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JPWO2009125466A1 - コンテンツ再生システム及びコンテンツ再生方法 - Google Patents

コンテンツ再生システム及びコンテンツ再生方法 Download PDF

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JPWO2009125466A1
JPWO2009125466A1 JP2010507076A JP2010507076A JPWO2009125466A1 JP WO2009125466 A1 JPWO2009125466 A1 JP WO2009125466A1 JP 2010507076 A JP2010507076 A JP 2010507076A JP 2010507076 A JP2010507076 A JP 2010507076A JP WO2009125466 A1 JPWO2009125466 A1 JP WO2009125466A1
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Abstract

コンテンツ再生システムは複数のコンテンツ再生部を有しており、遅延量算出手段は、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生する際の遅延量をそれぞれ算出する。遅延量とは、例えばコンテンツデータを再生する際に遅延させる時間等のことである。コンテンツ再生手段は、遅延量算出手段が算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でそれぞれ遅延させながらコンテンツデータを再生する。このようにコンテンツデータの遅延量を自動制御することで、コンテンツ再生システムは、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能となる。

Description

本発明は、複数のコンテンツ再生部からコンテンツデータを同時再生した場合に、鑑賞者が包まれ感や広がり感を得ることができるコンテンツ再生方法に関する。
鑑賞者が音の広がり感を得る方法としては、スピーカの数を増やす(5.1chマルチチャンネル等)方法やスピーカの数は増やさず音に加工を加える(リバーブ等のエフェクト技術)方法が一般的である。この他にも、振幅や遅延時間等を制御することでサラウンド感の向上を図る特許文献1が知られている。
しかし、いずれの場合もステレオの前で座って音楽を視聴する従来のオーディオシステムを想定しているため、鑑賞者は、限定されたエリア(オーディオシステムの前か中央)しか音の広がり感が得られない。
現在では、電力線通信をはじめとするホームネットワーク技術の進歩に伴い、鑑賞者が各部屋を移動することを想定し、家中どこでも音楽を視聴することが可能なオーディオシステムが普及しつつある。このようなオーディオシステムにおいて従来の方法では、鑑賞者が音の広がり感を得ることが困難であった。特にモノラルスピーカの場合、2つのスピーカから等距離にいても音場が中央に定位してしまい、鑑賞者は、包まれ感や広がり感を感じられないといった問題が生じていた。
なお、家中どこでも音楽を視聴することが可能なオーディオシステムとしては、各部屋にスピーカを設置し、鑑賞者を検知したスピーカから音楽を再生する特許文献2が知られている。
特許第2953347号公報 特開平11−306498号公報
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、複数のコンテンツ再生部からコンテンツデータを同時再生した場合に、様々な遅延量算出方法によりコンテンツデータの遅延量を自動制御することで、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能なコンテンツ再生システムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムであって、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムにより実行されるコンテンツ再生方法であって、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出工程と、前記遅延量算出工程により算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生工程と、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンテンツ再生サーバであって、各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンピュータにより実行されるコンテンツ再生プログラムであって、各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
音響再生システムの全体構成を模式的に示す。 サーバユニット及び端末ユニットの機能構成を示すブロック図である。 音響再生処理のフローチャートである。
符号の説明
1 音響再生システム
2 ネットワーク
10 音響再生サーバ
12 音響再生端末
100 サーバユニット
200 端末ユニット
本発明の1つの観点では、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムであって、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生手段と、を備えることを特徴とする。
