17の本発明(請求項17記載の本発明に対応)は、上記第15の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体である。
又、第18の本発明(請求項18記載の本発明に対応)は、上記第16の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の一実施の形態について、図1、図2を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の生体情報処理システムの一実施の形態の生体情報測定システムの構成図である。図2はそのシステムの流れを説明するブロック図である。
図1において、測定装置側端末1は、例えば測定部に指を置くと光学的に血糖値を測定する測定部2を有する端末である。この端末1は、24時間営業のコンビニエンスストアや駅、空港などの待合いロビーなど人の出入りが多く夜間でも営業している場所に設置するものである。測定部2は、公知の構成から成るものが考えられる。
この測定装置側端末1は、生年月日や体重身長などの個人情報、測定時の食後経過時間などの変化情報を入力する直接入力部3、及び測定データやそのデータから検討されたアドバイスなどのサービス情報を表示する表示画面4、及び測定データを送受信する送受信手段11を備えている。
又、直接入力部3の入力手段はキーボードであってもよいし、タッチパネル構成であってもよい。
なお、送受信手段11が送受信するデータは、汎用あるいは専用の通信回線等の通信手段5によって送受信される。
又、測定装置側端末1には、各装置に固有の識別番号がIDとして格納されており、送受信手段11が管理センター8に対してデータを送信する際には、その送信データとともに上記IDも送信される構成である。
アダプタ部6は、携帯電話などの利用者側端末7(以下、携帯電話)を接続装着するための手段である。このアダプタ部6には、接続された携帯電話7から電話番号等の情報を読みとる情報取得手段が内蔵されており、読みとった情報は前記通信手段5により処理センターに送信されて利用者が認証される。
尚、上記携帯電話7の電話番号等の情報が、本発明の識別情報の一例である。
処理センター8は、本システム専用に設けられたものである。処理センター8は、データ受信、データ処理、及びデータ返送のための処理手段9と、測定装置側端末1から送信されてきた測定データなどを記憶する記憶手段10を備えている。
又、処理センター8は、前記測定装置側端末1や、例えば電話会社や、病院200あるいは保健所などと、汎用または専用通信回線を介して常時相互通信される構成である。
なお、記憶手段10は、携帯電話7の電話番号とその携帯電話7の利用者の氏名等の属性情報とが関連付けられたデータベースを保持している。
又、処理手段9は、測定装置側端末1からの電話番号と上記のデータベースとに基づいて利用者を特定する手段でもある。
なお、本発明の情報保持装置は、本実施の形態の携帯電話7に対応する。本発明の送信手段は、通信手段5に対応し、本発明の端末装置は、測定装置側端末1に対応する。又、本発明の生体情報測定手段は、測定部2に対応する。又、本発明の受信手段、選択手段、送信手段は、何れも処理手段9段に対応する。又、本発明の生体情報処理装置は、処理手段9及び記憶手段10を含む装置に対応する。
次に、本実施の形態の生体情報測定システムの動作および使用方法を説明しながら、本発明の生体情報処理方法の一実施の形態に付いても同時に述べる。
初回の測定において、まず、利用者本人が所有している携帯電話7を測定装置側端末1のアダプタ部6に接続すると(図2のステップ101参照)、接続された携帯電話7からその電話番号が読みとられる。そして、その読みとられた情報は、送受信手段11によって前記処理センター8に送信されて、利用者が認証される(図示省略)。
その後、測定システム使用料金を、携帯電話7の使用料に含めて電話使用料として一括精算するか、あるいは、都度現金払いとするかを選択するための項目(図2のステップ102参照)が、表示画面4に表示される。そして、直接入力部3の確認ボタン(図示省略)を操作し測定システムをスタートさせる。
ここで、「現金払い」の方を選択した場合は、情報測定側端末1に設けられた料金投入口(図示省略)に指定料金を投入しなければ測定システムが始動しない構成となっている。
なお、アダプタ部6は、携帯電話7が接続されると、その携帯電話7から電話番号を読み取るとしたが、アダプタ部6は、ブルートゥース、赤外線および有線のいずれかを利用して、携帯電話7から電話番号を取得する構成としてもよい。
次に、利用者が、直接入力部3から、本人の生年月日、身長体重など個人情報を入力しておくことにより(図2のステップ105参照)、利用測定者に応じた具体的なアドバイスがし易くなる。この個人情報は初回のみ入力すればよい。
次に、例えば食後の経過時間を直接入力部3から直接入力する(図2のステップ105参照)かあるいは表示画面4の表示から選択的に入力する。これら入力した内容は常に表示画面4に表示確認され入力ミスを防ぐようになっている。
次に、測定部2に指を置き、直接入力部3に設けられた測定開始ボタン(図示省略)などを押すことによって血糖値が測定され、そのデータが表示画面4に示される。測定は指を置くと自動的に開始される構成であってもよい。
尚、血糖値を測定する部位としては、指以外に、例えば、手のひら、腕、あるいは耳たぶ等でも良い。
上記アドバイスが不要で、血糖値のみが知りたい場合は(図2のステップ104参照)、これら測定時の食後経過時間などの変化情報の直接入力を省略した旨の選択を行うことができるものである(図2のステップ103参照)。
測定された血糖値は自動的に処理センター8に送信され(図2のステップ107)、利用測定者毎に記憶手段10に記憶蓄積される。