上記のように構成されたコンテンツ再生システムは、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有する。コンテンツデータとは、例えば、音楽や音声のデータを含む音響データのことである。コンテンツ再生システムの遅延量算出手段は、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生する際の遅延量をそれぞれ算出する。遅延量とは、例えばコンテンツデータを再生する際に遅延させる時間等のことである。コンテンツ再生手段は、遅延量算出手段が算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でそれぞれ遅延させながらコンテンツデータを再生する。このようにコンテンツデータの遅延量を自動制御することで、コンテンツ再生システムは、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能となる。
上記コンテンツ再生システムの一態様では、各コンテンツ再生部はそれぞれ前記コンテンツ再生部から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサを有しており、前記人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する人検知情報生成手段をさらに備え、前記遅延量算出手段は、前記人検知情報に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする。これによれば、各コンテンツ再生部は人検知センサを有しており、人検知情報生成手段は、人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する。そして、遅延量算出手段は、人検知情報生成手段が生成した人検知情報に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する。つまり、遅延量算出手段は、人の位置、特にコンテンツ再生部と人との距離を考慮して、当該コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する。このようにコンテンツ再生部と人との距離を考慮してコンテンツデータの遅延量を自動制御することで、コンテンツ再生システムは、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能となる。
上記コンテンツ再生システムの他の一態様では、前記遅延量算出手段は、前記複数の人検知情報に基づいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を0とし、人からの距離が長いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータほど遅延量を多めに算出することを特徴とする。これによれば、コンテンツ再生システムにおいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生部では、遅延することなくコンテンツデータを再生する。また、その他のコンテンツ再生部では、人からの距離が長いほど遅延量が長く設定されているため、最も人からの距離が長いコンテンツ再生部では最も遅延させてコンテンツデータを再生する。これにより、人は移動したとしても、常に包まれ感や広がり感のあるコンテンツを視聴することができる。
上記コンテンツ再生システムの他の一態様では、各コンテンツ再生部同士の距離を算出する距離算出手段をさらに備え、前記遅延量算出手段は、前記距離算出手段が算出した各コンテンツ再生部同士の距離及び前記人検知情報に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする。これによれば、遅延量算出手段は、コンテンツ再生部と人との距離のみならず、各コンテンツ再生部同士の距離を考慮して、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する。よって、各コンテンツ再生部では、各コンテンツ再生部同士の距離が考慮された遅延量に基づいて遅延させたコンテンツデータを再生する。これにより、コンテンツ再生システムは、人が移動したとしても、常に広い音場で視聴できる鑑賞空間を提供することが可能となる。
上記コンテンツ再生システムの他の一態様では、前記コンテンツデータを解析するコンテンツデータ解析手段をさらに備え、前記遅延量算出手段は、コンテンツデータ解析手段が解析した結果に基づいて、音声データの判別では遅延量を0とし、楽曲データの判別では、拍数や平均音圧値が高いコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、拍数や平均音圧値が低いコンテンツデータの遅延量を多めに算出することを特徴とする。遅延量少なめは、遅延量0、即ち遅延させないことを含むものとする。これによれば、遅延量算出手段は、コンテンツデータの楽曲特徴量を考慮して、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することができる。例えば、ビートの弱いクラッシック等は遅延量が多めに算出されるため、人が聴くコンテンツを考慮した的確な鑑賞空間を提供することが可能となる。
上記コンテンツ再生システムの他の一態様では、前記コンテンツデータを再生する音量を検知する音量検知手段をさらに備え、前記遅延量算出手段は、前記音量検知手段が検知した音量に基づいて、再生する音量が大きいコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、再生する音量が小さいコンテンツデータの遅延量を多めに算出することを特徴とする。これによれば、遅延量算出手段は、コンテンツデータの再生音量を考慮して、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することができる。例えば、音量が小さいときはBGMとして視聴している場合を想定して遅延量が多めに算出され、音量が大きいときは集中して視聴している場合を想定して遅延量が少なめに算出される。よって、人がコンテンツを聴いているシチュエーションを考慮した的確な鑑賞空間を提供することが可能となる。
上記コンテンツ再生システムの他の一態様では、予め朝及び夜の時間帯と時刻が対応付けられたテーブルを参照し、前記コンテンツデータを再生する時刻に基づいて、時間帯を検知する時間帯検知手段をさらに備え、前記遅延量算出手段は、前記時間帯検知手段が検知した時間帯に基づいて、朝の時間帯に再生するコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、夜の時間帯に再生するコンテンツデータの遅延量を多めに算出することを特徴とする。これによれば、遅延量算出手段は、コンテンツデータを再生する時間帯を考慮して、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することができる。よって、朝の時間帯であればリフレッシュするためにコンテンツデータの遅延量は少なめに算出され、夜の時間帯であればリラクゼーションのためにコンテンツデータの遅延量は多めに算出される。よって、人がコンテンツを聴いている時間帯を考慮した的確な鑑賞空間を提供することが可能となる。
上記コンテンツ再生システムの他の一態様では、前記遅延量算出手段は、前記コンテンツ再生部の数に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする。これによれば、遅延量算出手段は、コンテンツ再生部の数に基づいて、容易に各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することができる。
上記コンテンツ再生システムのさらに他の一態様では、前記遅延量算出手段は、予め指定された遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする。これによれば、コンテンツ再生システムは、予め指定された遅延量に基づいて各コンテンツ再生部からコンテンツデータを再生することが可能である。
本発明の別の観点では、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムにより実行されるコンテンツ再生方法であって、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出工程と、前記遅延量算出工程により算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生工程と、を備えることを特徴とする。このようなコンテンツ再生方法によっても、コンテンツデータの遅延量を自動制御し、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能となる。
本発明のさらに別の観点では、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンテンツ再生サーバであって、各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段と、を備えることを特徴とする。このようなコンテンツ再生サーバは、コンテンツデータの遅延量を算出し、各コンテンツ再生端末へ当該遅延量に関する遅延量情報を送信する。よって、各コンテンツ再生端末が遅延量情報に基づいてコンテンツデータを再生することで、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能となる。
本発明のさらに別の観点では、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンピュータにより実行されるコンテンツ再生プログラムであって、各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。このようなコンテンツ再生プログラムをコンピュータ上で実行させることによっても、自動的に遅延量を算出し、包まれ感や広がり感のある音空間を作り出すことが可能となる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
[基本構成]
図1に、本発明の実施例に係る音響再生システムの全体構成を示す。図示のように、音響再生システム1は、音響再生サーバ10が記憶している1つのコンテンツデータを、複数の音響再生端末12で同時に再生する場合に、鑑賞者がどこの場所に移動しても遅延量を自動制御することにより、包まれ感や広がり感のある音空間を提供することが可能なシステムである。コンテンツデータとは、例えば、音楽や音声のデータを含む音響データのことである。本実施例では音響データを例として説明する。なお、音響再生端末は、本発明におけるコンテンツ再生端末及びコンテンツ再生部でもある。