アドバイスを選択している場合は、例えば上記変化情報に基づいて、糖尿病の判定レベル等に関するメッセージや、利用測定者の年齢や身長体重から判断した、食事指導、運動指導などのアドバイスなどが、処理手段9によって、上記IDを元に特定される測定装置側端末1に返信される。
この様にして返信されたメッセージ等は、測定した血糖値の数値とともに表示画面4に表示される(図2のステップ108参照)。尚、これら食事指導、運動指導は、治療に該当しないため医師法や薬事法などの規制外である。
アドバイス不要を選択している場合は血糖値の数値のみ表示画面4に表示される。
これら表示内容は例えばプリンター機能などによりアウトプットできる構成としてもよい。終了後、携帯電話7を取り外す。
2回目以降は、携帯電話7を接続すると、初回の場合と同様、電話番号が読みとられ、処理センター8で利用者が確認される。
そのとき、測定装置側端末1の表示画面4で、血糖値測定をせず過去のデータのみを参照する選択肢もあり(図2のステップ106参照)、その内容に応じた使用料金が提示されるものである。
また、個人情報も同時に随時確認できるようになっており、体重などの変動があれば変更入力でき、そのデータも記憶され且つ体重に応じたアドバイスへフィードバックされるものである。
過去の測定データは記憶手段10により記憶蓄積されており、前回までの測定データが見やすいグラフ形式などで表示画面4に表示される(図2のステップ108参照)。表示内容は1日毎食後毎測定すれば1日の変化が得られたり、1週間や1ヶ月毎などの累積表示をするなど随時選択的に表示することが可能であり、個人の血糖値管理を行うことができる。
また、病院200と処理センター8はオンラインで結ばれており、病院側からもこれらの蓄積測定データを読み出すことができる。
具体的には、利用測定者である患者が、病院側の端末に対して、自分の携帯電話7を接続すれば(図2のステップ201参照)、過去に測定した測定データが、その病院側の端末の表示画面などに表示される(図2のステップ202参照)。
そのため、それらの表示データをもとにスムーズに医師との問診が行えるものである。
また、変化情報として食後経過時間のほかに、摂取食事メニューの簡単な選別入力項目などを設ければさらに細かいアドバイスへのフィードバックが行えるものである。
測定毎にアドバイスが出て煩わしい場合は測定値のみ表示し、時間の余裕がある場合に蓄積データを呼び出しいろいろなアドバイスを受けるなどのメニュー選択ももちろんおこなえるものである(図2のステップ103参照)。
また、前記処理センター8にはその蓄積データを携帯電話7により取り込める接続サイトがあり直接携帯電話7の表示部への表示もおこなえるものであり、家庭で蓄積データを呼び出すことも可能である。
このように本システムでは、測定装置側端末1を、特定の地域でなくても全国各地に営業店舗がありしかも24時間(一部7時から23時)年中無休で営業しているコンビニエンスストアや、駅、空港など夜間遅くまで開放している待合いロビーなどに設置しているため、近隣や遠方への外出時でも測定が可能である。
また病院での測定では、受付手続きが必要であるが、本システムを用いることにより、その様な受付手続は不要となる。よって、少しの空き時間さえあれば、簡単に測定が行える。
しかも、本システムでは、携帯電話7を利用して、利用者を認証し自動的に利用者毎のデータが記憶されるので、利用者は測定するだけでよい。
又、以前に測定した血糖値を忘れたとしても、何ら支障がない。即ち、利用者は、携帯電話7を測定装置側端末1に接続するか専用サイトに接続することで、過去の蓄積データを得ることができ、健康管理が非常に容易となるものである。
このように個人で専用の血糖測定器を所有する必要がなく、しかも簡単に測定することができるので、糖尿病の可能性が全くない人、小さい人などの健康管理に役立てることができるものである。
また身近な場所に測定装置を設置しているため血糖値に対する関心が高まり糖尿病の可能性がある人の早期発見などの効果もある。
なお、本システムに用いる携帯電話7には公知の技術を用いた歩数計測機能が搭載されており、アダプタ部6に接続したとき、どのくらい歩いたかその歩数を同時に読みとり運動量の蓄積も行えるとしてもよい。そうすると、運動アドバイスへの個人差によるフィードバックをよりきめ細かく行える。
また、歩行数が少なくてもスポーツをすることで運動している場合は、測定装置側端末1にスポーツの種類、実施時間などを個人情報として選択入力できる構成にしておけば、運動量の蓄積も行える。
また、本システムに用いる携帯電話7には公知の技術を用いた脈波計測機能が搭載されているとしてもよい。
例えば光源と光検出器から構成されるセンサー部が設けられているとしてもよい。そして、このセンサー部に指を接触させ、光源から出た光が指内を透過し伝搬することで多くは散乱するが一部は検出器に到達し、この到達する光は血液の流量変化によって変化しこの変化量を演算処理することで脈拍を算出することができる。
そしてこの脈拍データも携帯電話7をアダプタ部6に接続したとき同時に脈拍データも読みとられ、この脈拍データを連続的に表示し脈波の波形を解析することで動脈硬化などの兆候を知る手がかりを得ることができる。
波動の変動など測定者自身による判断が困難でも気がかりな異常があれば処理センター8からのコメントで病院に行くようアドバイス表示されるものである。
ただし、あくまでも24時間何日も連続して測定したデータではなく、不定期且つ断続的に短時間測定したデータであるので必ず異常の兆候を把握できるというものではない。
また、この脈波計測機能を応用し簡易血圧測定機能を持たせれば血圧も同時に読みとられ適切な運動アドバイスへのフィードバックも行うことができる。
また、血圧測定機能は前記測定装置側端末1に設けられていてもよく、血圧測定の有無を選択するように構成すればよい。
また、上記実施の形態では、本発明の生体情報測定システムの測定装置側端末の一例として携帯電話7を用いたが、測定装置側端末として、銀行キャッシュカードやクレジットカード又は、処理センター8が発行する専用カードを用いる構成としても良い。
その際、電話番号に替わる特定情報は、暗証番号やクレジット番号が該当することになる。またそのさい、測定装置側端末1にはこれらカードを使用するカード用挿入口が設けられており、カードを挿入し暗証番号等を入力することによって利用者の認証が行われることになる。
カードが使用できることによって、携帯電話がつながらない地域に外出していても血糖値の測定及び蓄積データ参照が可能である。
また、上記実施の形態では、表示画面4で情報を表示するとしたが、視覚障害の方に対しては表示画面4で情報を表示するのではなく、測定値などのデータの開示とアドバイスの提供を音声で出力するとしてもよい。
その場合、ヘッドホンで個別に測定方法や測定データを知らせることもできる。そうすると、上記の実施の形態と同様に、測定のみあるいは測定値とアドバイスなど所望するデータのメニュー選択は都度行える。
また携帯電話7に直接血糖値やアドバイスなどの内容を入力する選択肢が設けられており、あとで、この携帯電話7から伝言として再生することが可能である。
以上のように、携帯電話7やキャッシュカードなどオンラインで個人が特定できる利用者側端末を用いる本システムによれば、病院や診療所、保健所に出向かなくても、いつでも測定したいときに簡単に血糖値の測定が行える。しかも、データは利用者側端末を接続することで自動的に蓄積されるのでデータを忘れても、再接続することで血糖値やメッセージ、アドバイスなどの情報を得ることができ、簡単に個人で健康管理が行えるものである。
尚、本発明の端末装置は、上記実施の形態では、生態情報を測定するための測定部2を備えた構成として説明したが、これに限らず例えば、測定部は備えておらず、その代わりに、生体情報測定手段を内蔵した携帯電話から、既に測定済みの生体情報を取得する手段が設けられている構成でも良い。
この場合のシステム構成は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置と、(1)前記情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、(2)前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置と、(1)前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、(2)前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を有する生体情報処理装置と、を備えた生体情報処理システムとなる。又、この場合、生体情報は、本発明の情報取得手段により、利用者の識別情報とともに取得される構成としても良い。この様な構成によっても、上記と同様の効果を発揮する。
又、上記実施の形態では、生体情報処理システムとして説明したが、これに限らず例えば、このシステムを構成する一部の装置に関しても、本願発明として成立する。
即ち、本発明の端末装置は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信手段と、を備えた端末装置である。
又、本発明の情報保持装置は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置であって、前記所定の情報が請求項3に記載の端末装置によって取得される情報保持装置である。
又、本発明の生体情報処理装置は、例えば、利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を備えた生体情報処理装置である。
又、上記実施の形態では、処理センター8からのデータの送信は、無線や有線による通信手段を用いる場合について説明したが、これに限らず例えば、処理センター8に蓄積されている利用者の測定データや、メッセージ、アドバイス等を、郵便などにより各利用者に通知する構成でもよい。
本発明は、上述した本発明の生体情報処理システムの全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明は、上述した本発明の生体情報処理方法の全部又は一部のステップ(又は、工程、動作、作用等)の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明は、上述した本発明の生体情報処理システムの全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
又、本発明は、上述した本発明の生体情報処理方法の全部又は一部のステップの全部又は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する媒体である。
尚、本発明の一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)、本発明の一部のステップ(又は、工程、動作、作用等)とは、それらの複数の手段又はステップの内の、幾つかの手段又はステップを意味し、あるいは、一つの手段又はステップの内の、一部の機能又は一部の動作を意味するものである。
又、本発明の一部の装置(又は、素子、回路、部等)とは、それらの複数の装置の内の、幾つかの装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一部の手段(又は、素子、回路、部等)を意味し、あるいは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
以上説明したところから明らかなように、本発明は、例えば、血糖値などの生体情報を測定しこれら測定情報を送受信することで情報提供と情報管理を支援する生体情報測定システムに関するものである。これにより、不特定多数の人が自らの生体情報を手軽に測定することができ、かつその測定した生体情報を管理する生体情報測定システムを提供することができる。
産業上の利用可能性