本実施例において音響再生システム1は、音響再生サーバ10と、音響再生端末12aと、音響再生端末12bと、音響再生端末12cとがネットワーク2を介して通信可能に接続されている。ネットワーク2の好適な例は、高速電力線通信や無線LANである。音響再生サーバ10は、複数の音響再生端末12を制御するサーバであって、制御に必要なCPUやメモリから構成されている。音響再生端末12は、音響データを再生することにより音を出力するクライアントであって、音響データの再生に必要なCPU、メモリ、音出力ユニット等から構成されている。具体的に音出力ユニットは、デジタルデータである音響データのD/A変換を行うD/Aコンバータ、D/Aコンバータから出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器、増幅された音声アナログ信号を音に変換して出力するスピーカ等から構成されている。また、音響再生端末12は、それぞれ自身から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサを有している。人検知センサは、例えば赤外線を利用したもの等が挙げられるが、既知の技術であるため便宜上詳しい説明は省略する。
本実施例において音響再生システム1は、1つの家庭内に設置されたシステムであって、音響再生端末12aはリビング、音響再生端末12bはダイニング、音響再生端末12cはキッチンに設置されているものとする。
[サーバユニット]
図2に、遅延量を自動制御することにより、包まれ感や広がり感のある音空間を提供するサーバユニット100及び端末ユニット200の機能構成を示す。サーバユニット100は、実態的には、音響再生サーバ10の構成要素により構成される。サーバユニット100は、図示のように、音響データ解析部101、音量情報受信部102、時間帯検知部103、人検知情報受信部104、遅延量算出部105、遅延量情報送信部106、音響データ記憶部107及び音響データ送信部108を備える。
音響データ解析部101は、音響データを解析する。具体的に、音響データ解析部101は、音響データ記憶部107に記憶されている音響データを解析することにより、拍数や平均音圧値などを認識する。また、音響データ解析部101は、ラジオ等の音響データを解析することにより、音楽のデータと音声(トーク)のデータを分離する。音楽のデータと音声のデータを分離する技術は既知であるため、便宜上説明は省略する。音響データ解析部101は、本発明におけるコンテンツデータ解析手段として機能する。
音量情報受信部102は、ネットワーク2を介して、端末ユニット200の音量情報生成部201が生成した音量情報を受信する。音量情報は、音響再生端末12が音響データを再生する音量を示す情報である。
時間帯検知部103は、音響再生サーバ10に内蔵された時計等を参照することにより、音響データを再生する時刻を特定する。さらに、時間帯検知部103は、特定した時間に基づいて、音響再生サーバ10が有するROM等に記憶された時間帯テーブルを参照することにより、音響データを再生する時間帯を検知する。時間帯テーブルは、時間帯と時刻を対応付けたテーブルであって、例えば、時間帯「朝」と時刻5時〜10時、時間帯「夜」と時刻20時〜2時を対応付けたテーブルである。この場合、時間帯検知部103は、時刻8時を特定すると、時間帯「朝」を検知する。なお、時間帯テーブルにおける時間帯と時刻の対応付けは任意に設定することができる。時間帯検知部103は、本発明における時間帯検知手段として機能する。
人検知情報受信部104は、ネットワーク2を介して、端末ユニット200の人検知情報生成部203が生成した人検知情報を受信する。人検知情報は、音響再生端末12の有する人検知センサが、当該音響再生端末12から一定の範囲内に存在する人を検知した場合に生成する情報である。即ち、人検知情報は、音響再生端末12を基準とする一定の範囲内における人の有無を示す情報である。よって、複数の人検知情報から、音響再生端末12と人との距離など位置関係を算出してもよい。
遅延量算出部105は、各音響再生端末12において音響データを再生する際に遅延させる量(遅延量)をそれぞれ算出する。遅延量とは、例えば音響データを遅延させる時間のこと等である。
遅延量算出部105が遅延量を算出する第1の方法は、人検知情報受信部104が受信した人検知情報に基づく方法である。具体的に、遅延量算出部105は、複数の人検知情報から算出した音響再生端末12と人との距離に基づいて、最も人からの距離が短い音響再生端末12で再生する音響データの遅延量を最も少なめに算出し、人からの距離が長い音響再生端末12で再生する音響データの遅延量ほど多めに算出する。即ち、遅延量算出部105は、人検知情報に基づいて、人から音響再生端末12まで距離と遅延量が比例するように、各音響再生端末12で再生する音響データの遅延量を算出する。
なお、人から音響再生端末12までの距離を算出する際、遅延量算出部105は、各音響再生端末間の距離を参照することが考えられる。即ち、遅延量算出部105は、複数の人検知情報に基づいて、人からの距離が短い音響再生端末12を特定して遅延量を算出すると共に、各音響再生端末間の距離を参照して算出した遅延量を補正することが考えられる。
各音響再生端末間の距離を算出する方法としては、各音響再生端末12がセンサにより測定する方法や予め鑑賞者が距離の数値を入力する方法が考えられる。センサよって各音響再生端末間の距離を測定する場合、各音響再生端末12はそれぞれマイクを有しており、所定のテスト音を出力する。すると、各音響再生端末12がテスト音を受信するタイミングに基づいて、遅延量算出部105は、各音響再生端末間の距離を算出する。また、各音響再生端末12が歩き回る鑑賞者をセンサで検知し、遅延量算出部105は、その検知結果に基づいて隣り合う音響再生端末12を認識し、各音響再生端末間のおおよその距離を算出することとしてもよい。
遅延量算出部105が遅延量を算出する第2の方法は、音響データ解析部101による音響データの解析結果に基づく方法である。具体的に、遅延量算出部105は、音響データ解析部101による解析結果に基づいて、音声データの判別では遅延量を0とし、楽曲データの判別では、拍数や平均音圧値が高いコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、拍数や平均音圧値が低いコンテンツデータの遅延量を多めに算出する。例えばロックをはじめとするビートの強い音響データの遅延量を少なめに算出し、例えばクラシックをはじめとするビートの弱い音響データの遅延量を多めに算出する。
遅延量算出部105が遅延量を算出する第3の方法は、音量情報受信部102が受信した音量情報に基づく方法である。具体的に、遅延量算出部105は、音量情報に基づいて、再生する音量が大きい場合は集中して鑑賞していることが想定されるため音響データの遅延量を少なめに算出し、再生する音量が小さい場合はBGMとして視聴していることが想定されるため音響データの遅延量を多めに算出する。
遅延量算出部105が遅延量を算出する第4の方法は、時間帯検知部103が検知した時間帯に基づく方法である。具体的に、遅延量算出部105は、時間帯検知部103が検知した時間帯が「朝」である場合はリフレッシュのために音響データの遅延量を少なめに算出し、時間帯検知部103が検出した時間帯が「夜」である場合はリラクゼーションを提供するために音響データの遅延量を多めに算出する。
遅延量算出部105が遅延量を算出する第5の方法は、音響再生システム1が有する音響再生端末12の数に基づく方法である。具体的に、遅延量算出部105は、最大遅延量を基準として、音響再生端末12の数に基づき間隔幅を算出することで、各音響再生端末12で再生する音響データの遅延量を算出する。間隔幅は、等分、ランダム等任意に設定することができる。また、最大遅延量は、予め設定しておくこととしてもよし、遅延量を算出する各方法により算出することとしてもよい。
遅延量算出部105が遅延量を算出する第6の方法は、遅延量を鑑賞者が指定する方法である。具体的に、遅延量算出部105は、鑑賞者が各音響再生端末12に対して直接指定した遅延量(例えば40ms)を、各音響再生端末12で再生する音響データの遅延量とする。また、広がり効果として「大・中・小」等を鑑賞者が指定し、遅延量算出部105は、指定されたレベルに基づいて各音響再生端末12で再生する音響データの遅延量を算出することとしてもよい。さらに、鑑賞者が遅延間隔を指定すると、遅延量算出部105は、音響再生システム1が有する全ての音響再生端末12が同じ遅延量にならないように、各音響再生端末12で再生する音響データの遅延量を算出することとしてもよい。
遅延量算出部105は、第1の方法に上述の他の方法を組み合わせることによって、各音響再生端末12において音響データを再生する際の遅延量をそれぞれ算出する。そして、遅延量算出部105は、各音響再生端末12に対応する遅延量を示す遅延量情報をそれぞれ生成する。遅延量算出部105は、本発明における遅延量算出手段及び距離算出手段として機能する。なお、本実施例における「遅延量少なめ」は、遅延量0、即ち遅延させないことを含むものとする。
遅延量情報送信部106は、ネットワーク2を介して、遅延量算出部105が生成した遅延量情報を各音響再生端末12へそれぞれ送信する。遅延量情報送信部106は、本発明における遅延量情報送信手段として機能する。
音響データ記憶部107は、音響再生装置12で再生する複数の音響データを記憶しており、具体的には音響再生サーバ10に搭載されたHDDやFlashメモリ等で構成される。
音響データ送信部108は、音響データ記憶部107から音響データを抽出し、ネットワーク2を介して各音響再生端末12へそれぞれ送信する。
なお、上述の各部は、音響再生サーバ10のCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
また、サーバユニット100は、遅延量算出部105で適用する方法に応じて、音響データ解析部101、音量情報受信部102及び時間帯検知部103を備えることとしてもよい。
[端末ユニット]
端末ユニット200は、実態的には、音響再生端末12の構成要素により構成される。音響再生端末12は、図示のように、音量情報生成部201、音量情報送信部202、人検知情報生成部203、人検知情報送信部204、遅延量情報受信部205、遅延量設定部206、音響データ受信部207、遅延制御部208及び音響データ再生部209を備える。
音量情報生成部201は、音響データを再生する音量を示す音量情報を生成する。音量は、通常鑑賞者が指定する。音量情報生成部201は、本発明における音量情報生成手段として機能する。
音量情報送信部202は、ネットワーク2を介して、音量情報生成部201が生成した音量情報を音響再生サーバ10へ送信する。
人検知情報生成部203は、人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する。人検知情報生成部203は、本発明における人検知情報生成手段として機能する。
人検知情報送信部204は、ネットワーク2を介して、人検知情報生成部203が生成した人検知情報を音響再生サーバ10へ送信する。
遅延量情報受信部205は、ネットワーク2を介して、サーバユニット100の遅延量情報生成部105が生成した遅延量情報を受信する。
遅延量設定部206は、遅延量情報受信部205が受信した遅延量情報が示す遅延量を、音響データを再生する際の遅延量として遅延制御部208に設定する。遅延量設定部206が遅延量を設定するタイミングは、遅延量情報受信部205が遅延量情報を受信したとき(曲の途中の場合あり)、音響データが再生する曲の変わり目等が挙げられ、予め鑑賞者が設定することもできる。
音響データ受信部207は、ネットワーク2を介して、サーバユニット100の音響データ記憶部107から抽出された音響データを受信する。