以上説明したところから明らかなように、本発明は、不特定多数の人が自らの生体情報を手軽に測定あるいは、管理することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施の形態の生体情報測定システムの構成図である。
第2図は、本発明の実施の形態の生体情報測定システムの動作の流れを説明する図である。
(符号の説明)
1 測定装置側端末
2 測定部
3 直接入力部
4 表示画面
5 通信手段
7 携帯電話
8 処理センター
Claims (18)
- 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置と、
(1)前記情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、
(2)前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置と、
(1)前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
(2)前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、を有する生体情報処理装置と、
を備えた生体情報処理システム。 - 前記端末装置は、前記利用者の前記生体情報を測定するための生体情報測定手段を備えた請求項1記載の生体情報処理システム。
- 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信手段と、
を備えた端末装置。 - 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置であって、
前記所定の情報が請求項3に記載の端末装置によって取得される情報保持装置。 - 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶手段と、
を備えた生体情報処理装置。 - 前記情報取得手段は、ブルートゥース、赤外線および有線のいずれかを利用して前記所定の情報を取得する請求項3に記載の端末装置。
- 前記情報保持装置が、(1)携帯電話であり、前記識別情報が前記携帯電話の電話番号であるか、又は、(2)キャッシュカードであり、前記識別情報が前記キャッシュカードの暗証番号である請求項1に記載の生体情報処理システム。
- 歩数データを測定する歩数計測機能、脈波データを測定する脈波計測機能、及び血圧データを測定する血圧計測機能の内、少なくとも一つの機能を有する計測手段を備え、
前記歩数データ、脈波データ、及び血圧データの内、少なくとも一つが、前記識別情報とともに前記端末装置によって取得される請求項4に記載の情報保持装置。 - 前記生体情報に対する複数のアドバイス情報を記憶するアドバイス情報記憶手段と、
前記端末装置から送信された前記生体情報に基づいて、前記アドバイス情報記憶手段に記憶されている複数のアドバイス情報の内から一つまたは複数のアドバイス情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記アドバイス情報を、前記端末装置又は、前記利用者の前記情報保持装置に送信するための送信手段と、
を備えた請求項5に記載の生体情報処理装置。 - 前記生体情報測定手段により測定された前記生体情報、前記識別情報、前記生体情報処理装置が特定した前記利用者に関する情報、及び、前記生体情報処理装置が記憶している前記生体情報の内、全部又は一部の情報を表示する及び/又は音声により出力する表示・音声出力手段をさらに備えた請求項3に記載の端末装置。
- 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて端末装置から送信する送信ステップと、
前記端末装置から送信された前記情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶ステップと、
を備えた生体情報処理方法。 - 前記端末装置がコンビニエンスストアに、または不特定多数人が集まる場所に設置されている請求項11に記載の生体情報処理方法。
- 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得ステップと、
前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて、生体情報処理装置側に送信する送信ステップと、
を備えた生体情報送信方法。 - 利用者を識別するための識別情報を含む所定の情報を保持する情報保持装置から前記所定の情報を取得する情報取得手段と、前記利用者の生体情報を得て、その得られた生体情報を前記識別情報と関連づけて送信する送信手段と、を有する端末装置から送信された前記情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記識別情報に基づいて、前記生体情報を記憶するための記憶ステップと、
を備えた生体情報処理方法。 - 請求項1記載の生体情報処理システムの、前記情報取得手段と、前記送信手段と、前記受信手段と、前記記憶手段との全部又は一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項11記載の生体情報処理方法の、前記情報取得ステップと、前記送信ステップと、前記受信ステップと、前記記憶ステップとの全部又は一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項15記載のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
- 請求項16記載のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
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