遅延制御部208は、音響データ受信部207が受信した音響データを再生する際に、遅延量設定部206が設定した遅延量分だけ遅延させる制御を行う。
音響データ再生部209は、音響データ受信部207が受信した音響データを、遅延制御部208の制御に基づいて、予め設定された遅延量分だけ遅延させて再生する。
遅延量設定部206、遅延制御部208及び音響データ再生部209は、音出力ユニットにより構成される。また、遅延量設定部206、遅延制御部208及び音響データ再生部209は、本発明における音響再生手段として機能する。
なお、上述の各部は、音響再生端末12のCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
また、端末ユニット200は、サーバユニット100の遅延量算出部105で適用する方法に応じて、音量情報生成部201及び音量情報送信部202を備えることとしてもよい。
このような音響再生サーバ10及び音響再生端末12を有する音響再生システム1によれば、様々な遅延量算出方法により遅延量を自動制御することで、鑑賞者に包まれ感や広がり感のある音空間を提供することができる。
[音響再生処理]
次に、本実施例による音響再生処理について図3を参照して説明する。図3は、本実施例による音響再生処理のフローチャートである。音響再生処理は、音響再生サーバ10が記憶している音響データを複数の音響再生端末12で同時再生する場合に、遅延量を制御して再生する処理である。なお、本実施例による音響再生処理において、サーバユニット100の遅延量算出部105は、第1の方法のみ、即ち人検知情報に基づいて遅延量を算出するものとする。また、各音響端末間の距離は、予め鑑賞者が数値を入力しているものとし、音響端末12a及び音響端末12c間の距離の方が、音響端末12a及び音響端末12b間の距離より長いとする。
音響再生端末12の近くに鑑賞者が移動してくると、当該音響再生端末12が有する人検知センサが人を検知し、端末ユニット200の人検知情報生成部203は、人検知情報を生成する(ステップS1)。例えば、リビングに設置された音響再生端末12aの近くに鑑賞者が移動したとする。すると、音響再生端末12aが有する人検知センサが人を検知し、当該音響再生端末12aによって構成される端末ユニット200の人検知情報生成部203は、音響再生端末12aを基準とした一定範囲内に人が存在することを示す人検知情報を生成する。続いて、人検知情報送信部204は、ネットワーク2を介して、人検知情報生成部203が生成した人検知情報を音響再生サーバ10へ送信する(ステップS2)。
音響再生サーバ10の人検知情報受信部104は、ネットワーク2を介して、音響再生端末12aから人検知情報を受信する(ステップS3)。遅延量算出部105は、人検知情報受信部104が受信した複数の人検知情報から音響再生端末と人との距離を算出し、最も人からの距離が短い音響再生端末はリビングに設置された音響再生端末12aであると特定し、音響再生端末12aで再生する音響データの遅延量を最も少なめ(例えば0ms)に算出する。続いて、遅延量算出部105は、各音響再生端末間の距離に基づいて、ダイニングに設置された音響再生端末12bで再生する音響データの遅延量をやや多め(例えば15ms)に算出する。さらに、遅延量算出部105は、各音響再生端末間の距離に基づいて、キッチンに設置された音響再生端末12cで再生する音響データの遅延量を最も多め(例えば30ms)に算出する。即ち、遅延量算出部105は、人検知情報及び各音響再生端末間の距離に基づいて、最も人からの距離が短い音響再生端末12aで再生する音響データの遅延量を最も少なめに算出し、人からの距離が長い音響再生端末12b及び12cで再生する音響データほど遅延量を多めに算出する(ステップS4)。そして、遅延量算出部105は、各音響再生端末12で再生する音響データの遅延量を示す遅延量情報を生成する。遅延量情報送信部106は、ネットワーク2を介して、遅延量算出部105が生成した遅延量情報を各音響再生端末12それぞれに送信する(ステップS5)。
音響再生端末12の遅延量情報受信部205は、ネットワーク2を介して、音響再生サーバ10から遅延量情報を受信する(ステップS6)。遅延量設定部206は、遅延量情報受信部205が受信した遅延量情報が示す遅延量を、音響データを再生する際の遅延量として遅延制御部208に設定する(ステップS7)。
また、音響再生サーバ10の音響データ送信部108は、音響データ記憶部207から音響データを抽出し、ネットワーク2を介して、当該音響データを各音響再生端末12それぞれに送信する(ステップS8)。音響再生端末12の音響データ受信部207は、音響再生サーバ10から音響データを受信する(ステップS9)。
音響再生端末12の遅延制御部208は、音響データ受信部207が受信した音響データを再生する際に、遅延量設定部206が設定した遅延量分だけ遅延させる制御を行う(ステップS10)。そして、音響データ再生部209は、音響データ受信部207が受信した音響データを、遅延制御部208の制御に基づいて、予め設定された遅延量分だけ遅延させて再生する(ステップS11)。これにより、音響再生処理は完了する。
なお、本実施例の音響再生システム1では、遅延再生機能及び人検知センサ機能共に実行することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、鑑賞者が遅延再生機能及び人検知センサ機能の実行/不実行を指定することとしてもよい。遅延再生機能が不実行と指定された場合、予め鑑賞者が各音響端末装置12の遅延量を指定することが考えられる。また、人検知センサ機能が不実行と指定された場合であっても、音響再生システム1は、音量や時間帯等に基づいて鑑賞者に包まれ感や広がり感を提供することが可能である。
また、本実施例の音響再生システムにおいて、複数の音響再生端末12をそれぞれ家庭内の別の部屋に設置することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの部屋内の異なる位置に設置することとしてもよい。
このような音響再生処理を実行すると、音響再生システム1は、鑑賞者が音響再生端末12aの近くにいると検知した場合、他の音響再生端末12b及び12cで再生する音響データを多めに遅延させるため、鑑賞者に複数の音響再生端末12による包まれ感や広がり感を効果的に提供することが可能となる。換言すると、各音響再生端末の遅延制御を鑑賞者の位置により動的に変化させることで、鑑賞者がどこの場所に移動しても違和感のない包まれ感や広がり感を提供することができる。また、音響再生端末12側はリバーブ等のエフェクターを使用せず、単純な遅延回路のみで構成されていることから、音響再生システム1は、コスト的に安価に実現することができる。
本発明は、複数のコンテンツ再生端末からコンテンツデータを同時再生した場合に、様々な遅延量算出方法により効果的に包まれ感や広がり感を得ることができるコンテンツ再生方法として音を出力する各種システムで利用することができる。
請求項1に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムであって、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生手段と、を備え、各コンテンツ再生部は、前記コンテンツ再生部から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサと、前記人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する人検知情報生成手段と、を備え、前記遅延量算出手段は、前記複数の人検知情報に基づいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を0とし、人からの距離が長いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータほど遅延量を多めに算出することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムにより実行されるコンテンツ再生方法であって、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出工程と、前記遅延量算出工程により算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生工程と、を備え、各コンテンツ再生部は、前記コンテンツ再生部から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサと、前記人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する人検知情報生成手段と、を備え、前記遅延量算出工程は、前記複数の人検知情報に基づいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を0とし、人からの距離が長いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータほど遅延量を多めに算出することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンテンツ再生サーバであって、各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段と、を備え、各コンテンツ再生端末は、前記コンテンツ再生部から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサと、前記人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する人検知情報生成手段と、を備え、前記遅延量算出手段は、前記複数の人検知情報に基づいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を0とし、人からの距離が長いコンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータほど遅延量を多めに算出することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンピュータにより実行されるコンテンツ再生プログラムであって、各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段、前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段、として前記コンピュータを機能させ、各コンテンツ再生端末は、前記コンテンツ再生部から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサと、前記人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する人検知情報生成手段と、を備え、前記遅延量算出手段は、前記複数の人検知情報に基づいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を0とし、人からの距離が長いコンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータほど遅延量を多めに算出することを特徴とする。

Claims (13)

  1. コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムであって、
    各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、
    前記遅延量算出手段が算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生手段と、を備えることを特徴とするコンテンツ再生システム。
  2. 各コンテンツ再生部はそれぞれ前記コンテンツ再生部から一定の範囲内に存在する人を検知する人検知センサを有しており、
    前記人検知センサが人を検知した場合に人検知情報を生成する人検知情報生成手段をさらに備え、
    前記遅延量算出手段は、前記人検知情報に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
  3. 前記遅延量算出手段は、前記複数の人検知情報に基づいて、最も人からの距離が短いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を0とし、人からの距離が長いコンテンツ再生部で再生するコンテンツデータほど遅延量を多めに算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ再生システム。
  4. 各コンテンツ再生部同士の距離を算出する距離算出手段をさらに備え、
    前記遅延量算出手段は、前記距離算出手段が算出した各コンテンツ再生部同士の距離及び前記人検知情報に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生システム。
  5. 前記コンテンツデータを解析するコンテンツデータ解析手段をさらに備え、
    前記遅延量算出手段は、コンテンツデータ解析手段が解析した結果に基づいて、音声データの判別では遅延量は0とし、楽曲データの判別では、拍数や平均音圧値が高いコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、拍数や平均音圧値が低いコンテンツデータの遅延量を多めに算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンテンツ再生システム。
  6. 前記コンテンツデータを再生する音量を検知する音量検知手段をさらに備え、
    前記遅延量算出手段は、前記音量検知手段が検知した音量に基づいて、再生する音量が大きいコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、再生する音量が小さいコンテンツデータの遅延量を多めに算出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンテンツ再生システム。
  7. 予め朝及び夜の時間帯と時刻が対応付けられたテーブルを参照し、前記コンテンツデータを再生する時刻に基づいて、時間帯を検知する時間帯検知手段をさらに備え、
    前記遅延量算出手段は、前記時間帯検知手段が検知した時間帯に基づいて、朝の時間帯に再生するコンテンツデータの遅延量を少なめに算出し、夜の時間帯に再生するコンテンツデータの遅延量を多めに算出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコンテンツ再生システム。
  8. 前記遅延量算出手段は、前記コンテンツ再生部の数に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコンテンツ再生システム。
  9. 前記遅延量算出手段は、予め指定された遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のコンテンツ再生システム。
  10. コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生部を有するコンテンツ再生システムにより実行されるコンテンツ再生方法であって、
    各コンテンツ再生部で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出工程と、
    前記遅延量算出工程により算出した遅延量に基づいて、各コンテンツ再生部でコンテンツデータを再生するコンテンツ再生工程と、を備えることを特徴とするコンテンツ再生方法。
  11. コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンテンツ再生サーバであって、
    各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段と、
    前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段と、を備えることを特徴とするコンテンツ再生サーバ。
  12. コンテンツデータを再生する複数のコンテンツ再生端末と通信可能なコンピュータにより実行されるコンテンツ再生プログラムであって、
    各コンテンツ再生端末で再生するコンテンツデータの遅延量を算出する遅延量算出手段、
    前記遅延量算出手段が算出した遅延量に関する遅延量情報を各コンテンツ再生端末に送信する遅延量情報送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
  13. 請求項12に記載のコンテンツ再生プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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